2020年06月16日

大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す

2020年(令和2年)5月17日(日)

大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す




大沢山1440m山頂
大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す

筑北を代表する山が四阿屋山。
しかし標高では四阿屋山をしのぐ大沢山。

多くのルートがあり親しまれている四阿屋山。
山頂には大きな社、山道には石仏など見られる信仰の四阿屋山でもある。
大沢山はルートは空峠から1本だけだろう。
山頂には山頂標示もあったかどうか。ほぼ無名の山だ。

大沢山には空峠より1回登っている。
今シーズン2回目になる四阿屋山。前回は中腹から雪の山になった。

当初は大沢山だけを今一度登ろうと考えていた。
ところが四阿屋山と大沢山は稜線を歩いてつなげられることを知った。
ならば思い切って四阿屋山までと決めた。

かつて登ったときには空峠はススキの生えるだけで何もなかった。
さらに明通トンネルからは荒れた道で大変だった記憶があった。
ところがダートだが良く整備され走りやすい道となっているのに驚き進んだ。
途中の展望台からは筑北の街と雲かかる北アルプスが眺められた。
空峠に近づくと道が二手に分かれている。
一方が空峠の大沢山登山口方面、もう一方が帰りの道だろうと推測できたので、その二手に分かれる手前に広場があったので駐車した。

空峠展望台から北アルプス
大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す

登山口方面に進むと林道に「訓練中 長野県警察」と標示がある。
そして空峠に近づくに、モトクロスのバイク音がしてきた。
きれいに整備されたモトクロスコースで何人かの方がバイクを走らせている。
峠が一変しているのには驚いた。
警察官の方に挨拶しながら登山口をとっとと大沢山へと登り始めた。

前は熊が出てきそうでビクビクしながら登り始めたが、
あまりの変化にあたふたしてよく分からないうちに高度を上げていた。
バイク音はしばらく続いていた。

バイク音も聞こえなくなり急登、そして岩が少し出て来る細尾根を登るとあっという間に山頂へと出た。
先行する人がいそうな気配がある登山道だったが、
まさに6人ほどが山頂におられたのにはこれも驚きだった。
無名の里山、前回は人も登った気配のなかった山に多く登山者がいたのだ。

樹間から北アルプス方面が眺められ常念岳の稜線に槍ヶ岳の穂先が顔を出していた。
ちょんと三角形の頭だけだがその姿は、やはり目を引くものがある。
あとは雲がかかり北アルプスの稜線の様子はよく分からなかった。
その中で槍が顔を出してくれたのだから嬉しい。

大沢山山頂から槍
大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す

さてここからが初めてのルートとなる。
大沢山からの下りがしばらく急坂で注意が必要だった。
心配になる。滑り落ちないように慎重に下った。

その後薄いが踏跡も見られ青木村などの境界線の標柱が立つなどしているので安心して進んだ。
四阿屋山も樹間から見られ方向も尾根もしっかりしていた。
起伏もさほど大きくなく、最初の下りが急だっただけで快適な尾根歩きが進んだ。

ただ踏跡が薄いところもあり注意はもちろん必要だった。
さらに折れた枝などが落ちていたり、道を塞ぐ枯れ枝なども見られたりして下も前も見て歩いてはいた。
ところが不注意だったのか集中力が落ちていたのか、その落ちていた枯れ枝につまずき転倒してしまった。
訳が分からないまま両足つまずき身動きができないまま前に倒れた。
一瞬やばいと思いつつ、すぐに立ち上がる。
怪我はないか直ぐに確かめるが右腕が少し痛むぐらいで異常なしだった。
怪我がなく運が良かったと思い、その後より注意して進んだ。

尾根樹間から四阿屋山
大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す

どんどんと四阿屋山が近づくのが樹間か分かる。
最後はなだらかな登りで山頂へと着くことができた。
思った以上に快適な稜線歩きができたことに気分が良かった。

山頂には二人おられ直ぐに下山。その後、筑北の山では初めて犬連れの方、女性が登られてきた。
ブナの緑が芽吹き始めきれいな山頂だ。
雲がかかる北アルプス、その反対には冠着山が形よく見られた。
足下にはスミレが咲き、心地よい風、ちょっときつめの木漏れ日を浴び
ゆっくりと山頂を楽しんだ。

四阿屋山1387m山頂から冠着山
大沢山・四阿屋山へ 空峠から周回 槍顔出す

ここから栃平方面へ下る。標高差400m近くある。
なかなかの急坂だ。それでも歩き易くあっという間に林道へと下る。

そこからは舗装された林道をひたすら下りそして登った。
途中には展望の素晴らしいところもあり疲れも吹き飛ぶ。
舗装された林道はたぶん栃平の集落に延びているのだろう。

分岐したダートの林道方面へ進むと丸山展望台なるところを通り、
出発点の空峠へと無事着くことができた。

大沢山・四阿屋山がつながり満足感は大きい。
稜線歩きが思っていたより快適で問題なかったのは嬉しい誤算。
人の入らない大沢山は警戒していたが気軽に近づける山になっていた。
大沢山登山口方面からは相変わらずバイクの音が響いていた。


ふるちゃん


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Posted by ふるちゃん at 21:12│Comments(0)三百名山以外・里山
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