2020年11月01日

八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

2020年(令和2年)10月22日(木)

八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環




八甲田大岳1585m山頂 三角点に信州りんご
八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

青森三山の最後、八甲田大岳へ
雲行きが怪しいが宿から山頂方面が見え予定通り酸ヶ湯温泉を目指す。
酸ヶ湯温泉へは紅葉の中を行く。

酸ヶ湯温泉前の賑わう中を仙人岱方面の登山口へ向かう。
大きな駐車場が現われ、「日本山脈縦走起点」「八甲田神社登山口」など標柱が立つ登山口から登り始めた。
紅葉盛りで黄・赤の中を快適な登りだったが、しばらく行くと岳樺の枯れ木が立ち硫黄臭がする。
活動中の火山と言うことを、紅葉に目が行っていたが思い起こさせてくれた。

地獄湯の沢からは硫化水素ガス・火山性の有毒ガスが漂う沢を登る。
異様に白い火山岩の沢をできるだけ歩みを止めずに抜ける。
その沢越には南八甲田の美しい稜線が見られた。

沢を登り切ると緑も多い仙人岱の湿原地帯へ入った。
仙人岱には沢が流れ清水も湧き飲料水とあるが、とても飲める状態ではなかった。
小岳・大岳に囲まれた狭い湿原地帯を振り返ると無名山と避難小屋がアオモリトドマツの緑の中に。
美しい湿原の池、桜沼には逆さ大岳が映し出されていた。

仙人岱・小岳
八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

ここから先が最後の大岳への急登となり、緑がなくなる手前には鏡沼。
遮る木々がなくなり遠くには岩木山が見られた。
緑がなくなりワイヤーで崩壊を防ぐ措置・蛇篭が執られた岩場が続く。
途中には小さな祠、八甲田神社だっただろうか祀られていた。

最後の急登を登り続ける。曇り空に強風が吹き寒くなる。
山頂にはそんな中到達することができた。
先行した何人かの方は直ぐさま下山していく。

八甲田山の峰々の中で最高峰1585mの大岳山頂。
風も吹き、寒さもあるが360度の大展望を楽しむことができた。
南八甲田、八つ峰のあるという八甲田の山々、遠くに岩木山、そして大きな青森市・陸奥湾まで見渡すことができた。

火口と八甲田の山々
八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

下山を始めると眼下に毛無岱の大きな湿原が目に入った。
八甲田ロープウェイの山頂公園駅から井戸岳への稜線も見られる。
その鞍部には大岳避難小屋が建っていた。
ここで時間を費やし、もう一つの目的地毛無岱へと下った。

毛無岱と岩木山
八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

目の前に岩木山を見ながら徐々に下る。
上の毛無岱そして長い階段を下った下毛無岱に分かれている。
上部ではナナカマドの赤い実は美しくも、寂しく紅葉の終わりを知らせている。
毛無岱から振り返ると赤倉・井戸・大岳の三山が湿原にアクセントを付けてくれる。
さらに湿原から三山の麓に紅葉のグラデーションが広がっていた。
日が差せば輝く紅葉が見られたのだろう。

赤倉岳・井戸岳・大岳 毛無岱より
八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

上毛無岱、下毛無岱それぞれに快適な休憩所が設けられそこで休む。
絶景が広がり、紅葉を想像するよりも積雪時のスキーを想像しながら眺める。
山スキーの憧れの場所だけあって、地形を見るだけで新雪を気持ちよく滑るイメージが持てた。
来れるのか分からないが八甲田のスキーを一回は楽しんでみたいものだ。

毛無岱から先は酸ヶ湯温泉の裏へと無事下山した。
紅葉真っ盛りの酸ヶ湯温泉付近は観光客で賑わっていた。
早速登山後、酸ヶ湯で汗を流した。

千人風呂入口

八甲田大岳へ 酸ヶ湯温泉より仙人岱 毛無岱へ循環

男女混浴の千人風呂へ。
天井の高い木造の建物に趣がある。
酸性の強い真っ白な湯に浸かり一日の山の疲れをとった。

八甲田大岳で百名山99座となった。
あと丹沢山だけが百名山では残る。
三百名山トータル271座目にもなった。

今回、和賀岳も計画したが寒気が入り始め、雨・雪・強風が山では予想され断念した。(神室岳・焼石山も計画していた)
宮城まで南下すれば多少天気が持ちそうということで移動。
昨年林道が通行止めで断念した船形山を目指すことにした。


ふるちゃん


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Posted by ふるちゃん at 16:19│Comments(0)三百名山
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