鋸山 日本寺 東口より

ふるちゃん

2022年07月29日 08:53

2022年(令和4年)7月27日(水)

鋸山 日本寺 東口より




東京湾フェリーより鋸山


日本寺を巡り鋸山を目指した。 
拝観料を支払い、東口から登り始めると直ぐに大仏が目の前に。
「日本一の大仏様」とある。
奈良の大仏は高さ18mほど、日本寺大仏は31mという。
昭和の復元により現存している日本一の大仏、世界平和の象徴として建立された。



東海千五百羅漢も数の多さに驚かされた。
首のないものが多く異様で、岩穴に安置された様々な様態の羅漢だ。



百尺観音は昭和に彫られた新しいものだが平面の岩に掘られた観音様。
岩に囲まれた音響のいい空間に安置されている。



「地獄のぞき」は迫力満点
切り立つ岩の先に展望台が設けられている。
東京湾も一望でき、真下を見ると吸い込まれそうな高度感が恐怖だ。

本番、鋸山へ
日本寺内には全く鋸山山頂への標示がなく百尺観音を再び拝観し北口へ。
日本寺の北口ゲートから金谷方面へ下って行く。
山の側面を人工的に切り取った石切場跡、今では100m近い垂直面「ラピュタの壁」と呼ばれる岩壁を見ながら下る。



浜金谷駅方面との分岐まで下ると初めて「鋸山」表示が見られた。
登山道らしい樹林に囲まれた道を行くが、直ぐにいくつかの石切場が出て来る。
先ほどまでいた「地獄のぞき」も切り取られた岩壁の先に飛び出てが眺められる。

石切場の中でも「岩舞台」と呼ばれる跡は見上げる首が痛くなるほどだ。
鋭く切られた岩の側面が天を突くように延びている。
昭和60年まで使われた採掘機械やブルドーザーも置かれていた。
「安全㐧一 芳家石材」と刻まれた岩の壁は最後まで採石していた芳家石店の石切場だったそうだ。

登山道は大小様々な石切場をいくつか眺め通り行く。
両側岩の壁の切通、石の急階段を登る。
起伏も大きく、昨日降った雨で石が滑り、泥濘みも歩きにくい。
近いのになかなか着かない山頂だった。

鋸山330m山頂


尾根に吹く風は爽やかだったが、汗びっしょり山頂に着く。
視界はあるが一方向の海岸線だけで、ほぼ樹林に囲まれていた。
山頂に居られた千葉県のお二人が「東京湾の望める展望地」の方が眺めは良いと教えてくれた。
そして下山したら「アジのフライ」がお勧めとのこと。

そこで戻る際「東京湾を望む展望地」へ寄ってみた。
絶景が広がる。
青空の下、東京湾の先にもっこりと大島が見え、金谷から三浦半島への フェリーの航跡もしっかりと眺められた。

大島・美ら海


見たことのなかった採石による人工的な岩壁。
東京湾・海の景色の美しいこと!家内が沖縄のような海の色と言っていた。
大仏、百尺観音に魅了され、一見の価値あり日本寺。
登ってみたかった鋸山だったが、「日本の山1000」を意識して2座目となった。

写真多数「ヤマレコ」へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4526237.html

ふるちゃん

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