大千軒岳
2015(平成27) 7月15日(水)
ヒグマ現る 大千軒岳
北海道の山旅 7山の最後の山
天気は、曇り時々小雨模様
松前町の朝日から林道を1時間30分ほど車で登山口を目指す。
旧道登山道付近には1台の車が止まっていたが、新道登山口には1台の車もなく私たちだけだった。
登山口からはブナの大木が覆う中、山頂を目指した。
尾根に出ると、お花畑が広がっていた。
ニッコウキスゲ、トラノウなど
山頂には、北海道に最初に設けられたという歴史的な三角点がある。
山頂からは、江戸時代に迫害、斬首された106人の切支丹信徒を追悼する大きな白い十字架が確認できた。
本来ならば、十字架を通る登山道を登りたかったのだが、時間もかかり、最短の新道コースをとった。
山中に十字架のある山、日本では珍しいのではないか。
山頂は360度の展望が開けるはずであるが、函館山は確認できたものの、駒ヶ岳などは確認できなかった。
少し雨も降り始めた中を下山。
またダートの長い林道を松前の街を目指して下る際、
ヒグマと遭遇した。
本のわずかな時間であったが、中型の熊が車の前に現れ、車に驚いたのかやぶの中にあっという間に消えていった。
瞬間ではあったが、初めてのヒグマに二人で興奮していた。
最後の山、そして登り終えてからの、車の中からの熊であって、全体の山行に影響がなく良かったと思う。
大千軒岳が今回の北海道の山旅では最後の山。
前半は、天候に恵まれ素晴らしい北海道の山を楽しむことができた。
後半は、曇り小雨にもあったが雪渓の通過、熊にも会え、刺激的な北海道の山旅になった。
ふるちゃん
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