大姥山 鎖場9 槍先展望
2023年(令和5年)8月31日(木)
大姥山 鎖場9 槍先展望
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鎖が続く
9月の後半に槍ヶ岳を目指している。
そのトレーニングの一環として鎖場のある里山、大姥山へ。
少しでも鎖に慣れておこうという山行だ。
ハードな林道を進み登山口トイレ前の駐車場まで行く。
大姥神社に今日のトレーニングの無事、そして天候に左右されることなく今年こそ槍へと祈願をした。
ここ数年台風や雪降りに合い、計画したものの槍から遠ざかっている。
神社の裏から急登、9カ所の鎖がほぼ連続して続く。
尾根の急斜面、殊に右手・北側の崖には注意して登る。
「クサリ場1/9」と表示があり一つずつクリアーしていく。
鎖は砂岩に打ち込まれているので抜けそうな感じもして少し不安がある。
補助として使うようにしてできるだけ岩、木の根につかまり岩場をよじ登る。
4人で登っているので落石には注意して。
横道に逸れると、大穴という洞窟のような空間ある。
金太郎伝説のある山で、金太郎と姥が生活していた場所という。
独特の丸みのある窪みが砂岩の岩壁にボコボコ、模様のように見られる。
山全体が岩山ではないかと想像してしまう場所でもあった。
大穴
7/9から9/9の後半の鎖は厳しくなる。
これまでは鎖を使わずに登れる程度だったが、鎖に頼らざるを得ないポイントも出てきた。
気を抜かずに最後の鎖を登りきると、ぱっと視界が開けた。
三角点へはさらに15分ほど登らなければならないが今日はここ東屋のある展望台が最終目的地。
昼食を取りながら大展望を楽しんだ。
北アルプスが久しぶりに雲もかからずに展望できた。
蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳・燕岳そして餓鬼岳・唐沢岳までの常念山脈。
その奥には、三ッ岳・烏帽子岳・南沢・不動岳辺りまで。
北側には高妻山・西岳・戸隠山・黒姫山そして飯縄山と見られた。
東側目の前には聖山、その横に四阿屋山・根子岳、志賀高原の山並みが連なっていた。
常念岳・大天井岳・槍ヶ岳の頭
そして槍ヶ岳の頭が大天井岳の横に見られた。
黒々とした穂先はこの9月に目指している。
その目指す目標地が眺められ、一歩このトレーニングで近づけたような気にもなった。
下りは登りよりも慎重に。
三点支持を守り、一歩一歩足下確認、無事下山する。
距離は短いが鎖に慣れるという目標は達成できた大姥山だった。
ふるちゃん
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