カラパタールへ ディンボチェ~ロブチェ
2016(平成28年)11月15日(火)
カラパタールへ ディンボチェ~ロブチェ
「凍るボトル 氷河の末端 ロブチェに」
クーンブ氷河末端のモレーンを眺め、乗り越え
明日のカラパタールを目指すロブチェに向かう。
ディンボチェからはまずは斜めに登り、
平らな縁に飛び出す。
大きな碑が立ち、タルチョがたくさんひらめいているところだ。
ここトゥクラは
エベレストで亡くなった多くのシェルパの墓が立つ。
数え切れないほどのチョルテンがあり、
エベレストの厳しさ、エベレストを目指した者の犠牲者であることを示しているようだ。
ちょっと物悲しい場所から先、
歩く左手は深い谷間があり、
ようやく日が差しだした
ペリチェの村が見える。
その谷間をひっきりなしに
ヘリコプターが飛び回っている。
高山病のレスキューが行われているという。
実際にチュクンで運ばれていくところを見、
ディンボチェでも頑強そうな西欧人がこれからヘリで下りると食堂にいた。
ガイドを付けずに、一気に登って来た人の多くが5000m付近でダウンするとのことだ。
道のりが長いので自力とは行かず、ヘリの要請ということになっている。
US$3000ほどだそうだ。
高山病になったら即余力で高度さえ下げれば元に戻る。
高度順応をし、ガイドのアドバイスを聞いていればヘリのお世話にまではならないようだ。
ごつごつとした岩、土砂が山のように積もっているところが出てくる。
モレーンと呼ばれる氷河の運んできた土砂だ。
歩く右側には氷河も顔を出している。
ロブチェ峰はロブチェを代表する山。
そして目の前には
カラパタールの丘が少し見えてくる
その先は
プモリ、リンテン、カンブチェ、チャンチェそしてヌプツェが美しい。
その他
タブチェ、ソラチェなど白い峰々に360度取り囲まれる。
雄大な景色に見とれてしまうのだった。
ロブチェの宿、アバウト・クラウド・ロッジに着くと
今日カラパタールに登って来たと言う二人から話を聞くことができた。
まずは風が強い、そのため寒さが厳しい。
手先が冷たくて山頂にはほとんどいられなかった。
とのこと
風、寒さ対策!
完全防備で明日は目指すカラパタールだ。
それにしてもロッジで紅茶と初めて緑茶が出て
何杯も飲み過ぎ、夜は3回もトイレに行った。
トイレの中は凍っていた。
寒いぞ!ロブチェは。
ふるちゃん
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