長峰山・光城山へ 一刻一刻変わる景色

ふるちゃん

2019年12月15日 19:54

2019年(令和元年)12月14日(土)

長峰山・光城山へ 一刻一刻変わる景色




長峰山からの安曇野・常念岳


久しぶりの山歩き。
冬になると気軽に歩ける山が少なくなる安曇野では、
唯一安全にハイキングを楽しめるのが長峰山・光城山。
他にもあるのだろうが多くの方も登られるのでそこに安心感もある山だ。

歩きを忘れないためのトレーニングだが、展望も楽しみながらのハイキングだ。
今日も快晴に近い天気の中、雪の北アルプスなどを眺めながら登った。
木々の葉はほとんど落ちているので樹間からも常念岳など見ながらだ。

吹く風は強く、しっかり防寒して登り始めが、
寒さは登るにつれてあっという間に吹き飛び、上着を脱ぎ歩く。
ニット帽も脱ぎ、襟に巻く手ぬぐいも暑くなり取り去る。
うっすらと汗がにじみ出す頃には長峰山の山頂にたどり着いた。



安曇野の薄茶色の街並みの先に雪の北アルプスが見渡せる。
目の前の常念岳がやはり目に入る。
そして後立山の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳そして唐松岳への山並みが美しい。
北側には奇妙な京ヶ倉の山容の先に、高妻山、戸隠、雨飾、それに焼山が雪をかぶり見られた。

蝶の道、そして烏帽子峰を落ち葉を踏みしめ登る。
稜線は風もさらに強まり吹きまくっていた。
ときどきギギギギーと木と木が擦れる音が鳴り響くのは不気味だ。

松枯れで大規模に伐採が進められている光城山へと着く。
一気にハイカーが多くなり、山頂付近には様々な形で登っている方が見られた。
光城山へ勢いよく走ってきたのだろうゼイゼイ息を弾ませ寝転がっている方。
光城山と長峰山を走り往復している方、私が歩く間に2回抜かされた。
普通にハイキングされている方が多いが、幼い娘さんとゆっくり光城山を目指している姿は微笑ましかった。

光城山の登山口まで下り、登り返す。
さすがにこの登りだけは急登もあるが、同じ道を戻るという精神的にきついものがある。
そこが良いわけで、トレーニングという意味ではこの登りがなければハイキングに終わってしまうのかなとも思う。
トレーニングにも来ているのだからとペースを一定にして光城山へと登り返した。

信濃富士とも呼ばれる 有明山


快晴から北アルプスには雲がかかり始めた。
そのために雲をバックに安曇野から有明山がそそり立つように威厳ある姿を見せていた。
雲に霞み、有明山が信濃富士と言われるのがよく分かる。

安曇野と北アルプス、それに里山の織りなす景観は、
短時間歩く仲でもその様相を変え楽しませてくれた。
無事、長峰荘に戻る頃には快晴だった空が雲に覆われていた。

ふるちゃん

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