2018年04月27日

霧ケ峰へ 八島湿原から車山

2018年(平成30年)4月26日(木)

霧ケ峰へ 八島湿原から車山

「八島発 ぐるっと名峰 霧ヶ峰」 




前日の雨上がり
春霞もなくくっきりとした名峰が望めた。

八島湿原を出発
まだまだ木々の芽も硬くつぼみのまま
これから春を迎える薄茶色の湿原が広がる。
湿原からは鷲ヶ峰が光を受け美しい



湿原地帯から車山の肩へと登ると
徐々に日本を代表する名峰が見え始めてくる。
北アルプス、中央アルプス、南アルプスの主たる山々。



さらに車山を登るにつれて八ヶ岳が目の前に
八ヶ岳と南アルプスの間には富士山が見える。
ということで360℃青空にくっきりと名峰を楽しむことができた。



山頂からは間近な鷲ヶ峰、三峰、美ヶ原、鉢伏山、
さらに蓼科山、それに入笠山、守屋山
が手に取るように見られた。
眼下には霧ヶ峰の峰々が緩やかにうねり広がる。

霧ヶ峰、きっと霧に覆われることがその由来かと思うところだが、
今日に限って快晴で周囲の山々がすっきりと眺められた

帰りは、南の耳、北の耳、男女倉山を経由して八島湿原へと下った。
風は吹くが心地よい日差しがあり気持ちよい一日だった。
八島湿原の鎌ヶ池から今日歩いてきた車山を振り返った。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:57Comments(0)三百名山

2018年04月22日

大栃山・達沢山へ 山梨百名山(55座目となる)

2018年(平成30年)4月21日(土)

大栃山・達沢山へ 山梨百名山(55座目となる)

「御坂道 大栃達沢 分断し」






これほど登山口へたどり着くのに必至だった山もない。
とにかく登山口にたどり着くことへエネルギーを使った。

今日は土曜日、観光客の車の多い御坂道(国道137号)
それぞれ林道へ入るまでの道が狭く悪戦苦闘!
すんなり行ける人もいるだろうが137号を曲がる、横断するのに必死。

結局大栃山へは旧道を走り、檜見神社への道を見つけ
バイパス137号を横断して林道へと進んだ。
林道は神社まで舗装もされていてすんなり到着。

鬱蒼とし、立派な神社を出発する。
直ぐに下山してきた方にお会いする。
カタクリの花が見ごろ、ミツバツツジはこれからとの話だった。

急登になる手前でカタクリの花が見られた。
群生しているわけではないが可憐な紫の花が雑木林に映えていた。

少し急登を登ると釈迦ケ岳との分岐、鳶巣峠へと出た。
さらにここから急登がしばらく続き平坦な尾根へと出る。
この尾根からは三角錐の釈迦ケ岳が雑木林の間から見られた。

平坦な登山道を進んでいき最後少し登ると山頂に出た。
山頂から登ってきた道を振り返ると富士山が光を受け輝いて見えた。
ミツバツツジがピンクの蕾を付けその先に富士が高く聳える。




今日の天気は快晴、そして春霞もなくくっきりと展望が楽しめた。
南アルプスの甲斐駒ケ岳から白峰三山の白い峰々
甲府盆地を挟み八ヶ岳の美しいこと。
さらに奥秩父の金峰山、国師ヶ岳などが黒々と見えた。
この景色が見られただけで十分だし、大栃山の良さが味わえた。



時間に余裕があれば137号線を挟んだ達沢山へ登ろうと考えた。
大栃山を下山して神社境内でお昼を食べ、
まだ12時ということで達沢山へならば簡単に登れるだろうと考えた。
林道をかなり先まで車で行けそうとの判断で登るのを決めた。

ところが簡単に登山口に近づけなかった。
立沢バス停は直ぐに見つかり、「達沢山」への表示も見つけた。
ところが簡単にはその道に入り込めない。
交通量の多い道、細い脇道、バス停からの道へ入るのを諦める。

そこでまた旧道から入ろうということでいったん下に下り上り返す。
ところがこれまた細くて入り組んだ道になり民家にまで入ってしまう。
困っているところに後ろから軽トラの方が来て道案内をしてくださった。
何とか登山口の林道に疲れ果てて辿り着く

登山口には「全面通行止」の表示が2枚も出ている。
1台車がその手前に止まっていたが、
自己責任で行けるところまで行こうと進み始めた。

ところが上から大きな音を立ててブルドーザーが下りてくるではないか。
上に進むのを諦め
「全面通行止」の手前1台止まっている隣に駐車して歩き始めた。

計画が少しずれてきた。
何と林道を1時間以上歩くことになった。
体力づくりのつもりで歩き、林道終点へたどり着いた。
他に作業中の車もなく、林道終点まで車で来られる状態だったのだ。

登山道へ入る
かなりの急登が続く道だった。
鬱蒼とした杉林で快晴の青空が少ししか見えず薄暗さを感じた。

長い林道歩きが応えたのか登る力がなく時間がかかる。
登り続ければ何時かつくだろうと一歩一歩急坂を進んだ。
峠の分岐に到着すると後わずかということでラストスパート。

比較的平坦な最後の登りを山頂へと向かう。
雑木林の枝の間から富士山が少し顔を出している。

やっと着いたという感覚で山頂に到着する。
達沢山山頂は雑木に囲まれてほとんど展望がなかった
唯一三ッ峠山が電波塔があることにより確認できた。
そのほかは枝の間そして3時過ぎということで霞んでしまい周囲の様子を確認することができなかった。

(達沢山山頂)


登りの調子だと駐車場に着くのがかなり遅くなりそうということで
登れたことに感謝しながら下山を急いだ。
登りほど下山は大変さがなく、思っていた以上に早めに下りられた。
林道も長いことは長かったが西日の差す安心の歩きとなった。

山梨百名山二座登り、トータル55座となった。
次はどこに登ろうか。
脊柱管狭窄症で悩むS氏と、腰痛持ちの私が
互いにいたわりながらの山行が続きそうだ。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:17Comments(0)三百名山以外・里山

2018年04月20日

前亀沢山へ 峰竜太結婚式場入登山神社より

2018年(平成30年)4月19日(木)

前亀沢山へ 峰竜太結婚式場入登山神社より

「下條の 前亀沢に 峰ならぶ」




(眼下に下条村、そして南アルプスの峰が並ぶ)



「信州ふるさと120山」下条村の前亀沢山を目指した。

登山口は入登山神社
この神社、思っていた以上に興味の湧く神社だった。
まず名前が面白い。



「入登山(にゅうとうざん)」名前の通り山の神が祀られている。
五穀豊穣の神、縁結びの神、安産の神も祀られているとのこと。

そしてこの神社標高が777mの位置にある。
ラッキーセブン、7が三つ並ぶトリプルセブンということで
勝運、勝負事にもご利益があるとのことだ。
何でも効き目がありそうなのでたくさんお願いして登り始めた。

さらにびっくりしたのが下条村出身の峰竜太さんの
結婚式が行われたのがこの神社
だったというのだ。
結婚記念に植樹された桜も花を咲かせていた。



話題の多い神社の横を進むと一度林道に出る。
その林道をほんの少し歩くと登山口が出てくる。
神社前の林道を車で上って来るとここまで来れるようだ。

登山道からふかふかの落ち葉を踏みしめ淡々と尾根伝いに登っていく
最初はさほど負担もなく快適に登ることができる。
でも左側はスパッと切れた崖もあり注意していく。

登山道の中ごろにはアカマツの奇木が目に入った。
一本の赤松から5本の太い幹が伸びている。
迫力満点、そしてその幹の伸び方が腕から指が伸びているようで面白い。



この奇木を過ぎしばらく行くと一端下り前亀沢山への最後の登りとなる。
この登りがかなりの急登で難儀した
今日の一番の力の入ったところだ。

苦しい登りを終えると山頂が待っていた。
情報ではほとんど展望のない山頂とあったが、
登り切った途端目の前に
南アルプスの峰々が並んで出迎えをしてくれた。

天気も登り始めの曇り、少し霧雨もあり不安だったが
完全な快晴、青空が天をおおっていた。
その中に雪をまだ被る南アルプスの名峰
が迎えてくれたのだ。

北から仙丈ケ岳、白峰三山、塩見岳、荒川三山、赤石岳。
この赤石岳が一番三角形できれいに見えていた
さらに聖岳、上河内岳、そして池口岳の双耳峰まで確認できた。



さらに中央アルプス、乗鞍岳、御嶽山の雄姿が眺められた。
また眼下には下条村の街並みもきれいに見ることができた。
歩いてきた稜線の山も分かり、感激の山頂となった。

ここからさらに亀沢山へと進んだ。
本来「信州ふるさと120山」からすると下条村の山は前亀沢山になる。
それは最高峰、亀沢山は阿智村と阿南町の境にあるために
下条村としてのふるさとの山にはならないのだ。

亀沢山を目指すが、入り口が分からない。
笹に覆われ、藪に覆われているのだが地図で確認すると
方向が分かったのでその藪の方に進むと踏み跡が現われた。

あとは笹の藪こぎかと思いきや、笹が全面的に刈れていて
藪こぎするほどもなく枯れた笹の枝に気を付けて歩き、
ほどなく三角点のある亀沢山に
到着した。

山頂は雑木に覆われていてはほとんど展望はなく
面白みのない山頂であった。
しかし前亀沢山よりは標高は高く
そして唯一雑木通しに恵那山の堂々とした山容を確認することができた。

亀沢山から前亀沢山へ戻り
再び展望を楽しみながら一時を過ごした。
意外にいい山だ。
宝物を見つけたようないい気分で山頂に長居をした。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山以外・里山

2018年04月16日

光城山・長峰山へ 花見トレーニング

2018年(平成30年)4月16日(月)

光城山・長峰山へ 花見トレーニング

「トレーニング 桜のトンネル 汗光る」




(光城山山頂付近 桜のトンネル)


鈍る足腰の鍛錬に光城山・長峰山の周回コースを歩いてきた。

ちょうど光城山の桜が山頂付近で満開ではないかと
桜見物も兼ねて出かけた。

長峰荘上部に車を止め、
下道を歩くと様々な植物色とりどりに咲くさまは春爛漫だった。
山の斜面にも山桜がちらほら見られ
光城山の山頂の桜にも期待が高まる。

下道を歩くといつもはない臨時駐車場があり
何とそこから登山道の標示が出ているではないか。
本来ならばもう少し先まで行くのに、かなりの短縮になった。

光城山の登山口には沢山の車が止められ誘導する人まで出ている。
さすがに桜の時期には多くの方が光城山を目指すことが分かる。
この時期ばかりは光城山から桜城山と名称を変えてもいいぐらいだ

駐車場付近の桜はというとすでに葉桜状態
花びらが登山道に舞っていた。

高度を上げるたびに桜の咲き方が多くなる。
中間部辺りは咲く桜が多く見られるが、散り始めているのは分かる。

そして山頂部付近には満開の桜が咲き誇っていた。
雨に当たり少し色落ちはしているものの満開。
桜のトンネルとはこのことか。

多くの方が花見の宴を、お弁当を広げている中
私は足腰の鍛錬、しっかりと歩きその横を汗を光らせ通り過ぎた。


山頂からの眺めはほとんどなしといってもいい。
安曇野の街並みと里山が少し霞んで見えるだけだった。
北アルプスは雲と霞の中にずっぽりと埋まっていた

光城山からは烏帽子峰を通過して長峰山へ。
長峰山の桜も満開で、
草原の山頂でくつろぐ人が多くのんびりと気持ちよさそうだ。



私は靴のひもを締め直し長峰荘へと下山。
途中桜以外にもツツジ、山吹、スミレなど花を愛で
花見トレーニングを終了した。

ふるちゃん



P.S. 「ヤマレコ furuhiro」参照  


Posted by ふるちゃん at 19:00Comments(0)三百名山以外・里山

2018年04月14日

美ヶ原へ 百曲からダテ河原へ周回

2018年(平成30年)4月13日(金)

美ヶ原へ 

「ぬかるみに 飛び石見つけ 展望道」




(王ヶ頭から王ヶ鼻・北アルプス)


美ヶ原が一番静かの4月、
三城牧場から百曲りを登り
アルプス展望の道を王ヶ頭
へ向かった。

今年の美ヶ原は雪が少なく
牧場地帯の雪もほとんど見られなかった。

(天狗岩・牧場地帯)



ぬかるむアルプス展望の道からは王ヶ頭の鉄塔の先に
北アルプスの白い壁が真っすぐに空に浮かんでいた。

王ヶ頭、王ヶ鼻からの展望も素晴らしい。
富士山は霞んで見えなかったが
南アルプス、中央アルプスそして八ヶ岳
松本平の先には乗鞍岳、御嶽山の真っ白な峰が際立っていた。

下山に今迄通ったことのないコースを選択してみた。
まず王ヶ鼻から下り、
途中石切場へ下るのでなく王ヶ頭に向かう平行道に曲がる


そして王ヶ頭への分岐手前にある石切場、三城方面への下りに入った。
この道が今迄使ったことのない道だ。

カラマツ林の中を下る快適な登山道だった。
最終的にはダテ河原コースの林道近くへ下り
直ぐにダテ河原のコースと合流、三城牧場へ
と下山できた。

ぐるっと一周美ヶ原を楽しむのに
ちょっとハードではあるが変化に富んで面白いコースだった。
美ヶ原はコースを組み立てると様々な歩き方ができる

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山

2018年04月13日

蛾ヶ岳へ 四尾連湖めぐる

2018年(平成30年)4月12日(木)

蛾ヶ岳へ 四尾連湖めぐる

「蛾ヶ岳 富士に四尾連湖 手をつなぎ」





蛾ヶ岳(ひるがたけ)からは
大きな富士山が目の前に聳えていた。

そして眼下にはコバルトグリーンの四尾連湖が美しい。
湖面標高880m、周囲1.2km、最大水深13mの円形の湖。

(桜満開その先に蛾ヶ岳)


カルデラ湖、あるいは崩壊地形のくぼ地に水がたまった陥没湖との説がある。
富士八海のひとつとして、山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖「富士五湖」)及び、泉水湖、明見湖そして四尾連湖があった。

S氏の足痛からの復活、様子を見るためのハイキングになった。
比較的簡単に登れて、時間もかからない山ということで選んだ。
時間をかけゆっくりと蛾ヶ岳を登ろうと考えた。

水明荘の駐車場横に登山口があり
登り始めるとまず大畠山の分岐へ達する。
なお下山は弧の分岐を四尾連湖へ直接出るルートを選んだ。

大畠山からは比較的なだらかな登山道を登る。
しかしその登山道、何か所かが両側がすっぱと切れた崖になり
下を見るとかなりの深さがありぞくぞくっとした。

その中で一瞬、熊ではないかと思うほどの獣が現われた
動き、色、大きさから熊ではない。
狸かなとも思ったが丸みが少し足りない。
結局判断はつかないが、ハクビシンかなとS氏と話し合った。

なだらかな登山道が西肩峠(素朴な六地蔵の石仏)まで続いていた。
ここまでは難なく登ることができた。
しかしここからがハードだった。

いきなりの急登となりジグザグにゆっくりと高度を上げていった。
真っすぐに登っていく道の先に少しずつ明るさが増してくる。
山頂が近いのが分かってくると元気が出て急登も登り切ることができた。

蛾ヶ岳山頂に着く
目の前に思っていた以上に大きく富士が現われた。
遮るものがなく現れた富士は春霞がかかるものの迫力がある。



反対側の眼下にはエメラルドグーンの美しい湖
四尾連湖の水面が忽然と山の中にまるで瞳のように輝いていた。



富士山側には竜ヶ岳、雨ヶ岳、毛無山がシルエットとなっていた。
四尾連湖側には南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳、金峰山などが見える。
まるで四尾連湖と富士山が蛾ヶ岳を挟み共演しているようだった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 22:38Comments(0)三百名山以外・里山

2018年04月11日

羅漢寺山へ 昇仙峡巡り

2018年(平成30年)4月10日(火)

羅漢寺山へ 昇仙峡巡り

「弥三郎 昇仙峡めぐる 羅漢の山」




花崗岩の山頂はちょっとスリルがあり360度の大展望があった。
そして昇仙峡の渓谷美を堪能する一日となった。

長漳橋の麓から登り始める。
登る人が少ないのだろう少し荒れ倒木も何本か見られた。

そんな中、白山展望台近くには薄紫色のツツジ、
ヤシオツツジだろうか
今が満開で咲き誇っていた。



その花崗岩の展望台から正面には三角錐の美しい甲斐駒ケ岳が
一番自己主張するように聳えていた。
鳳凰三山から、白峰三山もまだまだ雪をかぶり見渡せた。
さらに茅ヶ岳・曲岳などかつて登った山々が間近に見られた



白砂山には正に白砂を踏みながら山頂にたどり着く。
その白砂山からはパノラマ平の建物が初めて見えた。
それに花崗岩の山肌が大きく迫ってくるようだった。

白砂山はじめいくつかの峰々の総称を羅漢寺山といい、
その羅漢寺山の山頂標柱はパノラマ台にあった。
昇仙峡ロープウェイ駅の広場がパノラマ台であり、
多くの観光客でにぎわっていた。

羅漢寺山の最高峰はパノラマ台からさらに進んだ所にある。
パノラマ台とは打って変わった弥三郎山の山頂だ。
大きな花崗岩がまるごと山頂になっていた。

(弥三郎山頂から白砂山・南アルプス)


本来ならば人を寄せ付けないような危険な丸い岩の塊だ。
登れたのは石段が岩に掘られ滑ることなく整備されていたからだ。
もし何も施されない岩の塊だけだとまず登れない山頂だ。

山頂からは360度の大展望が広がっていた。
南アルプス、茅ヶ岳、金峰山そして富士山。
山頂には気持ちよい風が吹き渡り、
花崗岩の白い山頂でのんびりすることができた。

弥三郎山からパノラマ台に戻り、
麓の昇仙峡ロープウェイ駅までの登山道を下った
歩く人は少ないのだろう橋がいくつか崩れ始め注意が必要だった。

山行の最後は渓谷美を見ながらの下山となった。
仙峡の代表的な滝、仙娥滝から始まり
大きな岩山、覚円峰など迫力いっぱいの昇仙峡だった。



岩の名前がユニークだった。
大仏岩、富士岩などは正にそのものと見られた。
トーフ岩、ネコ岩、大砲岩などと言われればそうかなというネーミングで
奇岩を楽しみながら歩くことができた。
言われるとそれなりにトーフ、ネコ、大砲に見えてくるのだった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:00Comments(0)三百名山以外・里山

2018年04月09日

花見蕎麦会 美味い蕎麦に枝垂桜 

2018年(平成30年)4月7日(土)

花見蕎麦会 美味い蕎麦に枝垂桜

蕎麦会会場の隣の桜が満開
どこかは内緒だが知る人は知っているだろう。



昨年栽培した最後のそば粉を使って
恒例の蕎麦会を行った。

今回は2回蕎麦打ちをさせてもらう

1回目はK氏の畑で栽培したもの約4kgの内400 gを使った。
本来の蕎麦会の粉だ。
小麦粉を加えて500gで扱いやすい量だ。
いわゆる二八蕎麦

ほぼ最後まで自分で練って、のばし、切った。
少量ということで扱いやすくまあまあの出来だった。



2回目はY氏の粉を使った。
本来のそば粉が少なかったので足してもらったのだ。
そば粉800gに小麦粉200g
同じく二八蕎麦だが量が2倍になった。

水は普通500㎖を使う
ところが練り始めると水400㎖ですでに固まりそうな感じがした。
水500㎖を入れた仲間が柔らか過ぎると言う。
そこで450㎖にして固めてみた。
450㎖でも先ほどの蕎麦とは触った感じが柔らかいのだ。

そば粉によって違うのを初めて知った。
このそば粉は種がもうよくない、元気がないとの話だった。
元気のないそば粉は水が少なくてもこねることができるのだ。

蕎麦打ちは生き物だ
ちょっとしたことが面白い。
今回は切りが上達したと言われた。
見た目、仕上げに直結するので切るのも難しいのだが
そこが上達したと言われるのは嬉しいものだ。

味は最高!
美味しい蕎麦屋に通っても
我々蕎麦会の味にかなう蕎麦屋はいない。

残念なことに今日でそば粉が終わり
次は種まきから始まり秋の新蕎麦まで蕎麦打ちはない。
楽しい畑作業が待っている

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 17:41Comments(0)蕎麦

2018年04月07日

雨引山へ トレーニング

2018年(平成30年)4月5日(木)

雨引山へ トレーニング

「コブシ咲く カモシカ見つつ 雨引へ」




鈍る足腰
息の上がる心肺機能
体力づくり、本格的山のシーズンへ向けて雨引山でトレーニング。

山のいたるところにコブシの白い花が咲き誇っていた
緑の少ない樹間に白い花が点々と見える姿は印象的だった。
登山道から少し離れたところに咲くので
うまく写真に収められなかったが、1本だけ登山道に顔を出してくれた。

そしてカモシカも顔を出してくれた
下山中熊倉の岩辺りでだ。
登山道のわずか下でのんびりと私を見つめる。



すぐに逃げることもなく
カメラを構え数枚撮る間ずっと興味深くこちらを向いていた。
そしてゆったりと谷へと姿を消した。

トレーニングコースとして最適な雨引山
急登から始まり
起伏のある尾根を通過する。

熊倉岩では少し緊張感を味わい、
ガレ場の通過もあり変化に富んでいる。

今日はそれに高妻山・戸隠山・黒姫山・飯縄山を確認できたのも収穫。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:05Comments(0)三百名山以外・里山

2018年04月04日

野伏ヶ岳へ 滑り込みセーフ 

2018年(平成30年)4月3日(火)

野伏ヶ岳へ 滑り込みセーフ 

「春の雪 滑り込みセーフ 野伏ヶ岳」




(和田山牧場跡から野伏ヶ岳)


岐阜県郡上市にある三百名山「野伏ヶ岳へ」

スノーシュー&アイゼンを両方使い登頂
この積雪のある春にしか登れないと言われている山
野伏ヶ岳(のぶせがたけ)へ今でしょ!

と登りに行ってきた。

しかし幾多の不安があった。
まず体力的に
多少は登っていたが
今シーズン本格的な山は初めてのため足腰に不安がいっぱいあった。

気候がおかしい!
あまりの暖かさで雪解けが早まっているのではないか。
まず山頂付近の藪が。そして雪の状態が。

3月後半までは何とか登っているが
最後の登りに雪解けで危険があるとか藪こぎをしたとか
このような情報が不安を掻き立てていた。

しかし今登らなければ、私の技量では冬そして夏の藪こぎは無理。
ということで行けるところまででもいいからチャレンジしようと決めた。

白山中居神社と石徹白川手前の広場に計3台の車が止まっていた。
ということは私の前に少なくても何人かは先行して登り始めているのが
期待できた。

思った通り林道に入るとすぐに雪道となり足跡、
そしてスキーの新しい跡がついている。
これで幾分安心し、新しい足跡を追うように登った

林道の雪は解けている所もあり
すでにズボズボと柔らかな状態だった。
スギ林の中を短縮して徐々に高度を上げていく。

気温が高く汗が出てくる。
雪の状態も良くない。時々膝辺りまで踏み抜くこともあり気を付ける。
それでも重いスノーシューを付けて歩くまではないのでそのまま歩き続けた。

和田山牧場跡に着くと
目の前にいきなりどっしりとした野伏ヶ岳の山頂が目に飛び込んだ。
まだ遠い。
そして雪がなだれているのが分かる。

不安を抱えながら牧場の脇を先行する足跡を追った。
普段ならば雪が多くダイレクト尾根への登りもさほど問題ないのだろうが
回り込む池が融けていて尾根取り付きまで行けない。
急登を尾根まで一気に登る。

ここでかなり深く雪を踏み込むことも多くなったので
スノーシューを付けた
結局ダイレクト尾根までの急登とダイレクト尾根の最終急登手前まで
スノーシューで登る。


(ダイレクト尾根 正面が山頂)


ダイレクト尾根に出ると尾根の先に山頂が見え
何とか行けそうな道筋が見えていた。
それでも山頂付近には黒い割れ目が大きく開いていて不安はあった。



ダイレクト尾根の登りは快適だった。
スノーシューがぴったりの雪質だった。
しかし最後の急登は安全のためにアイゼンへと履き替えた
そしてスノーシューはデポしていくことにした。

山頂への急登を登っていると先行した方が下山してきた
まず山頂への道は大丈夫かを聞いた。
すぐに雪が付いていて全く問題ないとの返事が返ってきた。

そして二人目の方が急登を登り切りそうなところで下りてこられた。
あともう少しですよ。雪も付いて藪に入らなくても大丈夫。
ということで二人の方の話を聞き登頂できると確信した。

そして余裕ができたので周りの山名をお聞きすると
大変詳しい方で目の前の大日ヶ岳を知ることができた。
山頂では白山方面が見えてきていること
荒島岳も見えますとの話をしてくれたのだ。
そのほか周りの山名も教えて下さったのだが頭に入らなかった。

(大日ヶ岳)


山頂へは正面右手急斜面をトラバースして
推高谷方面から延びてきている尾根へ出るように足跡があった。
急斜面のトラバースはしっかりとカットされ道が作られていて
下を見ないようにしてすいすいと通過することができた。
きっと躊躇すると恐怖感が出てしまうだろうというほどの急斜面だ。

そして尾根への渡りは踏み込みそうなところもあるので
ポールで雪面の硬さを推し量り素早く渡り切った。
滑り込みセーフ!




きっとここが切れてしまうと後はどのように山頂に登るのか
笹藪に入り笹をつかみながら尾根に登り上がるしかないのかなと思った。
それを考えると比較的簡単に登れたのではないかと思う。

最後の斜面を登り切ると雪面の山頂が広がっていた。
360℃の大展望が待っていた。
白山、荒島岳そして大日ヶ岳が確認できた。
その他名前は分からないが
美しい雪解けの始まった山肌を持つ峰々が見渡せた。

(雪面が広がる野伏ヶ岳1674m山頂)


登れるかどうか半信半疑のところはあったが
登り切ることができ達成感、満足感が涌いてきた。

下りは和田山牧場跡付近までアイゼンで快適に下ることができた。
しかし左足、右足と交互に違和感と共に吊ってくるではないか。
先は長いので慌てず休み休み歩くことになった。

牧場跡の長い雪面を過ぎ
スギ林を通過するようになると足の調子も戻り何とか無事下山
白山中居神社へ登頂と無事を感謝し、
今シーズンもできる限り山へ出かけられるようお願いした。

(白山中居神社へ今年も「山へ」をお願いした)



ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:00Comments(0)三百名山