2018年07月20日

蝶ヶ岳へ 穂高・槍の絶景

2018年(平成30年)7月19日(木)

蝶ヶ岳へ 穂高・槍の絶景

ここ数日天気が恐ろしいほど安定していて
蝶ヶ岳からの展望は最高だった。

穂高・槍の岩肌とまだ残る雪が美しく
くっきりとその山肌を見せていた。

(稜線に出ると槍と蝶小屋が飛び出す)


(山頂からは目の前に穂高連峰)


(これぞ日本一の穂高・槍のパノラマ)


(御嶽・乗鞍・焼岳の火山が並ぶ)


御嶽・乗鞍・焼岳の火山が連なるのも美しく見え
今日の蝶ヶ岳からの眺望は日本一だったかもしれない。(地元愛)

それでもお昼ごろには雲がかかり、夕方からまた晴れる。
そして朝はくっきりと北アルプスが顔を出してくれている。
そんな日が続いているようだ。
今が蝶ヶ岳へ登るチャンス。
日帰りならば早めの行動がいい。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 22:31Comments(0)三百名山以外・里山

2018年07月18日

朝日岳へ 土合より往復

2018年(平成30年)7月16日(月・海の日)

朝日岳へ 土合より往復

「まだ見えぬ キスゲ絨毯 朝日岳」




(ニッコウキスゲの絨毯)


思っていた以上に急登で起伏も大きく、
アプローチの長い朝日岳だった。


登山口の橋を渡りしばらく平坦だったが
登りになるや一気に急登の山道に汗が噴き出してきた
むき出しの木の根に足を置き手を使い登る。
なかなか油断のできない登りが果てしなく続く。
息つくところもない状況で登り続けた。

さすがに30分ほど登り続け休みたいと思った時
先行する人たちが休んでいた場所が空き、
「すごい登りですね」と声をかけ大木横のスペースに一息ついた

次の休み場所も先行する方が休んでおられ
風が気持ちいい場所ですよと言って空けて下さった。
谷川方面からの風が気持ちよく火照った体がリフレッシュできた。

まだまだ急登は続き木の根から岩場の急登へと変わってきた。
鎖場も出て険しい登りが続く。
低木になり日も差し始め暑さが増してきた。
2時間ほど急斜面を登り続け松ノ木沢の頭に着く。

(松ノ木沢の頭から白毛門)


展望が開け谷川岳一ノ倉沢の大岩壁が目の前に迫っていた。
さらにこれから登る白毛門の山頂が見えた。
まだ遠く朝日岳はさらに見えない彼方の存在だった。

白毛門への稜線歩きは気持ちよいが起伏もあり大変ではあった。
白毛門への岩壁にヘルメット姿の二人がいた
どこを登ってきたのかアドベンチャースタイルだ。

(谷川岳の一ノ倉沢大岩壁)


白毛門に到着する。
目の前には笠ヶ岳の美しい姿が見える。
そしてさらに高い山が笠ヶ岳の横に並ぶように聳えて見える。
最初はそれが朝日岳だろうと思っていた。
実は小烏帽子・大烏帽子で朝日岳はまだ見えないのだった。

(白毛門山頂から笠ヶ岳・まだ朝日岳は見えない)


ここ白毛門にも先行した人がどっかりと休み、目指す笠ヶ岳は諦めて下りると言っていた。
ここまでの登りで疲れた様子だった。

さらに二人のアドベンチャースタイルの人たちが登ってこられた。
話を聞くと沢登りをしてきたとのことだった。
沢の水も少なくロープも使わず初心者コースの沢登りができるとのこと。
登山口の川をそのまま遡上、5時間かかっての白毛門登頂。
帰りは一般道を下るとのことだった。

笠ヶ岳への登りは見た目より斜面はきついが、
ニッコウキスゲが笹原の中に咲き誇り目を楽しませてくれた
振り返ると白毛門からの道筋もきれいに見えて、
谷川岳の厳しい山の表情も手に取るように分かった。

笠ヶ岳に着く
ここからようやく朝日岳の山頂が見られた。
まだ遠いと思ったのは事実で、果てしない登りを感じた。
そして起伏も大きく、登ると下り、下ると登るの繰り返しに参った。

(笠ヶ岳より一番奥が朝日岳)


しかしこの笠ヶ岳から小烏帽子・大烏帽子の間は
ニッコウキスゲの見事な群落が広がっていた。
黄色い絨毯が敷き詰められたようで、一瞬疲れを忘れさせてくれた。
また登山道の両脇には様々な花も見られた。



最後の登りもきつく力を尽くす。
朝日岳にはようやく到着というのが本音。
奥深い山で時間もかかり、それだけに到達できた喜びは大きかった。

(朝日岳山頂バックは谷川岳)



山頂からは谷川岳の雄大な眺めをはじめ、
尾瀬の山々、武尊、平ヶ岳、赤城山それに榛名山などが確認できた。
越後方面の山も見えると言うが分からなかったのは残念。
眼下には美しい朝日ヶ原の池塘などが見られ
山頂付近の花の多さにも感激した。

登頂の満足感と少しの余裕はできたが、
下山も長いのは事実で気を引き締め
足腰痛めないように安全に下ろうと山頂を後にした。

歩いてきた道を戻るのだが起伏を繰り返し、
急登はそのまま急下降をするわけで慎重にならざろう得なかった。
最後の最後までへとへとになりながら無事下山できた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:59Comments(0)三百名山

2018年07月17日

小楢山へ 母恋し道から父恋し道へ 幕岩!

2018年(平成30年)7月14日(土)

小楢山へ 母恋し道から父恋し道へ 幕岩!

「幕岩に 鎖でよじり 小楢見る」



(小楢山山頂の様子・ツツジ手前)


保健農園ホテルフフ山梨へ
その上部に登山者用の駐車場がある。
防獣ゲートから先が林道となっていて、車はまだ先まで行けるが
今日は歩くことも大事とゲートから歩き始めた。

砂利道、舗装道が交互にあり
途中には座頭塚、それにかわいい顔のお地蔵さんが鎮座し、
杉・ヒノキの樹林帯を淡々と進んだ。
舗装された急登の林道の先に旧父恋し道の分岐が出てくる。



その先を100mほど進み、登りに使ったのは母恋し道だ。
比較的なだらかな登りを選んだ。
下りは調子が良ければ急下降という父恋し道をと考えた。

土曜日ということで登っている人がいるかと思っていたが
まったくその気配もなく、静かだ。
そしてじとっとした山道が淡々と続く。
草が生い茂り、登りだと道が見えなくなるところもあった。

蒸し蒸しとした登りに心地よい風が吹き始めた。
小楢峠だ。
明るい峠でここから10分ほどでなだらかな尾根を山頂へと向かう。

下界の気温からすると気持ちよい山頂だが
雲に覆われ目の前に見えるはずの富士山もお隠れになっている。
展望はないが広い山頂は気持ちよく晴れていれば最高の山頂だろうと思う。
春はツツジが有名というだけあってツツジが山頂を覆ている。

しばらく山頂にいると目の前の雲が取れ
眼下に街並みが見られるようになった

遠くの山々は雲が覆い姿は結局小楢山頂からは見られなかった。

これから行く大沢山の姿は近いためにしっかりと確認することができた。
それに帯那山の平らな山容も大沢山の横に広がるのが見られた。
雲の動きは早くあっという間に白くなり、また街並みが見られるという繰り返しをしていた。

(小楢山山頂から大沢山・うっすら帯那山)


下山は父恋し道へと向かった。
途中に幕岩なる岩が出現。
岩と岩の間に鎖が設置されていて登れるようだ。

やめようとも思ったが
あまりこのような岩に鎖が設置されているところもなく珍しかったので
登ってみた。



垂直の岩で少し岩が湿っていたので滑る状態にあり恐々と登る。
登り切ると360度の大展望
といっても雲に覆われた周りの山はほとんど見ることができなかった。

小楢山が見られる。
そして大沢山が真横に見られる。
そして何と雲の中から富士山が顔を出してくれたではないか。
大沢山と並ぶように諦めていた富士の姿を見られた。
幕岩に登った価値が高まった。
それでも幕岩への登りは良かったが、
下りははらはら足の置き場に時間がかかり怖い思いをした

(幕岩から大沢山・その隣に富士が見える)


大沢山から父恋し道へと下る。
母恋し道に比べると急下降だ。
それに見応えのある岩が次々と出てきて変化に富む下山となった。

とくに三角形の窓岩、屏風岩などは迫力があった。
白雲の滝はいきなり水が見られ、その横を下るという少し緊張しながらの下降となった。
コースとしては父恋し道が変化があり面白いと感じた。



戦国の時代、父母を甲州の地で亡くし信州からやってきた姉弟
その悲話が残る小楢山だった。
山頂のツツジ、展望を期待して今一度登ってみたいと思う山だった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:59Comments(0)三百名山以外・里山

2018年07月13日

戸谷峰へ 少しでも歩こうと

2018年(平成30年)7月12日(木)

戸谷峰へ 少しでも歩こうと

「ぐずつく 天気にはしゃぐ 戸谷の虫」 

(戸谷峰1629m山頂の様子)



すっきりしない天気が続く
梅雨明けはとっくにしたというのに
梅雨のごとく、ぐずついた空模様が続く。
今回の豪雨の後も北アルプスには厚い雲がかかり安曇野からも全くその姿を見ることができていない。

美ヶ原方面ならばと思い出かけたが
やはり黒く厚い雲がかかっているのが分かり
近づくほどに、登っても雨だろうということが予想できた。

里山で麓から眺められる比較的明るい山へ登ろう。
(明るい山=藪がない・だれか登るだろう・短時間で登れる等)
松本岡田付近から戸谷峰が雲の下にその山頂を見せていた。
浅間付近で三才山方面に向かい戸谷峰へと決めた

天気がぐずつく中ではあるが
戸谷峰の登山口付近では青空が少し見える状態で登り始める。
湿って滑る葉っぱの道を進む。
蒸し暑さはあり風のない前半で汗びっしょりとなった。

ガレ場を数か所通り、ジグザグに登りあげると
少し明るい尾根へと上がる。
汗をかいた身体に風が気持ちよく吹く。

(あと山頂まで0.7km 尾根に出る)


ここから一気に樹林帯の中、高度が上がり
四賀村からの登山道との合流地点へと着く。
この辺りから北アルプスの大展望があるのだが、今日はそれは望めない。

山頂に着くが汗は吹き出し暑い。
背中がチクリ。
蚊かブヨかそれともアブか薄いシャツの上からも容赦なく刺してくる。
ウインドブレーカーを着こんで虫対策だ。
意外と快適、汗が引き始め山頂では有効だった。

しゃがむと目の付近にアブが飛んできた
その中の一匹が目とサングラスの中に飛び込んできたのだ
目とサングラスに挟まれたアブは必至で動き回る。
ふんとにおばかなアブだ。(本当に身の程知らずのアブだ。)

もちろん遠くの視界はなく真っ白な山頂ではあったが
麓の方は少し見られ、雨も降らずに山頂で虫と戯れることができた。

下山途中で道に迷う。
数回歩いていて間違えるはずがないのに
獣道だろうかだいぶ逆方向へと進んでしまった。
知っている山なので逆方向に進んでいるのが分かり元の場所に戻ることはできた。
ジグザグの曲がり角で右に折れているのに真っすぐに進んでしまったのだ。
よく見ると通行止めの木が数本置かれていたにもかかわらず
またいで直進してしまったことが分かった。
薄暗く、知らない山道だったら怖い話だ。

雨が降り出してきた。
ざあざあと音がする。沢や風の音とは違う。
葉に雨が当たる音だ。
かなり降っているようだが雨は感じない。
大きな森の傘が濡らさずに守ってくれたようだ。
その内静かになり雨はやみ無事下山できた。

そして、靴を脱ごうとした時
ざあざあと雨が降り出してきた。
あと数秒遅ければびしょぬれ状態だったに違いない。

さて快適な青空はいつ戻ってくるのだろう
明日からは晴れの天気と予報は出ているがどうだろうか。
安定した天気の元歩きたいものだ。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:59Comments(0)三百名山以外・里山

2018年07月11日

長峰山・光城山へ トレーニングに変更

2018年(平成30年)7月10日(火)

長峰山・光城山へ トレーニングし過ぎ




(長峰山から安曇野・北アルプスは雲の中、手前はハンググライダーの滑走路)


山梨・大室山に登ってから18日ぶりの山となった。
娘の結婚式、自分の体調(はやり目・せき込むかぜ)天候不順が重なり
さらに住宅の改修工事が入ってくるなど
6月22日以来の山となった。

蝶ヶ岳をゆっくり登る予定で
穂高山麓線を蝶ヶ岳・常念岳の登山口三股に向かっていたが、
山に黒い雲がかかり見るからに雨状態
が分かり
急遽、長峰山・光城山へトレーニング山行に変更した。

今回は初めてのトレーニングコースを歩いてみた。
長峰荘から登り、長峰山へ
烏帽子峰を経由して光城山へと行き下る


いつもならば下道を長峰荘へと行くところを
今一度光城山に登り返して長峰山へと烏帽子峰経由で戻る
長峰山から長峰荘へと来た道を戻る。
トレーニングコースとしては久しぶりの山歩きということでハードだったかもしれない。

(光城山・手前に三角点と山頂の様子)


光城山の駐車場までは
いつも通りでそれほど疲れも、足の痛みなどもなく下ることができた。
ところが久しぶりに歩いたためか光城山への登り返しの
後半から足が痛みだし
てしまった。

致命的な痛みではないが歩いていない証のようだ。
右ひざの周りに痛みが走り、ペースを落として歩いた
このぐらいの痛みが出ても歩いていれば直ることが多く
これもトレーニングと思いこれ以上痛みが出ないように歩いた。

長峰山で昼食・長い休みをとる。
眼下には安曇野の田園風景が広がる。
その中を高瀬川の濁った流れが良く分かった


(高瀬川と梓川合流・犀川)


残念ながら雲のかかる北アルプスだ。
登るのを諦めた蝶ヶ岳もすかっり半分上は雲の中にあり
登っても雨に濡れ、眺望はないのが長峰山からも察することができた。

ゆっくり休憩が取れ
後は長峰山から下るだけだ。
まだ足の痛みは出ていたが、歩幅を狭め一歩一歩ゆっくりと下ることを心掛けた。
 
無理して蝶ヶ岳へ行っていたとすると
身体は冷え、かなり足を痛めたかもしれないことを考えると
ちょっと負荷のかかった長峰山・光城山でのトレーニングではあったが
良い歩きができた


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2018年07月05日

沖縄へ ウェディング・観光

2018年(平成30年)7月1日(日)

沖縄へ ウエディング・観光 



数日前、1日台風7号沖縄直撃!
とんでもない台風発生と経路予報が出された。

娘の結婚式が行われるのに
とんでもない情報が飛び込んできた。

前々から台風だけは来ないでほしいと毎日天気予報は見て
台風は発生していないから多少天気が悪くても無事結婚式は挙げられるだろうと思っていた。

ところがいきなり
それも挙式の当日に沖縄への台風直撃という、とんでもない一報がテレビから流れ
ショックというか、
どうなるんだという不安みたいなものを家族全員が受けていた。

しかし結婚式場、飛行機、宿など予約も入れ出発間近ということで行くしかない。
出発の6月30日を迎えた
台風は西の方に少しずれたようだが沖縄に影響あるのは間違いないようだ。
中部国際空港から沖縄へ2時間ほどで無事到着

早速レンタカーを借り
と思ったところがすごい混雑で1時間30分以上待たされてしまった。
たまたま7月2日より新店舗営業を始める仮店舗ということで
移動までの時間も飛行場から店舗まで30分ほどかかり
トータル2時間ほどの時間ロスとなってしまった。

本来国際通り辺りで夕飯をと思っていたが
ぽつぽつ横殴りの雨も降り、すでに5時は過ぎ待ち疲れてしまい
ここから1時間はかかるだろうホテルへ、まずは入ろうということになった。

沖縄高速道を恩納村へ
サトウキビ畑も見える沖縄らしい風景を楽しみながら
ホテルへ無事到着することができた。
娘の結婚式が第一なので何事も明日を中心に無理ない日程で過ごすことにしていた。

恩納村の通りにはリゾートホテルが立ち並び、
沖縄料理の居酒屋も軒を並べにぎわっていた。
我々の泊まるホテルからも海の様子とにぎわう恩納村の街並みが眼下に広がっていた



台風の影響で風が吹き雨も時々降るような天気で
通りの居酒屋辺りに出かけようと思ったが、
どんどん天気が崩れてきそうな雰囲気があったのでホテル内の居酒屋で夕食をとった。
沖縄料理をお中心にオリオンビールでまずは乾杯だ。
この時飲んだ泡盛「万座」は度数が25度と比較的低く飲みやすく美味かった。
お土産にしたのはもちろんのことだ。

結局京都からくる次男は国際通りで夕飯を食べ
9時近くにホテルへと到着することができた。
一応家族はそろい一安心だが、明日の天気は心配になる。

実は数日前からせき込むようになってしまい薬は飲んではいたのだが
なかなか改善されずに今日を迎え、
夜、殊にせき込み、寝られないほど苦しい!

少しでも緩和するためにヴィックス・ヴェポラップを次男に那覇で買ってきてもらった。
私の幼少期からの鼻と喉を気持ちよくしてくれる薬だ。
効果があったのか1度せき込むだけでその夜は眠ることができた。

それよりも台風はどうなっているのかの方が心配だった。
朝から暴風雨の中を式場に向かい、そんな中でも式を挙げることができればとの思いだった。
ホテルの部屋の入り口は外付けで強風でぴゅーぴゅーと音を立てている

結婚式当日の朝
そして台風7号沖縄直撃の日だ
朝から雨だろうとカーテンを開けると薄日が差しているではないか。
海の色は青色のまま穏やかそうに見える
台風は近くまで来ているのは事実だが、ここに影響が少ないようだ

このまま少しでも天気が持っていてくれればと願い朝食を済ませる。
そこで持ち上がったのが少し天気が良さそうなので、
恩納村にいるのだから結婚式場のある宜野座への途中
景勝地万座毛に寄って行こう
ということになった。

9時30分までに美らの教会へ行けばよかったので
少し早めにホテルを出て万座毛に向かった
何と風は少しあるが海はきれいで早い動きをする雲間に青空が見える。

万座毛



そこは海に面した岩場が絶景を成している。
風は少しあるものの青い海に万座毛の象徴
象の横顔を見ることができた。
ということで台風で出発も大変だろうと思っていた朝に
沖縄を代表する観光地の一つを訪れることができたのだ。

思いがけない西海岸での観光をして
小高い丘を越えて東海岸の宜野座へと向かった。

宜野座の海も海岸付近は少し濁っているが青緑の海が見渡せ
空も薄日が差し、ここにも台風の本格的な襲撃はなく
予定通り結婚式が始まる。


まずすでに待合室で新郎のご両親に挨拶をする。
東京の方で父はウインドサーフィンが趣味
そして最近スノーボードを始めたというアウトドア派だ。
気さくな母君と上品な娘さんが参列する。

私は式場でのバージンロードでの所作、ウエディングウォークなど教えていただく
簡単だが緊張してきた。
ガラス張りの待合室からは薄日のさす沖縄の海が広がる。
台風7号の直撃はどこへ!


父親として娘そして素敵な彼と入場前に挨拶を交わした。
娘を送り出す父の気持ち
私は嬉しい気持ちが先立つ、娘が決めた彼氏であり、私から見ても素敵な彼だ。
ほぼ3年前程のお付き合いをしてのゴールだ。
私たちも今まで、二度彼と会い今日の日を待ち望んでいた。


結婚式が始まる、式場への入場だ。
母にベールをかぶせてもらい、私と腕を組む娘花嫁。
扉が開き厳かな曲が流れてきた。


5歩進み、一礼。ゆっくりとウエディングウォークで進む。
花嫁がなかなか前に進まない。
どうもウエディングドレスが足に絡まり進まないようだ。
花嫁はドレスの足元を蹴飛ばすように進むのだがうまくいかないようだった。
少し母や付き添いの人に助けてもらいながらゆっくりと入場、花婿の前へまで行く。


父として最後の役目は組んでいた娘の手を取り、彼に引き渡す。
そしてそっと後ろに手をやり彼の元に押し出してやるのだ。
私たちの手元から旅立つ。
永遠の別れではないが、これで完全に別の家庭を築いていくということで
嬉しさ半分、こみ上げてくるもの半分だった。

外国人の神父さんの響く声が会場にこだまする。
とても気持ちよい声の響きに、今日ここで娘の結婚式が挙げられ幸せな気持ちに浸ることができた。
式は滞りなく進むが、緊張からか笑いがこみあげてくる花嫁それにつられる花婿の姿も見られ
お似合いのカップルだと二人のしぐさから感じるものがあった。

フラワーシャワーなる儀式があったのだが
生花の白い花びらを新郎新婦が登場と同時にまいたのだが
台風の風にあっという間に横へ飛ばされてしまったが、
雨もなく薄日のさす中を移動することができた。

記念撮影も台風に左右されることなく集合写真から始まり
人が入れ代わり立ち代わり新郎新婦との写真を撮ることができた。
我が孫の二人も新郎新婦に抱っこされにこやかな顔を見せていた。
新郎新婦にも早くこんな孫が無事誕生することを期待する。

続いてパーティーが行われ
おしゃれな料理をいくつかいただくことができた。
メニューを会場に置いてきてしまったので名前など分からないが
とにかくお祝いということもあり美味しくいただくことができた。
しっかり赤ワインも進み
挨拶あり、ケーキカットとかファーストバイト、新郎新婦からのプレゼントがあり
楽しい一時を過ごすことができた。




二人の門出となる挙式とパーティーだったが
7月7日生まれの新郎、台風7号も来て
トリプル7
新婦の娘も常に周りの人に恵まれ
無事、台風直撃と言われた7月1日今日幸せな日を迎えられた。


幸せな家庭を築いていって欲しい。
東京での生活になるが新居もご両親の家の近くに何十倍という抽選の結果住むことができるという。
また新郎も今務める会社で営業から望んでいた部署へ移動が決まったということで張り切っていた。
苦しいことも出てくるだろうが二人で乗り越え、一歩一歩歩んで行って欲しいものだ。

2時ごろには結婚式がお開きとなり
美ら海水族館へ行こうということになった。
本来は台風であきらめていたのだが雨も降ってこないということで
家族全員行こうということになり総勢10名
2台のレンタカーで出発した。

沖縄道を使い1時間弱で到着する。
水族館でも風はあるものの雨が降ってこない
美ら海水族館は、駐車場から入口まで歩かなければならないということで
雨が降っていれば困ったものだと思っていたが全くその気配はなく入館できた。

孫たちと入場記念の写真をとり
順路に沿って水族館巡りを始めた。

海牛やヒトデに触れるところもあり、
どのブースも面白く興味深く見ることができたが
やはり美ら海水族館のメインと言ったら
「黒潮の海」のジンベイザメだといえる。




巨大な水槽の中を回遊するマンタ、カツオ、サメなど
その中でも12mというジンベイザメが泳ぐ姿は圧巻だった。
水槽の真下から見ることもでき
1日眺めていても飽きそうにないなと感じた。
2頭がすれ違うところは圧巻というしかない。
久しぶりの水族館で孫たちはもちろんみんな疲れも見せず楽しむことができた。


帰りも駐車場に入る直前に雨が降り出したが全く問題なくホテルに戻ることができた。
ホテルに着く
これからが大変な風でビュンビュンと吹き荒れ
横殴りの雨が窓に突き刺さる様だった。
エレベーターはどこから雨が入るのか雨漏りがあり
カサが用意されていたのが今までにない光景
だった。

当然今晩は風雨の音を聞きながらホテルの居酒屋で飲み食べた。
台風の影響も受けずに1日中、結婚式、そして万座毛、美ら海水族館へと観光ができたこと
私のお気に入りのモズクの天ぷら、ジーマーミ豆腐などいただき幸運だったことを話し合った。

実は今日、飛行機は全便欠航。
娘たちは結婚式を挙げたが、今日をキャンセルあるいは延期してしまったカップルが何人かいたとのこと。
それを考えると本当にラッキーだったのだ。

この夜、沖縄に最接近した台風は沖縄の方々も
これほど雨が降り、風の強い台風は珍しいと話してくれた。
窓にはごうーごうーと風が鳴り響き、横殴りの雨がキラキラ光る

心配になるのが明日の飛行機が飛ぶかということになる。
ニュースなどの情報ではお昼ごろから徐々に回復してくるのではないかとのこと
上手くいけば午後の便から運航を始めるとのことだ。

朝目覚めるとまだ風は強く動ける状態ではない。
飛行機は始発の欠航という情報が入ってきた。
しかし午後からは運航するとの情報も入り我々は強運だと思う次第だった。

沖縄道は閉鎖中ということで
一般道で早めの飛行場到着のために9時頃にはホテルを出発した。
道路わきの木々は風により枝葉を落としている
走っているうちに風は徐々におさまり、雨も上がってきた。

高速道を使わなかったが2時間弱で飛行場近くに来て余裕が出てきた。
飛行場に行っても昨日全便欠航ということで動きが取れないほど人の多いことが
12時ごろ発の大阪便を待つ息子から連絡が入った。


そこで我々は2時過ぎの便ということで
お昼を国際通りへ行って食べようということになった。
公設市場を知っているという息子に連れられ
お土産屋さんなどが立ち並ぶ国際通りを歩き路地のようなところを抜け市場へ入る。

(ここで手前の夜光貝、エビなどを購入料理してもらう)


魚屋さんの一番のお薦めが夜光貝
あとエビ、青い色をした魚、そして海ぶどうなど盛り合わせいただくことになった。
その他市場で買ったものを2階にある食堂で焼いてもらい食べた。
新鮮で食感のいいこと、海ぶどうもプチプチと音がして美味かった。
沖縄そばも頂き、国際通りの店ものぞき楽しめた。
薄日が差すなど蒸し暑くなり沖縄の天気が戻りつつあった。

台風直撃ではあったがすり抜けるように
すべての日程をこなすことができた。
結婚式、そして観光もほぼ予定していたものは行くことができた。
不思議なほど台風7号に踊らされたが動いている最中は全く影響がなかったというこ
とだ。

那覇空港はキャンセル待ちなどの人でごった返していた。
我々は幸運にも通常通り予定していた便で沖縄を立つことができた。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:10Comments(0)旅行こんなことが!