2019年07月31日

京ヶ倉へ 大城からぐるっと一周

2019年(令和元年)7月31日(水)

京ヶ倉へ 大城からぐるっと一周



馬の背から京ヶ倉



初めて自転車を使い大城そして京ヶ倉を登ってきた。
京ヶ倉登山口へ自転車を置き、大城登山口へ向かった。

大城登山口を入るとじめじめした登山道で登る人が少ないのか
落ち葉がふわふわ、時々蜘蛛の巣に顔面をとらえられ、
そこに30度を超える暑さも加わり急騰をゆっくりと登る。

今日の最大の敵は、倒木
登り始めてすぐに何本かの松の木が倒れ登山道をふさぐ。
中には連続で倒れているところもあり四苦八苦の登りとなった。
それでも高度が上がると倒木もなく楽しい歩きができた。

はぎの尾峠に出る
昭和40年ごろまでは人が行き来する生活道だったとのこと。
そして同じころまで入山地区からの生坂中学校への通学路だったというから恐れ入る。

ここからは気持ちよい尾根道で筑北の聖山、岩殿山など見られた。
西側は生坂の街並み、なんといっても犀川の蛇行が見事だ。
のんびり尾根歩きの後は、大城に近づくと岩場も出てきた。

大城跡にはいくつもの曲輪もあったようで
見晴らしの山として戦国時代には武将がこの稜線を行き来していたのだ。

ちょっとスリルのある上り下りをすると京ヶ倉だ。
残念ながら北アルプスなどは雲の中だったが、
池田方面の継子落とし、大峰山そして眼下に生坂、犀川の眺め
そして筑北方面の里山の山並みが美しく見られた。
筑北方面、京ヶ倉と岩殿山の間には青い屋根の建物がみられる。
ぽつんと一軒家なのだが、何だろう?いつも疑問に思っている。

岩殿山、その手前にぽつんと一軒家



ここから京ヶ倉登山口へ向かう。
いつもならば大城登山口へ引き返すところを
今日は自転車を京ヶ倉登山口へ置いてきたので引き返さない。

がけ崩れ注意の登山道を下り、京ヶ倉登山口へ着く。
ちゃんと自転車が登山口で出迎えてくれた
ここから大城の登山口へ自転車で向かうのだ。
初めてなので少し緊張もしたが出発。
生坂小学校付近の長い急坂をゆっくりと下る。
その後は国道を車に注意しながら走るのだが気持ちよい。




歩くとどのぐらいかかるのだろうか。
思っていた以上に早く大城の登山口へ戻ることができた。
これでK山へのトレーニングを兼ねたハイキングは終了。

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 22:41Comments(0)三百名山以外・里山

2019年07月26日

鍬ノ峰へ 360度真っ白

2019年(令和元年)7月26日(金)

鍬ノ峰へ 360度真っ白



谷風が気持ちよかった


蝶ヶ岳、爺ヶ岳そして鍬ノ峰へ。
3日続けてK山へのトレーニングを兼ねたハイキングへ

蝶そして爺と山頂での展望を楽しむことができたので、
鍬ノ峰からの眺望も期待して登り始めた。
しかし登山道に向かう松川からは、鍬ノ峰の三角形の山容が
雲に隠れて見えないのが心配ではあった。

天気が回復するのを期待して登り始めた。
しっとりとした空気だが、樹林の甘い香りが漂っていた。
展望のある休憩地からは安曇野が雲間から見られた。
徐々に天候が回復しているようには感じた。

急登を登り切ると熊よけの黄色のカンが
山頂が近いのを知らせてくれる。
山頂手前は笹が深くなり、露で濡れる。
そこを先に進むと山頂へと出る。
山頂には地元の二人の方が雲が晴れないかと待っていた。

鍬ノ峰山頂


360度の真っ白の世界が待っていた。
できれば昨日登った爺ヶ岳を望みたいと思っていたが、
雲は濃く、なかなか晴れてきそうにないのを感じた。
残念だが雲が上がるのを待たずに下山と決めた。


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 21:19Comments(0)三百名山以外・里山

2019年07月25日

爺ヶ岳へ 雲海と花の園

2019年(令和元年)7月25日(木)

爺ヶ岳へ 雲海と花の園



鹿島槍ヶ岳とシナノキンバイ


雲はかかるが蓮華岳、針木岳が登山道から見られた。
山頂付近からの眺望に期待を持ち登る。

種池山荘への最後の登りはコバイケソウの大群落が迎えてくれた。
白い絨毯が敷き詰められたように広がるコバイケソウは見応えがある。
北アルプスの山並みによく似合う花だ。

蓮華岳・針木岳とコバイケソウの大群落


山荘から爺ヶ岳への登りにも花が咲き競っていた。
中でも雲海に浮く鹿島槍ヶ岳とシナノキンバイの花が見事だった。
そのほかチングルマ、シャクナゲも見られた。
いずれも山並みによく似合う。

立山・剱とシャクナゲ


山頂からの下山途中、つがいの雷鳥に出会うことができた。
登山道に人を怖がることもなくちょこちょこと散歩している感じだった。
赤茶けた羽は登山道の色に近く保護色となっていた。
かなりの時間見ることができ仕草もかわいくついつい長居をしていた。

雷鳥と鹿島槍ヶ岳


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 22:56Comments(0)三百名山

2019年07月24日

蝶ヶ岳へ 可憐な花々

2019年(令和元年)7月24日(火)

蝶ヶ岳へ 可憐な花々



キヌガサソウ


ようやく晴れの天気予報が出た。
久しく蝶ヶ岳に登ってなかったので
梅雨明け?一番(まだでした)、蝶ヶ岳へと決め登った。

昨年は土砂崩れのために第一駐車場までは車が入れなかったが
補修工事も終わり通常通り上の駐車場まで行けた。
久しぶりの天候の回復も見られるために多くの車が止められていた。

今日は靴をローカットにし登ってみた
今年登るK山の沢歩きなどに使ってみたいと考えての試みだ。
履き慣れた靴なので問題ないが注意して登った。

三股付近の空気は旨い。
湿度は多いが、そのしっとりと濡れた樹木から美味しい空気が流れてくる。深呼吸しながら身体全体が癒やされるようだ。

蝶沢から上部は登山道の整備がされているようで
多くの木の階段が設置されていた。
その辺りから可憐な花々が咲き誇っていた。

サクラソウ、ミヤマキンバイ、オサバグサ、ゴゼンタチバナなどなど
なんと言ってもキヌガサソウだ。

大滝山の分岐からあとわずかで山頂という登りの途中に咲く。
今回も期待通り数えると七輪の花が咲き競っていた。

薄日は差すが雲の多い天気で展望はどうか。
稜線に出ると槍の頭が雲にうっすらと隠れるものの見える。
穂高も山頂付近は雲で見えないが険しい山肌はしっかりと見られた。
穂高・槍の絶景とまでとは行かなかったが
風もなくのんびりと雲の動きを見ながら蝶ヶ岳の山頂を楽しんだ。



今日は下りで思いがけない転倒をしてしまった。
まめうち平手前の平坦な登山道で外国人の単独者とすれ違う際
道を譲って先に来てもらおうとしたところ
逆に先に来てくれとの合図で前に出ようとしたときだ。
相手の顔を見てしまったのが良くなかったのか。
たぶん石につまずき、前につんのめるように小走りで倒れてしまった。
今でもそのときの映像が浮かんでくる。

石に頭をぶつける。左の小指から中指までが痛む。
左膝を少し打撲。右肘を擦りむく。
ということでまず頭が気になりすぐに触る。
転倒したのを見ていた外国人も心配して頭を見てくれた。
痛いだけで出血はなく、結局小さなコブができただけですんだ。
一番痛むのが左手の小指側の手のひらだ。
それも清水でしびれるまで冷やしたためか今は痛みが大分治まっている。

下りで疲れていた。
年齢とともにバランス感覚が鈍っている。
ローカットの靴の使用が安定感を欠いたか。
一番はすれ違いで相手の顔を見てしまい足下の注意力が欠けていたと考えられる。
原因はいろいろ考えられるが一つ間違えると大けがにつながる転倒だったので、これからの山への注意喚起としていきたい。


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 21:11Comments(0)三百名山以外・里山

2019年07月19日

長峰山・光城山へ ぐるっと一周、最後は雨の中で

2019年(令和元年)7月18日(木)

長峰山・光城山へ ぐるっと一周、最後は雨の中で



ナデシコのような方がいた


昨日は蝶舞う長峰山へ久しぶりに登り、
今日はさらに体力作りということで距離を伸ばそうと
光城山の駐車場を出発し、下道を長峰山登山口へ
長峰山そして光城山へと周回するコースを歩くことができた。
これだけ歩けると自信がつく。

光城山駐車場には多くの車が停まり今にも雨が降りそうだが
多くの方が光城山を登っていることが分かる。
光城山を登ることを日課としている方が多いように思う。

下道を歩くと有明山そして常念岳も雲の中から顔を出していた
雨が降り出すのは午後ということで一周する内は天気も持ちそう。

昨日も登った長峰山の登りは静かで一人の方とすれ違ったのみだった。
山頂では展望台に上り周りを眺めると
すでに北アルプスは雲の中、うっすらと有明山が見られるだけだった。
梅雨時期、鉛色の空、里山に雲が湧き水墨画のような山並みは良い。

長峰山展望台から筑北の山並み



光城山への移動中に小雨が降り始める。
最初はたいしたことがなかったのでザックカバーだけした。
烏帽子峰辺りから大粒の雨が時々降りレインウエアを着ることになった。

光城山に着く。
いつもならば誰かは必ずいる山頂に人の姿は見られなかった。
やはり雨の中登ってくる方はそうはいないということか。
古峯神社の軒先で雨宿りしながらしばし休んだ。

後は下るだけ
K山へのトレーニングを初めて3日目だが順調に感じ、
思っていたよりも歩け、体調も良さそうなことに自信をつけた。

下山中にレインウエアも着ないで登ってくる方とすれ違う。
皆さん毎日登られているような方で息も切らさず登られている。
ことに最初に山頂付近ですれ違い登られていた年配の女性は、
私が下っている後にあっという間に近づき、足取り軽く下山する。
すごく元気なお年寄りの方がいると感心させられた。

最後は雨の下りだったが、それを物ともせずに下る女性の頼もしさ。
自分も少し自信をつけた周回コースだったが、
ひょうひょうと山をこなしている方の姿を見て勇気を得た。

雨の中、野に咲くナデシコのような爽やかさ
そして目立たないが光を放つがごとく姿だ。


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山以外・里山

2019年07月18日

長峰山へ 蝶が舞う

2019年(令和元年)7月17日(水)

長峰山へ 蝶が舞う



キタキチョウ


梅雨の晴れ間
気温も安曇野は31度まで上がった。
その中長峰山へと向かった。


遠征そしてこのぐずつく天気にほとんど山へ行けていない。
K山目指して動き始めないと思い徐々にトレーニングを始めた。
昨日は家の周りを少し散策。
今日は調子を見ながら地元の長峰山へ。
ゆっくりのペースで登ることができた。

長峰山よりももう少し先へと東屋のある蝶の道まで足を伸ばした。
足腰の調子はまずまずで蝶の道まで登ることができた。
その東屋で少し休み下山を考えていた。

すると蝶の道というだけあって蝶が次から次へと舞ってくるではないか。
最初はカラスアゲハがアザミの花に蜜を吸いに来ていた。
その後キアゲハが舞い。
目が慣れてくると黄色のかわいいキタキチョウが何匹も見られた。

メスグロヒョウモン


なかでもメスグロヒョウモンの雄が東屋の中に入ってきて
ペットボトルにとまる、さらには写真を撮ろうとする指先にまでとまる。
人慣れしているのかすっかり蝶にまとわりつかれた。

蝶に興味があるわけでないが東屋に蝶とその名前が書かれた写真が
貼られていたのでつい時間を忘れたくさん舞う蝶に魅せられた。
時間を忘れ蝶の道で一時を過ごした。


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 20:26Comments(0)三百名山以外・里山

2019年07月14日

カタジュタ ウルルサンセット ツアー

2019年(令和元年)7月6日(土)

カタジュタ ウルルサンセット ツアー




カタジュタのワルバ渓谷へ
右側にかつての登山道が見られる



ウルル登頂の午後、
36の岩からなるカタジュタへ
ゴツゴツした岩が連なる山容がバスの中から見られる




近づくにつれ4つの大きな岩が目の前にそそり立つ。
カタジュタの岩と岩の間ワルバ渓谷へ進む。
大岩と大岩にきれいなV字が青空を挟む。




すでに登坂禁止になりアナング族の聖地としてある。
一枚岩からなりウルルとはひと味違うカタジュタだった。

小バエが多く防虫ネットをかぶる。
ネットがないと口、鼻へと飛び込んでくる。
その不快感をネットが防いでくれ、素晴らしい景観を楽しめた。

その後、サンセットのウルルを見るために移動。
残念なことには太陽が低い位置にある雲に隠れ
光を受けてのサンセットの風景を見ることはできなかった。



白のスパーリングワインが振る舞われ、
グラス片手に夕暮れのウルルを堪能した。
ワイングラスをウルルにかざすとグラス内に逆さウルルが見られた。

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)海外

2019年07月11日

ウルルへ 一枚岩の聖地・世界遺産

2019年(令和元年)7月6日(土)

ウルル登頂 一枚岩の聖地・世界遺産



ウルルの夜明け


今年の10月25日までは登山が許可されている。
それ以降はウルル入山禁止となる。
アナング族の聖地であるウルルは一回は見てみたいと思っていたが
チャンスがあれば登りたいと登山許可が出ている間をねらいオーストラリアを訪れた。


アナング族の方からすると登ってほしくない聖地を
無理して登るのだから後ろめたさはあるがこの機会は逃したくなかった。

登山口が開いていないと登れないのだが
その開いている確率30%に賭けていった。
滞在期間も3日だけなので祈る気持ちでいた。

初日は午後チャンスを狙ったが1時30分時点で閉鎖されていると
バスの会社から情報を得てあきらめた。
ところが後で分かったのだが2時になり登山口が開かれという。
30分の違いでと思ったが時間的にも無理だった。

翌日は一番期待をしてのサンライズからのウルルツアーに参加して
朝日を浴びる赤いウルルを見てから登山口へと向かった。
風が出ているようで心配したが、ラッキーなことに登山口は開かれている。
すでに登っている人の姿も見られ、登ることができる喜びでいっぱいになった。



まずは急斜面の鎖のない岩で度胸、力など試される。
靴のグリップが良く効く岩で問題なく登坂できた。
小石が全くないのでちょっとした段差に靴を置けば問題なかった。
ここで何人か方は登ったということで引き返す姿も見られる。


600mは続くという鎖の登りが始まった。
重く太い鎖がほぼまっすぐ続く。
ここは思っていた以上にハードできつかった。
最大斜度が45度ということで鎖につかまりかなりの腕力を使った。
さらに自分のペースで登れないというのが一番大きい。

鎖場を過ぎると今度は風が強まり、起伏の大きい岩場を白のペンキで記された登山道を行く。
1本しかない登山道を左側通行で行き交う。
かなりきつい斜面もあり鎖がないのがきついところも出てくる。




そんな強風の中を進み山頂へと到着した。
山頂には方位盤が置かれているだけだ。
360度の大展望だ。
地平線が取り囲み、カタジュタがその中ににょきにょきと峰を見せていた。



念願叶ったときだ。
少ないチャンスをウルルに登ることができた喜びが湧いてきた。
本当にラッキー!!
オーストラリアの大地に現れた一枚岩に登っている。



下りはかなり慎重に下る人もいて大渋滞で登るよりも時間がかかった。
下山の方が注意が必要なのは分かる。
我々も急ぐ必要はないくゆっくり下り、無事下山できた。

真下に登山口が見える


下山するとすでに登山口は閉鎖されていて登れない状態になっていた。
登山道を振り返るとまだ登山者が見られる。
登り、下りと必死だったがウルルに身をおけたこと感激だ。


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 09:08Comments(0)海外