2023年11月28日

子檀嶺岳 当郷から 360度大展望北アルプス等

2023年(令和5年)11月27日(月)

子檀嶺岳 当郷から 360度大展望北アルプス等




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6229220.html

子檀嶺岳1223m 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳展望


本来は自転車を利用して村松から登り当郷へ下山を考えていた。
自転車を積んでないのを青木村に入ってから気づくという間抜け。
村松方面への下りはきついので登りにと考えていた。
ということで当郷から登り往復することとなった。

登山口から沢に掛かる橋を渡り暗い竹藪を抜ける。
すると赤松林の明るい登山道が続く。
赤松から落下した針葉樹が登山道を埋め尽くし滑る感じだ。
秋は茸山として管理され、心理的に歩きにくい思いをしたことがある。
すでに茸の時期ではないので撤去したのかも知れないが、通路にテープも貼られていなく、管理人の入山禁止表示もなくなっていた。
気候も良く、とても快適な松林の登山道を気持ちよく歩けた。

赤松の奇木も見られる


赤松林を抜けると一端広い林道に出る。
この林道は修那羅峠から下ってきた田沢嶺裏コースから延びている。
林道から分かれ急登が始まる。

ジグザグに湿った落ち葉を踏み踏み登る。
朴の木の大きな葉が多く見られた。
北側になるので道が凍り付いて滑る箇所もあり落ち葉に隠れた足下に気をつけて登る。
最後明るい稜線が見えるとさらに急登して尾根へと出る。

山頂の社と菅平・四阿山


細尾根をしばらく進むと山頂が待っている。
山頂に出るなり360度の大展望が開ける。
三つある祠に安全祈願をして、景色を楽しんだ。

雪被る北アルプスの稜線が目を引く。
爺ヶ岳・鹿島槍・五竜・唐松そして白馬三山が白く輝く。
反対側には夫神岳・女神岳そして明神岳の青木ピラミッド三山がもっこりとみられる。
反して独鈷山の荒々しい稜線もその横に並ぶ。
背後には蓼科山・八ヶ岳そして美ヶ原へと山並みが続く。
西側には菅平・四阿山・浅間山のきれいなスカイラインが見渡せる。

独鈷山・夫神岳など背後には八ヶ岳など


静かな山頂で景色を楽しみ、気持ちよく歩けた子檀嶺岳。
実は昨年下山後に子檀嶺岳を題材に撮った写真が、NHK長野「撮るしんスペシャル」で放映されることになった。
12月8日(金)19:30~20:42 長野県の素晴らしい景色がたくさん出て来るので是非見てほしいものです。
私の写真「子檀嶺岳には柿がよく似合う」も見てください。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2023年11月27日

長峰山 光城山 初冬北アルプス展望

2023年(令和5年)11月26日(日)

長峰山 光城山 初冬北アルプス展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6225729.html

長峰山山頂に弐七農園のサンふじ


午前中に登る予定が、諸用にて遅くなった。
自転車を光城山登山口に置きに行くと下の通路まで車が止められている。
ほぼ満車状態で賑わっているのが分かった。
それでも下山する人も多く、駐車するには困らない時間帯でもあった。

長峰山に移動するとやはり上部駐車場はほぼ満車。
天気も良い、日曜日ということで賑わう。
おっ!建物解体跡が駐車スペースになり、トイレも設置されていた。
早速使用、すっきり快適に登り始めることができた。

登山口付近からくっきりと常念岳が見られる。
登るにつれ展望が広がり、安曇野の田園風景、後立山の稜線が見える。
雲一つ無い青空に山並みが見られ、長峰山からの展望に期待。

後立山稜線


風もほとんど無く、気持ちよい登りにうっすらと汗をかくぐらいだった。
落ち葉を踏み締め快調に登る。
樹間からも普段見られない初冬の北アルプス・後立山の山並みがのぞける。

長峰山山頂はもちろん平日より人出は多い。
車で上ってくる人も多く、大展望に歓声を上げている方も。
まさに声を上げたくなる絶景が待っていた。

常念岳・燕岳 眼下に安曇野


雲に覆われることも無く常念岳から後立山の山並みが一望。
眼下の安曇野も初冬らしく寒々しい感じがいい。
展望台からは美ヶ原、松本方面が、そして遠く頸城の妙高・焼山まで眺望できた。

静かなところでお昼を頂こうと東山コースで移動。
烏帽子峰から東方面へ少し下った稜線に休憩に良い穴場がある。
いつもならばお昼を食べることなく下山する山なのだがゆっくりしてきた。

松本方面 犀川が輝く


光城山経由で松本方面を眺め下山。
遠く南アルプス、中央アルプスがうっすらだが確認できた。
徐々に雲が湧き始め霞むような松本平に犀川が光輝いていた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 06:03Comments(0)三百名山以外・里山

2023年11月23日

霧訪山 北・南アルプス・八ヶ岳展望

2023年(令和5年)11月21日(月)

霧訪山 北・南アルプス・八ヶ岳展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6201948.html

霧訪山山頂から甲斐駒・北岳・仙丈ヶ岳


小春日和に360度展望の効く、明るい山へ。
まず頭に浮かんだのが霧訪山だった。
この時期、中信地区で登りやすい里山の一つに挙げることができる。

善知鳥峠の登山口駐車場には数台止まっているのが見られた。
やはり人気の山、天候も良く登る人が多いことが分かる。
そして北小野の駐車場も5,6台の車が止められていた。

麓はまだ紅葉が残り色鮮やかだった。
ウインドブレーカーを着る必要も無いくらい暖かな登山口だった。
まず階段の急斜面をゆっくりと登る。
登山口付近の両小野中学校で設置した表示板であと何mか等分かる。

比較的登り易くなり、かっとり城祉(鉄塔)、御嶽山大権現、避難小屋など過ぎ、新登山道・南沢コースとの分岐へ。
両小野中の看板には「これより崖注意」とあった。
ここから真っ直ぐ、再び急登で山頂へと着く。

山頂から穂高・槍


360度の大展望が開ける
北アルプスは雪をかぶる穂高岳、槍ヶ岳その先に常念岳、そして後立山の山並みが延々と続く。
南アルプスも甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳その後に三角形の北岳が見られ、塩見岳、荒沢、赤石などの稜線が見られる。
中央アルプス方面は経ヶ岳に隠れてしまうが、その肩には空木岳の白い山容が小さく眺められた。
松本方面の美ヶ原から鉢伏山・車山などのなだらかな稜線も美しい。
そして何より蓼科山から赤岳を主峰とする八ヶ岳が迫力を持って目の前に見られた。

蓼科山・八ヶ岳連峰


下山は新登山道、南沢コースで下山した。
このコースは静かで誰にも会うことなく分岐まで歩いた。
南沢まで一旦下り、かっとりコースとの合流地点へ再び登り上げるので歩く人も少ないのだろう。

天候に恵まれ、穏やかな一日。
青空の下北アルプス、南アルプス、そして八ヶ岳など雄大な山並みを展望することができた。
心地よく登り、下ることのできた霧訪山だった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 20:58Comments(0)三百名山以外・里山

2023年11月16日

戸谷峰 三才山 烏帽子岩 松本平・北アルプス展望

2023年(令和5年)11月15日(水)

戸谷峰 三才山 烏帽子岩 松本平・北アルプス展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6182610.html

うっすら雪積もる戸谷峰山頂


数日前には山に雪が降り、昨日今日と気温がマイナスになる安曇野。
当初美ヶ原を計画していたが、登山口までの道が凍結しているのではないかと断念。
そこで標高1500m前後の戸谷峰、足を延ばし三才山・烏帽子岩を巡る周回コースを提案したK氏に賛同、5人の気の合うジジイ仲間で登ることに。

クヌギ・ナラなどはすでに葉を全て落とし、登山道に積もる落ち葉は深いところだと足首よりも上に、全く下が見えない所が多かった。
私は足を滑らし、中には尻餅をつく者そして前のめりに転倒しあわや大惨事一歩手前と落ち葉道に苦戦した。

落ち葉を踏みしめ一歩一歩


とは言うものの全コース静かで落ち葉を踏みしめ快適に歩く。
雪の積もるところもあったが問題なくちょっとした雪山気分。

戸谷峰山頂からは北アルプスが一望
常念山脈の蝶ヶ岳・常念岳そして燕岳など、穂高岳、槍ヶ岳は一部見られるが、山頂部は雲が被っていた。
北アルプスの真白き稜線が続き、眼下には雲海、その間からは松本・安曇野が眺められた。

北アルプス・雲海の下に松本平


戸谷峰を下り、長く起伏ある稜線歩きを終え六人坊・三才山へ。
静かな中、時々鹿の鳴き声、多くの木に熊の爪痕が深く刻まれていた。
まだ新しい爪痕もあったが、賑やかに進むので問題は無いと思った。
ようやく着いた六人坊からは中央アルプスが良く見られた。
直ぐお隣の三才山は三才山トンネルの名称にもなっている。
展望はないが大きな曲がりくねった枝を持つ松が何本か見られた。

三才山峠へ急下降し、保福寺峠と武石峠を結ぶ林道を歩き烏帽子岩へ。
烏帽子岩が、正に烏帽子岩に見えるのは林道から。
烏帽子を被る人の横顔、世に烏帽子岩は多種あるがこれほど烏帽子岩と呼ばれるに相応しい岩はないと思っている。
この烏帽子岩は代々地元で山の神、水の神として崇められている。

烏帽子岩


林道から烏帽子岩方面へ分かれ進む。
最後の急登を登り切ると、遠目に見た烏帽子岩とはほど遠い天を突き刺す岩峰が目の前に。
見る角度によって形が変わり、迫力ある厳つい烏帽子岩だ。
よってクライミングも行われ、カラビナ、ロープなどが岩の上に放置されていた。

その烏帽子岩を間近で眺められるピークで長休止を取った。
おにぎりに、ラーメンそこに干し柿、お餅のお菓子が振る舞われ、自分の持っていたりんごを食べ忘れるほどだった。
初冬の山行、いろいろあったが和気藹々と楽しむことができた。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2023年11月14日

長峰山 初冬の安曇野展望

2023年(令和5年)11月14日(火)

長峰山 初冬の安曇野展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6179026.html

常念岳・安曇野


今シーズン一番の冷え込みの安曇野
車のボンネットは霜で真っ白になっていた。
フロントガラスも白く凍り付き、それをガリガリ落として出発した。

この寒さの中天気は良いので、多くの車が登山口には止められていた。
滑る落ち葉を踏みしめ登り始める。
展望は良く登山道からも安曇野・常念岳など雪被る山並みが見られた。

急登の滑りやすい道には階段がきれいに設けられ整備されていた。
太い丸太で階段が作られ滑ることもなく登ることができた。
滑りやすい急登だけに、快適に登ることのできるありがたさを感じた。

石仏付近 紅葉も見られた


安曇野の初冬
常念岳は上部が雪をかぶり、日射しはあるものの寒々しい感じがする。
稲刈りされた田んぼも眼下に広がり冬支度が始まったようだ。

北アルプス・後立山は雲がかかりスカイラインは見られず。
雪の山肌が長く続き、山にはしっかりと冬がやってきている。
遠く松本方面の先には南アルプス・中央アルプスの山並みが望めた。

弐七農園のシナノホッペ 常念山脈展望


くっきりと見渡せる常念岳の背後にはいつもは見られない北穂か涸沢岳の岩峰が見られた。
青空に端正な三角錐の常念岳が安曇野には一番良く似合っている。
真っ白な雪被る常念岳になるのは近そうだ。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 17:17Comments(0)三百名山以外・里山

2023年11月09日

燕岳 北燕岳 絶景!

2023年(令和5年)11月8日(水)

燕岳 北燕岳 絶景!




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6160254.html

槍と眼鏡岩


快晴が期待できたので今シーズン2回目の燕へ。
三百名山を完登しても、まだまだ体力は維持しようとの思いも強い。
トータル34回目の燕岳は、今までに無いほどのクリアーな絶景だった。

今シーズンの気候、最近の気温から雪は無いだろうと思うが軽アイゼンだけはザックに入れた。
大丈夫だろうと思っても、部分的な雪、凍った斜面など何度か痛い目に遭っているのでこの時期必携だ。

槍とイルカ岩


日の出前の中房も寒くはなく、ウインドブレーカーなど着ることもない気温。
中房で気温は6度前後だった。
紅葉は終わり、すっかり初冬の気配だが空気が心地よく吸える。

くっきりと景色が見られ、今までに無い鮮やかさを感じたのは合戦小屋に近い登りから見た大天井岳だ。
青空に稜線がはっきりと見え、大天井小屋もはっきりと見られた。
そして槍見ベンチ付近からの槍の姿だ。
うっすらと雪がつく槍、小槍が真っ黒に青空にシルエットになっていた。

燕岳稜線に出るのが楽しみになり進む。
雪があってもいい最後の登りには霜柱こそ見られたが雪は無し。
道も乾いているところが多くスムーズに登ることができた。

燕岳・燕岳稜線


うっすら汗をかき稜線に着く。
やはり何時も最高の気分にさせてくれるのは、稜線にたどり着くなり広がる槍から裏銀座への大展望だ。
全く雲の無い絶景!
来て良かったと何時も思うのはこの瞬間だ。

燕岳2763m弐七農園のシナノスイート 立山・針ノ木など


すべて素晴らしい景色だが、やはり槍が中心となる。
槍と穂高、槍と笠ヶ岳、槍と岳樺の白い幹、槍とイルカ岩、槍と眼鏡岩など。
裏銀座の烏帽子、野口五郎岳、水晶、鷲羽岳などの稜線もスカイラインがきれいだ。
遠く立山雄山、後立山鹿島槍・白馬方面は雪被る峰々が見られた。
長野県側には漂う雲海に有明山が浮かび、富士山を挟んで八ヶ岳、連なる南アルプスまで眺められた。
そして頭だけ頸城山系の妙高、火打そして焼山が展望できた。

眼下に有明山 遠く八ヶ岳・富士・南アルプス


初冬になっても女性の姿が多い。
北海道出身、秋田から来たという方は大天井でキャンプ泊とのこと。
燕の絶景に魅せられた方もいて、北岳からの展望が一番と思っていたが改めなければならないと話してくれ嬉しくなった。

私自身全国の山を巡り、この燕・常念そして蝶ヶ岳が登る楽しみ、景観の素晴らしさから他を寄せ付けない魅力ある山域と思っている。
と言うことで、今日も絶景を楽しむことができた。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山

2023年11月04日

三百名山301座完登 塔ノ岳・蛭ヶ岳・檜洞丸

2023年(令和5年)11月2日(木)3日(金・文化の日)

三百名山301座完登 塔ノ岳・蛭ヶ岳・檜洞丸




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6135051.html

ダイヤモンド富士 蛭ヶ岳より


本格的に三百名山を目指し始めたのはリタイアしてからだ。
9年目、古希を前に達成しようと、昨年度から今回の丹沢での完登を考えていた。
この10月後半、ギリギリになったが天気にも恵まれ東北に残っていた焼石岳・和賀岳・神室山を登り、計画通り丹沢山行を迎えることができた。
完登に相応しく「ダイヤモンド富士」も自分への褒美として添えてみた。

三百名山への歩みとしては、登り始めた前半は山の師匠・同僚でもある方と同伴することが多くあった。
しかし腰を悪くした同僚、同行すること思うようにならず、その後ほぼ一人での三百名山への歩みとなった。

丹沢には山仲間が5名同伴してくれることとなった。
単に丹沢を登るならば一人でも良かったが、「ダイヤモンド富士」は魅力があり、仲間の同伴も叶ったか。

バカ尾根 大倉尾根の木段


大倉から塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳そして檜洞丸へ、下山は西丹沢へ
バカ尾根とも呼ばれる大倉尾根を登る。
良く整備され広い登山道が続いた。
小屋や茶屋なども見られたが平日ということで休みのところが多かった。

まずは木段の多いこと、登山者が多く道や食草を守るためだが登る者にとっては難敵だ。
登り下りそして尾根道、どの山にも木段、木道がかなり設置されている。
安心して歩けるものの単調な歩きになり、同じ足の動きが多くなりきつい。
その結果、筋肉痛、そして足が痙るということが起きやすい。

尾根からは秦野の街、相模湾、そして江ノ島なども見られた。
さらに塔ノ岳方面、雪被る富士山も霞むが姿を現わしてくれた。
愛鷹山の長い稜線、箱根の神山・大涌谷の噴煙まで遠望できた。

三百名山完登


丹沢の中でも三百名山に挙げられている塔ノ岳に登頂。
夢から目標へとなった三百名山完登の瞬間だ。
家族、山の師匠・同僚そして山仲間に支えられ成し遂げられた。
時間をかけ、正直お金もかかり、運にも恵まれていたと思う。
様々な思いもあるが喜び、満足感、達成感だろうか。

登る際に多くの登山者が我々を抜き去り、山頂はその方々で賑わっていた。
ここでサプライズで頂いた「三百名山完登」の記念をかざし写真撮影
嬉しいことに、近くにいた方も驚き祝ってくれた。

蛭ヶ岳が見えてくる


このように山での撮影会は丹沢山、蛭ヶ岳でも嬉しさのあまり行った。
ちょっと恥ずかしさもあったが、こんな時はないだろうとはしゃいだ。
蛭ヶ岳ではスタッフの方も知ってか、夕飯時に「三百名山完登」のことを宿泊者に話してくださり皆さんに思いがけない拍手をいただくこととなった。

自己満足の世界だったが、皆さんに祝っていただけ幸せな自分がいた。
サプライズの記念品がなければここまで「三百名山完登」を祝われることもなかっただろうに山仲間には心より感謝しかない。

蛭ヶ岳1673m丹沢最高峰 富士に太陽が近づく


今回のメインは「ダイヤモンド富士」でもある。
感激!感動!の一言。
4時30分頃だろう。
太陽が富士山山頂に近づき沈んでゆく。
ピカッと一瞬山頂より光を放ち、オレンジ色の世界を広げた
正にダイヤモンドの光なのだろう輝き、まぶしかった。

夕焼けが広がり、オレンジ色の世界に富士山が浮かぶ。
一刻一刻その様子を変化させてゆく。
一時間以上、富士を眺めその姿に魅了され続けた。
いつまで眺めていても飽きないとはこのことか。

富士の夕焼け 


翌朝の富士山も美しかった。
朝焼けでピンク色に染まってゆく
オレンジ色の空を背景に、富士山のすそ野からはピンク色の光が差し始める。
徐々に薄いピンク色がわずかな時間だが山肌を染めて行くのだ。

朝 ピンク色に染まる富士山


そんな富士山にも光が差し、雪被る姿を眺めつつ檜洞丸へと向かった。
上級者向けの登山道ということで慎重に下る。
檜洞丸へも起伏の大きな道のりが長く厳しく待っていた。
ほぼ4時間かけて、今回最後の丹沢ピーク檜洞丸へと登頂できた。
富士山に一歩近づき、輪郭のくっきりとした富士山を青空をバックに眺められた。

檜洞丸1601m付近から富士山


ここからは急下降。
長い下りが延々と続き西丹沢ビジターセンターへと無事下山。
大倉登山口からほぼ23kmの丹沢主稜線を歩き通すことができた。
「三百名山完登」「ダイヤモンド富士」「丹沢主稜線縦走」充実した山行となった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 15:49Comments(0)三百名山

2023年11月01日

神室山 300座目/三百名山 パノラマコース往復(秋田・山形)

2023年(令和5年)10月27日(金)

神室山 300座目/三百名山 パノラマコース往復(秋田・山形)




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6104683.html

神室山1365m山頂 


三百名山(荒沢岳含む)300座目となる神室岳
あと1座、丹沢塔ノ岳で完登ということで慎重になった行程。
焼石岳では滑る沢に苦労し、和賀岳では笹でびしょ濡れ状態、今日は天候の悪化が懸念され、西ノ又コースの沢歩き徒渉回避で、快適という尾根・パノラマコース往復と決めた。

パノラマコース 急登中の急登 ざんげ坂


役内登山口の駐車場には、昨日もすれ違った京都の女性の車が止められていた。
私の方が先に出発したかと思っていたのだが、何と前神室山からの下りで
西ノ又経由で下ってくる女性と出会った。
天気が心配で早めに出発したとのことで、私よりも早く出ていたのだろうが、それにしても健脚だ。
車中泊をして明日は焼石岳と言っていたので、中沼登山口の情報を伝えるなどしてあげたが、私と同じ三百名山を目指しているのか聞くこともなかったが、単独車中泊での東北山旅を楽しんでいるようだった。

急登・紅葉真っ盛り


山頂までの距離は長いが、標高は低く、尾根道だから起伏は多少あるが差ほどきつくないだろうと登り始めた。
ところが登り始めから急登が続く。
先が見えないほど直登・急斜面が待ち構えていた。
ブナなどの紅葉は盛りで、景色に力を得て登り続けるのだが、濡れた葉、滑る根に、そして粘土質の土に苦労する。
下山は手強い、それでも沢を歩くよりも安心だろうと登り続けた。

ようやく傾斜が緩み、いっぷく平で一呼吸入れて登り再開。
平坦部は少なく起伏の大きな第1ピーク、第2ピークそして第3ピークと登り下りが続いた。
また登りだ。目の前には前神室山がどんと聳え立つ。

前神室山から神室山 まだ遠い


前神室山へとようやくたどり着くが、目指す神室山は遙か遠くに。
避難小屋が建つのが見られ、その稜線の先が山頂になる。
まだ天気は持ちそうなので、雨が降り出さないうちに山頂へと向かう。

神室山の山頂が確認できてからも長い道のりは続くが、徐々に山頂が近づくことに気持ちは楽になる。
最後の登りには岩場もあり慎重に通過して山頂へとたどり着いた。
360度のてっぺんだ。
曇り空だが遠くの大きな山並みが目に入る。
方向からして栗駒山などが見えていたのだろう。
雲海が秋田側の低山の中に入り込む絶景も見られた。

もうすぐ神室山山頂 小屋が見える


登頂の喜びは格別。
下山時、ちょっと気が緩んだのか粘土質の土で滑り後ろ向きに転倒。
左肘を少し擦りむいてしまった。
以後集中でき、雨に降られることもなく、濡れていた道も乾き始めさほど苦労することなく無事下山した。

三百名山完登にあと1座。
11月「ダイヤモンド富士」を見ながらの丹沢へと計画。
古希を前に301座目、三百名山完登を目指す。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山