2024年04月25日

天狗原 雲のカーテン上がる

2024年(令和6年)4月23日(火)

天狗原 雲のカーテン上がる




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幻想的な白馬岳
天狗原 雲のカーテン上がる

天気は曇り良くないが、6回目のバックカントリーに。
栂の森ゲレンデも靄がかかり、白馬三山・白馬乗鞍方面は真っ白なカーテンが掛る。
ゲレンデで3本滑ってから、栂の森上部の林道から歩き始めた。

雪解けが激しい。
沢には大きな穴が空き、歩くときも要注意。
木々の周りから雪解けが始まり、丸く穴が開き始めている。(根開き)
成城小屋からの最初の上りは雪解けにより急登になっていると感じた。

雪解け 沢には大きな穴が
天狗原 雲のカーテン上がる

真っ白な世界のため、天狗原まで行けるかは不安で急登手前までと考えていた。
岳樺の麓で一休み、時間的に余裕があり、ここから引き返すのも中途半端ではないか。
真っ白な世界でも地形は分かっているので天狗原まではと思い直し登り始める。

スキーのトレースはなく、アイゼンとスノーシューの跡があるだけの急登。
靄っているので上部岳樺を目印に緩やかめの斜面を選んで登り続けた。
雷鳥保護用「Keep out」(立ち入り禁止)の看板を見て、さらに真っ白い世界を登り続けた。
もっこりした天狗原・白馬岳神社らしき場所が目に入った。

天狗原
天狗原 雲のカーテン上がる

思っていたよりも右方向に歩いていたようで祠の裏側に登り着いた。
よく分かっている所なので心配は無かったが、視界がないというのは怖いと思った。
知らない場所ならばまず行動しないだろう天候だ。

天狗原も雪解けが進んでいる。
祠の周りの雪も少なくなり、コメツガの樹林がだいぶ顔を出してきている。
岩場周辺は足下が怪しく、柔らかな雪を踏み抜きそうだった。
目の前に見えるはずの白乗の大斜面も真っ白で見えず。

滑走開始
ホワイトアウト気味で先の見えない斜面を滑り始める。
ただ方向は分かるのでレフト側へと進路を決めて滑っていた。
しばらく滑っていると明るくなり白馬岳が見え始めたのだ。
まさに白いカーテンがさっと上がり、天狗原方面も見え、白馬三山が雲海に浮かぶ幻想的な景色が広がった。
栂の樹林の先に雪解けの始まった白馬三山が美しい。

天狗原から下り始めると視界が開ける
天狗原 雲のカーテン上がる

視界が良くなると滑りも楽しくなる。
レフト側の真っ新な大斜面に滑り込む。
板もよく走りターンを繰り返し滑り降る爽快感はバックカントリーの醍醐味だ。
樹林帯に入ってからも、よさそうな斜面をねらい滑る。
最後、沢には大きな穴があるので成城小屋方面へと向い滑りきった。

4月に入って6回目の栂池バックカントリー。
登りの天候は白いカーテンに包まれていたが、下りにはそのカーテンも上がり最高のご褒美を頂いた。

ふるちゃん


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Posted by ふるちゃん at 05:34│Comments(0)山スキー
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