2023年08月30日

蓼科山 女ノ神↑竜源橋↓槍・八ヶ岳 頭のみ

2023年(令和5年)8月29日(火)

蓼科山 女ノ神↑竜源橋↓槍・八ヶ岳 頭のみ




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蓼科山1530m山頂


7年ぶりの蓼科山。
40年前には大滝キャンプ場で泊まり、竜源橋へ車を止め、車道を歩き女ノ神登山口から登り、同じコースを歩いている。

女ノ神(めのかみ)茶屋登山口から登り始める。
足下の笹が前日か朝方まで降っていたのだろう水分たっぷり、先行する方もいるが濡れる。
笹が覆い被さる登山道もあり、あっという間に太腿辺りまでずぶ濡れ
泥濘も多く、ローカットは失敗だった。

平坦地から登り平坦地へ、3回ほど繰り返し本格的な登りになる。
笹原と苔むす岩の境目が明確になっていた。
苔むす岩を見ながら、滑りやすい岩を急登する。



大きな石を一つずつ越えながらのきつい登りが連続する。
見上げると青空と岩また岩のゴツゴツした風景が目に入る。
木々がなくなり開けた別世界に飛び出る。
頭だけ見える八ヶ岳、そして遠くにも雲間に槍ヶ岳が見られた。

山頂小屋まで矢印に従い進み、折り返すように一等三角点の山頂へ。
山頂は岩ばかり、大きな岩が広い山頂を埋める。
残念ながら、周りの山々はすでに雲に覆われてしまっていた。

山頂に弐七農園のつがる


「下界」という言葉に違和感を持っている若者がいた。
若者「山を登る人は、直ぐに下界という言葉を使うのですね。」
と私と若者で言葉を交わしたとき言われた。何気なく言っていたのかも知れないが。
「下」が何か卑下するのかと思い調べてみた。
「1 仏語。天上界に対して、この世。人間界。2 高所から見た低い地帯。「頂上に立ち下界を見下ろす …」」と例も。(goo.ne.jpより)
他の解説も同様だった。
仏語であり、一般的に使われているようで問題なかった。
若者に応えられれば良かったと思っている。

山頂から急下降、将軍平・蓼科山荘を経ての長い下りを天祥寺平へ
石のゴロゴロする沢状の道を下る。
途中苔の美しい所があり立ち止まり一息ついた。
天祥寺平からは正面に横岳がそそり立ち、振り向くと優美な蓼科山が見られた。
諏訪富士とも言われ、登り下りのハードさとは対照的な美しさだった。

竜源橋へ 優美な蓼科山(諏訪富士)


天祥寺平では栃木から登りに来たという80歳の方と一緒になった
夜中1時に出発、一人車で大河原峠までやってきて下山途中とのこと。
夜中に出て険しい登り下りをして、これから帰るという。
山に登り、動くことが好きな山登りを続けられることだと当たり前のように話していた。
正にその通りだと思い、「今動けるとき動き、動けるだけ動く」。
「山へ」を続けていく勇気をもらった一時だった。

竜源橋へ淡々と下る。
蓼科山の眺めの良い場所、苔が輝く河原の石が印象的だった。
竜源橋からはビーナスラインを歩く、正に下界の暑さを味わうが無事下山した。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 12:14Comments(0)三百名山

2023年08月27日

四阿屋山 大沢山 空峠へ

2023年(令和5年)8月26日(土)

四阿屋山 大沢山 空峠へ




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大沢山1440m山頂 


中村登山口より登り始める。
御嶽石像群へは登山道から100m程脇にそれて登る。
石の祠、不動明王そして4体の御嶽像が祀られている。
四阿屋山山頂の立派な社殿、大沢山山頂にも御嶽大神石碑が置かれていた。
地域の御嶽信仰の深さ、山を崇める有り様が窺える。

不動明王と御嶽石造群


四阿屋山手前の展望台は山名盤からすると絶好の展望地。
残念ながら北アルプスは雲に覆われ見ることはできなかったが。
筑北の街並みとタラ原山・聖山、目の前に岩殿山、京ヶ倉、大町の鷹狩山など里山が見られた。

展望地から四阿屋山山頂は近い。
まずは四阿屋山神社に寄り山頂へ。
山頂周囲はブナの樹林帯が広がり、光を浴びる葉が輝いていた。

四阿屋山展望地


大沢山方面へ
登山道の不安はあったが、稜線歩きは快適だ。
樹林下の木漏れ日、苔むす岩そして涼しい風が心地良い。
尾根を外さないように、薄い踏跡を行く。
テープの目印が少なくなっていたのは不安だが問題なく歩けた。

大沢山へ ブナの大木も見られる


最後の急登で崖脇を登りきると大沢山山頂に出る。
木々に囲まれ展望のない静かな山頂だ。
ここまで来ると一安心でもある。

下山はガレた急斜面を下るなどして空峠へ
途中タマゴダケの群落に巡り会えた。
傘が開いたたもの、正に卵形のかわいいタマゴダケが見られた。

丸山展望台 大洞山・虚空蔵山


下ると空峠
バイクの訓練コースが設置され明るい空間が広がる。
ここからデポしておいた自転車で林道を走る。
最初は良かったが、途中から上り坂が続き自転車を押して歩く。
それでも歩くよりは早く中村登山口へ。
つらい林道の上りも、下りを走る快感は忘れられない。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2023年08月24日

美ヶ原 茶臼山 & 扉峠からサイクリング

2023年(令和5年)8月23日(水)

美ヶ原 茶臼山 & 扉峠からサイクリング




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茶臼山から扉峠へ下る


槍ヶ岳山行などを控え、鎖の体験をしておこうと大姥山を計画した。
が仲間の都合が合わず、後日に変更した。
ただトレーニングの一環として美ヶ原へとの思いもあり4歳年下の若者と行くことに。

彼の家で大きなマウンテンバイク?を見たので美ヶ原を歩き、扉峠から自転車で下るという提案をしてみた。
即、行こうということになった。

天候が崩れやすいという予報が出ていて安曇野を出るときには美ヶ原方面に重そうな雲がすでにかかっていた。
下界はすでに汗ばむほどの気温だったが扉峠付近は19℃、ちょい肌寒い。
Sさんは大きなe-バイクというのだろうか、アシスト付きの自転車。
私は軽さがメリット、折りたたみ式の5段変速の自転車。

2台を扉峠駐車場にデポして本来は桜清水、石切場からと思ったが天候、三城から石切場の林道は上りが多いこと、そして自転車の能力差を考え三城からとした。
結論から言うと、この判断今日は正解だった。

三城牧場、ダテ河原から登り始めた
曇り空で登りやすい気候だ。
日が差したのはアルプス展望道へ出る少し前だけだった。
登り始めから王ヶ鼻へは向かわずに登って来ていた。
王ヶ頭はどうするか、上を見上げると雲もかかり行くこともないだろうと茶臼山方面へとアルプス展望道を歩く。

放牧された牛が笹を食む


雲がかかり、下方からも雲が流れ来てほとんど展望はない。
アルプス展望道、アルプスの方向さえも分からない雲の中。
涼しいから、少し寒さを感じるぐらいになった。
牧場の牛が登山道脇付近まで何頭も来て笹を美味しそうに食んでいる。
笹を食すバリバリという響きが印象的。

時々雲の流れ茶臼山が見られる。
烏帽子岩も白の世界に浮かぶように見られた。
振り返ると美ヶ原台上の先に王ヶ頭の塔が霞んで幻想的にも見られた。

美ヶ原台上に塔が浮く


順調に歩き茶臼山に着く。
2006m山頂は展望のない涼しい避暑地。
久しぶりにウインドブレーカーを羽織り早めの昼食にした。
ゆっくりはしていられない、ゴロゴロと遠くで低い音がした。
続いて何度か雷鳴が響き始めた、本格的に雷にさらされないように、そして雨が降る前に下山、自転車に乗ろうと下山開始。

茶臼山で昼食 雷鳴響き始める


笹がきれいに刈られた登山道を滑らないように気をつけ下りる。
目の前にはこれから進んでゆく尾根が見える。
振り返ると何と茶臼山に光が差しているではないか。
雷はまだ遠くのようで心配なさそうと思いつつ、扉峠へと歩き終えた。

e-バイクと折り畳み自転車で出発


さてここからがサイクリング
先に気持ちよくペダルを踏み出るが、ゴウゴウと大きなタイヤの音を響かせe-バイクが抜いていく。
少しでも上りの道では威力を発揮する。
私は一カ所だけ自転車を押して歩いたが、一気に上り待っていてくれた。

後は爽快な走りで一緒に下る。
e-バイクにはスピードメーターが付いていて40km以上出ていたとのこと。
あっという間に三城へと無事走り下ることができた。
槍ヶ岳山行のトレーニングを兼ね楽しい一日となった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 09:57Comments(0)三百名山

2023年08月22日

虚空蔵山  唐鳥屋城祉・立峠・岩井堂へ

2023年(令和5年)8月21日(月)

虚空蔵山  唐鳥屋城祉・立峠・岩井堂へ




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虚空蔵山城跡に弐七農園のシナノリップ・聖山


筑北の四阿屋山を目指すが、とんでもない荒れた林道を走り、登山道へは作業中で薦めない状況。
また大沢山から四阿屋山へとコースを変更するが、ここも空峠手前で大規模な伐採作業中でとても通らせてほしいとは言えずに引き返した。
ということで松本市四賀方面へと下り、久しく岩井堂方面から登ってない虚空蔵山へ方向転換した。

登山口に当たる岩井堂は何となく記憶がある。
2度目の岩井堂からのコースだったが道は全く覚えがない。
登山口にある理解できない地図を見て、丈の高い草生える林道方面へ不安を抱え歩く。
広い林道のような道が終わり、坂になると快適な登山道になった。
表示もあり、茸の止め山テープの脇を登る。

稜線に出ると一気に明るくなり南方の山が見られるようになった。
心地よい風も吹き細尾根を歩く。
ぐっと最後登り上げると虚空蔵山城跡へと飛び出た。

心地よい尾根道


山頂からは、北アルプスなど遠くの山は雲の中で見られなかったが、近隣の里山は良く眺められた。
やさしい聖山、ゴツゴツいかめしい岩殿山、京ヶ倉の山並み、大町の鷹狩山まで。
眼下の筑北、四賀の田園風景を望みながら、涼しい風にしばし休む。

本来の最高地点があると言うことで稜線をさらにに進む。
GPS、見た目で最高地点に立ってみるが、三角点等は見当たらず、樹木に覆われたただの稜線だった。

下山は唐鳥屋城・立峠方面へとこれも表示のないなかGPS頼り。
真っ直ぐな急斜面、目印になるテープが全くなく、踏跡も薄い。
わずかな歩いた形跡を見つけ、稜線を外さないよう下った。
かなりの急坂で登るのは大変そうに思えた。

草繁る唐鳥屋城祉


一端林道花川原線の終点に出て、そこから唐鳥屋城祉へ向かう。
獣道だろうかはっきりした踏跡に入り込み行き止まる。
稜線を登ってゆくことに気づき戻ると、ちゃんとした道があるではないか。
折れ曲がるところを真っ直ぐに獣道に誘われてしまっていたようだ。

唐鳥屋城祉への最後の登りは今日一番の難所だった。
下から見るとほぼ垂直の滑る土、岩場の急斜面に立ち木につかまり這い登った。
登り着いた城祉は草に覆われ、展望もなく荒れ果てている。

立峠へは今までの登りを考えると快適そのものの下り。
立峠は善光寺街道の茶屋跡、かつて三軒もあったというは信じられない。
草木が生い茂り樹間から聖山が展望できる広場が残る。

立峠から聖山


立峠からは正に善光寺街道を会田宿・四賀へと下る。
昔の幹線道だったことを思い馳せてみるが、なかなか人馬行き交う様子が浮かべにくい。
下山口の配水池付近には当時を偲ばせる立派な馬頭観音が建てられていた。

四賀カルデラから虚空蔵山


岩井堂へ寄る。
観音様が祀られている岩井堂の周りには、多くの石仏が見られた。
砂岩層が虹のごとく美しい四賀キャニオンと呼ばれる岩稜帯も良い。
美しい砂色、その背景に今登ってきた虚空蔵山の三角錐が見られた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 17:00Comments(0)三百名山以外・里山

2023年08月19日

夫神岳 月波の泉

2023年(令和5年)8月18日(金)

夫神岳 月波の泉




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夫神岳1250m山頂


高気圧に覆われ、安曇野も猛暑日となった。
そして上田市は全国観測地点で最高気温38.4℃、本日一番の暑さ!
その上田市のお隣、青木村にどっしり聳える夫神岳へ


信州まるべりーキャンプ場の隣、夫神岳登山者用の駐車場へ。
そこからは入山山系の十観山、青木村の象徴子檀嶺岳が眺められた。
防獣用のゲートを通り林道を歩く。

二手に分かれるところには必ず「夫神岳コース」の表示がされ安心。
今日はところどころ草丈の高い所もあり露で濡れた。
全行程の半分ほどで林道終点となり、月波の泉、大明神の祠、雨乞いのお祭り「岳の幟」についての石碑が置かれている。

林道終点 月波(つくば)の泉がある


ここから本格的な登山道となる。
直ぐに倒木があり今日一番の難所となった。
急斜面を登り上げ枝の下を這いつくばって通り抜けるしかなかった。
秋までには撤去されるとは思う。

しばらく左回りにトラバース、右側に崖を見ながら進む。
一度ジグザグに登ると「あと山頂へ600m」表示が出て来る。
ここから急登が始まり、一気に汗が噴き出した。
「あと300m、200m、そして100m」の表示に励まされ登頂。

日影は暑さをしのげるが、標高が低いので暑い山頂だった。
九頭竜とイザナギノミコトを祀った二つの祠がある。
アゲハチョウがミヤマアキノキリンソウ、オオバギボウシに似た小さい花
を目当てに飛んでいた。

山頂から子檀嶺岳・青木村


眼下には新しくできた竹内製作所の工場が大きく見える青木村の街並み。
目の前には荒々しい崖を持つ子檀嶺岳がそそり立つ。
遠くの菅平、そして浅間山は雲の中だった。

下山はゆっくり歩いているつもりでもあっという間に月波の泉へ着いた。
行きはスルーしたが、少し下り月波の泉へ。
こんこんと冷たい水が出ている。
この暑さの中、正にオアシス、何度も顔を洗い飲む。
暑さが吹き飛び目が覚める感じ、生き返った気持ちとはこのことか。

この一瞬が今日の山の喜びのような感じもした。
まだ半分の行程なので、すぐに汗まみれにはなってしまったが快適さは残っていた。
こんな猛暑の中登る人は私だけだった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 09:29Comments(0)三百名山以外・里山

2023年08月16日

長峰山 光城山 北回り

2023年(令和5年)8月14日(月)

長峰山 光城山 北回り



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長峰山934m モニュメントとシナノリップ


台風7号の影響でしばらく山へも出られないだろうと、長峰山・光城山へ。
すでに雲行きが怪しく、高瀬川沿いの道を走っているとフロントガラスに雨粒が当たる。
大雨になれば引き返すが、この程度ならばと光城山に自転車を置いて、長峰山登山口へ。

心配していた雨は上がり、日が少し差し蒸し暑い。
長峰山登山口からわずかばかり登ると雲かかる北アルプス、わずかばかり日射しを受ける有明山、そして緑濃い安曇野の風景が望めた。

蝉の声はうるさくなるが、徐々に風は気持ちよく汗ばんだ身体に心地よい。
登山道は雨が降っている割には土は誇りっぽく、乾いて小さな石が滑る。

長峰山ハンググライダー滑走路より安曇野


左膝内側に違和感はあるものの無事長峰山に着く。
ハンググライダーの滑走路横には三脚を立てている二人の方がいた。
話を聞くと今夜の安曇野花火大会を待っているとのこと。
絶好の観覧場所に違いない。
高瀬川と犀川が合流する打ち上げ場所が一望できる。
その他展望台付近にも何台もの三脚が設置されていた。

心配した台風の影響もなく、この夜我が家にも花火を打ち上げる音が聞こえてきていた。
長峰山からは花火を見下ろすようになるのだが、どのように花火が見られるのか気にはなった。

長峰山を後に林道、烏帽子峰を登り光城山へと向かう。
天気を心配し登るのを敬遠したのか、出会う人が少ない感じがした。
光城山山頂も着いたときには誰もいないという状況だった。
三和土がきれいに濡れ、清掃されたばかりのような休憩所で一休み。

光城山912m山頂 


展望は安曇野の田園風景につきる。
北アルプスは真っ白な雲の中、その眼下に広がる水田は緑にきれいに染まっていた。
麦畑が気になる昨今だったが、やはり水田が似合う安曇野だ。
家族連れ一組に会うだけの静かな北回りで下山した


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2023年08月14日

美ヶ原 変則ルート 百曲り↑ダテ河原↓

2023年(令和5年)8月12日(土)

美ヶ原 変則ルート 百曲り↑ダテ河原↓




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マルバダケブキのイエロー絨毯


三城から百曲りの登山道へ
鉄平石が敷き詰められジグザグに、正に百曲りで登る。
自然なのか、人の手が入っているのか。急坂だが快適だ。

百曲り下降地点へ登り切る。
岩肌の荒々しい光景が目に入る。
かなり切れ落ちた岩壁、その上に美ヶ原台上が広がる。

台上に沿って平坦なアルプス展望道を王ヶ頭へ行く。
道の脇にはハクサンフウロウがたくさん見られた。見頃!
鉢伏山、かすかに諏訪湖も展望できた。
本来ならば目の前に北アルプスが見られるのだが。

王ヶ頭下のお花畑 ヤナギランとミヤマアキノキリンソウ


王ヶ頭下のお花畑は、ヤナギラン、ミヤマアキノキリンソウが満開だった。
薄赤紫色のヤナギランと色鮮やかな黄色のミヤマアキノキリンソウのグラデーションがいい。
ヤナギランはここでしか見られなかった。

ここからトレーニングも兼ね二人の小径へと変則コースをとった。
王ヶ頭を後にして王ヶ鼻を目指した。
土曜日と言うこともあって、普段は人に会わないコースだが、何と6人もの方とすれ違う。

賑わう王ヶ鼻 弐七農園のシナノリップ


石切場からのコースを最後急登して王ヶ鼻
休憩する人、景色を眺める人、小さな子もいて大賑わいの王ヶ鼻だった。
ただ北アルプスは完全に雲の中、絶景はお預けの日だった。
松本平には光が差しギラギラと輝く。かなり暑そうだ。
美ヶ原は日射しは強いものの2000mを超えているので心地よく、一息付けた。

王ヶ頭に向かう途中イエロー絨毯に出会えた。
マルバダケブキがちょうど見頃で色濃い黄色の花を咲かせていた。
蓼科山とマルバダケブキのツーショット。
青空と王ヶ頭を背景にして広がるマルバダケブキは今日の一番。

王ヶ頭2035m 三角点にシナノリップ


最後王ヶ頭に到着
三角点に弐七農園のシナノリップを置き山頂を撮影しようとするが、次から次へと登山者、観光客の方が見えられ人の入らないシャッターチャンスがない。
そこに小学生の団体がやってきたので諦め、他の方も山頂に入ってしまったがシナノリップの写真を一枚撮った。

賑わう美ヶ原を後にする。
下山はダテ河原コースをとった。
まだまだ登ってくる人、下ってゆく人も多い美ヶ原だった。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 16:54Comments(0)三百名山

2023年08月13日

風越山 滝の沢より 寄り道も

2023年(令和5年)8月10日(木)

風越山 滝の沢より 寄り道も




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風越山1535m 弐七農園のシナノリップ


前回と同じ滝の沢から虚空蔵山経由で登る。
早朝、虚空蔵まで行ってきたという家族とすれ違う。
山名盤が置かれ南アルプスの展望をと思ったが雲がかかり残念。
すでに汗びっしょりの身体に気持ちよい風、山名盤前で涼みながら雲間から顔を出す南アルプスを眺める。
丸みを帯びた光岳、双耳峰の西口岳は確認。

虚空蔵山 山名盤前 飯田市街地と雲かかる南アルプス


展望台まで登る。
徐々に南アルプスの展望が良くなっていた。
雲はかかり続けているが、塩見岳・荒川岳・赤石岳そして聖岳が見られた。
下山時にはさらに良く見られ、飯田からの帰り、高速道からはくっきりと南アルプスが現われていた。

白山社奥宮へと大きな岩の階段、最後石段を登り到着。
重要文化財でもある奥社脇をさらに奥へと進むと山頂となる。
唯一の鎖場を過ぎると二体のお地蔵様がにこやかに山頂付近で迎えてくた。

展望のない山頂に今シーズン初の弐七農園のシナノリップを置く。
夏の日射しがブナの葉に差し緑が美しい。
山中6名ほどの方にすれ違うが、山頂は独り占め、汗が引くまで休み下山。
ほとんど展望のない稜線だが安平路山、それに中央アルプス南駒ヶ岳・越百岳だろう山容が見られた。

風越山 山頂の様子


下山は少し横道へ逸れてみた。
展望台の下、「今倉の泉」方面へ下りそこから太田へ。
初めての道、急坂になっていて踏跡はしっかりある。
かなり下り表示のある、太田方面と今倉の泉方面との分岐に出る。
ここからは等高線に沿ってのほぼ水平道を行く。
右手の崖が険しいので注意深く歩く。

南アルプス 塩見・荒川・赤石・聖など


延命水経由で下り石灯篭を過ぎ、気になっていた「滝の沢 倶梨迦羅不動明王 入口」滝の上部へと入ってみた。
踏跡薄く、ロープも張られているが葉っぱに埋もれしばらく使われた形跡無し。
滑る藪の急斜面で手も膝も使いの苦戦を強いられた。
滝上部に出るが行き止まり、荒れた沢が見えるだけだった。
仕方なく戻り、滝の沢登山口へと下山した。

御瀧場 この上部へ


左ローカットの靴を脱ぐと、蛭が2匹靴下の上にいる。
悲鳴を上げて靴下を脱ぐ。
靴下の上から一匹はすでに血を吸っていたようで甲から血が滲む。
靴下から蛭を剥がすのに指ではじくがびくともしない。
どうしよう?
防虫ジェルがあったので振りかける。
すると丸まってころんと靴下から外れ落ちた。

他にもいないか確認し車で飯田に戻る。
あとわずかで着くというとき、左手首にチクッと違和感が走る。
右指で触るとグニュ!とするものが。
蛭だ!!ひぇー!
血が滲んできた。
蛭をつまんだまま、何とか運転して飯田に戻る。
血が滲んだウエアの袖にはすでにつぶれたのか蛭の姿はなかった。
3匹の蛭が襲来。
蛭に取り付かれたのはかなり前の大杉谷以来で、ショック、驚き、気持ちの悪さにおののくしかない。

どこで取り付かれたか?、手も使い、深い落ち葉の滝の上部へと入り込んだためだろう。
気持ちよい歩きが、一気に不快なものになってしまった。

虻そして蛭対策。
先日の虫倉山では虻に結局20カ所以上刺される。
今回の蛭といい無防備な自分がいた。

虻が多い山は避ける。
それでもせっかく登山口まで来たのだからと登るときには、暑くても厚手のパンツが防御したように厚手の上着、あるいはウインドブレーカー的なものを着て、手袋もすることか。

蛭対策、むやみに人の入っていないような草むらに侵入しない。
といっても草の登山道は多く、草むらを歩かざるを得ない。
長野県の山では、こ歳になるまで運が良かったのか蛭にあったことが無かった。
夏場、蛭の多いと言われる山では粗塩、防除薬を用意するしかない。
風越山も今まで何回も登っているが蛭は初めてで、寄り道をしなければ良かったか。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 09:59Comments(0)三百名山以外・里山

2023年08月11日

子檀嶺岳 最短 田沢嶺裏コース

2023年(令和5年)8月8日(火)

子檀嶺岳 最短 田沢嶺裏コース




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子檀嶺岳1223m山頂から夫神岳・明神岳など


二度目の最短距離での子檀嶺岳
田沢嶺裏コースと命名されているようで田沢方面から登る。
すでに出発点はかなりの高度があり、高低差も少ない道だ。

カラマツの植林がされ、その林道を進んでゆく。
きれいに整備されて、明るい林・林道のため気持ちいい。
林道の分岐が何カ所かあるが表示もされているので分かり易い。

カラマツ林を行く


林道から登山道に入るのだが、林道の短縮のような形で2度林道と交差する。
かなり上まで林道が延びているのが分かる。
林道と分かれ草丈の高い急坂をわずかばかり登りきると子檀嶺岳の稜線に出る。

起伏も少ない快適な稜線を行く。
止め山のテープも見られるが古くびろびろ状態で、この時期まだ安心して歩ける。
この辺りはキノコの時期に入ると厳しい目が光る山に変化する。

ゆっくり20分ほど稜線を歩くと村松コースとの分岐に出る。
後はひと登りで山頂となる。
人気の山だが誰もいない貸し切り状態だった。

浅間山・ヤマユリとキアゲハ


ヤマユリが目に飛び込んできた。
青木村・上田市の街並みを眼下に、雲かかる浅間山、富士尾山、独鈷山、そして夫神岳など手に取るように眺められた。
ただ遠くは雲が多い八ヶ岳、アルプスの眺めはお預けだった。

このコースあっという間に山頂に立てるのが最高に良い。
気持ちよい風に猛暑を忘れひととき過ごす。
ヤマユリが咲き、キアゲハが舞う姿を追う。
時々日が差すと眼下の街並みが光り輝くのが印象的だった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 08:49Comments(0)三百名山以外・里山

2023年08月09日

虫倉山 最高地点 虻襲来 サルスベリ↑不動↓

2023年(令和5年)8月7日(月)

虫倉山 最高地点 虻襲来 サルスベリ↑不動↓




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最高地点への稜線から 黒姫山・飯縄山


2年ぶり6回目になる虫倉山へ。
この時期は初めて、2度目のさるすべりコースで登る。
雨などで足下が滑るようだったらコースを変えるつもりでいた。

不動滝の駐車場に着く。
車の周りに虻が大量にまとわりつく。
これは冠着山へ登ったときを思い出すしかなかった。
ドアを開けると一斉に飛込んできた悪夢。
同時に山行を諦めようかとも。
でもせっかく来たのに虻ぐらいでとの思いもあり、車中で靴を履く、今シーズン初の防虫ネットを被るなど準備をして出発することにした。

これは大成功。
外に出ると車中に飛込んできたのもいるがわずかで済んだ。
私にもまとわりつくが思ったよりは気にならずさるすべりコース方面へと向かった。
ということで登りではブンブン周りを飛ぶが差ほど気にならず登れた。

オオバギボウシ 見応えあり


下りが悲惨だった。
山頂、そして一服むしくらで一息つき、下り始めると虻の襲来が始まった。
パンツは厚手だったので良かったが、シャツはペラペラの生地、そして汗でぴったりと身体の表面に張り付いた状態のために格好の餌食となってしまった。

できるだけ身体を揺すりながら、腕を大きく振り、早めに下るが、虻はそんなことでは諦めずに襲来。
脇腹付近がチクッとする。
シャツをパタパタしながらくっつかれないようにするが、ザックのベルトが当たっているところは絶好の虻にとっての目標地点になったようだ。

と言うことで虻の襲来にお手上げ。
下山して車に入る際には素早くドアを閉めたが十匹以上の虻が侵入していた。
車の中でも虻との戦いは続き、目に付くものをやっつけてからの出発となった。

左肩付近に一発、腕に三発、そして肩に近い右脇腹には数カ所刺されてしまった。
それに手袋をすれば良かったのに素肌の出ていた手の甲にも一発攻撃されていた。
刺された日は症状もなかったのだが、これを書いている二日ほど経った今赤く腫れかゆみが襲ってきている。
キンカン塗って、また塗っての状態。

虻の襲来の強烈な思い出の山になってしまったが。
さるすべりコースは、雨による滑る状態ではなかったのが良かった。
新しく張られたような鎖が100mは続いただろうか。

足下もしっかりしているので、ほぼ問題なく鎖にも助けられ一気に高度を上げた。
ただ一カ所私にとって難しい岩場があった。
ハングぎみにもなり、足場が見つけにくい、ロープで足が入れられるようにもなっていたが届かない。
今考えるとそのロープを掴んで這い上がれば楽だったのかも知れない。
最後は膝を使い這いずるように登ることはできた。

虫倉山1378m山頂 北アルプスは雲の中


山頂からの展望は雲に覆われたアルプス
西岳、戸隠の迫力ある眺望も雲の中。
どこのスキー場か、一服むしくらからは気になり眺めていた。
緑に覆われ、山頂が雲の中ではっきりしないが、方向からして五竜か八方のスキー場の一部が見えていたのだろう。

虫倉1391m最高峰 樹林の中


小川村日本記方面へ向かう。
虫倉山系の最高峰を目指した。
途中の尾根からは雲があがり、黒姫山・飯縄山がきれいに見られた。
もう少しで西岳・戸隠山の山容も現われそうだったがそれはなかった。
樹林に囲まれた最高峰を踏み、引き返し不動滝へと下った。

サンショウウオの沢が大きく崩れていたのには驚いた。
2年前の5月に登っているので、その夏に流され沢を渡るのは初めてだ。
小さな沢だったので大きく岩肌が出た広くなった沢には驚く。

崩壊したサンショウウオの沢


この時期は虻の襲来注意。
それにしても1500山以上登っている山の体験として、ここまで不快を感じたのは初めてだった。
何らかの条件がそろい大量発生した虻の中に入ってしまったのだろう。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 07:00Comments(0)三百名山以外・里山