2024年06月30日

長峰山・光城山 オオムラサキ&ナナフシ&キスゲ

2024年(令和6年)6月24日(月)

長峰山・光城山 オオムラサキ&ナナフシ&キスゲ




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長峰山 キスゲと爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳


梅雨の晴れ間、登り始めは薄日差し視界がくっきりとしていた。
歩き始めると、もやっとした空気に汗がいっぺんに噴き出した。
今シーズン一番の蒸し暑さを感じながらの登りになった。

登山道脇には野いちごがたくさん見られた。
真っ赤に色づき、熟した物が手の届く位置にあれば。
ちょっと口にしてみると甘いこと甘いこと!

ナナフシ 長峰山 休憩の木


中間部の自称、休憩の木には珍しくナナフシが2匹いた。
長峰山中で見かけたのは初めてで写真に納めた。
小さく幼い感じでのんびりと休憩の木・枯木の根で佇んでいた。

汗をかきつつ長峰山に着くと前回のアヤメに変わり、東屋近くに一輪だけ
キスゲの花が咲いていた。
他を見渡すが一輪のみで、爺ヶ岳をバックに撮影することができた。
光が差し黄色がうっすらと輝く感じが爽やかに感じられた。

オオムラサキ


蝶の森では何とオオムラサキを見ることができた。
それも蝶の森の東屋に張られた蝶を紹介する写真に留っていたのだ。
最初はまさかと思ったが、そこにはオオムラサキの写真も展示されていたので確かめるのが早くでき、羽の美しさに感動するばかりだった。
蝶の写真にオオムラサキが留っているとは!
しばらく留まるが、美しい羽を魅せ飛び去っていった。

徐々に雲が多くなり視界もどんよりとしてきていた。
展望は常念岳が雲に隠れ時々姿を見せる程度だったが、良く見ると槍ヶ岳の頭が乗越付近に見えていた。
何度も登っている山だがその時々幸運にも何か楽しませてくれる。
今シーズン初のキスゲ、それにオオムラサキに出会うことができた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2024年06月29日

戸谷峰 思いがけない絶景!

2024年(令和6年)6月22日(土)

戸谷峰 思いがけない絶景!




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戸谷峰山頂 思いがけない絶景が待っていた


午後から天気は不安定になり、明日からは雨模様との天気予報。
金曜日には甲信越も梅雨入りした。
どんよりした天気でも、明日から数日雨模様ということで、今年登っていない戸谷峰へ。

一ノ瀬ドライブイン出合の駐車場から登り始めた。
入口の防獣ゲートの手前は草が高く茂り、歩いている人がいるのか不安になる。
しばらく右側に崖、時々ガレ場のあるトラバース的な道を進む。

大きなガレ場に出て入口から1kmほどからは急斜面のジグザグ道で一気に高度を上げてゆく。
足下はガレた石が多く、歩きにくいが心地よい風もあり登りきる。

気持よい斜面をジグザグに登る


急斜面から尾根に出る。
気持よかった風がちょいと冷たく感じる。
クヌギやナラの木々に覆われ緑が良い。
時々赤紫色のヤマツツジが見られていた。

気持よい尾根から一気に急斜面の登りになる。
しばらく細い尾根を注意しながらの急登をすると広い尾根に出る。
この広い尾根の道が気持ちよく大きくジグザグして山頂へと向かう。
登りきったところが麻績・金山からの道との合流地点、山頂への最後の登りとなる。

槍・穂高など北アルプス展望


山頂に出る。
本日、期待していなかった槍・穂高などの展望が広がり感激!
高曇りでいつもより近くに槍・穂高などの稜線が迫って見られた。
乗鞍岳から北は針ノ木・蓮華岳までの山並み。
手前の常念山脈と言われる蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳・燕岳そして餓鬼岳も、さらに安曇野・松本の街並みと安曇野のシンボル有明山も背後の山々に肩身を狭くしているようだが見ることができた。

松本平の先に乗鞍岳


最近雲に覆われることの多かった北アルプス稜線の思いがけない絶景。
急登に心地よい風、登るにつれ冷たく感じた風が良かった。
そして目に優しい緑の木々、普通はうるさいと感じる蝉の声が良い感じで響く中歩くことができた。

ふるちゃん  


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2024年06月28日

鉢伏山 宮入峠より レンゲツツジ見頃

2024年(令和6年)6月20日(木)

鉢伏山 宮入峠より レンゲツツジ見頃




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レンゲツツジと美ヶ原


毎年この時期にレンゲツツジを目的に宮入峠から登っている。
だいぶ道の様子が分かるようになり、余裕を持って登ることができる。

まずは宮入山までの急登を10分ほどで登り切ると、しばらく平坦、緩やかな起伏を歩く。
少し下り太い幹のカラマツ林に出ると、その後笹原もあり、雑木の道となりちょっと鬱陶しい。
ことにシダ繁り、トンネル状にもなる所がジメジメとしている。

宮入峠からのカラマツ林の快適道


そこを過ぎると緩やかな登りとなり、笹原にカラマツ林、所々にレンゲツツジも見られるようになる。
表示板が出てきてその先のカラマツ林の気持ち良いこと。
登山道が笹原・カラマツ林の中にS字を描く
木漏れ日も差せば最高!

その後最後の急登が待っている。
長いロープが張られた急坂を2回登り切ればほぼ前鉢伏山となる。
あと一歩で山頂手前の分岐、今まで気づかず前鉢伏山へと歩いていた気もするが。
今回はその分岐を右手に折れて、歩いてみた。

右手に折れる 斜面にレンゲツツジ


初めてのコースで不安もあったが踏跡もあり目印のテープも見られたので進むことにした。
最初は松本の街並みが見られ、左手山側にはレンゲツツジが咲き誇り、これは見応えもあり良いぞと思っていた。
ところが最後、車道に出た、ここまでは地図でも確認できていたので良いのだが、掲示板があり「立入禁止区域」を歩いてきていたのが分かった。

前鉢伏山手前の分岐には何も印されていなかったので来てしまったが、次からは目もくれずに前鉢伏山へと登ろうと強く思った。
それはオレンジ色の絨毯を敷き詰めたようなレンゲツツジを登りも下りも前鉢伏からだと角度を変え存分に楽しめるからだ。
レンゲツツジを見るならば前鉢伏が一番。
ことに北アルプスは雲の中でもあり、美ヶ原がレンゲツツジに良く似合っていた。

牧水碑からの前常念方面


若山牧水の碑付近からの眺めも一番と言って良い。
ということで、どこも見方によっては一番の場所になるのだが。
オレンジ色に染まるなだらかな山肌。
一花一花も力強く、一株一株も鮮やかで主張してるがごとくで良い。
今年もちょうど見頃だったのだろう鉢伏山のレンゲツツジをこれでもかと言うほど堪能してくることができた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 13:55Comments(0)三百名山以外・里山

2024年06月26日

光城山 常念乗越に槍の頭

2024年(令和6年)6月19日(水)

光城山 常念乗越に槍の頭




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常念乗越に槍の頭


昨日の雨模様から一転、青空の一日となった。
全国的には30度を超える所も多い暑い日でもあったが、光城山は気持ちよい歩きができた。
久しぶりの光城山登山口からの登りだったが、ちょっと湿った登山道も歩きやすかった。

何種類かの紫色の花々が迎えてもくれた。
ナデシコの花びらに似たうす紫色の小さな花。
ウツボグサだけは名前が分かり、小さな濃いめの紫花を咲かせていた。
またエゴノキの白い花にキアゲハが蜜を求め舞っていた。



展望は安曇野の先に北アルプスの山並み。
安曇野の田園風景が小麦畑が多くなってきたことにより、緑の水田と茶色の麦畑が混ざり合い様相を変えてきているのが一目で分かる。

安曇野を代表する蝶ヶ岳、常念岳、そして燕岳の稜線が目の前に。
常念乗越の付近からはよく晴れた日にだけ見られる槍ヶ岳の頭が姿を現していた。
爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳も雪が少なくなり、夏山の姿に変わりつつある。

松本平の先に中央アルプス 宝剣がぽつんと!


その他今日は南アルプスがうっすらとそして中央アルプスの宝剣岳が良く見るとぽつんと見ることもできた。
明日行ってみようと思っている鉢伏山がレンゲツツジに染まる姿が見られないか、じっくりと眺めてみたが確認できず。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2024年06月25日

塩尻峠 (中央線から見える山) ぶらぶらと散策

2024年(令和6年)6月17日(月)

塩尻峠 (中央線から見える山) ぶらぶらと散策




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6941122.html

塩尻峠から諏訪湖・富士山・甲斐駒ヶ岳


午前中、しだれ栗展望台(小野峠)から鶴ヶ峰へ往復してきた。
鳥居平やまびこ公園経由で国道20号へ出て塩尻峠へ。
諏訪在住頃には安曇野とを行き来し塩尻峠はよく知る場所だ。

「中央線から見える山」に選定されていることは知らなく久しぶりに寄ってみた。
諏訪方面と塩尻・松本方面をつなぐ峠、国道20号が通っている。
今では高速道のトンネルであっという間に通過することができる。
そして、かつては中山道の諏訪と塩尻を結ぶ重要な峠でもある。

「日本一短い祭り」も行われる峠


まずは旧塩尻峠の塩嶺御野立公園の展望台周辺をぶらぶら。
アヤメが咲き、その先に諏訪湖の水面が見られた。
展望台へ登るとさらに眺望が広がり、諏訪湖の先に八ヶ岳、南アルプスその間には富士山の姿が。
諏訪の街並みもきれいに諏訪湖を囲むように在る。

反対側、北西方向には穂高・槍ヶ岳の残雪の姿が眺められる。
常念岳の三角錐もきれいに見られた。
ただ仕方ないが、送電線が何本も走り残念な景観ではある。

塩尻峠・国道20号にかかる歩道橋から八ヶ岳


現塩尻峠は国道沿いにあり、峠には歩道橋が架けられている。
歩道橋からも八ヶ岳、諏訪湖、そして諏訪の街並みが良く見られる。
真下を行き来する車のスピード、昔はここを歩き通過していたのかと思い巡らすしかない。

歩道橋を渡り少し進むと「牛首峠経由 桜沢」の表示を見つけた。
午前中歩いた、しだれ栗展望台・鶴ヶ峰方面へ繋がっている。
正に中山道で、塩尻峠から少し稜線沿いに歩き塩尻小野方面へと通じているのだろう。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 12:00Comments(0)散策

2024年06月23日

鶴ヶ峰 日本中心からの大展望

2024年(令和6年)6月17日(月)

鶴ヶ峰 日本中心からの大展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6940275.html

鶴ヶ峰山頂 日本中心の展望台


「日本の中心」はどこ?というと様々な観点から考察され各自治体などが指定している。
そして信州には中心となる場所が比較的多いようだが、鶴ヶ峰は緯度・経度から「日本の中心」としている。
日本を代表する北・南・中央アルプスそして八ヶ岳さらには富士山も眺望できる好位置に存在しているのも良い。

出発地は、しだれ栗展望台のある小野峠とした。
展望台からは諏訪湖を眼下に八ヶ岳、そして富士山、甲斐駒ヶ岳など見られた。
360度の展望で御嶽山、うっすらだが北アルプスも眺められた。

しだれ栗展望台より 蓼科山・八ヶ岳


歩き始めるが林道がずっと続き対向してくる車が一台あった。
ほぼダートではあったが比較的整備され車高が高ければ問題なく通過できる感じだった。
歩いていて出発地に戻って車で進もうかとも一瞬思ってしまった。

それでもコアジサイ、エゴノキの可憐な花々が道脇にたくさん見られた。さらにはヤマボウシも良く見られ静かな林道歩きが続いた。
花は咲くが変化の少ない道で、途中巨大な送電専用の鉄塔に圧倒されるぐらいだった。

ゼロポイン地点、かつて登った大城山までと思ていたが大城山方面はかなりの急斜面で下っていくのが分かり体力的、時間的に無理できないと断念、鶴ヶ峰までと分岐で判断した。

日本中心の標 樹間から甲斐駒ヶ岳


鶴ヶ峰へ、分岐から残り0.2kmを進んだ。
途中に「日本中心の標」の石碑があり、甲斐駒ヶ岳の三角錐がきれいに見られた。
わずかばかり進むと展望台のある鶴ヶ峰山頂へと出た。

まずは「日本中心の展望台」と書かれた展望台へと上り景色を見る。
見事!来て良かった、360度の大展望が広がる。
正に日本を代表する北・南・中央アルプスが目の前に。
それぞれのアルプスを代表する槍・穂高、甲斐駒仙丈そして北岳、木曽駒・宝剣・空木が眺められた。

日本中心の展望台から 穂高・槍など展望


しだれ栗、そして「日本の中心」として知られてはいるが、信州でもマイナーな山域で来られていなかった。
大城へは登っているが、その時は林道で繋がっているとも知らなかった。
大展望が広がる小野峠「しだれ栗展望台」と鶴ヶ峰「日本中心の展望台」季節を変えて再び訪れたいと思う。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 13:42Comments(0)三百名山以外・里山

2024年06月20日

燕岳 雷鳥&花&残雪

2024年(令和6年)6月13日(木)

燕岳 雷鳥&花&残雪




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6920106.html

雷鳥に出会う


古希を迎え、燕岳へ36回目の登頂。
花・マイヅルソウ、雷鳥、スイカ、そして残雪と印象に残る燕となった。

マイヅルソウ


花・マイヅルソウについては、中房に向かう途中のNHKのFM放送から流れてきた。
「本日誕生日の方おめでとう。今日の誕生花はマイヅルソウです。花言葉は、清純な少女の面影です。」とのこと。
正に本日古希を迎え、「清純な少女の面影」は「老齢の面影」だろうと思い、登り始めた。
すると何と登山口から少し登ったところにマイヅルソウが迎えてくれたではないか。
奇遇ですね!嬉しくなりいつもならば写真に納めることもないマイヅルソウをしっかり撮りまくってしまった。

雌の雷鳥


雷鳥についてはストーリーが書けてしまった。
まず稜線に出て、燕山荘から階段を下ると目の前の岩に雷鳥を発見。
茶褐色から雌の雷鳥だと思った。
すでに羽色を変え、ちょうど衣替えをしたところの感じだ。
正面に裏銀座の三俣蓮華、鷲羽岳、そして水晶岳など残雪の山々がうっすら雲の中に見られた。
雪の白さを見ているのだろうか、白の衣装を名残惜しいのかななどと想像してしまった。

縄張り争いをする二羽の雄


そして北燕付近での出来事。
目の前に黒褐色、赤い肉冠の雷鳥、雄がうずくまっていた。
砂上で羽をばたつかせたり、くちばしを土中に突っ込む仕草を繰り返す。
そのうち立ち上がり岩の上へと向かうが、何か不安そうな様相もあった。
そこにもう一羽の雄がやってきたのだ。
徐々に二羽が近づき始め大きな声で鳴き始めた。
バトルとしか言い様がない様子で、まさに縄張り争いをしているかのようだった。
しばらくたち、一羽が逃げるように駆け出し飛ぶともう一羽が追い払うがごとく追いかけ飛んでいった。
雷鳥の世界も厳しいな!(繁殖期雷鳥の縄張り争いは激しいとのこと)

二羽の雷鳥が飛ぶ 一羽が追い払う


次にスイカ。
合戦小屋の波田スイカは有名ですが、すでに600円で販売されていました!?。
食されている方もいたのですが、波田のスイカはまだ出ていないはずで、小屋の方に聞くと新潟産を今は販売しているとのことで納得した。
ただ本来は波田産スイカが合戦小屋の売りであるはずなので驚いてしまった。
スイカがあれば誰しも食べたくなるので仕方ないのかも知れない。
波田産スイカの登場は来週からとのことでした。
値段ももうすこし高くなるのは必然でしょう。

残雪が残る、北アルプスは雲間から見えるだけでも美しかった。
ことに裏銀座の山並みのうっすら残る雪の姿は格別です。
燕岳にも残雪はあり、まだ最後の登りは冬道でした。
槍見ベンチから上部の登山道には一部雪道も残り、注意して歩く必要な箇所もあった。

ミヤマキンバイと北燕岳


ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、イワカガミなどの花々も咲き、これから見頃となるコマクサも砂地に薄緑の葉をたくさん広げていた。
次は何時登ることができるのか?
何度登っても素晴らしい姿、感動を与えてくれる燕岳でした。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 20:51Comments(0)三百名山

2024年06月19日

美ヶ原 三城から小径・鼻・頭 百曲下降 富士展望

2024年(令和6年)6月11日(火)

美ヶ原 三城から小径・鼻・頭 百曲下降 富士展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6913593.html

レンゲツツジと王ヶ頭


三城からの王ヶ頭、烏帽子岩は青空の下くっきりと仰ぎ見ることができた。
木舟コースで登り始める。
今日の松本の気温は30度にはなるのではないかとの予報が出されていた。

昨夜少し雨が降ったのだろうか湿った地面、新緑の唐松の下気持ちよく歩けた。
朝も8時前ということで爽やかさ、静けさの中を歩ける幸せを感じた。

王ヶ鼻から美ヶ原台上


木舟コースから小径への分岐からは鉢伏山がくっきりと眺められた。
そして茶臼山方面を見ると、その肩付近に富士山が見られるではないか。
遠くうっすらではあったが富士が見られたことで、さらに気分は盛り上がった。

王ヶ鼻への小径は意外と長い。
時々ガレ場があり、そこからは展望も良く徐々に高度を上げ八ヶ岳の姿も見られるようになった。
合流地点から眺められるはずの北アルプスは雲がかかり槍・穂高の山頂部は確認できなかった。
小径と石切場からの合流付近のレンゲツツジは一部開花したものもあったがまだ蕾。

合流地点からしばらくガレ場など急登すると王ヶ鼻へ。
八ヶ岳、その横にうっすらと富士が見られるが、南アルプスは完全に雲の中、中央アルプスも、そして北アルプスは残雪の山容は見られるが雲で稜線がはっきりしていなかった。
美ヶ原・王ヶ頭と台上は王ヶ鼻の鉄平石とカラマツ林の先に日を浴びて美しく見られた。

王ヶ頭から八ヶ岳


王ヶ頭、そしてアルプスパノラマ道を烏帽子岩へと進む。
時々レンゲツツジの開花したもの見られ王ヶ頭など背景に撮影できた。
それでも来週から先に見頃になるだろう蕾のものが多かった。

美ヶ原 緑が映える


平坦な道を百曲り下降地点へと気持ちよく歩く。
茶臼山の先、蓼科山そして八ヶ岳を眺めながら一休みして下山。
百曲りのジグザグの下り道には鉄平石が敷き詰められている所が多い。
そこに木漏れ日が差し美しい、そして下界の暑さに比べ涼しく気持ちよい下山となった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:21Comments(0)三百名山

2024年06月18日

田立の滝 天河の滝・不動岩へ

2024年(令和6年)6月6日(木)

田立の滝 天河の滝・不動岩へ




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天河の滝


上高地行きも考えていたが、天候など考え信州の秘境、行ったことのない田立の滝へ。
安曇野からでも3時間はかかる南端の南木曽町、同じ長野県でも遠い。
単なる滝巡りで、いくつかの滝があり「そうめん滝」まで行ければと軽い気持ちで歩き始めた。

最初は沢沿いを快適に歩くが、登り続ける道に、これは登山に近いなと思うようになった。
淡々と登り崖沿いに木橋が出てきた。
とんでもない危険な木橋ではないか、同行S氏は最初の危険な木橋を安全に行くと良い這いずり渡った。

ちょい恐の橋が続く登山道


整備された安心な梯子、橋もあるが、不安定な橋を次から次へと渡り通らなければならず、歩くスピードは落ちた。
螺旋滝は下山時として天河滝を目指すこととした。

最初の滝は樹間から見られた洗心滝
その後沢沿いに急登をしていくことになる。
霧ヶ滝が目の前に現われ、水しぶきのすごさに感動しつつ登り続ける。

霧ヶ滝


とうとう現われたのが一番目的の天河滝だ。
迫力!雄大!壮麗!
白い岩肌を力強く流れ落ちる迫力。
岩の大きさ、水量に圧倒される雄大な滝。
周りの新緑も日に照らされ明るく壮麗と言っても良いのでは。
もっと大きく迫力のある滝は数多くあるだろうが、心引きつけられる滝だと感じた。

そうめん滝までは行こうと「ちどり桟橋」なるジグザグの木橋を登る。
この橋の怖いこと怖いこと。
慣れると恐怖も治まったのだが足下の木橋の間からは沢・崖が見え、今にも折れるのではないかと思われる。

滝ヶ瀬 優雅だ!


下りの心配もあったが、登りきると穏やかな龍ヶ瀬に出た。
不動滝の上部にもなっているので、水しぶきを上げて落下していく流れも身近に見られた。
少し登ると雲上橋、そして「そうめん滝」、まさに小さな滝がいくつもあり細いしぶきが流れ落ちていた。
激しい滝の連続でもあったのでほっとする。

ここで引き返し雲上橋から不動岩へと向かった。
不動岩展望地から見上げたときは赤茶っぽい岩壁で登れるのだろうかという思いもあったが、その岩壁の上に急登して難なく到達した。
木曽川の流れ、その先に山頂を雲に覆われた恵那山がどんと見られた。

不動岩 下山時撮影


天然公園まで足を伸ばせば御嶽、中央アルプスなどの展望もあるとのことだったが、不動岩までとして引き返した。
下山時に螺旋滝を登山道を外れ沢まで下りて見てきた。
「く」の字の反対から「く」の字へとくねくね落ちていた。

螺旋滝


のんびり滝巡りをしながらの歩きを考えていたが、思いがけない登山となった。
見られた滝は素晴らしく、木橋のきつい歩きと共に印象づけられた田立の滝巡りとなった。

ふるちゃん  


2024年06月17日

長峰山・光城山 北アルプス雲の中 アヤメに蝶

2024年(令和6年)6月4日(火)

長峰山・光城山 北アルプス雲の中 アヤメに蝶




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6884458.html

アヤメに蝶 長峰山


残念ながら高峰の北アルプスの稜線に雲がかぶさり展望はなかった。
安曇野の田園風景も小麦畑の茶色が目立ち、水田が少なくなってきているのが一目で分かる。

長峰山山頂から安曇野


長峰山へ登り始めると足下にナデシコ、ノアザミなどの花が咲き、山中どこでも見られた。
長峰山山頂と蝶の森はアヤメが見頃で、紫色の花が白い雲を背景に鮮やかだった。
できれば北アルプスとツーショットで取りたいところだが。

鹿の食害からアヤメ、ワレモコウなど守るネット 


蝶の森にはそのアヤメやワレモコウなどを食す鹿が現われるようで、食害を防ぐネットが張られていた
今まで見たことのない蝶の森での対策だけに鹿の食害が激しいに違いない。
山梨県の櫛形山のアヤメは短時間で壊滅的な被害があり、ほぼ全滅に近くなっていたのを目にしたことがある。
長峰山付近のアヤメは、まだ多く見られるので今のうちに対策をする必要があるのだろう。

そのアヤメに蝶が舞い、安曇野の景色をバックに写真が撮れた。
その他、光城山近くでガマズミにウスバアゲハが舞うのも見られた。
また山々を背景に気持ちよさそうに鷲が飛び回ってもいた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山