2020年02月18日

クメール三聖山へ カンボジアの古代遺跡への旅

2020年(令和2年)1月15(水)

プノン・バケン 360℃展望 遺跡の上が山頂  

アプサラダンスのレリーフ(アンコール・トム)



今回の旅行は、アンコール・ワット、アンコール・トムなどの遺跡巡りはもちろんのことだが、
クメール三聖山を登ることが一番だ。

アンコール・トム、タ・プロームを見学後に
プノン・クロム山、プノン・ボック山と共に
クメール三聖山の一つプノン・バケン山頂を目指した。
三聖山の中では人気の観光地でもある。

アンコール・トム 近くにプノン・バケン


アンコールワットとアンコール・トムの間ぐらいにある。
登山口でチケットを見せ出発だ。
なだらかな林道を淡々と登る。
全く雨が降っていないという乾季のため周りの草には土が何層にも積もっている。
緑と言うより土色の植物がかわいそうになる。

登る間ほぼ眺望はないが途中1カ所のみ休憩地点から展望がある。
見落としそうだが湖の中に遺跡が建つ景色が見られた。
訪れる人がほぼいないという秘境の遺跡のようだ。

山頂近くになると工事の音がしてきた。
大きな重機が入り、大きな石を持ち上げ石垣が組み立てられていた。
どの遺跡も崩れているところが多く徐々に修復されているようだ。
このプノン・バケン山頂にある遺跡もかなりの規模で修復中とのことだ。

プノン・バケン山頂から


山頂でもある遺跡には300名限定で登ることができる。
まだ人は少なく人数確認のプレートを受け取り難なく登ることができた。

山頂からは360度の大展望が待っていた。
と言っても霞んでしまっていて地平線が広がるような感じだ。
アンコールワットの塔が見え、シェムリアップ方面が確認できた。
もっこりと他のクメール聖山、プノン・ボック、プノン・クロムが見られたのは嬉しかった。

山頂はサンセット見学で賑わうという。
我々は別のピラミッド型の遺跡プレ・ループから夕日鑑賞をするとのことで下山をした。
下山途中我々が登るとき少なかった人が、どんどん登ってくるではないか。それも中国の人が多い。
優に300人は越すだろう勢いで登ってくるのには驚いた。
そんな大勢とすれ違い下山する。
かつては象に乗り山頂へ登る観光もあったようだが今は歩くしかない。

プノン・バケン山を登ること優先。
早めに登ったことは正解。
遅くなったら人の山で、登ることができなかったのではと思う。
クメール三聖山の一つ目を無事登ることができた。




そして夕日はプレ・ループというピラミッド型の遺跡で鑑賞できた。
遺跡から眺めるオレンジ色の太陽が沈んで行く。


2020年(令和2年)1月16日(木)

プノン・クーレン


山頂にはヒンズー教寺院そして涅槃仏がある仏教寺院が建てられている。
未舗装の林道をかなり走る。
その途中、林道からしばらく歩いたところに断崖絶壁の岩場がある。
訪れる人がほとんどいないという秘境だ。
岩の上に立ちカンボジアの山並み続く絶景を楽しむことができた。



仏教寺院が山頂に建ち、その中に10mほどの仏陀が横たわっている。
多くの信仰を集めるのと観光客で賑わっていた。
ヒンズー教寺院もその下にありヴィシュヌ神などが祀られている。
そこで僧侶により読経、聖水をかけていただき清めていただいた。

山頂から少し降ったところには滝が見られた。
下流の滝は大規模なもので、その滝壺では多くの方が水浴びをしていた。
また蜂蜜の産地ということでペットボトルに入った蜂蜜を1本購入。
今はパンに付けるなどして食し、カンボジアを味わっている。

クバール・スピアン

この登山口にある食堂で頂いたマンゴージュースは暑い中美味しかった。
ハンモックで一休みし登り始める。
約往復で2時間ほど歩くハイキングだ。
急坂、大岩も見られる登山道が続く。




シェムリアップ川の源流で、その川底にはヒンズー教の神々が彫られたレリーフやリンガが見られる。
しかしこの乾季全く雨が降らないために源流付近は干上がってしまっていた。
レリーフなど見られたが水中の美しい姿は見られなかった。

バンテアイ・スレイ

閉園間近、小規模な寺院バンテアイ・スレイへ入った。
赤っぽい岩でできた中央祠堂がこじんまりとして美しい。
ここに彫られたデヴァターと呼ばれる女性像は「東洋のモナリザ」と呼ばれている。

本来は近づいてみられない中央祠堂内へ特別許可を得て入ることができた。
閉館間際、他の観光客がいなくなったのを見計らって、警察官に伴われて入場。
壁の繊細な彫りが目の前で見られる。
そして「東洋のモナリザ」も至近距離で拝観できたのだ。




目鼻立ちがしっかりとしたふくよかな顔、そして理想の身体がしなやかに寄り添ってくる感じ。
「東洋のモナリザ」と言われるデヴァターは一体。
しかし他にも美しく魅了される女性像がいくつかあり、幸せな時間は瞬く間であった。

その夜は、アプサラダンスの鑑賞をした。
ステージ最前列に席を取ってくれてあったようで間近に見ることができた。
いくつか物語のあるダンスが演じられ、ラストの演目がアプサラダンスのメイン。
先ほど見てきた「東洋のモナリザ」を思わせる女性が登場。
ゆったりとした曲に合わせ収穫の一連の流れを指先を巧みに使い優雅に踊る。


2020年(令和2年)1月17日(金)

プレア・ヴィヘア 


カンボジアでアンコールワット遺跡群に次いで2番目の
世界遺産に登録されている。

シェムリアップから3時間、タイとの国境沿いにある。
長年タイとの領有権争いがあり、長らく緊張状態にあったという。
現在も目の前にタイの旗がなびく監視所が見られた。
シェムリアップからの道沿いにはカンボジア軍人のための家が建ち並ぶのも異様だった。

チケット売り場からトヨタのトラックに乗り換え登山口まで登った。
登り始めは一枚岩だろう登山道を進んだ。
すぐに北から南へ水平距離で800m、高度差100mの長い寺院の参道へ。

まずナーガと呼ばれる蛇の欄干がある階段を上る。
目の前に第一塔門が現われる。
カンボジア紙幣の図柄にもなっているというだけあって美しい。

長い石畳の参道を進み大貯水池を見て第二塔門へ。
その先大きな第三塔門の横に小さな建物が建つ。
この石積みの建物の上には植物が繁茂している。
どこかで見たような石積みと植物が建物の上に育つ姿は「天空の城ラピュタ」のモデルになったとガイドさんが話してくれた。
確かに石積みの形がどこかで見たようで、ラピュタに出てきた石積みの画面を思い起こした。

第四塔門・第五塔門そして中央祠堂のある山頂へと進む。
崩壊が激しく崩れた岩壁が山積みにされている。
門のレリーフは素晴らしいものが残りシヴァ神など描かれている。



この先が山頂、断崖になっている。
大きな岩の上に進むと目の前にカンボジアの広大な展望が開ける。
霞んでくっきりはしないがどこまでも続きそうな大地が見渡せる。
乾季のために薄茶色の平地だが、雨季には緑が美しいと思われる。
大岩の断崖部分少し降ったところには祭壇が祀られていた。
修行の場というが、厳しい場所に設けられているのは日本と似ている。

下山は遺跡の横を降る。
足下は岩が出ていてプレア・ヴィヘアは岩山である。
よくぞこの岩山に大きな寺院を建てたものだと感心するしかない。

登山口から麓までは再びトラックで降る。
上りでは車内を選択したが、下りは荷台に乗った。
振り落とされないようにつかまり急坂を楽しんだ。
山の気持ちよい風が麓に近づくにつれ風が暖かくなる。

P.S.
その山道で三人乗りのバイクが高速でトラックを追い越して行くには驚くしかなかった。
車も多いがバイクがよく走る。
カンボジア人はほとんど歩くことがなく、日常の足になっているという。
カンボジアはバイクは免許がいらないそうだ。
そのため地に足の着かない小学生でも通学に乗る子がいるという。
実際小さな子が乗っているのを何度か見た。
それに最高5人乗りのバイク、赤ちゃんを抱えて荷台に乗る女性など。
P.S.
鉄道のないカンボジアでもある。
車は日本車が多く走るのだが、その中でもレクサスの多さに驚いた。
道は良く整備されている。

2020年(令和2年)1月18日(土)

アンコールワット


シンメトリーの均整のとれた塔が美しい。
中央塔へも登り大きな建物の全容が分かる。

朝のアンコール・ワット


回廊に沿ってのレリーフの素晴らしさ。
物語が描かれている。
その場で話を聞きながらの鑑賞は楽しいものがある。
どこの国の歴史も似ているところがあり、考え方も似通っている。


2020年(令和2年)1月19日(日)

カンボジア最終日。
クメール3聖山の残るプノン・クロム、プノン・ボックへ登る。

シェムリアップから30分弱でプノン・クロムの登山口へ着く。
階段を利用して登り始める。
少し登り振り返ると通りに沿って並ぶ家のすぐ裏は広い田んぼが広がっている。
よく見ると家々の裏は高床式になっていて、雨期になるとこの辺りまでトンレサップ湖が広がってくると言う。

階段を上り終えると車道へと出た。
この車道を使って登ってくる人が多く、ハイキングの場所として多くの人が夕方になると来るという。確かに眺めは良い。

車道を外れ頂上への階段を登ると仏教寺院が建つ。
その先がまだ山頂への道となっていて、大きな遺跡が迎えてくれた。
シバ神など三神を祀るヒンズー教寺院だ。
迫力ある三つの建物、それぞれに神が祀られている。

プノン・クロムから


フランス統治の名残、フランス兵舎跡を通り裏手に回ると
絶景が広がっていた。
緑の広い大地がどこまでも延びていく。
雨期にはトンレサップ湖の水はこの広い大地に恵みの水を運んでくるのだ。
淡い緑色の大地は日本の水田とは違う色合いを見せてくれた。

トンレサップ湖からのプノン・クロム


下山後、トンレサップ湖へ。
そのトンレサップ湖からは登ったばかりのプノン・クロムが、湖に浮かぶように見られた。
その山容は思った以上に堂々としていた。

プノン・ボック

午後は、クメール3聖山最後の山プノン・ボックを目指した。
シェムリアップから1時間ほど車で走る。
登山口ではやはりチケットを見せて登り始めた。
ここはなんと言っても階段。

プノン・ボックから


627段のほぼ直線の登り。
地元の若者が走るように登り始め我々を抜いていったが、
結局、階段が終わる時点では同時の到着となった。

階段が終わったところから振り返ると、
まっすぐな階段とその先の広大な風景が見られた。
地平線が霞む大地がどこまでも伸びるかのように広がる。

山頂には休憩所がありハンモックで休む人が見られた。
カンボジアの人はマイ・ハンモックを持ち歩くことが多いという。
日陰の木があればそこに気軽に張り休む姿が見られた。

プノン・クロムと全く同じ遺跡が山頂に並ぶ。
しかし崩壊が激しいのがプノン・ボックの遺跡だ。
寺院の傍らには図書館と言われる遺跡が存在し、大きな木が遺跡から伸びていた。

この遺跡からさらに奥に進む。
この山のシンボルでもあっただろう大きなリンガがある。
といっても倒れていてその立派なリンガの趣はなかった。

これでクメール3聖山を完登した。
カンボジアの古代遺跡アンコールワットの間近にある三山。
アンコールワットはさすがに見応えはあり素晴らしい。

クメール3聖山、プノン・バケン、プノン・クロム、プノン・ボックは
マイナーで訪れる人もまばらではあるが、
今なおヒンズー教の神を祀る寺院が建つ信仰の山でした。


ふるちゃん  


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2019年07月14日

カタジュタ ウルルサンセット ツアー

2019年(令和元年)7月6日(土)

カタジュタ ウルルサンセット ツアー




カタジュタのワルバ渓谷へ
右側にかつての登山道が見られる



ウルル登頂の午後、
36の岩からなるカタジュタへ
ゴツゴツした岩が連なる山容がバスの中から見られる




近づくにつれ4つの大きな岩が目の前にそそり立つ。
カタジュタの岩と岩の間ワルバ渓谷へ進む。
大岩と大岩にきれいなV字が青空を挟む。




すでに登坂禁止になりアナング族の聖地としてある。
一枚岩からなりウルルとはひと味違うカタジュタだった。

小バエが多く防虫ネットをかぶる。
ネットがないと口、鼻へと飛び込んでくる。
その不快感をネットが防いでくれ、素晴らしい景観を楽しめた。

その後、サンセットのウルルを見るために移動。
残念なことには太陽が低い位置にある雲に隠れ
光を受けてのサンセットの風景を見ることはできなかった。



白のスパーリングワインが振る舞われ、
グラス片手に夕暮れのウルルを堪能した。
ワイングラスをウルルにかざすとグラス内に逆さウルルが見られた。

ふるちゃん   


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2019年07月11日

ウルルへ 一枚岩の聖地・世界遺産

2019年(令和元年)7月6日(土)

ウルル登頂 一枚岩の聖地・世界遺産



ウルルの夜明け


今年の10月25日までは登山が許可されている。
それ以降はウルル入山禁止となる。
アナング族の聖地であるウルルは一回は見てみたいと思っていたが
チャンスがあれば登りたいと登山許可が出ている間をねらいオーストラリアを訪れた。


アナング族の方からすると登ってほしくない聖地を
無理して登るのだから後ろめたさはあるがこの機会は逃したくなかった。

登山口が開いていないと登れないのだが
その開いている確率30%に賭けていった。
滞在期間も3日だけなので祈る気持ちでいた。

初日は午後チャンスを狙ったが1時30分時点で閉鎖されていると
バスの会社から情報を得てあきらめた。
ところが後で分かったのだが2時になり登山口が開かれという。
30分の違いでと思ったが時間的にも無理だった。

翌日は一番期待をしてのサンライズからのウルルツアーに参加して
朝日を浴びる赤いウルルを見てから登山口へと向かった。
風が出ているようで心配したが、ラッキーなことに登山口は開かれている。
すでに登っている人の姿も見られ、登ることができる喜びでいっぱいになった。



まずは急斜面の鎖のない岩で度胸、力など試される。
靴のグリップが良く効く岩で問題なく登坂できた。
小石が全くないのでちょっとした段差に靴を置けば問題なかった。
ここで何人か方は登ったということで引き返す姿も見られる。


600mは続くという鎖の登りが始まった。
重く太い鎖がほぼまっすぐ続く。
ここは思っていた以上にハードできつかった。
最大斜度が45度ということで鎖につかまりかなりの腕力を使った。
さらに自分のペースで登れないというのが一番大きい。

鎖場を過ぎると今度は風が強まり、起伏の大きい岩場を白のペンキで記された登山道を行く。
1本しかない登山道を左側通行で行き交う。
かなりきつい斜面もあり鎖がないのがきついところも出てくる。




そんな強風の中を進み山頂へと到着した。
山頂には方位盤が置かれているだけだ。
360度の大展望だ。
地平線が取り囲み、カタジュタがその中ににょきにょきと峰を見せていた。



念願叶ったときだ。
少ないチャンスをウルルに登ることができた喜びが湧いてきた。
本当にラッキー!!
オーストラリアの大地に現れた一枚岩に登っている。



下りはかなり慎重に下る人もいて大渋滞で登るよりも時間がかかった。
下山の方が注意が必要なのは分かる。
我々も急ぐ必要はないくゆっくり下り、無事下山できた。

真下に登山口が見える


下山するとすでに登山口は閉鎖されていて登れない状態になっていた。
登山道を振り返るとまだ登山者が見られる。
登り、下りと必死だったがウルルに身をおけたこと感激だ。


ふるちゃん   


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2018年01月26日

ウィスラー 最終日

2018年(平成30年)1月17日(水)

ウィスラー 最終日

「ウィスラー 雪から雨に 滑り納め」

(雪降り、風が強い)



16日の火曜日は雨降り!
緯度は樺太とほぼ同じだが、
黒潮・北大西洋海流の暖流が影響し
ウィスラーは冬でも雨の降ることもあるとのこと。

前半3日間は天候に恵まれたが4日目にして雨降りとなった。
本来ならば山岳スキーへと予定していたが中止。
そして全山雨降りということで休養日とした。

今日17日、
上部は雪降りということでウィスラー最後の滑りに臨んだ

風も強く大降りの雪の中山頂へのリフト、
ブラッコムとを結ぶゴンドラが運休ということでエッグボールと呼ばれる
ゴンドラ降り場からエメラルドリフトまでのゲレンデを滑り回した。



雪が降り積もり新雪をウィスラーで初めて楽しむことができた。
モミの木の樹間に入ると深い新雪もあり快適な滑りができた。


上部での雪は滑り下るに雨に変わり
ベースのウイスラービレッジにたどり着くとびしょ濡れになった。
最終日がまさかの水中スキーになるとは思わなかった。

結局4日間のウィスラー・ブラッコムのスキーだったが、
その景観、広いゲレンデの主なるところを滑ることができた。
そして最後に新雪にも恵まれたように思う。


最後にカナダのスキーなどについて

意外にスキーが主流!
8割がスキー
ボードからスキーへの移行が始まっているとのこと
それはファットスキー、ロッカースキーの進化があるように思う。
日本ではカービングの板が主流だがほとんど見ることがなかった。

リフト待ちを楽しむ。
大きいスキー場だが長いリフトが十数本しかない。
そのためにリフト待ちは当然のことで、待つのは当たり前とのこと。

大人数がリフト乗り場に集中するが
マナーが良い!
必ず交互に進むルールがあり我先にということがない。
流れ込みが当たり前の東洋人がこのマナーを知らないそうだ。

全く音がない。静かだ!
日本のゲレンデのように音楽やゲレンデ状況の案内はない。
リフトの運行状況は電子掲示板で示されていた。

(ゴンドラ降り場 リフト運行状況の電子掲示)


スキー教室が最優先
ゲレンデもスキー教室優先のゲレンデがいくつか見られた。
ゴンドラ、リフトへの乗車は最優先で待つことがなく乗車していた。

チケットの値段が高い!
1日券が12600円!
日本の3~4倍になる。

雪質は重くて、アイスバーンになりやす。
日本の方が雪は軽くパウダーだと思う。
ゲレンデは広く景観も雄大だが、雪質は日本の方がいいと感じた。

ふるちゃん  


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2018年01月24日

ウィスラー・ブラッコム とんでもないスキー場

2018年(平成30年)1月15日(月)

ウィスラー・ブラッコム とんでもないスキー場

「雲の上 氷河裏山 ブラッコム」

(サドルに日が昇る 広さが分かる)



元々はウィスラースキー場
そしてブラッコムスキー場だったが
ピーク2ピークのゴンドラで結ばれ2つの山からなる広大なスキー場になった。

2日間滑りまだ滑ってない部分は山ほどあるのだが
ウィスラーの裏山シンフォニー・ハーモニーと言われるゲレンデ
ブラッコム裏山、氷河の穴のある最深部を滑った。

絶景を見ながらウィスラー裏山へ
山頂から真っ白な裏山へ滑り込んだ。
どこでも滑れるゲレンデが広がる。

(シンフォニーゲレンデから)


シンフォニー・ハーモニーと音楽的な名称
正にコースの中にもみの木が立ち
その間をリズムをとりながら滑ることができた。

コースを一歩外して滑ると広い急斜面に出た。
方向が分からないが滑った跡があるのでできるだけコースに近づくように滑った。
どこでもゲレンデのために方向を間違えないように慎重に滑った。
逆に言えばゲレンデに慣れていればこれほど楽しいスキー場はないだろう



次に向かったのがブラッコムの氷河を持つゲレンデ
ブラッコムの山頂付近から裏山へ入り込むと岩肌が美しいゲレンデに出た。
氷河ゲレンデに向かうリフトそしてTバーを乗り継ぎ最後は少し歩いて峠を越えると
別世界の真っ白の世界が待っていた。

(ブラッコムの裏へ)


躊躇するほどの急斜面を滑り下る。
長い急斜面をやっと滑り降りたところに氷河を示す青い氷穴が見られた。
空気も引き締まり今までにない雰囲気を楽しむことができた。

(岩山の横を滑る)


(氷河の穴が見える)


3日目にしてようやく全体像が見えてきた。
200コースあるというウィスラー・ブラッコム。
広さ、景観ばかりでなく様々な要素を持ち合わせ
これでもかと言わんばかりのとんでもないスキー場だということが分かった。

ふるちゃん  


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2018年01月23日

ウィスラー フレッシュトラック

2018年(平成30年)1月14日(日)

ウィスラー フレッシュトラック

「雪と岩 輝く山稜 ウィスラー」

(ウイスラー山頂方面とバンクーバーオリンピック記念)




フレッシュトラック
定員600名で7:15からのゴンドラに乗車
朝一番のゲレンデを滑ることができる。

今日は新雪はないが天気がいいということで
まだ薄暗い7:00にゴンドラ前に並び上部を目指した。

ゴンドラ降り場のレストランで朝食を食べ
ゲレンデがオープンするのを待つ。
レストランの窓からは朝焼けの山並みが広がる。



ゲレンデオープンの鐘が鳴り響く
鐘の合図で朝食を済ませゲレンデへ出ていく。
オープンしたのはゴンドラ降り場から下のゲレンデ。

エメラルド、ビッグレッドというリフトを使い滑った。
圧雪された滑りやすいゲレンデ。
様々なコースが選べるので人は散らばり思うように滑ることができた。

(雲海を眼下に滑る)


山頂に向かうリフトが動き始める。
森林限界を超えるので雪と岩だけのゲレンデ。
リフト上からは見える部分すべてにシュプールがついている。
山全体がゲレンデだ
しかし岩そして急斜面ということで難しいというより危険がいっぱい。

(別世界のウイスラー山頂)


山頂からは360度の大展望。
殊に槍ヶ岳よりも先がとがった山が目を引く。
イヌクシュクが立ちその先にカナダの山並みが伸びる。

(目を引く針峰)




(イヌイットの道標・イヌクシュクと)


サドルと呼ばれる鞍部から今一度山頂へのリフト乗り場までと思い滑り始めた。
中級斜面ということで簡単に下りられるかと思いきや
ほぼアイスバーンの急斜面
ガリガリ横滑りをさせながら長い長い急斜面をやっとのことで下った。



山頂に戻り
次は尾根に沿って滑るコースを下った。
このコースがやはり中級コースにしては超難しくガリガリの急斜面
腰を痛めないように休み休み滑るしかなかった。



レストランに戻りフライドポテトとホットアップルで力を付け
ピーク2ピークのゴンドラを使いブラッコムへ渡った。




ブラッコムからは7thヘブンのリフトを使い山頂付近へ
山頂のレストランでホットチョコレートをコップ一杯飲み
山頂から休み休みウイスラービレッジへと滑った。

(ブラッコムの広いゲレンデ)


楽しみにしていた新雪の滑りはできなかったが
青空に映えるカナダの景色を楽しみながら滑ることができた。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:51Comments(0)スキー海外

2018年01月14日

ウィスラー・ビレッジへ

2018年(平成30年)1月13日(土)

ウィスラー・ビレッジ

「ウィスラー 広いが故に 俺どこ?」

12日に安曇野を出て
13日、今日一日滑ってきました。
今は夕方6時です。

16時間カナダの方が遅くなるので
頭がおかしくなります。
緯度が樺太と同じぐらいとのことで
4時ごろ暗くなり始め、朝の7時は暗闇の中です。


ウィスラーの麓を夕刻に歩いた時
電飾にウィスラーは彩られていました。
綺麗です。
リゾートの街並みで、生活感は全くなし。
スキー場のために開発された所とのことです。
全てが値段が高い!

なんと普通に買うと
1日のチケット代12500円びっくりの値段です。
私は4日で44600円!
多少割引になっているものの高いです。
最初で最後ということで奮発しました。

去年志賀高原で話したカナダの西側に住む方が
ウィスラーへ行って滑るより日本の方が割安と言っていたのが
現実として分かりました。
カナダは西のオスロ辺りから東のウィスラーまで来る飛行機代が
日本へ行く航空運賃とさほど変わりなく
リフト代、宿泊費の差額を考えると納得できる話です。

さて今日は初滑り。
麓からゴンドラで20分ほど昇ると
標高1850mのスキー場中心部に出る。
ここからブラッコムへのピーク2ピークという連絡ゴンドラが出ている。
そして標高2182mのウィスラー山頂へのリフトが伸びる。
まずはすごい人の多さに驚いた。

ポイントとなるリフト乗り場を教えてもらいながら滑った。
朝早いということと昨夜の新雪が気持ちいい。
山全体がスキー場ということで様々なルートが取れる。
1本ずつのリフトが長くたどり着くのに分岐がいくつもある。

昼過ぎには一人で滑るがどこを滑っているのか不安になった。
2時30分には止まるというリフトがあり
別の方向に滑って行くわけにはいかない。
どこを滑っているんだ?
もし間違っていればウィスラー・ビレッジへ帰るのは
バスを使ったり、かなり歩くと聞いていたのでドキドキだった。

標識でウィスラー・ビレッジ方面が見つけられた時は
ほっとして疲れがかなり出た。
麓ほど雪質が悪くなり足腰が悲鳴を上げながら
ゴンドラ乗り場へと着くことができた。

ブラッコムへのゴンドラ
ブラッコムの森林限界での滑り
もう少し詳しくゲレンデの様子など明日以降にします。
  


Posted by ふるちゃん at 13:55Comments(0)スキー海外

2018年01月10日

スキーへ 夢を!

2018年(平成30年)1月11日(木)

夢!を叶えよう


いざカナダ ウィスラー、ブラッコムへ

12日出発 19日に帰国予定
その中で5日間 スキーを楽しんでこようと思う。
日本との時差16時間が不安だが、
体調(腰痛)に気をつけて滑ってきたい。



ふるちゃん  


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2016年12月13日

カラパタール下山 ルクラ

2016(平成28年)11月21日(月)

カラパタール下山 ルクラに戻る

「ルクラ発 世界の屋根を 巡る旅」




エベレストの絶景!



昨夜泊まったバグディンからは
3時間ほどでルクラに到着。
余裕で計画通り、
それ以上の行程をハイキングすることができた。

バグディン付近で
小学生が動物の中も登校していく姿はたくましい。


ルクラの飛行場の横にあったロッジに
一晩泊まり明日の午前中にはカトマンズへ戻ることになっている。
よく飛ばなくなるというルクラからの飛行機も
ここは天候に恵まれ順調ということで
明日も問題ないとの話だった。



お昼にはこのロッジで
ポーターさんも入れて解散の食事会をした。
3人で冷えたビールをと思ったが、
やはり冷えてないビールが出てきた。
カウンターに並べられたものだ。
ビールの名前も覚えていないが、
旅の成功とガイドさん、ポーターさんに感謝をこめて乾杯をした。

日本から持って行った柿の種が気に入ってもらえたようで
300mⅬ程のペットボトルに入れていった柿の種など
ほとんど食べずに残っていたが、
今日の1日で完食してもらえた。

ポーターさんはルクラから南に2日ほど行ったところに住み、
シーズン中の今は家族でルクラに家を借り
仕事に励んでいるとのことだった。
ポーターさんとは今日ここでお別れということで
古着になるがロングT、Tシャツを添えてわずかではあったが
気持ちばかりのお礼を受け取ってもらった。

このたびで一番飲んだのが紅茶!
朝2杯、昼2杯、夜2杯は最低飲んできた。
するとだいたい80杯と数字が出る。
一番飲んだのがブラックティーと言われる普通の紅茶。
レモンティー、ミルクティー、ジンジャーティーなどあった。
変わったものでは塩・バター・小麦粉ティー!



エベレスト街道の旅は終わった
何といっても景色は最高で、どこを見ても絵になるところばかりだった。
第一目標のカラパタールからのエベレストも見られ、
そればかりでない様々な山、名もない山の迫力に圧倒されるばかりだった。

ふるちゃん  


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2016年12月11日

カラパタール下山 ナムチェ~バグディン~ルクラ

2016(平成28年)11月20日(日)

カラパタール下山 ナムチェ~バグディン

「エベレスト どこの風景 ベストワン」




ナムチェを出発し、ドゥー・コシ沿いに下るに従い
気温が上がり数日前の寒さが嘘のように思われた。



そして見られる山が緑に変わり、
最後のエベレスト・ビューポイントでは
しっかり目に留め置こうと今までになく
エベレストを見つめている自分がいた。



もう一度ネパールに来よう、ゴーキョへ登ってみたいと思っていても
来られるかどうかは分からないから。
今、この幸せなひと時を大事にしようと思った。



ガイドさんとポーターさんはかなりの差がある
ガイドさんは道案内という役目になるのだが、
私たちと同じロッジに寝泊まりすることがほとんどで
食事なども一緒にすることが多かった。
それでも宿泊者が多いと食堂のベンチでの宿泊ということもあった。
また食事はガイド全員がそろって客の後に食べているということも見られた。

ポーターさんは全く宿泊場所は違っていた。
ポーターさん用の宿泊所が決まっていて、
そこでの寝泊まりということらしい、
そして宿泊代はない代わりに食事代だけが必要だという話を聞いた。



ナムチェを出てすぐ
ポーターさんたちが泊まるという宿泊所を
ガイドさんの知り合いということで案内してもらった。
中は暗くて狭いのだが、土間の隅の方にベッドが置かれていた。

宿泊所のおばさんにミルクティーを出してもらい、
テーブルにドーナツのような食べ物が置いてあったので食べてみたいといったところ
どうぞっということで食すことができた。
正にドーナツで油がしみ込んだ甘くはないがもっちりしたパンだった。



今日1日は長く感じた。
たぶんルクラまで十分行くこともできるが
バグディンでの宿泊があるというのが分かっていたからだろう。

ほとんど停電のロッジに泊まる
バグディンではガイドのダンさんとビールを飲んだ
久しぶりのビールだ。
もちろん登頂の祝杯だ。
ダンさんはシェルパビール500mⅬ、
私はエベレストビール350mⅬにした。
シェルパビールの方が美味しいと言われたが、350mⅬがなかったからだ。
グッと滲みるものはあったが、冷えてない

ロッジは停電していたが、
それは理由ではなく冷やす習慣がないようだ。
それでも久しぶりにふわふわした気持ちになり、
明日はルクラで祝杯だ!
冷えたビールはないかな?と思いつつ床に就いた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 23:00Comments(0)海外