2020年04月30日

(過)八ヶ岳・天狗岳へ 30年ぶり!

このご時世、しばらく新規公開自粛
過去の山行を振り返ってみた。
5年前から掲載してきているので6年前から過去へ進む。

2013年(平成25年)11月9日(土)

八ヶ岳・天狗岳へ 30年ぶり!

「懐かしく 天狗で歩く この3人」




西天狗岳から東天狗岳


中野市に在住していた頃の仲間で
ほぼ30年ぶりに山を歩いた。
今は3人とも安曇野市在住となっている。
一緒に山へ行くチャンスは多いのだろうが、
なかなか今日のように機会を見つけることが少ない。

私にとっては3回目の天狗岳になるのか。
渋の湯からのピストン、本沢温泉を起点に夏沢峠・根石岳
そして東天狗に登り本沢温泉へ下っている。

今回は初めて唐沢鉱泉からの登りになる。
まずシラビソや苔の美しい西尾根に登りあげる。
尾根からの展望は素晴らしく南アルプス、御嶽など
茶色く色づいたカラマツ林の先に見渡すことができた。

西天狗岳山頂手前は急登で岩場が多く
登りがいのあるコースだった。
赤岳・硫黄岳がどんどん大きくなり迫力を増してくる。

西天狗岳の山頂からは、
薄らと雪をかぶる赤岳の尖った峰が広がった。
山頂は氷柱があり、冬の近さを感じさせた。

硫黄岳・その先に赤岳


最高峰である東天狗岳にはいったん下り
登り返すと到着となる。
硫黄岳の噴火壁の迫力が迫ってくる感じだ。

東天狗岳から天狗の奥庭に下る。
岩がごつごつと異様な景色を見せてくれる。
小さな池もあり景色を楽しみ休むのに最適な場所だ。
そして振り返ると天狗岳の双耳峰が美しい。
先ほどまで登っていたということで親しみを感じる。
東天狗岳の岩場は迫力があり天狗の名を知らしめている。

黒百合ヒュッテに寄り、
後は唐沢鉱泉へと大きな石がごつごつと
いつまでも続く登山道を下山した。

久しぶりの3人で天狗を楽しみ
これからもたまには一緒に登ろうと決めた。
秋の気持ちよい1日を過ごすことができた。

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山以外・里山

2020年04月26日

(過)御坂山・黒岳・破風山へ 富士・河口湖絶景!

このご時世、しばらく新規公開自粛
過去の山行を振り返ってみた。
5年前から掲載してきているので6年前から過去へ進む。

2014年(平成26年)11月22日(土)

御坂山・黒岳・破風山へ 富士・河口湖絶景!

「御坂行く 富士の手前に 河口湖」



黒岳展望台から富士・河口湖


黒岳は、山梨百名山であり三百名山の一座だ。
御坂山系を縦走して富士の絶景を楽しむ。

三ツ峠山の駐車場から歩き始めた。
これで三ツ峠山と御坂山系がつながることになった。

まず舗装道路を天下茶屋へ
すでに日の出の後だったが、
ブルーの雲海に浮かぶ美しい富士を望むことができた。

そこから御坂峠に登り御坂山・黒岳・破風岳を縦走し
河口湖へと下山した。
常に富士を眺めながらの縦走は良いものだ。

御坂峠から御坂山への道には雪も残り、
ちょっとした雪上散策の気分を味わうことができた。
もちろん富士も葉の落ちた木々の間から望めた。

黒岳1793m山頂


ゆるやかな稜線をたどり黒岳に着く。
黒岳山頂は雪に覆われていた。
林に囲まれ展望はない山頂だ。
しかし山頂から少し出ると展望台があり、目の前に富士が見られた。
河口湖の先に山頂に雪をまとう日本一の富士が目の前に聳えている。

御坂茶屋廃屋その隣には御坂天神社(石像)を通り、黒岳へ。
山頂は広いが木々に覆われ展望はない。
近くに展望台があり河口湖を手前に大きな富士が見られた。

すずらん峠からは山梨百名山の釈迦ケ岳の姿を確認した。
破風岳まで足を伸ばし、時間的にその先節刀ヶ岳は断念、
新道峠より下山を始めた。

河口湖の観光客でにぎわう湖畔から
タクシーで三ツ峠山駐車場まで戻った。

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山

2020年04月24日

独鈷山へ 西前山から 浅間・菅平展望 鞍ヶ淵下山

2020年(令和2年)4月21日(火)

独鈷山へ 西前山から 浅間・菅平展望 鞍ヶ淵下山



独鈷山の麓より


当初は平井寺登山口へ自転車を置き、
沢山湖登山口から独鈷山へ登り、平井寺登山口へ下山を考えていた。
平井寺トンネルを出て「独鈷山」と書かれた標示に従い林道を進むが、
あまりに遠く見つからなく、届かなかったのか諦める。
何年か前には平井寺登山口から登っていただけに記憶が・・・残念。

計画変更。
自転車は使わず、やはりかつて沢山湖から登り西前山へ下山したコースを
今回は逆回り
にとした。
駐車場はその時も使った鞍ヶ淵へと決め向かう。

まず鞍ヶ淵から西前山登山口へとマレットゴルフ場付近を歩く。
桜咲く田園風景の先には塩田平の子檀嶺岳が目を引く。
そして目の前に独鈷山の険しい嶺が聳える。

虚空蔵堂の前を西前山登山口へ。
沢沿いに登り始める。
その登山道にはヒトリシズカが咲き迎えてくれた。
倒木が多く、沢は荒れている。
登り始めは思っていたより急ではなく徐々に高度を上げてい行く。

それは初めだけで、ジグザグの急登が始まる。
あと何分という表示が出てくるがほぼその標示に近いタイムで頑張ってもかかっている。
慎重に進んではいるがペースを落とせば標示よりもかかる長く急な斜面だ。

展望台からの里山


それでも展望台に着き、開けた上田盆地方面が見られると気持ちよい。
塩田平とも呼ばれるその里山も重なるように見られる。
夫神岳、岩殿山・聖山・四阿屋山そして子檀嶺岳だ。

細尾根を進むが私には登りやすくなりペースは良くなった。
下山に使う沢山湖方面への分岐に出ると直ぐに山頂に飛び出る。
一気に視界が開け360度の大展望が待っていた。

独鈷山1266mから浅間山



北アルプスには雲がかかるが、浅間山、菅平方面が良い。
うっすらと雪をかぶる雄大な山容が見られた。
もちろんため池が多く点在する上田盆地も眼下に美しい。
そして里山が墨絵を描いたごとく広がる景色。

存分に過ごした山頂を沢山湖方面へ下る。
登りには一回通っているのだがほとんど覚えていない。
ということで新たな気持ちで下山を楽しんだ。

通る人は少ないのか踏み跡が薄いところはある。
しかししっかりとした標示はあり、間違いなく沢山湖方面へ向かっているので安心して下った。
気持ちよい尾根もあるが、かなり危険な崖伝いの道もある。
そして岩も多く、緊張するところもあり変化に富む道だった。

最後は苔むす沢沿いを下るのだが、倒木、沢が荒れているところもあり慎重に踏み跡をたどり下山。
沢山湖登山口にも止められていた車はあったが数分で鞍ヶ淵へと着くことができた。

3年前の6月にこの逆回りで登っているのだが。
登山口付近のこと、山頂のことは良く記憶している。
しかし途中のことは、反対向きに歩いているのか新鮮に思えた。

このご時世、三密を避け直行直帰で山を楽しむしかない。
そして今春の目標だった笈ヶ岳は県外でもあり諦めることとした。
体力維持、散歩も兼ね信州里山を楽しもうと思う。(前回も書いている)

山も自粛と言う声が出ている。
公共交通、集団登山、山小屋は少なくとも避けるべきだ。
自家用車、単独、日帰りは三密にはなり得ない。
しかし絶対に安心と言うこともない。
危険は隣り合わせで、もし遭難した、怪我をしたとなると、今の緊急事態から考えると医療従事者などに多大な迷惑をかけることになる。
私の行動は三密には当たらないと思うのだが「ある面で自制する」のは大切なことと思う。
と言うことで、しばらく新規の「山へ」の記録は自粛。
「過去の山へ」など中心にしばらく掲載と考えている。

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 10:55Comments(0)三百名山以外・里山

2020年04月20日

鉢伏山へ 宮入峠より 山頂積雪40cm 麓桜満開

2020年(令和2年)4月19日(日)

鉢伏山へ 宮入峠より 山頂積雪40cm 麓桜満開




中山地区から桜と鉢伏山


宮入峠から登る鉢伏山は初めてだ。
松本市中山を通ると桜の山が見られた。
山全体がピンク色に染まり、太陽も浴び春爛漫な景色だ。
その弘法山古墳・中山霊園を過ぎ千石地区へ宮入峠を目指す。

宮入峠までは8kmほど舗装された林道を走った。
峠の標高は1500mに近い。
太陽は隠れ、両脇の林の中は雪が見られた。
先行される方がいるようで一台車が止まっていた。
またちょうど下から来たというランニング登山姿の方がいた。

登り始めると数分で宮入山へと着く。
すぐに一つ目のピークに到着するので気持ちよく先に進んだ。
うっすらと雪の積もる登山道は登り下りするが快適だ。
カラマツ林もきれいで整備されまっすぐ伸びる樹間が気持ちいい。

その登山道に思っていた以上の雪が積もってきた。
最初はうっすら、徐々に増えロープの張られた急斜面辺りでは5cmほどになってきた。
さらに進み前鉢伏山手前辺りからは10cm~20cmほどになってきた。

前鉢伏山に着く。
周りは真っ白、雲の中に完全に入ってしまい眺望は残念ながらない。
白い雪面からレンゲツツジの枝先が頭を出している。

前鉢伏山から


ここからほぼ平坦な道を山頂へと向かう。
すでにすれ違ったが、先行した方の足跡があるために歩くのは助かる。
さらに積雪は増え30cmはある。
昨日の雪か、4日~5日前に降った雪なのか思った以上の雪に驚く。

正に雪山の鉢伏山に着く。
シーンとした静けさが真冬の様相だ。
雪の白そして雲の白、白の世界が広がっている。

鉢伏神社に参拝するのは後にして眺望はないものの展望台に進んだ。
山頂から展望台までの道は誰も歩いていなかったので膝まで埋まる。
40cm以上はある積雪をラッセルする感じだ。
ただ4月の雪だから重いこと重いことラッセルというよりは一歩一歩差し込み抜いていく。


鉢伏山展望台 眺望はない


展望台からは周りの雪面とレンゲツツジ、シラビソの木々だけだ。
雲が動き頭上には時々薄日も差すが直ぐには晴れてきそうにない。
展望台上にある山名盤でこの方向に諏訪湖、そして富士山か。
と想像しながら展望台を降りて下山とした。

下山を始めると少しだが展望が開けてきて、
山頂方面を振り返ると霧ヶ峰方面が確認できた。
そして目の前には三峰山が雲はかかるものの美しい姿を見せてくれた。

前鉢伏山でゆっくりお昼をし天候の回復を待つが、
真上には青空が出るものの鉢伏の周りには雲が覆い被さり眺望は回復しなかった。
雪の鉢伏山から無事、宮入峠へ下山した。

その後、賑わう弘法山古墳の花見を車の中からする。
鉢伏山方面に目をやると、麓に満開の桜その先に雪かぶる鉢伏山が見られた。


弘法山古墳の桜満開写真などは、「ナガブロ furuhiro」

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山以外・里山

2020年04月18日

冠着山へ 古峠から尾根たどる

2020年(令和2年)4月17日(金)

冠着山へ 古峠から尾根たどる



冠着山1252m山頂・四阿屋山が見られる


古峠から先、林道が通行止めのようで峠から歩くことにした。
地図を見ると古峠から始まる尾根伝いに最短で登れそう。
とは言うものの険しい最初の登りがありためらう。

少し林道を歩くと左手に登れそうな斜面が見られ、
思い切ってその急斜面を尾根に登り上げた。
道なき道だが歩いたような跡、獣道だろうかジグザグに登る。

登ったからには後は尾根を外さないように行く。
藪が現われる。
それもバラのようにトゲを持つ植物がまとわりつく。

痛く服を引っ張るトゲトゲ道を過ぎると目の前に崖が現われる。
崩れそうな岩に落ち葉が積もり、枯れた枝が行く手を阻む。
右へ左へと安全で登れそうなところを見つけながら何とか登り切った。
この険しい登りで、下りは林道歩きで戻ろうと安全第一即決めた。

一度林道に出て再び尾根を目指して歩く。
快適な尾根道も出てきて、長野方面の眺めが良い。
千曲市と筑北村の境界線でもあり、境界杭が見られるので
広くなってきた尾根を外すことなく冠着山手前のピークにたどり着くことができた。
目の前には冠着山がどんとその姿を見せている。
ほんのわずか下ると鳥居平からの登山道と合流

聖山と北アルプス


一息つく、あとは整備された登山道を登る。
途中に山名盤のある展望台に出た。
筑北村のシンボルでもある四阿屋山が堂々聳え、
その隣に三角錐の形良いのが三才山と山名盤で分かり、
その横に平坦な美ヶ原が広がっていた。

同じく聖山も大きな姿を目の前に、
その後には白く連なる北アルプスの稜線が延びる。
岩殿山、昨日登った京ヶ倉の凸凹した姿も見られた。

この展望台からわずか登ると広い山頂となる。
出迎えてくれたのはカモシカ。
すぐに姿を消してしまったが小さなカモシカが先客だった。

千曲・長野市方面



山頂からの眺めも最高だ。
まず目を引くのは千曲・長野市の街並みだ。
高速道、鉄道そして千曲川が川の字を描き流れ走っている。
姨捨の棚田とも呼ばれる田園風景も眼下に見られる。
その先には雪かぶる雨飾、火打山、妙高が聳える絶景だ。


このところ天気が続き山行を重ねている。
このご時世、三密を避け直行直帰で山を楽しむしかない。
そして今春の目標だった笈ヶ岳は県外でもあり諦めることとした。
体力維持、散歩も兼ね信州里山を楽しもうと思う。


P.S. ヤマレコ furuhiro では写真が見られるに

ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 20:00Comments(0)三百名山以外・里山

2020年04月17日

京ヶ倉へ 万平から眠峠

2020年(令和2年)4月16日(木)

京ヶ倉へ 万平から眠峠



京ヶ倉からの展望


かつて車2台を使い、万平から眠峠へ縦走している。
今回は自転車を使いと思い計画した。

行きからつまずく。
池田経由生坂への峠道が通行止め状態。
急遽明科経由国道19号で生坂へ行くことになる。

次に自転車を置きに大城登山口付近から防獣ゲート先の林道を眠峠へと進んだ。
ところがこの林道、調べていかなかったのもあるし、記憶がなくなっていたのもあり、行けども行けども着かない。
鉄塔の建つ辺りからは下り始め、方向が全く違っている気がして引き返してしまった。
実は後で下り始めてもう少し進めば眠峠、そして林道終点の登山口だったのだ。
そこで防獣ゲート付近にある眠峠登山口へ下ることに決め、ゲート付近の駐車場に自転車を置き万平へと向かった。

この間違いが大正解で、稜線分岐から歩いて眠峠へは往復10分程度で行くことができ、林道終点・眠峠へ自転車を置くことになっていたら、長い林道を上り下りして戻らなくてはならなくなり大変なことになっていた。
(「眠峠登山口」と呼ばれる登山口が防獣ゲート近くにある)

国道からかなり上った万平の京ヶ倉登山口へ。
一気に急登となり犀川の流れも眼下に美しい蛇行を見せている。
ことに見晴台からの眺めは素晴らしい。
京ヶ倉の山頂もぐっと聳え見られる。

稜線に出て快適な登山道をしばらく進むと馬の背が現われる。
トラバースルートもあるがさほど危険のない馬の背へ
最高の展望が待っている。

山桜



北アルプスはもちろん、池田・生坂の里山には満開の山桜が光り輝く。
日頃は目を向けることもないこんもりとした里山が変身する。
この時期だけ山桜が山肌に光灯るように咲く姿は見事だ。

ロープを使い最後の岩場を登り切ると山頂となる。
山頂からの眺望も北アルプスはもちろん筑北の聖山、岩殿山、四阿屋山など見られた。

京ヶ倉990m山頂


山頂から一気に下り大城という城跡へと進む。
城跡らしい曲輪も見られる。

さらに下り進むと大城登山口と眠峠への分岐はぎの尾峠へ
昭和40年までは通学路だったと言うから驚く。
この先眠峠へと淡々と下っていく途中に東屋が現われる。
グレースの森と呼ばれるところで良く整備された森だ。

そして眠峠方面と眠峠登山口へ下る分岐へと出る。
眠峠へはここから数分で行ける。
ピストンになるのだが眠峠までが今日の目的だったので進んだ。

とうとう林道の終点、今日の目的地だった眠峠へと到着した。
縦走できた満足感はある。
分岐に戻り眠峠登山口へ下る。
この登山口はヤマレコの地図上にまだないので記載したいのだが。

防獣ゲートと自転車


眠峠登山口から林道を300mほど下ると防獣ゲート・自転車を置いた駐車場に着く。
ここから国道19号をダンプカーにヒヤヒヤしながら生坂トンネルの入り口付近まで自転車で行く。
そこからは自転車を置き、しばらく舗装道を歩き民家の物置、小さな社のあるところから防獣ゲートを開けて荒れた急斜面を登り切る。
さらに倒木の多いかつて林道だっただろう道を登り下りして万平の登山口へと繋がった。


ふるちゃん   


Posted by ふるちゃん at 21:41Comments(0)三百名山以外・里山

2020年04月16日

霧訪山へ カタクリの花が二輪

2020年(令和2年)4月15日(水)

霧訪山へ カタクリの花が二輪



最初に見つけたカタクリの花


一昨日の雪が霧訪山にも残っていた。
山の神自然園にはかなり成長した水芭蕉が。
そしてカタクリの花二輪に出会う。
あと数日でカタクリの花、咲き誇る登山道へと変わりそう。

今回は山の神自然園から2回目の霧訪山
前回とは逆回りの反時計回りで歩いた。
川沿いでは水芭蕉を見ながら、林道に出て池の横を歩き登山道へ。
この入り口にも駐車場があるのだが1台も止まっていない。
自然園の駐車場には5~6台の車が止まっていたので周回する方が多いのだろうか。

林の中、急登を黙々と登る。
なかなか視界は開けない。
その中ぱっと明るくなるのは送電線の鉄塔の立つ場所だ。
雪かぶる鉢伏山がまず目に入った。

そしてまた歩きやすい尾根ではあるが樹木に囲まれひたすら歩く。
下西条の展望台と書かれた場所もあったが、
今は樹木に覆われその間から、かすかに北アルプス方面だろうか見られただけだ。

大芝山との分岐に出ると雪の道へと変わった。
ことに選択してしまった男道は雪が積もり滑りそう。
必死に登り、しばらく行くと山頂に出た。

霧訪山360度の大展望が待っていた。
南アルプス、八ヶ岳、北アルプス、そして真っ白な御嶽山。
経ヶ岳の先には中央アルプス空木岳の頭も見られた。
松本盆地の先には雨飾山や頸城山系の山並みも白く光る。
松本盆地の東に高ボッチ、鉢伏、戸谷峰。
西側には鉢盛山、ハト峰など確認することができた。

雪残る霧訪山から松本盆地・北アルプス


すでに何人かの人がいて、次々と登ってくる。
やはり人気の山だ。
狭い山頂なのでゆっくりするのは止めようと大芝山へ向かった。
カタクリの花がそろそろ見られるのではと言う話も聞いた。

カタクリということで登山道の脇を見ながら進む。
先ほど登った男坂では周りを見られなかったが、
女坂での下りでは雪の中にカタクリの葉が見られる。
全く花が咲く様子ではない。

大芝山方面へ向かうと雪は消え、カタクリの葉がたくさん見られる。
しかしなかなか花咲くカタクリは発見できない。
キョロキョロしながら大芝山までもう少しというところで一輪発見

光に薄紫色の花が美しい。
やっと見つけられた一輪の花だけに感動だ。
これから次々と咲き誇るだろうカタクリの群落も素晴らしいだろうが、
この一輪は本当に素晴らしい輝きを放っていた。

大芝山の山頂にも一輪発見。
その後は見つからず、二輪のカタクリの花に出会った。
数日後にはカタクリの花が数え切れないほど咲く。


洞の峰でゆっくりする


その後、洞の峰へ。
松本盆地が目の前に広がり北アルプスもさらに迫り素晴らしいところだ。
通り過ぎる予定だったが、あまりにも気持ちの良い静かな展望台のため
ゆっくりと昼食を取ることにした。
山頂は素晴らしいが、今日は洞の峰が私には良かった。


ふるちゃん   


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2020年04月14日

四阿屋山へ 冬に逆戻り 雪模様の山頂

2020年(令和2年)4月14日(火)

四阿屋山へ 冬に逆戻り 雪模様の山頂




四阿屋山1387m雪模様の山頂


今朝は寒さが戻ってきたようだ。
雪の降ったという情報もあるが、さすがに問題はないだろうと出かける。
筑北村へ入ると四阿屋山の上部は白くなっている。
聖山も雪をかぶり冬化粧をしたようだ。


多少の雪道は大丈夫だろうと登山口へ向かう。
何回か来ているのによく道が分かっていない。
ナビの示す、聖南中を曲り登山口を目指す。
登山口には向かっているもののいつもの道とは違っているようで
細く、途中からはダートとなる。
泥濘んだ轍も出てきて早く本来の林道に出てほしいと思いながら進んだ。
坂北(中村)登山口の少し手前で合流し、やっと到着となった。

今回で3回目の四阿屋山となる。
1回目は登山口が分からず、旧坂井村方面から登っている。
2回目は今回と同じ坂北(中村)から登り、栃平沢ルートで下り林道で戻った。
今回は坂北から登り、まだ通っていない刈谷沢ルートで下ろうと考えた。

茸の止め山の標示がたくさんある道を登り始める。
標高1000m付近から道に雪が積もり始めた。
それでも1cmほどで全く問題なく登り、まず御岳山方面へ向かった。

御岳山には石造像が見られると言う。
本来の登山道から脇にそれしばらく歩くと五体の石像と一つの祠が現われた。
表情豊かで趣のある石造群だ。
お不動様の険しい顔、目を見開いた石仏も印象に残った。

御岳山の石造像



登山道に戻り雪道を歩き権現池へと着く。
小さな池で水をたたえていた。
そこは刈谷沢コースへの分岐点でもあった。
帰りはこの刈谷沢コースで林道まで下った。

この辺りから雪の量が増してきた、2cm、そして深いところだと5cm以上だ。
私の前を先行している方がいるのでラッセルほどではないが踏み跡をたどることでかなり楽だった。
その方が下ってきた。
山頂も5cmほどで問題ないとのことで安心して進んだ。

山頂手前に展望台がある。
着いたばかりは北アルプスが広がる。
正面に蓮華岳は確認できたが、北アルプスに雲がかかりすっきりした山並みは見られなかった。
下りにはすっかり四阿屋山にも雲がかかり真っ白な世界となっていた。

登山靴が雪に埋もれる感じで山頂へと登り着く。
冬に逆戻りした山頂の雪模様、樹氷で真っ白な木々が美しい。
山頂に薄日が差し、見上げると雪の樹間にまん丸な太陽が雲に透けていた。


ふるちゃん   


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2020年04月13日

雨引山へ 山頂の鳥居が倒れていた

2020年(令和2年)4月12日(日)

雨引山へ 山頂の鳥居が倒れていた




雨引山1371m 鳥居が倒れていた


曇り空、トレーニングをかねて1年ぶりの雨引山へ。
昨年は雪が残り一部ズブズブのところがあったのを記憶している。
今年は雪が少なく鍬ノ峰にもなかったので安心して出かけた。

登り始めから急登が続く。
何回も登っているのにこんなにも急登の山だったのかと苦しむ。
2本の送電専用鉄塔下を歩く。
1本目、目の前に有明山が見えるはずが雲がかかり山肌の雪が目立つ。

2本目からは唐沢山と馬羅尾山が見られた。
唐沢山はかつて雨引山と地理院地図上で山名が取り違えられていた山だ。
一度登ろうと試みたが藪に追い返されている。
有明山から淸水岳・馬羅尾山そして唐沢山へと歩く記録はあるが。

その唐沢山が徐々に近づく稜線を進むと雨引山山頂へとなる。
到着寸前、祠から見る山頂の様子がいつもと違いすっきりしている。
大和田神社の鳥居があるのだが、その鳥居が目に入らない。

山頂に着くと鳥居が無残にも根本付近から折れ倒れていた。
見慣れていた鳥居だけに山頂の様子も変わった感じがした。
早く再建されることを期待するのみだ。

さらに山頂の周りの刈払いが行われたようで
背丈ほどあった竹と木々が短くなり眺望が広がっていた。
山頂が広くそして明るさを増していた。
今日は曇りで鍬ノ峰までだが、
今まで見ることのできなかった後立山の眺望も効くのではないか。

雨引山への登山道はかなり整備されたようだ。
ことに下山道方面は笹がきれいに刈られ歩きやすかった。
もちろん雪もなく気持ちよい歩きができた。
明日は雨かな、雲行きが怪しい中無事下山した。


ふるちゃん   


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2020年04月12日

戸倉山へ 上の森登山口岐点 

2020年(令和2年)4月11日(土)

戸倉山へ 上の森登山口岐点 




戸倉山東峰 薬師如来像が見つめる先には


2度目の戸倉山になる。
とは言うものの十数年前のこと。
金明水のことは覚えていたがどこから登ったかなど忘れてしまっていた。

前回登ったキャンプ場コースの往復を止めて、
キャンプ場コースでは登るが、下りを上の森コースと考えた。
上の森コースの登山口付近の使われていないと思われるグランド隅に車を置き、そこからキャンプ場へとまず向かった。

15分ほどでキャンプ場へと着いた。
5~6台ほどの車が登山者用の駐車場に止まっていた。
目の前には先行する方も見えて、何人かは登っているのが分かった。

良く整備された登山道で、尾根伝いにまずは高度を一気に上げた。
時々ベンチも用意されていて、ブナなどの樹間からは
中央アルプスのまだ雪かぶる姿が見られた。
下山に使う上の森コースとの分岐辺りからジグザグに登り始める。

ジグザグの登山道を展望の良いベンチへと登り着くと
そこからは緩やかな登りとなり息も整い気持ちよい散策気分に浸れた。
20m~30mおきぐらいに「水」と書かれた木が出てくる。
金明水が近いのかなと思った。

この稜線には「猿の木」伝説の松の木があったり、
天狗伝説の岩が見られたりなどした。
詳しくは分からないが歴史も感じられる山だ。

七合目と八合目の間に金明水の休憩所がある。
豊富に水は出て、屋根付きの小屋もあり、
小屋にはいくつもの鍋など置かれていた。

山頂へはここから少し傾斜が出てくるが一気に登れる。
山頂が二つあり、西峰へと登り着く。
ここからの眺めはなんと言っても中央アルプスだ。
南に目を転じると塩見岳が大きく迫ってくる。

西峰山頂より中央アルプス


西峰より塩見岳


東峰へ向かう。双耳峰でどちらも1681mとのことだ。
鞍部にある避難小屋を過ぎしばらく登ると東峰山頂だ。
目に入るのは薬師如来像だ。
その薬師如来像が見つめる先には仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳そして鋸岳が、
まさにぐっと目の前に聳えるがごとく姿を見せる。
北岳は薄く雲がかかっていたが、仙丈ヶ岳の先に雄姿を見せている。
南には美和湖の深緑色の湖面が美しい。

居心地の良い山頂でゆっくり過ごした。
世の中自粛そして大変な時期を迎えているのだが
日曜日、そして人気の山でもある。
次々と登山者が登ってきた。

下山は快適そのものだった。
整備された登山道をいつもより軽快に下り降りる自分がいた。
上の森コースへ入っても深い落ち葉を踏み踏み下山する。
まだまだ堅いつぼみのミツバツツジの群落、
咲きそろえばそれは見事だろうなどと想像しながら下った。

山には春がまだ先のように思えたが、
登山口付近、そして麓の中沢地区は桜、花桃が咲きそろい、
まるで桃源郷のような世界
が広がっていた。




ふるちゃん  


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