2016年09月28日
燕岳・北燕岳へ 紅葉真っ盛り!
2016(平成28年)9月27日(火)
燕岳・北燕岳へ
「合戦より 紅葉盛り 燕に」
ナナカマドの実と燕山荘・燕岳

久しぶりの晴れ間、
明日からは再び天候が崩れる予報が出ていた。
今回で20回目の燕方面へと向かった。
今年は春先に雪の合戦沢の頭を歩き燕岳へ。
今年2回目は燕の紅葉を期待して出かけた。
案の定。
合戦小屋に近づくにつれ赤や黄の紅葉が見られるようになった。
鮮やかな紅葉とは言えないが、
光の具合により鮮やかさを増す木々が多く見られた。


紅葉の時期楽しめるのが
花崗岩の白い砂・石と紅葉だ。
燕岳の美しさは山そのものでもあるが
紅葉はさらにその美しさに
自然のドレスをまとうようなものだ。

白い肌に赤や黄のコントラスト
さらにハイマツの緑が全体を引き締めてくれる。
空は青く、白の雲がたなびけば豪華絢爛となる。
今日の燕岳はまさにその様相を呈していた。
槍とウラシマツツジ

静かな北燕岳まで足を延ばし
360度の展望も楽しんできた。
立山・劔の岩稜

表銀座・野口五郎岳付近のなだらかな稜線

穂高・槍・笠の険しい峰々

眼下には有明山と雲海

モデルになる岩がたくさんあるのもいい。
イルカ岩

眼鏡岩

ゴリラ岩 などなど

すべての花崗岩が生き生きとして躍動している。
どれも周りの景色と一体となり飽きさせない。

今シーズンは天気に恵まれない。
行きたい山に登れないが
身近な山で今日は十分楽しむことができた。
ちなみに行きたい山
・赤牛岳 3日はかかる
・アサヨ峰 夜叉神から鳳凰三山経由 北沢峠へ縦走 2日かかる
・荒沢岳、中岳、越後駒ヶ岳 2日かかる
確実に天候の良い日が続くという条件で考えていたら
9月中に二日連続で天気の良い日はなかったのです。
そこで日帰りの山ばかりとなっている。
山は逃げないし、10月には天気もいい日があるでしょう。
日が短くなるし、条件が厳しいか。
でもいつか行けるでしょう。
贅沢な悩みです。
ふるちゃん
燕岳・北燕岳へ
「合戦より 紅葉盛り 燕に」
ナナカマドの実と燕山荘・燕岳
久しぶりの晴れ間、
明日からは再び天候が崩れる予報が出ていた。
今回で20回目の燕方面へと向かった。
今年は春先に雪の合戦沢の頭を歩き燕岳へ。
今年2回目は燕の紅葉を期待して出かけた。
案の定。
合戦小屋に近づくにつれ赤や黄の紅葉が見られるようになった。
鮮やかな紅葉とは言えないが、
光の具合により鮮やかさを増す木々が多く見られた。
紅葉の時期楽しめるのが
花崗岩の白い砂・石と紅葉だ。
燕岳の美しさは山そのものでもあるが
紅葉はさらにその美しさに
自然のドレスをまとうようなものだ。
白い肌に赤や黄のコントラスト
さらにハイマツの緑が全体を引き締めてくれる。
空は青く、白の雲がたなびけば豪華絢爛となる。
今日の燕岳はまさにその様相を呈していた。
槍とウラシマツツジ
静かな北燕岳まで足を延ばし
360度の展望も楽しんできた。
立山・劔の岩稜
表銀座・野口五郎岳付近のなだらかな稜線
穂高・槍・笠の険しい峰々
眼下には有明山と雲海
モデルになる岩がたくさんあるのもいい。
イルカ岩
眼鏡岩
ゴリラ岩 などなど
すべての花崗岩が生き生きとして躍動している。
どれも周りの景色と一体となり飽きさせない。
今シーズンは天気に恵まれない。
行きたい山に登れないが
身近な山で今日は十分楽しむことができた。
ちなみに行きたい山
・赤牛岳 3日はかかる
・アサヨ峰 夜叉神から鳳凰三山経由 北沢峠へ縦走 2日かかる
・荒沢岳、中岳、越後駒ヶ岳 2日かかる
確実に天候の良い日が続くという条件で考えていたら
9月中に二日連続で天気の良い日はなかったのです。
そこで日帰りの山ばかりとなっている。
山は逃げないし、10月には天気もいい日があるでしょう。
日が短くなるし、条件が厳しいか。
でもいつか行けるでしょう。
贅沢な悩みです。
ふるちゃん
2016年09月26日
雨飾山へ 大網登山口より周回
2016(平成28年)9月25日(日)
雨飾山へ 大網登山口より周回コース
「大網より ぐるっと一周 雨飾」
雨飾山山頂

35年前、小谷に住む知人の方に案内されて
大網登山口より雨飾山を登っている。
私が山登りを始めて
燕・飯縄・岩菅山 4番目に登った山になる。
そして今回で山スキーも含めて7度目の雨飾山となる。
大網登山口からの山行は35年前それ以来となる。
記憶にあるのは山頂付近のお花畑の美しかったことだ。
今回は花は期待できないが、
雨飾キャンプ場へ下山して
大網登山口まで林道を歩き周回するという目的を持った。
湯峠から大網登山口までは、長いダートの林道を6km程車で下った。
湯峠からの雨飾山

車でも長いこと長いこと
あまりにも長かったので登りに時間がかかった場合には
周回を諦めようとも考えた。
大網登山口は、標識もしかりしていてすぐに分かった。

駐車場も草刈りがされていて10台近くは止められる。
雨飾山登山口とあるが、焼山への登山口ともなっているようで
注意事項が書かれていた。
焼山へ行くとなるとかなりの距離、時間だろうと思いながら
雨飾山目指して登り始めた。
雨が続いているためかかなりじっとりとして道もぬかるんでいた。
沢の水を警戒していったが
入山直後と前沢の徒渉は全く問題なく渡ることができた。
前沢を渡った直後の長い垂直の梯子にはびっくり!

ここを起点に西尾根へのジグザグの急登が始まった。
足元の草、笹などはきれいに伐採されていて登りやすかった。
急登の途中には小広場もあり展望が効くところもあり
ホッと一息つくことができた。
朝日岳・風吹山方面

西尾根に出ると日が差し込み
雨飾の山頂を太陽に向かい見ることができ、
鬼ヶ面山と日本海

雲がかかる北アルプス方面の山々が見渡せた。
目の前には大渚山も見下ろすことができた。


最後の急登は岩場になり
草木も生い茂り登り難さがあった。

両脇が切れ、足元が良く見えない
さらに下りのことを考えちょっとスピードが速かったのか
足に乳酸がたまり動きが鈍くなってしまった。
何とかそれでも最後注意深く登り山頂へと着くことができた。
山頂は人の波!

大網コースは全く誰もいない静かな登りだったが、
にぎやかな団体、ツアーの人達でごった返していた。
昔は静かな山だったのにと思いつつ、
人気の出る山であることには違いないと思う。
名前がまず良い!「あまかざり」響きがいい。
登り易い。キャンプ場から登れば全く問題ない。
360度の展望!
北アルプス・日本海 山と海の展望!これは良い。
笹原の美しさ。笹平

沢の美しさ。荒菅沢の布団菱
ブナの癒し。ブナ平辺りは幹の太いブナがたくさん見られる。
魅力いっぱいの雨飾山だ。
人が波のように押し寄せるのも当たり前だと山頂で考えてみた。
下山は雨飾キャンプ場登山口へ向かった。
笹平へ下るのに渋滞!
登る人下る人が多い時間帯だったのもあり
殊に山頂から笹平までの急下降では
歩いているよりも待つ時間が長かった。

山では待つこと、人に合わせるということも大事なことだ。
危険を回避する、安全という面からすると、
急ぐこと、焦ること、人より先にと考えることは、
禁物と考えている。
人気のある山、狭いルートでのすれ違いでは譲ることを
最優先に考えている。
安全で楽しい山には欠かせない自分の中のルールとしている。
まあ、当たり前のことだが。
最近この点を無視して山に入る人がいるようで危険を感じている。
いつもならばキャンプ場の駐車場に着けば
後は車に乗り帰るだけだが、
今日はここからが長かった。
特に湯峠までのコンクリートの緩やかな登りには
へとへとになった。
足にも負担がかかっているのが分かった。
痙攣しないように、膝など痛くならないように注意をした。
湯峠から先は未舗装の下りだけだ。
こちらの方が距離的・時間的には長かったが、
比較的スムーズに下ることができた。
大網の登山口が見えた時にホッとするものがあった。
目的にした大網登山口からの周回が達成できた。
途中でピストンも考えたのだが、
最初の計画を実行できたこと、
つまらないことだが達成感を味わうことができた。
帰りの林道は湯峠に戻らずに平岩へと抜けた。
春先だと鍵のかかっているゲートも開いていて
平岩の集落が見えた時には別世界から帰ったような気にもなった。
今シーズン長野県の天気予報では(全国的だが)
雨マークが続き、唐松岳以来10日ぶりの山となった。
計画している山に登れず残念だが、
山は逃げて行かない天気を待つしかない。
ふるちゃん
雨飾山へ 大網登山口より周回コース
「大網より ぐるっと一周 雨飾」
雨飾山山頂
35年前、小谷に住む知人の方に案内されて
大網登山口より雨飾山を登っている。
私が山登りを始めて
燕・飯縄・岩菅山 4番目に登った山になる。
そして今回で山スキーも含めて7度目の雨飾山となる。
大網登山口からの山行は35年前それ以来となる。
記憶にあるのは山頂付近のお花畑の美しかったことだ。
今回は花は期待できないが、
雨飾キャンプ場へ下山して
大網登山口まで林道を歩き周回するという目的を持った。
湯峠から大網登山口までは、長いダートの林道を6km程車で下った。
湯峠からの雨飾山
車でも長いこと長いこと
あまりにも長かったので登りに時間がかかった場合には
周回を諦めようとも考えた。
大網登山口は、標識もしかりしていてすぐに分かった。
駐車場も草刈りがされていて10台近くは止められる。
雨飾山登山口とあるが、焼山への登山口ともなっているようで
注意事項が書かれていた。
焼山へ行くとなるとかなりの距離、時間だろうと思いながら
雨飾山目指して登り始めた。
雨が続いているためかかなりじっとりとして道もぬかるんでいた。
沢の水を警戒していったが
入山直後と前沢の徒渉は全く問題なく渡ることができた。
前沢を渡った直後の長い垂直の梯子にはびっくり!
ここを起点に西尾根へのジグザグの急登が始まった。
足元の草、笹などはきれいに伐採されていて登りやすかった。
急登の途中には小広場もあり展望が効くところもあり
ホッと一息つくことができた。
朝日岳・風吹山方面
西尾根に出ると日が差し込み
雨飾の山頂を太陽に向かい見ることができ、
鬼ヶ面山と日本海
雲がかかる北アルプス方面の山々が見渡せた。
目の前には大渚山も見下ろすことができた。
最後の急登は岩場になり
草木も生い茂り登り難さがあった。
両脇が切れ、足元が良く見えない
さらに下りのことを考えちょっとスピードが速かったのか
足に乳酸がたまり動きが鈍くなってしまった。
何とかそれでも最後注意深く登り山頂へと着くことができた。
山頂は人の波!
大網コースは全く誰もいない静かな登りだったが、
にぎやかな団体、ツアーの人達でごった返していた。
昔は静かな山だったのにと思いつつ、
人気の出る山であることには違いないと思う。
名前がまず良い!「あまかざり」響きがいい。
登り易い。キャンプ場から登れば全く問題ない。
360度の展望!
北アルプス・日本海 山と海の展望!これは良い。
笹原の美しさ。笹平
沢の美しさ。荒菅沢の布団菱
ブナの癒し。ブナ平辺りは幹の太いブナがたくさん見られる。
魅力いっぱいの雨飾山だ。
人が波のように押し寄せるのも当たり前だと山頂で考えてみた。
下山は雨飾キャンプ場登山口へ向かった。
笹平へ下るのに渋滞!
登る人下る人が多い時間帯だったのもあり
殊に山頂から笹平までの急下降では
歩いているよりも待つ時間が長かった。
山では待つこと、人に合わせるということも大事なことだ。
危険を回避する、安全という面からすると、
急ぐこと、焦ること、人より先にと考えることは、
禁物と考えている。
人気のある山、狭いルートでのすれ違いでは譲ることを
最優先に考えている。
安全で楽しい山には欠かせない自分の中のルールとしている。
まあ、当たり前のことだが。
最近この点を無視して山に入る人がいるようで危険を感じている。
いつもならばキャンプ場の駐車場に着けば
後は車に乗り帰るだけだが、
今日はここからが長かった。
特に湯峠までのコンクリートの緩やかな登りには
へとへとになった。
足にも負担がかかっているのが分かった。
痙攣しないように、膝など痛くならないように注意をした。
湯峠から先は未舗装の下りだけだ。
こちらの方が距離的・時間的には長かったが、
比較的スムーズに下ることができた。
大網の登山口が見えた時にホッとするものがあった。
目的にした大網登山口からの周回が達成できた。
途中でピストンも考えたのだが、
最初の計画を実行できたこと、
つまらないことだが達成感を味わうことができた。
帰りの林道は湯峠に戻らずに平岩へと抜けた。
春先だと鍵のかかっているゲートも開いていて
平岩の集落が見えた時には別世界から帰ったような気にもなった。
今シーズン長野県の天気予報では(全国的だが)
雨マークが続き、唐松岳以来10日ぶりの山となった。
計画している山に登れず残念だが、
山は逃げて行かない天気を待つしかない。
ふるちゃん
2016年09月16日
唐松岳へ 朝だけ白馬三山が見えた
2016(平成28年)9月15日(木)
唐松岳へ
「朝だけよ 白馬三山 唐松に」
白馬三山を飾るナナカマドの赤い実

今日だけ晴れの天気予報が出た。
これから先は曇り、台風の影響を受けてぐずつく空模様になりそう。
そこで眺めがよく、紅葉も楽しめそうなところへと考えた。
今年まだ登ってないのは唐松岳がある。
紅葉には早いかもしれないが晴れれば景色を楽しめるだろうと決めた。
白馬大池からの白馬三山。
丸山からの五竜・鹿島槍。
山頂からの北アルプスの絶景。
考えただけでうきうきしてくる。
いつものように黒菱に向かう。
いつもだと駐車場が満車状態なのに今日はスカスカ。
このところ天候のすぐれない日が続き
山に入っている人が少ないのだろう。

雲がかかりどんよりとした空。
それでもこれから晴れてくるだろうと登り始める。
八方池山荘のあたりでは青空ではないが
雲海の上に白馬三山が顔を出してくれた。
ケルンと白馬三山が似合う。

この調子で白馬大池では
湖面の鏡に映る白馬三山が楽しめそうと登る。
ところが雲がどんどん出てくるではないか。
あっという間に白いカーテンが白馬三山を隠してしまった。
空もどんよりしたまま。
白馬大池の周りは静かに雲に包まれている。
湖面は風もなく穏やか。
青空の元絶景を期待していたが静寂の池を眺めることになった。

これが山ですね。
静かな湖面も良いものだ。
紅葉が始まった木々もあり、
鮮やかではないが、落ち着いた趣ある景色を見せてくれた。

ダケカンバの林に入ると
白くて太い幹が美しく林立し迎えてくれる。
唐松岳の私の好きな場所のひとつだ。
山スキーで入った時にもこの幹を縫って滑るのが楽しい。

丸山ケルン
山スキーではここまで来て滑り始めることが多い。
今日は、結局雲がなかなか上がらず
不帰の嶮が雲の中に厳しい岩肌を隠し、
突き刺すような嶮のシルエットを覗かせのだった。

唐松山荘を通り稜線を山頂に向かう時
ひらひら、よたよた、上へ下へ、右へ左へ、ふらふら!
何とも頼りない飛び方をするアサギマダラを見た。
ずっと見とれてしまったのだが唐松谷から五竜方面へと
最後は稜線を乗り越え飛び去って行った。
南の島へ2000km、海を渡る蝶アサギマダラ。
北アルプスをも越えていくのだった。

山頂での絶景を期待した今日だったが
残念ながらそれはかなわなかった。
雲に覆われた山頂だが、
不帰の嶮だけが時々その雄姿を現してくれた。


朝だけ白馬三山が顔を出し、
景色を楽しむことができた唐松岳だった。
紅葉も来週あたりかなと思われた。
ふるちゃん
唐松岳へ
「朝だけよ 白馬三山 唐松に」
白馬三山を飾るナナカマドの赤い実
今日だけ晴れの天気予報が出た。
これから先は曇り、台風の影響を受けてぐずつく空模様になりそう。
そこで眺めがよく、紅葉も楽しめそうなところへと考えた。
今年まだ登ってないのは唐松岳がある。
紅葉には早いかもしれないが晴れれば景色を楽しめるだろうと決めた。
白馬大池からの白馬三山。
丸山からの五竜・鹿島槍。
山頂からの北アルプスの絶景。
考えただけでうきうきしてくる。
いつものように黒菱に向かう。
いつもだと駐車場が満車状態なのに今日はスカスカ。
このところ天候のすぐれない日が続き
山に入っている人が少ないのだろう。
雲がかかりどんよりとした空。
それでもこれから晴れてくるだろうと登り始める。
八方池山荘のあたりでは青空ではないが
雲海の上に白馬三山が顔を出してくれた。
ケルンと白馬三山が似合う。
この調子で白馬大池では
湖面の鏡に映る白馬三山が楽しめそうと登る。
ところが雲がどんどん出てくるではないか。
あっという間に白いカーテンが白馬三山を隠してしまった。
空もどんよりしたまま。
白馬大池の周りは静かに雲に包まれている。
湖面は風もなく穏やか。
青空の元絶景を期待していたが静寂の池を眺めることになった。
これが山ですね。
静かな湖面も良いものだ。
紅葉が始まった木々もあり、
鮮やかではないが、落ち着いた趣ある景色を見せてくれた。
ダケカンバの林に入ると
白くて太い幹が美しく林立し迎えてくれる。
唐松岳の私の好きな場所のひとつだ。
山スキーで入った時にもこの幹を縫って滑るのが楽しい。
丸山ケルン
山スキーではここまで来て滑り始めることが多い。
今日は、結局雲がなかなか上がらず
不帰の嶮が雲の中に厳しい岩肌を隠し、
突き刺すような嶮のシルエットを覗かせのだった。
唐松山荘を通り稜線を山頂に向かう時
ひらひら、よたよた、上へ下へ、右へ左へ、ふらふら!
何とも頼りない飛び方をするアサギマダラを見た。
ずっと見とれてしまったのだが唐松谷から五竜方面へと
最後は稜線を乗り越え飛び去って行った。
南の島へ2000km、海を渡る蝶アサギマダラ。
北アルプスをも越えていくのだった。
山頂での絶景を期待した今日だったが
残念ながらそれはかなわなかった。
雲に覆われた山頂だが、
不帰の嶮だけが時々その雄姿を現してくれた。
朝だけ白馬三山が顔を出し、
景色を楽しむことができた唐松岳だった。
紅葉も来週あたりかなと思われた。
ふるちゃん
2016年09月14日
富士嶽山へ リベンジ成功!
2016(平成28年)9月10(土)
富士嶽山へ
「リベンジに 藪こぎ進む 富士嶽山」
富士嶽神社祠と浅間山
この地点を山頂と思い込み引き返した。

ようやく富士嶽山の山頂に到達できた。
前回は富士嶽神社の祠を山頂と思い込み下山してしまった。
それから数年なかなか再チャレンジの機会がなく今日になった。
平井トンネルの先富士山地区に入る。
見晴台のキノコ小屋の先、鹿などの防獣柵を開け
林道に入る。
前は問題なく登山口まで車で行けたのだが、
雨のためか林道がかなり荒れ深い轍もできていた。
登山口手前で車を止め
1kmぐらい歩き登山口へと向かった。
登山道も雨の影響を受けていないか心配だったが
登り始めるとその心配はなく順調に高度を上げることができた。
最初は一気に急登を石仏の安置された祠まで登り
あとは稜線を快適に進むことができた。

稜線を進み最後の登りがこの富士嶽山の灘路となる。
「高伸坂」とあるがロープが張られかなりの急登が始まる。
一歩踏み外すか、滑ればずるずる滑り落ちるしかないぐらいの急登だ。
慎重に一歩一歩足を木株、石に置きよじ登る。

この急登と闘うこと20分
富士嶽神社の祠に飛び出す。
ホッとするとともに
絶景が待っていた。
上田盆地、その先に浅間山・烏帽子岳・四阿山が目に入る。


前回は草ぼうぼうで気持ちよい山頂とは思わなかったのを思い出す。
ところが今回は草木がきれいに刈られ明るい!
絶景が楽しめ、気持ちよい気分になった。
さてこれからだ。
山頂はここではなくさらに先に進まなくてはならない。
祠の裏に藪がありその先に進まなくてはならない。
これから先はありませんよと言わんばかりの草ぼうぼうになっている。

そこをちょっと嫌だが
ポールでススキなどの背丈以上ある草をかき分け進む。
20mほどかき分けると草が終わり稜線へと出た。
稜線には踏み跡がしっかりとあり、
その踏み跡、稜線を外さないようにまずは下る。
思った以上に下りちょっと心配になる。
鞍部まで下るとそこからは一気に登り始め
富士嶽山山頂と思われる山容が樹間から見える。

下った分ぐらい登り返しちょっとした広場に出る。
そこから方向を変え稜線を進むと山頂と思われる最高地点に出た。
三角点もありここが富士嶽山山頂だ。
二度目の山行でようやく富士嶽山の山頂にたどり着くことができ
満足感はあった。

リベンジ成功の日となった。
今一度富士嶽神社に戻り、絶景を楽しみ人心地着いた。
慎重に急坂を下り
無事、車も轍に入り込まず帰ることができた。
ふるちゃん
富士嶽山へ
「リベンジに 藪こぎ進む 富士嶽山」
富士嶽神社祠と浅間山
この地点を山頂と思い込み引き返した。
ようやく富士嶽山の山頂に到達できた。
前回は富士嶽神社の祠を山頂と思い込み下山してしまった。
それから数年なかなか再チャレンジの機会がなく今日になった。
平井トンネルの先富士山地区に入る。
見晴台のキノコ小屋の先、鹿などの防獣柵を開け
林道に入る。
前は問題なく登山口まで車で行けたのだが、
雨のためか林道がかなり荒れ深い轍もできていた。
登山口手前で車を止め
1kmぐらい歩き登山口へと向かった。
登山道も雨の影響を受けていないか心配だったが
登り始めるとその心配はなく順調に高度を上げることができた。
最初は一気に急登を石仏の安置された祠まで登り
あとは稜線を快適に進むことができた。
稜線を進み最後の登りがこの富士嶽山の灘路となる。
「高伸坂」とあるがロープが張られかなりの急登が始まる。
一歩踏み外すか、滑ればずるずる滑り落ちるしかないぐらいの急登だ。
慎重に一歩一歩足を木株、石に置きよじ登る。
この急登と闘うこと20分
富士嶽神社の祠に飛び出す。
ホッとするとともに
絶景が待っていた。
上田盆地、その先に浅間山・烏帽子岳・四阿山が目に入る。
前回は草ぼうぼうで気持ちよい山頂とは思わなかったのを思い出す。
ところが今回は草木がきれいに刈られ明るい!
絶景が楽しめ、気持ちよい気分になった。
さてこれからだ。
山頂はここではなくさらに先に進まなくてはならない。
祠の裏に藪がありその先に進まなくてはならない。
これから先はありませんよと言わんばかりの草ぼうぼうになっている。
そこをちょっと嫌だが
ポールでススキなどの背丈以上ある草をかき分け進む。
20mほどかき分けると草が終わり稜線へと出た。
稜線には踏み跡がしっかりとあり、
その踏み跡、稜線を外さないようにまずは下る。
思った以上に下りちょっと心配になる。
鞍部まで下るとそこからは一気に登り始め
富士嶽山山頂と思われる山容が樹間から見える。
下った分ぐらい登り返しちょっとした広場に出る。
そこから方向を変え稜線を進むと山頂と思われる最高地点に出た。
三角点もありここが富士嶽山山頂だ。
二度目の山行でようやく富士嶽山の山頂にたどり着くことができ
満足感はあった。
リベンジ成功の日となった。
今一度富士嶽神社に戻り、絶景を楽しみ人心地着いた。
慎重に急坂を下り
無事、車も轍に入り込まず帰ることができた。
ふるちゃん
2016年09月11日
峰の松目・硫黄岳へ 桜平より 八ヶ岳絶景!
2016(平成28年)9月9日(金)
峰の松目・硫黄岳へ
「しんがりは 峰の松目を 八の峰」
硫黄岳の山頂

峰の松目を登ることにより
八ヶ岳の主な峰を登り切った。
今回は初の桜平からの登りでもあった。
登山口のゲートから林道を進む。
沢沿いに気持ちの良いコース。
特に朝方でもあり清々しい空気が心地よいものがあった。
夏沢鉱泉から先は本格的な登山道になるが
さほどきつくなく快適に歩くことができた。
シラビソ、苔の緑も美しくさわやかな気分になる。
シラビソから出る森の香りに幸せさえ感じた。

あっという間にオーレン小屋に着く。
小屋からは峰の松目と思われる山容を臨める。
ここから峰の松目へ向けての登りが始まる。
徐々に高度を上げていく。
最後の登りはかなりの急登になり峰の松目に飛び出す。
八ヶ岳の完全制覇だ。

何度か訪れる八ヶ岳の中でも峰の松目へは足が向かず
ようやく今日登ることができた。
眺望が良いと聞いていたので期待をしていったのだが
樹林に囲まれ、木と木の間から八ヶ岳の峰々が見えるだけで
ほとんど眺望のない山頂といえる。
しかし山頂から少し下がったところに岩場があり
その岩場の下に展望地点があり八つの峰すべては見えないが
横岳から赤岳そして阿弥陀岳の展望は素晴らしいものがあった。
遠くには北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳をはっきりと見ることができた。

峰の松目からは赤岩の頭を目指す。
いったん下ってからは、
赤岩の頭までは思った以上に登りが長く感じられた。
時々硫黄岳山頂方面が見え、赤岩の頭へ着く。

赤岳鉱泉方面からの登山道と合流し
一気に樹林が見られなくなり硫黄岳への赤茶けた登りとなる。
大きな岩が足元になるとすぐに広々とした硫黄岳山頂に着く。

硫黄岳からの眺めは最高だった。
目の前に赤岳の大きな山が天を突きさしている。
横岳のギザギザした迫力のある鋸と
どっしり構える阿弥陀岳も赤岳を支えるように控えている。

北側には天狗岳の双耳峰が見られた。

硫黄岳の火口縁には迫力があり、
火口の荒々しさも手に取るように見渡すことができた。
火口の先まで行き、硫黄岳を振り返ると
その迫力ある山容には圧倒するものがあった。
広い山頂だけを見ていると火山には思われないが
少し視点を変えるだけで荒々しく様相まで変わってくる
硫黄岳山頂の穏やかさ厳しさ
独特なものを感じ取ることができた。


目的の八ヶ岳最後の山頂、
峰の松目へ登ることができ、
その達成感を味わうことができた。
硫黄岳では硫黄岳たる山の個性を存分に味わい
八ヶ岳の絶景を静かな硫黄岳から眺めることができた。
ふるちゃん
峰の松目・硫黄岳へ
「しんがりは 峰の松目を 八の峰」
硫黄岳の山頂
峰の松目を登ることにより
八ヶ岳の主な峰を登り切った。
今回は初の桜平からの登りでもあった。
登山口のゲートから林道を進む。
沢沿いに気持ちの良いコース。
特に朝方でもあり清々しい空気が心地よいものがあった。
夏沢鉱泉から先は本格的な登山道になるが
さほどきつくなく快適に歩くことができた。
シラビソ、苔の緑も美しくさわやかな気分になる。
シラビソから出る森の香りに幸せさえ感じた。
あっという間にオーレン小屋に着く。
小屋からは峰の松目と思われる山容を臨める。
ここから峰の松目へ向けての登りが始まる。
徐々に高度を上げていく。
最後の登りはかなりの急登になり峰の松目に飛び出す。
八ヶ岳の完全制覇だ。
何度か訪れる八ヶ岳の中でも峰の松目へは足が向かず
ようやく今日登ることができた。
眺望が良いと聞いていたので期待をしていったのだが
樹林に囲まれ、木と木の間から八ヶ岳の峰々が見えるだけで
ほとんど眺望のない山頂といえる。
しかし山頂から少し下がったところに岩場があり
その岩場の下に展望地点があり八つの峰すべては見えないが
横岳から赤岳そして阿弥陀岳の展望は素晴らしいものがあった。
遠くには北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳をはっきりと見ることができた。
峰の松目からは赤岩の頭を目指す。
いったん下ってからは、
赤岩の頭までは思った以上に登りが長く感じられた。
時々硫黄岳山頂方面が見え、赤岩の頭へ着く。
赤岳鉱泉方面からの登山道と合流し
一気に樹林が見られなくなり硫黄岳への赤茶けた登りとなる。
大きな岩が足元になるとすぐに広々とした硫黄岳山頂に着く。
硫黄岳からの眺めは最高だった。
目の前に赤岳の大きな山が天を突きさしている。
横岳のギザギザした迫力のある鋸と
どっしり構える阿弥陀岳も赤岳を支えるように控えている。
北側には天狗岳の双耳峰が見られた。
硫黄岳の火口縁には迫力があり、
火口の荒々しさも手に取るように見渡すことができた。
火口の先まで行き、硫黄岳を振り返ると
その迫力ある山容には圧倒するものがあった。
広い山頂だけを見ていると火山には思われないが
少し視点を変えるだけで荒々しく様相まで変わってくる
硫黄岳山頂の穏やかさ厳しさ
独特なものを感じ取ることができた。
目的の八ヶ岳最後の山頂、
峰の松目へ登ることができ、
その達成感を味わうことができた。
硫黄岳では硫黄岳たる山の個性を存分に味わい
八ヶ岳の絶景を静かな硫黄岳から眺めることができた。
ふるちゃん
2016年09月07日
光城山・烏帽子峰・長峰山へ 安曇野一望!
2016(平成28年)9月6日(火)
光城山・烏帽子峰・長峰山へ
「安曇野が 田んぼ色づく 長峰に」
長峰山からの安曇野

遠出をしたいところだが天候が今一。
台風と秋雨による天候不順が続いている。
明日からも台風などにより天候は崩れるとの予報が出ている。
今日は何とか天気がよさそうということで
上田にある富士嶽山を目指すことにした。
富士嶽山は
私にとっていわくつきの山だ。
前回は山頂と思ったところが
実はまだ山頂でなかったということが判明して
再チャレンジをどうしようか迷っている山。
上田にある里山でなかなか行く機会も持てない。
そこで今日のような日こそチャンスと思い出かけた。
ところが高瀬川沿いに車を走らせ始めると
フロントガラスに雨!
空を見上げると黒い雲!
咄嗟に富士嶽山は無理する必要はない。
との判断。
ますますいわく付きの富士嶽山となってしまった。
そこで目の前にある長峰山・光城山へと変更した。
ハイキングとトレーニングを兼ねてと思い
長峰山の麓に車を置き
最初に下道を歩き光城山の登山口へ
そこから光城山を登り長峰山へ縦走と考えた。
天気は崩れてくるかと思いきや晴れてくるではないか。
歩き始めた下道のコンクリートの道は日が差し
暑いこと暑いこと。
下道から有明山方面

光城山そして長峰山ともに良く登る山だが
気になるのが松枯れだ。
すでにかなりの枯れた松が切り倒されていたが
山頂にも大きな松が枯れたまま立っているのだ。
枯れた松の間から安曇野の風景

松くい虫や自然淘汰など様々な要因により枯れてしまう松だが、
山肌が茶色く染まっているのを見ると
山の緑はこれから先大丈夫か心配になる。
前にも登っているのか烏帽子峰?
光城山から長峰山への鞍部付近
長峰山に近い方向に表示があり今回登ってきた。
標示から2,3分で山頂なのだが、
展望が良いのかなと期待して登ったが
樹間から麻績・筑北辺りの里山が見えるのみだった。
烏帽子峰山頂様子

長峰山から
北アルプスの展望は雲がかかり今一つだったが、
天気もだいぶ回復して安曇野が一望できた。
田んぼが黄色く色づき収穫を待つばかりとなっているようだった。
すでに稲刈りが始まったところもあるが
安曇野の稲刈りも間近のように思われた。


秋はそこにあるが、
天候がすぐれない日が続き
早く秋晴れと言われる日がやってくるのを待ち望んでいる。
ふるちゃん
光城山・烏帽子峰・長峰山へ
「安曇野が 田んぼ色づく 長峰に」
長峰山からの安曇野
遠出をしたいところだが天候が今一。
台風と秋雨による天候不順が続いている。
明日からも台風などにより天候は崩れるとの予報が出ている。
今日は何とか天気がよさそうということで
上田にある富士嶽山を目指すことにした。
富士嶽山は
私にとっていわくつきの山だ。
前回は山頂と思ったところが
実はまだ山頂でなかったということが判明して
再チャレンジをどうしようか迷っている山。
上田にある里山でなかなか行く機会も持てない。
そこで今日のような日こそチャンスと思い出かけた。
ところが高瀬川沿いに車を走らせ始めると
フロントガラスに雨!
空を見上げると黒い雲!
咄嗟に富士嶽山は無理する必要はない。
との判断。
ますますいわく付きの富士嶽山となってしまった。
そこで目の前にある長峰山・光城山へと変更した。
ハイキングとトレーニングを兼ねてと思い
長峰山の麓に車を置き
最初に下道を歩き光城山の登山口へ
そこから光城山を登り長峰山へ縦走と考えた。
天気は崩れてくるかと思いきや晴れてくるではないか。
歩き始めた下道のコンクリートの道は日が差し
暑いこと暑いこと。
下道から有明山方面
光城山そして長峰山ともに良く登る山だが
気になるのが松枯れだ。
すでにかなりの枯れた松が切り倒されていたが
山頂にも大きな松が枯れたまま立っているのだ。
枯れた松の間から安曇野の風景
松くい虫や自然淘汰など様々な要因により枯れてしまう松だが、
山肌が茶色く染まっているのを見ると
山の緑はこれから先大丈夫か心配になる。
前にも登っているのか烏帽子峰?
光城山から長峰山への鞍部付近
長峰山に近い方向に表示があり今回登ってきた。
標示から2,3分で山頂なのだが、
展望が良いのかなと期待して登ったが
樹間から麻績・筑北辺りの里山が見えるのみだった。
烏帽子峰山頂様子
長峰山から
北アルプスの展望は雲がかかり今一つだったが、
天気もだいぶ回復して安曇野が一望できた。
田んぼが黄色く色づき収穫を待つばかりとなっているようだった。
すでに稲刈りが始まったところもあるが
安曇野の稲刈りも間近のように思われた。
秋はそこにあるが、
天候がすぐれない日が続き
早く秋晴れと言われる日がやってくるのを待ち望んでいる。
ふるちゃん
2016年09月05日
猿ヶ城峰へ 木崎湖・中綱湖・青木湖展望
2016(平成28年)9月2日(金)
猿ヶ城峰へ
「猿ヶ城 仁科三湖を 見下ろして」
仁科三湖とは
大町市にある
木崎湖・中綱湖・青木湖を指す。
青木湖と中綱湖 のろし台から

今年の干支は「猿」
正月に登ろうと早朝登山口まで足を運んだが、
雪の多さに撤退した。
それ以来,気になっていたのが猿ヶ城峰。
山頂までには、
風穴小屋
猿ヶ城跡
のろし台を通過していく。
風穴小屋は養蚕が盛んだったころの遺産。
この夏でも小屋の中はひんやりとする
4度ほどで維持されている。

蚕の卵の孵化(ふか)調節を行うために使われていたそうだ。
養蚕が盛んだったころには蚕糸業を支える重要な建物だったようだ。
蚕を飼う現場農家にとっては
例えば富岡製糸工場よりも必要とされていた建物のように思われた。
養蚕業の衰退と共に見放されていた小屋が
平成になり重要な産業遺構として建て直され現在にある。
実際、小屋に入ると涼しくひんやり!
登りの汗もあっという間に引いてしまうほどだった。
石垣で囲まれた室内、天井には葦だろうか敷き詰められていた。
天然冷蔵庫、ぜひ多くの人に体験してほしいと思う。

猿ヶ城跡は戦国時代にあり、
当時の一族が逃げ込むための城だったのことだ。
現在は樹木に覆われ、わずかに木崎湖の一部が臨めるのみ。
跡としても立堀、横堀などが一部見られるだけだった。

一番見応えのあったのが、
のろし台

のろし台の復元もされ
明るく休憩するのにも良かった。
そして、仁科三湖が
眼下に広がる眺望もきれいだった。
南側には木崎湖、大町市街が見渡すことができた。
北側には、中綱湖・青木湖が見事な姿を見せる。


ことに中綱湖の周りの田んぼの黄色の稲穂と
中綱湖のコバルトブルーの水が印象的だった。
のろし台から急登をしばらく登り、
緩やかな稜線の静かな樹林帯を進むと山頂に出る。
山頂からの展望は青木湖が一部見えるのみだった。


夏の終わりから秋にかけての楽しみは
山頂でのリンゴ!
今年は「さる年」
これで正月以来気になっていた猿ヶ城峰へ行ってこれた。
ハイキング、ちょっとしたトレーニングには最適な山だと思う。
近辺に新しい山を発見したような気持ちだ。
ふるちゃん
猿ヶ城峰へ
「猿ヶ城 仁科三湖を 見下ろして」
仁科三湖とは
大町市にある
木崎湖・中綱湖・青木湖を指す。
青木湖と中綱湖 のろし台から
今年の干支は「猿」
正月に登ろうと早朝登山口まで足を運んだが、
雪の多さに撤退した。
それ以来,気になっていたのが猿ヶ城峰。
山頂までには、
風穴小屋
猿ヶ城跡
のろし台を通過していく。
風穴小屋は養蚕が盛んだったころの遺産。
この夏でも小屋の中はひんやりとする
4度ほどで維持されている。
蚕の卵の孵化(ふか)調節を行うために使われていたそうだ。
養蚕が盛んだったころには蚕糸業を支える重要な建物だったようだ。
蚕を飼う現場農家にとっては
例えば富岡製糸工場よりも必要とされていた建物のように思われた。
養蚕業の衰退と共に見放されていた小屋が
平成になり重要な産業遺構として建て直され現在にある。
実際、小屋に入ると涼しくひんやり!
登りの汗もあっという間に引いてしまうほどだった。
石垣で囲まれた室内、天井には葦だろうか敷き詰められていた。
天然冷蔵庫、ぜひ多くの人に体験してほしいと思う。
猿ヶ城跡は戦国時代にあり、
当時の一族が逃げ込むための城だったのことだ。
現在は樹木に覆われ、わずかに木崎湖の一部が臨めるのみ。
跡としても立堀、横堀などが一部見られるだけだった。
一番見応えのあったのが、
のろし台
のろし台の復元もされ
明るく休憩するのにも良かった。
そして、仁科三湖が
眼下に広がる眺望もきれいだった。
南側には木崎湖、大町市街が見渡すことができた。
北側には、中綱湖・青木湖が見事な姿を見せる。
ことに中綱湖の周りの田んぼの黄色の稲穂と
中綱湖のコバルトブルーの水が印象的だった。
のろし台から急登をしばらく登り、
緩やかな稜線の静かな樹林帯を進むと山頂に出る。
山頂からの展望は青木湖が一部見えるのみだった。
夏の終わりから秋にかけての楽しみは
山頂でのリンゴ!
今年は「さる年」
これで正月以来気になっていた猿ヶ城峰へ行ってこれた。
ハイキング、ちょっとしたトレーニングには最適な山だと思う。
近辺に新しい山を発見したような気持ちだ。
ふるちゃん
2016年09月01日
青梅黒姫山へ フズリナの化石発見
2016(平成28年)8月31日(水)
青梅黒姫山へ
「肌つるっと 青海の黒姫 石灰まとい」
青梅黒姫山山頂

黒姫山というと
すぐに信州の北信五岳を思い浮かべる。
そのお隣新潟にも黒姫山がある。
今回はその糸魚川にある青梅黒姫山を目指した。
日本三百名山でもあり、日本海に面した独立峰。
そして石灰岩からできた山で
カルスト地形も見られ、

その石灰岩からは、
2~3億年前の古生代の化石がたくさん出るという。
そこで山に登るというだけでなく
山頂で化石を見つける楽しみもある青梅黒姫山だ。
山頂では砕かれた石灰石があり、
良く見るとその表面に化石が見られるものが稀にある。
今回はフズリナの化石を山頂で見つけることができた。

一緒に行ったS氏が地質を学んだ人で
間違いないものだという。
登山口の清水倉橋のたもとからも
石灰岩が掘られる荒々しい白い壁を持つ小山が見える。
この青梅は石灰岩の採石所がいくつかあるようだ。

石灰石・石灰岩は
日本が現在自給できる原材料でもある。
コンクリート、歯磨き粉、白線用の粉、乾燥剤、土壌・水の中和剤など
多方面に使われている。
登山口からは涼しく暗い樹林の中を
一本杉、夫婦縄文杉、そして金本平へと進む。

金本平からが、これでもかという急登に入る。
沢というか雨の水路というか深く掘られた登山道は
急登の中でも特に歩きにくく
水分を含んだ泥、粘土状の土に悩まされた。
さらに、ごろごろと石灰岩が転がり露出していた。
これほど石灰岩が登山道に見られる山は初めてだった。

滑ること滑ること!
石灰岩も滑り、土も滑りと
一歩一歩足を使い、慎重になる。
ことに下山、疲れてきた足にはかなりこたえるものがあった。
眺望はというと
急登がこれでもかと続き、
ぱっと飛び出る西稜から山頂にかけては
360度の大展望が待っていた。
白馬・朝日岳そして日本海の親不知まで伸びる栂海新道の稜線。
犬ヶ岳・白鳥山の山小屋も日の当たり方によって見ることができた。

目の前には岩登りで知られた明星山があり、

その先に雨飾山・頸城の火打山・焼山が美しい。

山容がごつごつした西岳・戸隠・高妻山も見渡すことができた。
そしてもう一つの黒姫山も霞んではいたがもっこりとした姿があった。
さらにギザギザした見るからに格好の良い
鉾ヶ岳・鋸岳・鬼ヶ面山が目を引いた。

眼下には日本海が姫川から流れ出た水との境を作り
青く輝いて広がっていた。

登りも、下りも滑ってきつい山だったが、
最高の大展望を見せくれた。
それに化石のおまけもついた山行となった。
ふるちゃん
青梅黒姫山へ
「肌つるっと 青海の黒姫 石灰まとい」
青梅黒姫山山頂
黒姫山というと
すぐに信州の北信五岳を思い浮かべる。
そのお隣新潟にも黒姫山がある。
今回はその糸魚川にある青梅黒姫山を目指した。
日本三百名山でもあり、日本海に面した独立峰。
そして石灰岩からできた山で
カルスト地形も見られ、
その石灰岩からは、
2~3億年前の古生代の化石がたくさん出るという。
そこで山に登るというだけでなく
山頂で化石を見つける楽しみもある青梅黒姫山だ。
山頂では砕かれた石灰石があり、
良く見るとその表面に化石が見られるものが稀にある。
今回はフズリナの化石を山頂で見つけることができた。
一緒に行ったS氏が地質を学んだ人で
間違いないものだという。
登山口の清水倉橋のたもとからも
石灰岩が掘られる荒々しい白い壁を持つ小山が見える。
この青梅は石灰岩の採石所がいくつかあるようだ。
石灰石・石灰岩は
日本が現在自給できる原材料でもある。
コンクリート、歯磨き粉、白線用の粉、乾燥剤、土壌・水の中和剤など
多方面に使われている。
登山口からは涼しく暗い樹林の中を
一本杉、夫婦縄文杉、そして金本平へと進む。
金本平からが、これでもかという急登に入る。
沢というか雨の水路というか深く掘られた登山道は
急登の中でも特に歩きにくく
水分を含んだ泥、粘土状の土に悩まされた。
さらに、ごろごろと石灰岩が転がり露出していた。
これほど石灰岩が登山道に見られる山は初めてだった。
滑ること滑ること!
石灰岩も滑り、土も滑りと
一歩一歩足を使い、慎重になる。
ことに下山、疲れてきた足にはかなりこたえるものがあった。
眺望はというと
急登がこれでもかと続き、
ぱっと飛び出る西稜から山頂にかけては
360度の大展望が待っていた。
白馬・朝日岳そして日本海の親不知まで伸びる栂海新道の稜線。
犬ヶ岳・白鳥山の山小屋も日の当たり方によって見ることができた。
目の前には岩登りで知られた明星山があり、
その先に雨飾山・頸城の火打山・焼山が美しい。
山容がごつごつした西岳・戸隠・高妻山も見渡すことができた。
そしてもう一つの黒姫山も霞んではいたがもっこりとした姿があった。
さらにギザギザした見るからに格好の良い
鉾ヶ岳・鋸岳・鬼ヶ面山が目を引いた。
眼下には日本海が姫川から流れ出た水との境を作り
青く輝いて広がっていた。
登りも、下りも滑ってきつい山だったが、
最高の大展望を見せくれた。
それに化石のおまけもついた山行となった。
ふるちゃん