2019年10月25日
川上岳へ ツメタ谷から大イチイ経由 初冠雪の北アルプス
2019年(令和元年)10月23日(水)
川上岳へ ツメタ谷から大イチイ経由 初冠雪の北アルプス
「一位雪 紅葉の女神 川上岳」
川上岳(かおれだけ)1626m 弐七農園のサンフジ(まだ市販されていない)
槍・穂高それに乗鞍の展望 初冠雪が見られた

先週、医王山の帰りツメタ谷林道登山口まで来たが、
時間が足りないと思い断念した川上岳へ向かった。
今日を除くとしばらく天気も良くないと予報が出ていたので思い切って岐阜県高山市まで足を伸ばした。
結果は大正解の川上岳の一日となった。
前回来ているので登山口までは全く問題なく着いた。
2台の車も止まっていたので安心感も出た。
林道を進むと「大イチイ方面0.3km」と「川上岳登山道方面1.5km」への分岐に出た。
ここは地図を確認すると大イチイ方面から直登気味に尾根に出るルートがあるのが分かった。
この方が断然近いようなのでツメタ谷を立派な木の橋を渡り大イチイ方面へ行くことにした。
ロープに囲まれた大木が何本か見られる。
イチイとは漢字で「一位」と書くようでなかなか優秀な名前だ。
常緑の針葉樹と言うことで、目の前に現れた最初の巨木は広葉樹なのでイチイとは違う。斜面を登ると黒くどっしりとした幹を持つ木が巨人のごとくぬっくと立つ。
これが大イチイ!
日本最古のイチイの巨木だそうで岐阜県の木、宮村の木として親しまれているようだ。
そして川上岳のシンボルでもある。

この大イチイの上部から登山道が延びていた。
急斜面をジグザグで登り、尾根らしき登りでは直登になる。
厳しい登りだが振り返ると樹間から白山の山並みが見られ元気づけられる。
稜線に出ると位山と川上岳の分岐になる。
天空の遊歩道とも言われている位山と川上岳を結ぶ稜線だ。
この稜線からは御嶽山がまず見られた。
その御嶽は雪をかぶっているではないか。
家に帰り新聞で初冠雪だったことを知るが、雪をわずかにかぶる姿が美しかった。そして乗鞍岳も同じようにうっすらと雪をかぶる山容が見られた。
当然その奥には槍・穂高の稜線も輝き見ることができた。
起伏の少ない稜線を進むと360度大展望の川上岳山頂へと到着した。
稜線から眺めていた乗鞍、御嶽それに北アルプスを代表する槍・穂高が一望できる。
そして目の前には位山がどっしりと構えている。
同じようではあるが稜線から切り離されるように舟山が見られる。
手前 舟山 そして初冠雪の御嶽山

三角関係にけりを付けるように、位山の男神と結ばれた川上岳の女神は手をつなぐように天空の遊歩道で結ばれ、舟山の女神は谷を挟み位山から独立している。
伝説ではあるが、三山の置かれている位置が良くできていると思う。
天空の遊歩道で結ばれている位山 笠・槍・穂高も美しい

川上岳は山頂付近、高原のようになだらかな山容で秋晴れの一日を楽しめた。
紅葉により赤みを帯びた山肌も女神らしく着飾っていた。
下山に使った山之口登山口への分岐経由の道は快適で気持ちいい稜線歩きができた。
ふるちゃん
川上岳へ ツメタ谷から大イチイ経由 初冠雪の北アルプス
「一位雪 紅葉の女神 川上岳」
川上岳(かおれだけ)1626m 弐七農園のサンフジ(まだ市販されていない)
槍・穂高それに乗鞍の展望 初冠雪が見られた
先週、医王山の帰りツメタ谷林道登山口まで来たが、
時間が足りないと思い断念した川上岳へ向かった。
今日を除くとしばらく天気も良くないと予報が出ていたので思い切って岐阜県高山市まで足を伸ばした。
結果は大正解の川上岳の一日となった。
前回来ているので登山口までは全く問題なく着いた。
2台の車も止まっていたので安心感も出た。
林道を進むと「大イチイ方面0.3km」と「川上岳登山道方面1.5km」への分岐に出た。
ここは地図を確認すると大イチイ方面から直登気味に尾根に出るルートがあるのが分かった。
この方が断然近いようなのでツメタ谷を立派な木の橋を渡り大イチイ方面へ行くことにした。
ロープに囲まれた大木が何本か見られる。
イチイとは漢字で「一位」と書くようでなかなか優秀な名前だ。
常緑の針葉樹と言うことで、目の前に現れた最初の巨木は広葉樹なのでイチイとは違う。斜面を登ると黒くどっしりとした幹を持つ木が巨人のごとくぬっくと立つ。
これが大イチイ!
日本最古のイチイの巨木だそうで岐阜県の木、宮村の木として親しまれているようだ。
そして川上岳のシンボルでもある。
この大イチイの上部から登山道が延びていた。
急斜面をジグザグで登り、尾根らしき登りでは直登になる。
厳しい登りだが振り返ると樹間から白山の山並みが見られ元気づけられる。
稜線に出ると位山と川上岳の分岐になる。
天空の遊歩道とも言われている位山と川上岳を結ぶ稜線だ。
この稜線からは御嶽山がまず見られた。
その御嶽は雪をかぶっているではないか。
家に帰り新聞で初冠雪だったことを知るが、雪をわずかにかぶる姿が美しかった。そして乗鞍岳も同じようにうっすらと雪をかぶる山容が見られた。
当然その奥には槍・穂高の稜線も輝き見ることができた。
起伏の少ない稜線を進むと360度大展望の川上岳山頂へと到着した。
稜線から眺めていた乗鞍、御嶽それに北アルプスを代表する槍・穂高が一望できる。
そして目の前には位山がどっしりと構えている。
同じようではあるが稜線から切り離されるように舟山が見られる。
手前 舟山 そして初冠雪の御嶽山
三角関係にけりを付けるように、位山の男神と結ばれた川上岳の女神は手をつなぐように天空の遊歩道で結ばれ、舟山の女神は谷を挟み位山から独立している。
伝説ではあるが、三山の置かれている位置が良くできていると思う。
天空の遊歩道で結ばれている位山 笠・槍・穂高も美しい
川上岳は山頂付近、高原のようになだらかな山容で秋晴れの一日を楽しめた。
紅葉により赤みを帯びた山肌も女神らしく着飾っていた。
下山に使った山之口登山口への分岐経由の道は快適で気持ちいい稜線歩きができた。
ふるちゃん
2019年10月22日
医王山へ 夕霧峠より最短で
2019年(令和元年)10月17日(木)
医王山へ 夕霧峠より最短で
「夕霧より 医王山へ 朝一番」
医王山939m山頂に弐七農園のシナノホッペ

昨日は二座目指していたが、林道通行止めで白木峰を断念。
金剛堂山は登ることができた。
思いのほか時間がかかったので白木峰を断念したのは正解か。
と思いつつ南砺市の宿泊場所を、6時には出て
イオックスアローズ・スキー場経由で夕霧峠に着く。
林道登り口に真新しい直径30cmほどの大きな落石があり、
少し緊張しながら舗装された林道を無事夕霧峠に着いた。
立派な展望台が建つ夕霧峠だ。
峠からは金沢方面の街並みが朝日を浴びていた。
イオックスアローズ・スキー場のリフトも近くまで延びてきている。
剱方面の山並みも望める。
夕霧峠 剱の三角錐

本来は白兀山方面もと考えていたが、昨日の白木峰が登れなかったことが頭にあり、
それならば岐阜の川上岳を登ることは可能かなどと考えた。
そこで、医王山を早めに登り切ろうと最短距離夕霧峠からの奥医王山への往復だけにした。
峠から木の階段を288段登ると、見返り大杉という展望地に着く。
地蔵様もいて、剱岳方面が美しく見られた。
振り返ると白兀山・蛇尾山、それに金沢市方面の展望が開けていた。
少し下ると鞍部には龍神池があり、紅葉前だったが最盛期は美しいさが想像できた。
そこからあっという間に奥医王山頂へ着く。
鉄枠の立派な展望台がある。
ところが木立が高く思うように展望はならなかった。
それでも剱・立山・薬師岳は樹間から見ることができた。
展望台のある医王山

夕霧峠へ戻り、展望台に上がると山名盤があり
昨日登った金剛堂山、それに人形山なども見えていることが分かった。
朝一番、夕霧峠・奥医王山からの大展望を楽しむことができた。
その後岐阜県に入り川上岳登山口を目指したが、
思っていた山之口林道登山口とは違うツメタ谷林道登山口へとナビに連れて行かれてしまった。
情報もしっかりとつかめていなかったので、無理は禁物ということで次の機会へとした。
他県へ行くと町と山の方向感覚などが全くなくなってしまうこともあり、キツネにつままれるようなことが起きる。
今回も川上岳を山之口林道登山口から登ったヤマレコナビを使いその登山口に来たはずが、
全く反対側のツメタ谷林道登山口に着いていたのだ。
もっと早く気がつくべきだが、知らぬ土地。
一度林道に入ると一本道だろうという安心感と運転への緊張感からか
ナビに案内されるままに目的地到着となる。
そして、今回は本当に登山口の案内板を見るまで気がつかないというお粗末さだった。
過去にも、ある山の登山口を目指していた際に、ナビにより登ることもできないような場所に案内されたこともあった。
今回は思っていた登山口ではないものの川上岳への登山口には違いがなかった。
しかし予期せぬ反対ルートだったために情報も得てなく、時間的に無理だろうと思い諦めた。
帰ってきてから調べるとどちらのルートも歩行時間が同じぐらいで
ナビで案内されたツメタ谷林道登山口には川上岳のシンボル「宮の大イチイ」が見られ
長野県側からはより近い登山口だったことが判明した。
登れなかった後悔よりも
川上岳の登山口が分かったことで安心。
次回ツメタ谷林道登山口から川上岳を目指そうと決めている。
ふるちゃん
医王山へ 夕霧峠より最短で
「夕霧より 医王山へ 朝一番」
医王山939m山頂に弐七農園のシナノホッペ
昨日は二座目指していたが、林道通行止めで白木峰を断念。
金剛堂山は登ることができた。
思いのほか時間がかかったので白木峰を断念したのは正解か。
と思いつつ南砺市の宿泊場所を、6時には出て
イオックスアローズ・スキー場経由で夕霧峠に着く。
林道登り口に真新しい直径30cmほどの大きな落石があり、
少し緊張しながら舗装された林道を無事夕霧峠に着いた。
立派な展望台が建つ夕霧峠だ。
峠からは金沢方面の街並みが朝日を浴びていた。
イオックスアローズ・スキー場のリフトも近くまで延びてきている。
剱方面の山並みも望める。
夕霧峠 剱の三角錐
本来は白兀山方面もと考えていたが、昨日の白木峰が登れなかったことが頭にあり、
それならば岐阜の川上岳を登ることは可能かなどと考えた。
そこで、医王山を早めに登り切ろうと最短距離夕霧峠からの奥医王山への往復だけにした。
峠から木の階段を288段登ると、見返り大杉という展望地に着く。
地蔵様もいて、剱岳方面が美しく見られた。
振り返ると白兀山・蛇尾山、それに金沢市方面の展望が開けていた。
少し下ると鞍部には龍神池があり、紅葉前だったが最盛期は美しいさが想像できた。
そこからあっという間に奥医王山頂へ着く。
鉄枠の立派な展望台がある。
ところが木立が高く思うように展望はならなかった。
それでも剱・立山・薬師岳は樹間から見ることができた。
展望台のある医王山
夕霧峠へ戻り、展望台に上がると山名盤があり
昨日登った金剛堂山、それに人形山なども見えていることが分かった。
朝一番、夕霧峠・奥医王山からの大展望を楽しむことができた。
その後岐阜県に入り川上岳登山口を目指したが、
思っていた山之口林道登山口とは違うツメタ谷林道登山口へとナビに連れて行かれてしまった。
情報もしっかりとつかめていなかったので、無理は禁物ということで次の機会へとした。
他県へ行くと町と山の方向感覚などが全くなくなってしまうこともあり、キツネにつままれるようなことが起きる。
今回も川上岳を山之口林道登山口から登ったヤマレコナビを使いその登山口に来たはずが、
全く反対側のツメタ谷林道登山口に着いていたのだ。
もっと早く気がつくべきだが、知らぬ土地。
一度林道に入ると一本道だろうという安心感と運転への緊張感からか
ナビに案内されるままに目的地到着となる。
そして、今回は本当に登山口の案内板を見るまで気がつかないというお粗末さだった。
過去にも、ある山の登山口を目指していた際に、ナビにより登ることもできないような場所に案内されたこともあった。
今回は思っていた登山口ではないものの川上岳への登山口には違いがなかった。
しかし予期せぬ反対ルートだったために情報も得てなく、時間的に無理だろうと思い諦めた。
帰ってきてから調べるとどちらのルートも歩行時間が同じぐらいで
ナビで案内されたツメタ谷林道登山口には川上岳のシンボル「宮の大イチイ」が見られ
長野県側からはより近い登山口だったことが判明した。
登れなかった後悔よりも
川上岳の登山口が分かったことで安心。
次回ツメタ谷林道登山口から川上岳を目指そうと決めている。
ふるちゃん
2019年10月19日
金剛堂山へ 高原のような三つの頂
2019年(令和元年)10月16日(水)
金剛堂山へ 高原のような三つの頂
「高原の 三つの金剛 眺め良し」
奥金剛の山頂に弐七農園のシナノホッペ 乗鞍岳・御嶽山

北陸の3座(白木峰・金剛堂山・医王山)を目指した。
今日の午前中は白木峰へと計画していた。
岐阜・富山の道路状況がよく分からず来たところもあり、
まず471号は調べた限り通れるはずであったが岐阜県から富山県側へは抜けられないとのことで最初のつまずき。
360号に変更して富山県八尾側から大回りで471号へ入り
杉平キャンプ場へようやくたどり着いた。
ところがキャンプ場から白木峰八合目登山口までの林道が通行止め。
登山口まで8km以上歩かなくてはならないと言うことで諦める。
白木峰を登った後に登る予定の金剛堂山、栃谷登山口へ向かう。
土砂が流出したような道も見られ金剛堂山も登れるのだろうかと心配しつつ進む。
天竺温泉の郷の大きな建物群を通り過ぎるとすぐに車が何台か止まっている栃谷登山口へ着いた。
自宅から6時間ほど経っていたので、金剛堂山のスタート地点に立ち、登ってもいないのにほっとする自分がいた。
栃谷登山口

全部で8台の車が止まっていて富山ナンバーは一台のみ。
金剛堂山の情報のひとつ、背丈ほどの笹の藪漕ぎが念頭にあった。
これだけの人が入り込んでいると考えると笹の藪漕ぎで朝一番は
びしょ濡れになるのが分かっているだけに、何人もが先行していることを思うと少し安心さえした。
鉄の橋を渡り登山道に入る。
沢筋を登り、沢を越えると一気に高度を上げていく。
しばらく歩くと「栃谷登山口から1km地点」の表示が出てきた。
周りは幹の美しいブナ林が広がっていた。
登山口から2km地点の先、1346mピークの先の下りからは、
初めて金剛堂山の山頂方面が見られた。
3km地点辺りは紅葉が盛り、見頃となっていた。
その先視界が開け眼下には営業中止をしているスノーバレー利賀スキー場が見られた。

4km地点では登山道に笹が覆うように出てくる。
藪漕ぎ程ではないが煩わしさはある。
多くの先行者がいるために露は全くないと言っても良く濡れずにすんだ。一番最初に下山して来た方と話をすると、
登るにびしょ濡れになり山頂で着替えたという。
正に露払いをしっかりとしてくださったようだ。
前金剛の山頂へ急坂を登り切ると飛び出す。
まず黒い大きな石造りの山名盤が目に入った。
私の見てきた山名盤の中では多分最大級のものと思う。
石造りの金剛蔵王権現を祀る祠も建ち、前金剛がメイン山頂のように思う。
前金剛の山頂

そこから目の前に見える最高地点の中金剛へ向かう。
途中、富山藩の藩主であった前田利保の金剛堂山登頂の歌碑がある。
1853年に登り、翌年建立したというのでペルリ来航の時期と重なり歴史を感じた。
歌碑と前金剛

その先、中金剛は通り過ぎてしまった。
下り始めることで最高地点である中金剛であることが分かった。
山頂表示も引き返してきたときに木の枝に小さな木札があることに気づいたぐらいだ。
高原のような金剛堂山

気持ちよい高原のような三つ目の頂が奥金剛だ。
広い山頂は展望も良く、北アルプスの壁が剱から槍・穂高まで延びている。さらに乗鞍岳・御嶽山の独立峰が美しい山容を青空に広げていた。
白山方面は残念ながら雲がかかっていたが、
人形山、猿ヶ馬場山が目の前に思っていた以上に迫力ある姿を見せてくれた。
そして登ることができなかった白木峰が、
前金剛に戻ると雲の中から、次はきっと登ってくれと言わんばかりに顔を現した。

ふるちゃん
金剛堂山へ 高原のような三つの頂
「高原の 三つの金剛 眺め良し」
奥金剛の山頂に弐七農園のシナノホッペ 乗鞍岳・御嶽山
北陸の3座(白木峰・金剛堂山・医王山)を目指した。
今日の午前中は白木峰へと計画していた。
岐阜・富山の道路状況がよく分からず来たところもあり、
まず471号は調べた限り通れるはずであったが岐阜県から富山県側へは抜けられないとのことで最初のつまずき。
360号に変更して富山県八尾側から大回りで471号へ入り
杉平キャンプ場へようやくたどり着いた。
ところがキャンプ場から白木峰八合目登山口までの林道が通行止め。
登山口まで8km以上歩かなくてはならないと言うことで諦める。
白木峰を登った後に登る予定の金剛堂山、栃谷登山口へ向かう。
土砂が流出したような道も見られ金剛堂山も登れるのだろうかと心配しつつ進む。
天竺温泉の郷の大きな建物群を通り過ぎるとすぐに車が何台か止まっている栃谷登山口へ着いた。
自宅から6時間ほど経っていたので、金剛堂山のスタート地点に立ち、登ってもいないのにほっとする自分がいた。
栃谷登山口
全部で8台の車が止まっていて富山ナンバーは一台のみ。
金剛堂山の情報のひとつ、背丈ほどの笹の藪漕ぎが念頭にあった。
これだけの人が入り込んでいると考えると笹の藪漕ぎで朝一番は
びしょ濡れになるのが分かっているだけに、何人もが先行していることを思うと少し安心さえした。
鉄の橋を渡り登山道に入る。
沢筋を登り、沢を越えると一気に高度を上げていく。
しばらく歩くと「栃谷登山口から1km地点」の表示が出てきた。
周りは幹の美しいブナ林が広がっていた。
登山口から2km地点の先、1346mピークの先の下りからは、
初めて金剛堂山の山頂方面が見られた。
3km地点辺りは紅葉が盛り、見頃となっていた。
その先視界が開け眼下には営業中止をしているスノーバレー利賀スキー場が見られた。
4km地点では登山道に笹が覆うように出てくる。
藪漕ぎ程ではないが煩わしさはある。
多くの先行者がいるために露は全くないと言っても良く濡れずにすんだ。一番最初に下山して来た方と話をすると、
登るにびしょ濡れになり山頂で着替えたという。
正に露払いをしっかりとしてくださったようだ。
前金剛の山頂へ急坂を登り切ると飛び出す。
まず黒い大きな石造りの山名盤が目に入った。
私の見てきた山名盤の中では多分最大級のものと思う。
石造りの金剛蔵王権現を祀る祠も建ち、前金剛がメイン山頂のように思う。
前金剛の山頂
そこから目の前に見える最高地点の中金剛へ向かう。
途中、富山藩の藩主であった前田利保の金剛堂山登頂の歌碑がある。
1853年に登り、翌年建立したというのでペルリ来航の時期と重なり歴史を感じた。
歌碑と前金剛
その先、中金剛は通り過ぎてしまった。
下り始めることで最高地点である中金剛であることが分かった。
山頂表示も引き返してきたときに木の枝に小さな木札があることに気づいたぐらいだ。
高原のような金剛堂山
気持ちよい高原のような三つ目の頂が奥金剛だ。
広い山頂は展望も良く、北アルプスの壁が剱から槍・穂高まで延びている。さらに乗鞍岳・御嶽山の独立峰が美しい山容を青空に広げていた。
白山方面は残念ながら雲がかかっていたが、
人形山、猿ヶ馬場山が目の前に思っていた以上に迫力ある姿を見せてくれた。
そして登ることができなかった白木峰が、
前金剛に戻ると雲の中から、次はきっと登ってくれと言わんばかりに顔を現した。
ふるちゃん
2019年10月14日
以東岳へ 快晴 大人色の紅葉
2019年(令和元年)10月10日(木)
以東岳へ 快晴 大人色の紅葉
「大鳥に 渋い紅葉 以東岳」
終盤の紅葉と以東岳

摩耶山を登り、
山形県鶴岡市からダートも走り2時間弱、
新潟県境の以東岳を目指し泡滝ダム登山口へ車中泊。
歩行時間が12時間ほどかかる山だけに朝が早い。
車中泊の窓の先には明るい月が見える。
外は暗いがすでに駐車場を以東岳へライトを付けスタートした方がいた。
急いで支度をして出るとすでに周りは明るく谷間の狭い空に青空が。
泡滝ダム登山口からほぼ平坦な道を進む。
途中揺れる吊り橋には注意しながら渡る。
美しい渓谷美、時々滝も見られる。その中でも幾筋かの滝が見られるのが七ツ滝沢。
大鳥池への最後の登りはジグザグで高度を上げていく。
短縮コースの規制がかかるが直登すればかなり早く登れる気がする。
大鳥池の標柱が立ち、その先がタキタロウ山荘だ。
大鳥池とタキタロウ山荘

日も差し込み明るい湖畔にあるベンチで休んだ。
私を途中で一気に抜いて行かれた方がすでに出発体制に入っていた。
以東岳山頂はどこか聞くと、小屋の建つところだと教えてくれた。
よく見ると大鳥池の先にぽつんと小屋が見える以東岳山頂が見られた。
山頂まではまだまだ遠い。
ここでコースが二手に分かれるのでどちらから進もうか考えた。
一つはオツボ峰経由でぐるっと尾根伝いに回り込む展望の良いコース。
以東岳の展望も良く、できればオツボコースと考えた。
もう一つは、大鳥池湖畔を進み山頂へほぼ直登するコースだ。
きつそうだが時間的には早めに山頂に着くことができるとある。
全体の歩行時間の長い以東岳に、まずは山頂を踏むことではないか。
山頂に着くのが遅くなるのを極力避けたい気持ちがあった。
結局、直登コースで山頂をまずは目指すことにした。
余裕ができればオツボコースを利用して下山する。
直登コースから オツボコースの稜線・月山が顔を出す

湖畔沿いというのは魅力的でもあるが、実はヘビさんが出てくることが多く避けたいところだ。まだ時間も早く登場は少ないだろうとも踏んだ。
水面に映る山並みや、緑の中に山荘のたたずむ景色はいい。
池にはイワナだろう?のんびり泳ぐ姿があった。
タキタロウは大鳥池に棲む体長1~2mという巨大魚だ。
実際にいたという話だが、タキタロウ伝説になってしまっている。
謎多く山深いこの神秘な大鳥池に生息するにふさわしいタキタロウだ。
タキタロウのことも考え直登へ入る。
きつい、足がなかなか進んでいかない。太ももが左右交互に痙攣しそうにもなる。
上を見上げるとまっすぐに急坂が続く。必死に登るしかない状態だ。
耐えて耐えてようやく光り差す笹原に出ると気持ちが上向いた。
オツボコースの美しい稜線や、その先に月山が顔を出したのだ。
さらに登ると、その横にうっすらと鳥海山が並ぶように見られた。
目の前には避難小屋が見え、山頂も近づいているのが分かった。

避難小屋には管理人さんがいて、周囲の山々を教えてくれた。
教えてもらったからこそ360度の大展望もより楽しめた。
殊に山頂に上がれば大朝日岳が素晴らしいとのこと。
小屋から数分で山頂に到着。
まず目に入ってきたのが大朝日岳だ。
きれいに伸びた稜線の先に大朝日岳がきれいな三角錐で迎えてくれた。

さらに磐梯山の双耳峰(見る方向によって変わるのだ)
飯豊連峰の飯豊山から杁差岳への大きな山並み。そしてその横には二王子岳がゆったりとすそ野を広げていた。
昨日登った崖崩れ激しい摩耶山が大鳥池の先に見られた。
もちろん月山、鳥海山が聳える。
さらに佐渡島が雲の上に浮き、新潟市まで見渡せた。
新潟市から鳥海山が一望できることに感激驚いた。
以東岳1771m山頂 鳥海山・月山が見え 弐七農園のシナノスイート

周りは紅葉が終わりを告げ、大人びた落ち着いた色合いを見せていた。
緑・茶そして赤・黄が少し混じるグラデーションの山肌は
鮮やかさには欠けるが大人色の落ち着きを見せてくれているようだった。
本当は深紅の紅葉をとも思っていたがこの色合いも良いものだ。
ことに量感ある以東岳の山並みには調和している感じがした。
そこに熊の敷物のような大鳥池がとても似合っているのがいい。

下山は小屋の管理人さんからの保証付き、時間的余裕もできたのでオツボコースで下山した。
気持ちよい稜線歩きが続き、以東岳の見事な姿を振り返りながら
大人びた紅葉も楽しみ、気持ちよく下ることができた。
大鳥池も熊から鳥に姿を変え見送ってくれた。
ふるちゃん
以東岳へ 快晴 大人色の紅葉
「大鳥に 渋い紅葉 以東岳」
終盤の紅葉と以東岳
摩耶山を登り、
山形県鶴岡市からダートも走り2時間弱、
新潟県境の以東岳を目指し泡滝ダム登山口へ車中泊。
歩行時間が12時間ほどかかる山だけに朝が早い。
車中泊の窓の先には明るい月が見える。
外は暗いがすでに駐車場を以東岳へライトを付けスタートした方がいた。
急いで支度をして出るとすでに周りは明るく谷間の狭い空に青空が。
泡滝ダム登山口からほぼ平坦な道を進む。
途中揺れる吊り橋には注意しながら渡る。
美しい渓谷美、時々滝も見られる。その中でも幾筋かの滝が見られるのが七ツ滝沢。
大鳥池への最後の登りはジグザグで高度を上げていく。
短縮コースの規制がかかるが直登すればかなり早く登れる気がする。
大鳥池の標柱が立ち、その先がタキタロウ山荘だ。
大鳥池とタキタロウ山荘
日も差し込み明るい湖畔にあるベンチで休んだ。
私を途中で一気に抜いて行かれた方がすでに出発体制に入っていた。
以東岳山頂はどこか聞くと、小屋の建つところだと教えてくれた。
よく見ると大鳥池の先にぽつんと小屋が見える以東岳山頂が見られた。
山頂まではまだまだ遠い。
ここでコースが二手に分かれるのでどちらから進もうか考えた。
一つはオツボ峰経由でぐるっと尾根伝いに回り込む展望の良いコース。
以東岳の展望も良く、できればオツボコースと考えた。
もう一つは、大鳥池湖畔を進み山頂へほぼ直登するコースだ。
きつそうだが時間的には早めに山頂に着くことができるとある。
全体の歩行時間の長い以東岳に、まずは山頂を踏むことではないか。
山頂に着くのが遅くなるのを極力避けたい気持ちがあった。
結局、直登コースで山頂をまずは目指すことにした。
余裕ができればオツボコースを利用して下山する。
直登コースから オツボコースの稜線・月山が顔を出す
湖畔沿いというのは魅力的でもあるが、実はヘビさんが出てくることが多く避けたいところだ。まだ時間も早く登場は少ないだろうとも踏んだ。
水面に映る山並みや、緑の中に山荘のたたずむ景色はいい。
池にはイワナだろう?のんびり泳ぐ姿があった。
タキタロウは大鳥池に棲む体長1~2mという巨大魚だ。
実際にいたという話だが、タキタロウ伝説になってしまっている。
謎多く山深いこの神秘な大鳥池に生息するにふさわしいタキタロウだ。
タキタロウのことも考え直登へ入る。
きつい、足がなかなか進んでいかない。太ももが左右交互に痙攣しそうにもなる。
上を見上げるとまっすぐに急坂が続く。必死に登るしかない状態だ。
耐えて耐えてようやく光り差す笹原に出ると気持ちが上向いた。
オツボコースの美しい稜線や、その先に月山が顔を出したのだ。
さらに登ると、その横にうっすらと鳥海山が並ぶように見られた。
目の前には避難小屋が見え、山頂も近づいているのが分かった。
避難小屋には管理人さんがいて、周囲の山々を教えてくれた。
教えてもらったからこそ360度の大展望もより楽しめた。
殊に山頂に上がれば大朝日岳が素晴らしいとのこと。
小屋から数分で山頂に到着。
まず目に入ってきたのが大朝日岳だ。
きれいに伸びた稜線の先に大朝日岳がきれいな三角錐で迎えてくれた。
さらに磐梯山の双耳峰(見る方向によって変わるのだ)
飯豊連峰の飯豊山から杁差岳への大きな山並み。そしてその横には二王子岳がゆったりとすそ野を広げていた。
昨日登った崖崩れ激しい摩耶山が大鳥池の先に見られた。
もちろん月山、鳥海山が聳える。
さらに佐渡島が雲の上に浮き、新潟市まで見渡せた。
新潟市から鳥海山が一望できることに感激驚いた。
以東岳1771m山頂 鳥海山・月山が見え 弐七農園のシナノスイート
周りは紅葉が終わりを告げ、大人びた落ち着いた色合いを見せていた。
緑・茶そして赤・黄が少し混じるグラデーションの山肌は
鮮やかさには欠けるが大人色の落ち着きを見せてくれているようだった。
本当は深紅の紅葉をとも思っていたがこの色合いも良いものだ。
ことに量感ある以東岳の山並みには調和している感じがした。
そこに熊の敷物のような大鳥池がとても似合っているのがいい。
下山は小屋の管理人さんからの保証付き、時間的余裕もできたのでオツボコースで下山した。
気持ちよい稜線歩きが続き、以東岳の見事な姿を振り返りながら
大人びた紅葉も楽しみ、気持ちよく下ることができた。
大鳥池も熊から鳥に姿を変え見送ってくれた。
ふるちゃん
2019年10月12日
摩耶山へ 信仰と歴史のハイキング
2019年(令和元年)10月9日(水)
摩耶山へ 信仰と歴史のハイキング
「戊辰の地 地蔵が救う 摩耶山に」
摩耶山1020m山頂に弐七農園のシナノスイート

東北四座(摩耶山・以東岳・船形山・泉ヶ岳)を目指した。
まずは一日目、霊山摩耶山へと山形県鶴岡市関川へ入る。
戊辰戦争、庄内の激戦の地ということだ。
あまりにのどかな山中で庄内藩の新政府への抵抗の場に驚いた。
激戦が繰り広げられた壕跡を登山道が通る。
壕跡を過ぎると明るいブナ林の中を歩く。
尾根道でもあり気持ちよく進むことができる。
やはりブナの茂る追分と呼ばれる越沢口からの道との合流点へ出る。
ひと登りで清水の出ている沢上に避難小屋が建つ。
避難小屋からがこのコースの難所となる。
鼻くくり坂(ざんげ坂)と呼ばれる急登が続く。
ロープも張られ少し頑張らなければならない登り坂になる。
左から二体目がかわいいお地蔵さん

そこを登り切ると六体の地蔵が突如現れる。
誰が着せたか赤い頭巾と前掛けは色あせてはいるが信仰の山らしい。
「お釈迦さまが入滅し、新たな釈迦如来が誕生するまでの世の中を救う存在が地蔵菩薩という。地蔵菩薩は弱い者から救済していくと言われている。幼くして亡くなった子供など、子供と縁の深い仏様である。」
その中でも一体かわいらしい顔をしたお地蔵さんがいた。
鼻がでかく垂れ目で親しみが持てた。
この奥深い高所に安置されたのが不思議で、つい手を合わせたくなる。
そのお釈迦様の母である摩耶と聖徳太子が祀られているという
神社が山頂間近に建てられているのだ。
正に信仰と歴史が絡み合う霊山といわれる摩耶山を感じた。
厩山の奥の院

険しい断崖絶壁に山頂はある。
なだらかなハイキングコースを歩いてきただけに
一部が切れ落ちた山頂への数歩手前は足が震えるほどだ。
摩耶山の本来の姿を見た感じがする。
それでも山頂は十分広く360度の展望が開けている。
天下一の展望だろう。一等三角点の大きな石柱が設置されている。
ただ曇り空で遠くの山並みには雲がすっかりかぶり山名盤はあったが山を特定して見られなかった。
月山らしき山容、朝日連峰と明日登る以東岳が荒沢ダム湖の先にうっすらではあるが見ることができた。
日本海側には日本国、粟島などが見られた。
そして眼下には奥摩耶の峻険な姿が天を刺していた。

登山口では雨が降り始めたのだが、いつの間にか青空も出て
歴史と信仰の山らしい姿を見つつ、
美しいブナ並木を堪能した摩耶山になった。
ふるちゃん
摩耶山へ 信仰と歴史のハイキング
「戊辰の地 地蔵が救う 摩耶山に」
摩耶山1020m山頂に弐七農園のシナノスイート
東北四座(摩耶山・以東岳・船形山・泉ヶ岳)を目指した。
まずは一日目、霊山摩耶山へと山形県鶴岡市関川へ入る。
戊辰戦争、庄内の激戦の地ということだ。
あまりにのどかな山中で庄内藩の新政府への抵抗の場に驚いた。
激戦が繰り広げられた壕跡を登山道が通る。
壕跡を過ぎると明るいブナ林の中を歩く。
尾根道でもあり気持ちよく進むことができる。
やはりブナの茂る追分と呼ばれる越沢口からの道との合流点へ出る。
ひと登りで清水の出ている沢上に避難小屋が建つ。
避難小屋からがこのコースの難所となる。
鼻くくり坂(ざんげ坂)と呼ばれる急登が続く。
ロープも張られ少し頑張らなければならない登り坂になる。
左から二体目がかわいいお地蔵さん
そこを登り切ると六体の地蔵が突如現れる。
誰が着せたか赤い頭巾と前掛けは色あせてはいるが信仰の山らしい。
「お釈迦さまが入滅し、新たな釈迦如来が誕生するまでの世の中を救う存在が地蔵菩薩という。地蔵菩薩は弱い者から救済していくと言われている。幼くして亡くなった子供など、子供と縁の深い仏様である。」
その中でも一体かわいらしい顔をしたお地蔵さんがいた。
鼻がでかく垂れ目で親しみが持てた。
この奥深い高所に安置されたのが不思議で、つい手を合わせたくなる。
そのお釈迦様の母である摩耶と聖徳太子が祀られているという
神社が山頂間近に建てられているのだ。
正に信仰と歴史が絡み合う霊山といわれる摩耶山を感じた。
厩山の奥の院
険しい断崖絶壁に山頂はある。
なだらかなハイキングコースを歩いてきただけに
一部が切れ落ちた山頂への数歩手前は足が震えるほどだ。
摩耶山の本来の姿を見た感じがする。
それでも山頂は十分広く360度の展望が開けている。
天下一の展望だろう。一等三角点の大きな石柱が設置されている。
ただ曇り空で遠くの山並みには雲がすっかりかぶり山名盤はあったが山を特定して見られなかった。
月山らしき山容、朝日連峰と明日登る以東岳が荒沢ダム湖の先にうっすらではあるが見ることができた。
日本海側には日本国、粟島などが見られた。
そして眼下には奥摩耶の峻険な姿が天を刺していた。
登山口では雨が降り始めたのだが、いつの間にか青空も出て
歴史と信仰の山らしい姿を見つつ、
美しいブナ並木を堪能した摩耶山になった。
ふるちゃん
2019年10月02日
三方岩岳へ リベンジ謎解き 熊出現
2019年(令和元年)9月30日(月)
三方岩岳へ リベンジ謎解き 熊出現
「三方岩 リベンジ山頂 熊現る」
三方岩岳1736m飛騨岩山頂

ちょうど10日前にも岐阜・富山県境にいた。
大門山を登った後に気軽に三方岩岳駐車場から山頂を目指した。
ところが展望台から下ったところにあった表示の方向を見て
三方岩展望台を三方岩岳と思い込み
254座目の三百名山登頂とばかり喜んでいた。
ところが家に帰りよく確かめると正に三方岩展望台であり、
山頂はもう一歩先のこんもりとした頂であったことを知ってしまった。
ヤマレコの記録も山頂まで行ったことにならず、
大失態をしてしまっていることに気づいた。
いい加減な自分に腹を立て、気軽さ故によく調べることもなく登ってしまったことへの後悔しかなかった。
白川白山ホワイトロードから三方岩岳

ということで今回はそのリベンジということで人形山を登った後やってきた。
展望台を通り過ぎ、前回の表示の先へと進んだ。
ほんの数分で山頂と思われるところに到着した。
表示がないのでまだ先かなとも思い進むが下り始めたので戻ることにした。
結局山頂表示はないものの三方岩岳の山頂に立つことができた。
ここが飛騨岩と呼ばれている。
山頂の標識はないがこれで三方岩岳へのリベンジがなり、
人形山に続き、255座目の三百名山登頂となった。
前回の大失態が気にはなっていたので早めのリベンジがなった。
ここまでこだわらなくても良いような気はするが。
自分の中にあるモヤモヤしたものがとれたような気はする。
展望の良い山頂で一時過ごし、前回山頂と思った三方岩展望台の先には
雲がかかるが笈ヶ岳・大笠山が見られた。

そして猿ヶ馬場山方面を眺めていると
急斜面の藪がやたらと揺れているではないか。
目をこらし見ていると3カ所で激しく藪が揺れているのだ。
そして数秒後その一カ所から熊が姿を現したのだ。
びっくりだ!!
50m程離れた崖なので登っては来ないだろうとは思うのだが
足が急に震えだし展望台の方にあわて急ぎ引き返す自分がいた。
これで3回目の熊だ。
1回目は確かに見たのではないが常念岳の烏帽子沢で沢を下ってくる2頭の熊。しかしこれは熊に見えてしまった妄想かもしれない。
2回目は、北海道狩場山下山後、林道を車で走っていて目の前を慌てて山に逃げる熊を目撃。
そして今回3回目となった。
なぜ山頂を間違えてしまったか。
その謎解きをしつつリベンジのできた三方岩岳となった。
さらにおまけの熊の登場に三方岩岳は三百名山の中でも忘れられない山となった。
ふるちゃん
三方岩岳へ リベンジ謎解き 熊出現
「三方岩 リベンジ山頂 熊現る」
三方岩岳1736m飛騨岩山頂
ちょうど10日前にも岐阜・富山県境にいた。
大門山を登った後に気軽に三方岩岳駐車場から山頂を目指した。
ところが展望台から下ったところにあった表示の方向を見て
三方岩展望台を三方岩岳と思い込み
254座目の三百名山登頂とばかり喜んでいた。
ところが家に帰りよく確かめると正に三方岩展望台であり、
山頂はもう一歩先のこんもりとした頂であったことを知ってしまった。
ヤマレコの記録も山頂まで行ったことにならず、
大失態をしてしまっていることに気づいた。
いい加減な自分に腹を立て、気軽さ故によく調べることもなく登ってしまったことへの後悔しかなかった。
白川白山ホワイトロードから三方岩岳
ということで今回はそのリベンジということで人形山を登った後やってきた。
展望台を通り過ぎ、前回の表示の先へと進んだ。
ほんの数分で山頂と思われるところに到着した。
表示がないのでまだ先かなとも思い進むが下り始めたので戻ることにした。
結局山頂表示はないものの三方岩岳の山頂に立つことができた。
ここが飛騨岩と呼ばれている。
山頂の標識はないがこれで三方岩岳へのリベンジがなり、
人形山に続き、255座目の三百名山登頂となった。
前回の大失態が気にはなっていたので早めのリベンジがなった。
ここまでこだわらなくても良いような気はするが。
自分の中にあるモヤモヤしたものがとれたような気はする。
展望の良い山頂で一時過ごし、前回山頂と思った三方岩展望台の先には
雲がかかるが笈ヶ岳・大笠山が見られた。
そして猿ヶ馬場山方面を眺めていると
急斜面の藪がやたらと揺れているではないか。
目をこらし見ていると3カ所で激しく藪が揺れているのだ。
そして数秒後その一カ所から熊が姿を現したのだ。
びっくりだ!!
50m程離れた崖なので登っては来ないだろうとは思うのだが
足が急に震えだし展望台の方にあわて急ぎ引き返す自分がいた。
これで3回目の熊だ。
1回目は確かに見たのではないが常念岳の烏帽子沢で沢を下ってくる2頭の熊。しかしこれは熊に見えてしまった妄想かもしれない。
2回目は、北海道狩場山下山後、林道を車で走っていて目の前を慌てて山に逃げる熊を目撃。
そして今回3回目となった。
なぜ山頂を間違えてしまったか。
その謎解きをしつつリベンジのできた三方岩岳となった。
さらにおまけの熊の登場に三方岩岳は三百名山の中でも忘れられない山となった。
ふるちゃん
2019年10月01日
人形山へ 宮屋敷跡は幻想的
2019年(令和元年)9月30日(月)
人形山へ 宮屋敷跡は幻想的
「雲の中 悲しき話 人形山」
幻想的な人形山宮屋敷跡の鳥居

岐阜・富山県境に位置するのが三百名山人形山だ。
五箇山温泉からダートを登山口へ。
途中、中根平の人形山登山基地と書かれた山荘などの建ち並ぶ
無人の小屋、廃屋などの異空間に驚いた。
かつては繁栄していたのか。不思議な空間に感じた。

人形山の名は手をつなぐ姉妹の雪形から付けられ、
それにまつわる五箇山に伝わる母を思う姉妹の話がある。
悲しい民話の地、宮屋敷跡は今日も雲がかかり幻想的だった。
今は鳥居しかないが、鳥居を通して人形山も見られた。
登山口から稜線を淡々と登る。
周りは人工林の杉林が広がっている。
第一休憩所はベンチも置かれ岳樺、ブナなどの木々になる。
第二休憩所は紅葉の始まった樹林帯が広がりる。
霞んだ山肌、登山道の周りは緑の中に赤・黄の紅葉が進んでいた。
登る右手にうっすら稜線の右手に人形山が見えてくる。
人形山山頂方面一番右が山頂

三ヶ辻山との分岐までは急登もあり、丈の高い草をかき分け登る。
分岐の表示があり人形山は右手へ進む。
分岐には、山名盤があるので周りの山々を確かめることができる。
うっすらと雲のかかる人形山と三ヶ辻山は確認できた。
登ったことのある大笠山、大門山、白山の峰峰は雲がかかり残念ながら見られなかった。
起伏ある稜線を進み山頂にたどり着いた。
雲は晴れることなく視界のない人形山になった。
山頂の表示のある場所が2カ所あり、晴れていれば絶景が見られるだろうなと想像できる場所だった。
人形山1726m山頂 弐七農園のトキ

登り始めから下山まで誰一人会わない三百名山は珍しい。
その雲もかかり静かな人形山に、
白い小さな無数の蛾、二匹のスズメバチ、一匹の蛇がお出ましになった。
白い小さな蛾は第一休憩所辺りを中心に登山道を歩いていると湧くように舞ってくるのだ。それも不思議なことにストックとストックを打ち鳴らすとその音か振動に反応するのか、草木にいた蛾が一斉に飛び立ってくるのだ。身体に顔にまでまとわりつき不快ではあったが、空中に広がり群舞する姿はきれいだった。
スズメバチは登り始めてすぐに目の前で旋回しているではないか。
静かにやり過ごすと、すぐに2度目の遭遇。何事もなかったが、大きなスズメバチに緊張した。登山口に蜂に注意とあったことがより恐怖を増長させていたように思う。
最後は蛇だ。ようやく山頂を目の前にしたとき、足下をずるずると藪の中に長く黒い蛇が姿を消した。一瞬のことだが蛇が苦手で飛び跳ねるように山頂到着となった。もちろん静かな山で蛇もびっくりしたのだろう。
ふるちゃん
人形山へ 宮屋敷跡は幻想的
「雲の中 悲しき話 人形山」
幻想的な人形山宮屋敷跡の鳥居
岐阜・富山県境に位置するのが三百名山人形山だ。
五箇山温泉からダートを登山口へ。
途中、中根平の人形山登山基地と書かれた山荘などの建ち並ぶ
無人の小屋、廃屋などの異空間に驚いた。
かつては繁栄していたのか。不思議な空間に感じた。
人形山の名は手をつなぐ姉妹の雪形から付けられ、
それにまつわる五箇山に伝わる母を思う姉妹の話がある。
悲しい民話の地、宮屋敷跡は今日も雲がかかり幻想的だった。
今は鳥居しかないが、鳥居を通して人形山も見られた。
登山口から稜線を淡々と登る。
周りは人工林の杉林が広がっている。
第一休憩所はベンチも置かれ岳樺、ブナなどの木々になる。
第二休憩所は紅葉の始まった樹林帯が広がりる。
霞んだ山肌、登山道の周りは緑の中に赤・黄の紅葉が進んでいた。
登る右手にうっすら稜線の右手に人形山が見えてくる。
人形山山頂方面一番右が山頂
三ヶ辻山との分岐までは急登もあり、丈の高い草をかき分け登る。
分岐の表示があり人形山は右手へ進む。
分岐には、山名盤があるので周りの山々を確かめることができる。
うっすらと雲のかかる人形山と三ヶ辻山は確認できた。
登ったことのある大笠山、大門山、白山の峰峰は雲がかかり残念ながら見られなかった。
起伏ある稜線を進み山頂にたどり着いた。
雲は晴れることなく視界のない人形山になった。
山頂の表示のある場所が2カ所あり、晴れていれば絶景が見られるだろうなと想像できる場所だった。
人形山1726m山頂 弐七農園のトキ
登り始めから下山まで誰一人会わない三百名山は珍しい。
その雲もかかり静かな人形山に、
白い小さな無数の蛾、二匹のスズメバチ、一匹の蛇がお出ましになった。
白い小さな蛾は第一休憩所辺りを中心に登山道を歩いていると湧くように舞ってくるのだ。それも不思議なことにストックとストックを打ち鳴らすとその音か振動に反応するのか、草木にいた蛾が一斉に飛び立ってくるのだ。身体に顔にまでまとわりつき不快ではあったが、空中に広がり群舞する姿はきれいだった。
スズメバチは登り始めてすぐに目の前で旋回しているではないか。
静かにやり過ごすと、すぐに2度目の遭遇。何事もなかったが、大きなスズメバチに緊張した。登山口に蜂に注意とあったことがより恐怖を増長させていたように思う。
最後は蛇だ。ようやく山頂を目の前にしたとき、足下をずるずると藪の中に長く黒い蛇が姿を消した。一瞬のことだが蛇が苦手で飛び跳ねるように山頂到着となった。もちろん静かな山で蛇もびっくりしたのだろう。
ふるちゃん