2016年10月06日

針ノ木岳・蓮華岳へ 360度絶景!静かな山!

2016(平成28年)10月4日(火)

針ノ木岳・蓮華岳へ

「ダケカンバ 骨骨踊る 針の沢」
「蓮華尾根 スイート味わい 秋景色」



針ノ木峠より
ナナカマドとスバリ岳




静かに秋の山を楽しもうと針ノ木・蓮華へ
台風が近づき登る人は少ないだろうし、
終盤の紅葉を楽しめるだろうと期待した。

静かな登りで
浅間山の朝焼けが美しかった




思っていた以上に人は少なく、
登山者で会ったのは三人だけ。
この時期では少なすぎる登山者に静かで寂しすぎるくらいだった。

針ノ木岳・蓮華岳どちらの山頂でも独り占め。
360度の絶景をゆっくりと楽しむことができた。

針ノ木岳では、
槍・穂高の手前に高瀬ダム湖が長く伸び
幽玄の世界とでも言うか
引込まれるような不思議な景色を作り出していた。



また、黒部湖を眼下に
立山・劔岳の岩の壁が立ちはだかる様は
圧倒的な迫力を醸し出していた。




蓮華岳では、
蓮華岳そのものの美しさが目を引く。
堂々とした広い山容が美しく
ハイマツ、紅葉したウラシマツツジが
白い石が敷き詰められた山肌に浮き出るように染められている。



展望も針ノ木から伸びる爺ヶ岳までの稜線と
その先の後立山が
見通すことができる。



南の槍・穂高方面・表銀座の山々



北側の後立山
西の立山・劔と北アルプスの主要の山がすべて確認できる。
針ノ木・蓮華は展望の山として最高といってもいい。
そして今日は富士まで見ることができた。

紅葉の方はすでに終わっていたのか
これからウラシマツツジが赤みを増すのか
判断が難しいところだった。

少なくともナナカマドの葉は落ち始め、
ダケカンバの黄色の葉もほとんど落ちてしまっていた。
もう一週間前が最高の紅葉ではなかったかと思う。
しかしダケカンバの白い幹の美しさは格別だった。



下山途中、針ノ木沢からスバリ・赤沢岳の斜面を見ると、
ダケカンバの群落に太陽の光が差していた。
規則正しく立つダケカンバは黄色の葉を少し残し、
白い幹を浮き出し手を足を伸ばし踊るように躍動していた。

一日に二座登るのは大変でしたが、
絶景!静かな山を独り占めし!
楽しい山行に恵まれました。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 17:00Comments(0)三百名山