2018年07月05日

沖縄へ ウェディング・観光

2018年(平成30年)7月1日(日)

沖縄へ ウエディング・観光 



数日前、1日台風7号沖縄直撃!
とんでもない台風発生と経路予報が出された。

娘の結婚式が行われるのに
とんでもない情報が飛び込んできた。

前々から台風だけは来ないでほしいと毎日天気予報は見て
台風は発生していないから多少天気が悪くても無事結婚式は挙げられるだろうと思っていた。

ところがいきなり
それも挙式の当日に沖縄への台風直撃という、とんでもない一報がテレビから流れ
ショックというか、
どうなるんだという不安みたいなものを家族全員が受けていた。

しかし結婚式場、飛行機、宿など予約も入れ出発間近ということで行くしかない。
出発の6月30日を迎えた
台風は西の方に少しずれたようだが沖縄に影響あるのは間違いないようだ。
中部国際空港から沖縄へ2時間ほどで無事到着

早速レンタカーを借り
と思ったところがすごい混雑で1時間30分以上待たされてしまった。
たまたま7月2日より新店舗営業を始める仮店舗ということで
移動までの時間も飛行場から店舗まで30分ほどかかり
トータル2時間ほどの時間ロスとなってしまった。

本来国際通り辺りで夕飯をと思っていたが
ぽつぽつ横殴りの雨も降り、すでに5時は過ぎ待ち疲れてしまい
ここから1時間はかかるだろうホテルへ、まずは入ろうということになった。

沖縄高速道を恩納村へ
サトウキビ畑も見える沖縄らしい風景を楽しみながら
ホテルへ無事到着することができた。
娘の結婚式が第一なので何事も明日を中心に無理ない日程で過ごすことにしていた。

恩納村の通りにはリゾートホテルが立ち並び、
沖縄料理の居酒屋も軒を並べにぎわっていた。
我々の泊まるホテルからも海の様子とにぎわう恩納村の街並みが眼下に広がっていた



台風の影響で風が吹き雨も時々降るような天気で
通りの居酒屋辺りに出かけようと思ったが、
どんどん天気が崩れてきそうな雰囲気があったのでホテル内の居酒屋で夕食をとった。
沖縄料理をお中心にオリオンビールでまずは乾杯だ。
この時飲んだ泡盛「万座」は度数が25度と比較的低く飲みやすく美味かった。
お土産にしたのはもちろんのことだ。

結局京都からくる次男は国際通りで夕飯を食べ
9時近くにホテルへと到着することができた。
一応家族はそろい一安心だが、明日の天気は心配になる。

実は数日前からせき込むようになってしまい薬は飲んではいたのだが
なかなか改善されずに今日を迎え、
夜、殊にせき込み、寝られないほど苦しい!

少しでも緩和するためにヴィックス・ヴェポラップを次男に那覇で買ってきてもらった。
私の幼少期からの鼻と喉を気持ちよくしてくれる薬だ。
効果があったのか1度せき込むだけでその夜は眠ることができた。

それよりも台風はどうなっているのかの方が心配だった。
朝から暴風雨の中を式場に向かい、そんな中でも式を挙げることができればとの思いだった。
ホテルの部屋の入り口は外付けで強風でぴゅーぴゅーと音を立てている

結婚式当日の朝
そして台風7号沖縄直撃の日だ
朝から雨だろうとカーテンを開けると薄日が差しているではないか。
海の色は青色のまま穏やかそうに見える
台風は近くまで来ているのは事実だが、ここに影響が少ないようだ

このまま少しでも天気が持っていてくれればと願い朝食を済ませる。
そこで持ち上がったのが少し天気が良さそうなので、
恩納村にいるのだから結婚式場のある宜野座への途中
景勝地万座毛に寄って行こう
ということになった。

9時30分までに美らの教会へ行けばよかったので
少し早めにホテルを出て万座毛に向かった
何と風は少しあるが海はきれいで早い動きをする雲間に青空が見える。

万座毛



そこは海に面した岩場が絶景を成している。
風は少しあるものの青い海に万座毛の象徴
象の横顔を見ることができた。
ということで台風で出発も大変だろうと思っていた朝に
沖縄を代表する観光地の一つを訪れることができたのだ。

思いがけない西海岸での観光をして
小高い丘を越えて東海岸の宜野座へと向かった。

宜野座の海も海岸付近は少し濁っているが青緑の海が見渡せ
空も薄日が差し、ここにも台風の本格的な襲撃はなく
予定通り結婚式が始まる。


まずすでに待合室で新郎のご両親に挨拶をする。
東京の方で父はウインドサーフィンが趣味
そして最近スノーボードを始めたというアウトドア派だ。
気さくな母君と上品な娘さんが参列する。

私は式場でのバージンロードでの所作、ウエディングウォークなど教えていただく
簡単だが緊張してきた。
ガラス張りの待合室からは薄日のさす沖縄の海が広がる。
台風7号の直撃はどこへ!


父親として娘そして素敵な彼と入場前に挨拶を交わした。
娘を送り出す父の気持ち
私は嬉しい気持ちが先立つ、娘が決めた彼氏であり、私から見ても素敵な彼だ。
ほぼ3年前程のお付き合いをしてのゴールだ。
私たちも今まで、二度彼と会い今日の日を待ち望んでいた。


結婚式が始まる、式場への入場だ。
母にベールをかぶせてもらい、私と腕を組む娘花嫁。
扉が開き厳かな曲が流れてきた。


5歩進み、一礼。ゆっくりとウエディングウォークで進む。
花嫁がなかなか前に進まない。
どうもウエディングドレスが足に絡まり進まないようだ。
花嫁はドレスの足元を蹴飛ばすように進むのだがうまくいかないようだった。
少し母や付き添いの人に助けてもらいながらゆっくりと入場、花婿の前へまで行く。


父として最後の役目は組んでいた娘の手を取り、彼に引き渡す。
そしてそっと後ろに手をやり彼の元に押し出してやるのだ。
私たちの手元から旅立つ。
永遠の別れではないが、これで完全に別の家庭を築いていくということで
嬉しさ半分、こみ上げてくるもの半分だった。

外国人の神父さんの響く声が会場にこだまする。
とても気持ちよい声の響きに、今日ここで娘の結婚式が挙げられ幸せな気持ちに浸ることができた。
式は滞りなく進むが、緊張からか笑いがこみあげてくる花嫁それにつられる花婿の姿も見られ
お似合いのカップルだと二人のしぐさから感じるものがあった。

フラワーシャワーなる儀式があったのだが
生花の白い花びらを新郎新婦が登場と同時にまいたのだが
台風の風にあっという間に横へ飛ばされてしまったが、
雨もなく薄日のさす中を移動することができた。

記念撮影も台風に左右されることなく集合写真から始まり
人が入れ代わり立ち代わり新郎新婦との写真を撮ることができた。
我が孫の二人も新郎新婦に抱っこされにこやかな顔を見せていた。
新郎新婦にも早くこんな孫が無事誕生することを期待する。

続いてパーティーが行われ
おしゃれな料理をいくつかいただくことができた。
メニューを会場に置いてきてしまったので名前など分からないが
とにかくお祝いということもあり美味しくいただくことができた。
しっかり赤ワインも進み
挨拶あり、ケーキカットとかファーストバイト、新郎新婦からのプレゼントがあり
楽しい一時を過ごすことができた。




二人の門出となる挙式とパーティーだったが
7月7日生まれの新郎、台風7号も来て
トリプル7
新婦の娘も常に周りの人に恵まれ
無事、台風直撃と言われた7月1日今日幸せな日を迎えられた。


幸せな家庭を築いていって欲しい。
東京での生活になるが新居もご両親の家の近くに何十倍という抽選の結果住むことができるという。
また新郎も今務める会社で営業から望んでいた部署へ移動が決まったということで張り切っていた。
苦しいことも出てくるだろうが二人で乗り越え、一歩一歩歩んで行って欲しいものだ。

2時ごろには結婚式がお開きとなり
美ら海水族館へ行こうということになった。
本来は台風であきらめていたのだが雨も降ってこないということで
家族全員行こうということになり総勢10名
2台のレンタカーで出発した。

沖縄道を使い1時間弱で到着する。
水族館でも風はあるものの雨が降ってこない
美ら海水族館は、駐車場から入口まで歩かなければならないということで
雨が降っていれば困ったものだと思っていたが全くその気配はなく入館できた。

孫たちと入場記念の写真をとり
順路に沿って水族館巡りを始めた。

海牛やヒトデに触れるところもあり、
どのブースも面白く興味深く見ることができたが
やはり美ら海水族館のメインと言ったら
「黒潮の海」のジンベイザメだといえる。




巨大な水槽の中を回遊するマンタ、カツオ、サメなど
その中でも12mというジンベイザメが泳ぐ姿は圧巻だった。
水槽の真下から見ることもでき
1日眺めていても飽きそうにないなと感じた。
2頭がすれ違うところは圧巻というしかない。
久しぶりの水族館で孫たちはもちろんみんな疲れも見せず楽しむことができた。


帰りも駐車場に入る直前に雨が降り出したが全く問題なくホテルに戻ることができた。
ホテルに着く
これからが大変な風でビュンビュンと吹き荒れ
横殴りの雨が窓に突き刺さる様だった。
エレベーターはどこから雨が入るのか雨漏りがあり
カサが用意されていたのが今までにない光景
だった。

当然今晩は風雨の音を聞きながらホテルの居酒屋で飲み食べた。
台風の影響も受けずに1日中、結婚式、そして万座毛、美ら海水族館へと観光ができたこと
私のお気に入りのモズクの天ぷら、ジーマーミ豆腐などいただき幸運だったことを話し合った。

実は今日、飛行機は全便欠航。
娘たちは結婚式を挙げたが、今日をキャンセルあるいは延期してしまったカップルが何人かいたとのこと。
それを考えると本当にラッキーだったのだ。

この夜、沖縄に最接近した台風は沖縄の方々も
これほど雨が降り、風の強い台風は珍しいと話してくれた。
窓にはごうーごうーと風が鳴り響き、横殴りの雨がキラキラ光る

心配になるのが明日の飛行機が飛ぶかということになる。
ニュースなどの情報ではお昼ごろから徐々に回復してくるのではないかとのこと
上手くいけば午後の便から運航を始めるとのことだ。

朝目覚めるとまだ風は強く動ける状態ではない。
飛行機は始発の欠航という情報が入ってきた。
しかし午後からは運航するとの情報も入り我々は強運だと思う次第だった。

沖縄道は閉鎖中ということで
一般道で早めの飛行場到着のために9時頃にはホテルを出発した。
道路わきの木々は風により枝葉を落としている
走っているうちに風は徐々におさまり、雨も上がってきた。

高速道を使わなかったが2時間弱で飛行場近くに来て余裕が出てきた。
飛行場に行っても昨日全便欠航ということで動きが取れないほど人の多いことが
12時ごろ発の大阪便を待つ息子から連絡が入った。


そこで我々は2時過ぎの便ということで
お昼を国際通りへ行って食べようということになった。
公設市場を知っているという息子に連れられ
お土産屋さんなどが立ち並ぶ国際通りを歩き路地のようなところを抜け市場へ入る。

(ここで手前の夜光貝、エビなどを購入料理してもらう)


魚屋さんの一番のお薦めが夜光貝
あとエビ、青い色をした魚、そして海ぶどうなど盛り合わせいただくことになった。
その他市場で買ったものを2階にある食堂で焼いてもらい食べた。
新鮮で食感のいいこと、海ぶどうもプチプチと音がして美味かった。
沖縄そばも頂き、国際通りの店ものぞき楽しめた。
薄日が差すなど蒸し暑くなり沖縄の天気が戻りつつあった。

台風直撃ではあったがすり抜けるように
すべての日程をこなすことができた。
結婚式、そして観光もほぼ予定していたものは行くことができた。
不思議なほど台風7号に踊らされたが動いている最中は全く影響がなかったというこ
とだ。

那覇空港はキャンセル待ちなどの人でごった返していた。
我々は幸運にも通常通り予定していた便で沖縄を立つことができた。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 21:10Comments(0)旅行こんなことが!