2016年12月03日

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

2016(平成28年)11月16日(水)

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

「最高の エベレスト望む カラパタール」


カラパタール山頂

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

本番の日がやって来た。
ここまでが本当に長く、遠い道のりだったように思う。
ルクラを出発して何と8日目になる。

寒い寒い!
ペットボトルがカチカチに凍っていたのには驚き。
気持ち的にも寒さをより感じてしまったようだ。
厚めの革の手袋とインナーをはめているが指先が動かない。
ポールは持たずに、手をダウンのポケットに入れて歩く。

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

6時半という出発時間も今までになく早い。
そのためか寒さが身に応えた。
日が差すようになれば暖かいのだが、しばらくの我慢だった。

日が差しだすと気温も一気に上がり力も沸いてきた。
クーンブ氷河のモレーンを登り、進む。
どんどんカラパタールへ 登頂、エベレストBCへ
プモリとヌプツェが大きく壁のように聳える


ゴラクシュブ プモリの手前カラパタール(山頂は見えていない)


カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

ゴラクシェブに着き、ヒマラヤ・ロッジでランチのサンドイッチを作ってもらい
カラパタールへと出発した。
昔は池ではなかったこと思われるゴラクシュブの砂の平地を進む。
カラパタールとエベレストBCへの分岐があり、
カラパタールの急登に入る。

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

淡々と色のない砂と岩の登りを進むしかない。
山頂はなかなか見えず、単調な登りが長く感じられた。
そんな時はエベレスト方面に目をやる。
すると徐々ではあるがエベレストが大きく、ヌプツェの横から顔を出してきていた。

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

山頂!
とうとう8日目に目指すカラパタールに登ることができた。
風、寒さもさほど厳しくなく、山頂を楽しんだ。

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

目の前には、今までにない迫力ある世界一のエベレストが聳える
圧巻の力強さを感じる。
時間のたつのを忘れ360度の眺望も楽しんだ。
どこを見てもエベレストにも劣らぬ絶景が並ぶ。

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ
カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ


カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

山頂付近で展望を楽しみながらサンドイッチのランチを食べ、
次の目的地エベレストBCへ向かった。
本来ならばゴラクシュブへ泊り、翌日のチャレンジとなるところを
カラパタールの中腹辺りからエベレストBCへの道へ下ることになった。

ベースキャンプ方面 エベレスト、アイスフォール
カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

思っていた以上にガレ場の続く急斜面で緊張しながら下った。
下る目印は時々積まれている石だけ、
ガイドと二人でその目印を探しながら、
氷河に沿ってベースキャンプに向かうゴラクシュブからの道にたどり着いた

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

モレーンが積み重なる登り下りを進む。
時々谷に向かい氷河が崩れる音がする。
氷に支えられる大きな石、今にも崩れそうなモレーンを通り過ぎる

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

エベレストBCへのルートは毎年変化するという。
正にそれの状況を感じながらエベレストBCに着いた

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

エベレストBCは氷河が運んできた土砂、モレーンの積み重なった狭い場所だ。
こんな狭いところにテントがシーズンの5月頃には立ち並ぶそうだ。
今は直ぐ近くにアイスフォールが迫り
エベレストへの最初の難所であることを荒々しい雪・氷の塊が示している
一般ハイカーはここまでですよと言っているようだった。

カラパタールへ 登頂、エベレストBCへ

今回の目的はカラパタールだけだったが、
急遽ガイドさんの判断で行くことができた。
10時間ほどの行程となったが
エベレスト街道の終点まで行けたことはうれしいおまけになった。

ゴラクシェブのロッジに着くころには寒さで体が動かず、
ロッジに入りストーブで体が温まると
今日の充実した一日を振り返り、目標を達成できた喜びが涌いて出てきた。

ふるちゃん


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Posted by ふるちゃん at 21:00│Comments(0)海外
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