2016年12月07日
カラパタールへ ゴラクシュブ~ショマレ
2016(平成)11月17日(木)
カラパタールへ ゴラクシュブ~ショマレ 下山開始
「朝プモリ 凍った窓辺に 光さす」
昨晩のこと
疲労と寒さに食欲もなく
夕食は野菜スープとパスタにした。
味の薄い野菜スープにインスタントみそ汁を入れ飲む、
これは正解で美味しくいただくことができた。
パスタの方はどうしても食が進まず残すことになってしまった。
横にほとんど動かずうずくまったままの人。
何と気づかずにいたのだが日本人だった。
「頭が痛いし、高山病で。食欲ないです。」
という。
話を聞くとジリから歩いてきたということで
それはすごいが、一気にゴラクシュブまで登り、
カラパタールの途中まで行ったところであまりにも気分が悪くなり戻って来たという。
職を辞め、ネパールそしてインドへとバックパックをしているとのこと
山にはほとんど登ったことはないとのことだった。
話を聞いていたガイドがロッジの支配人のような人物に気分の悪い人がいる
と伝えてくるとすぐに酸素濃度を調べるもので測ると60%しかないとのことで、
頭痛薬か高山病の薬があれば飲めと勧めた。
すると全く薬は持ってないとのこと
その支配人はロッジにある薬があるからとりあえずアレルギー体質でなければ
飲みなさいということで薬2錠飲むよう勧めた。
しばらく雑談をしているうちに話し声に力が出て、
少し良くなってきたみたいと言うのだ。
スープを飲んだ方がいいと勧められゆっくりだが飲み干したのだ。
気分だいぶ良くなりましたと目の前にずっと置かれていたチャーハンも
なんと完食してしまったのだ。
支配人曰く、夜中に気分が悪くなったら食堂に来るようにと話をしていた。
それにしても薬のすごさ。
若さゆえの回復力もあったのかもしれないが恐るべし薬だった。
日本では手に入らないものだろうがあまりの薬のすごさにびっくりだった。
元気を取り戻し明日は早めに下りて行きますと話していた。
自力で下山していったのだろうと思う。
この夜は
意外と寒さを感じない部屋でしっかりと休むことができた。
安心感、達成感が大きい。
でもルクラまでの道は長い、まだ何泊かしないと
と思うと何か重いものが頭と心をよぎるのだった。
そんな一夜が明け
凍った窓ガラスの外にはプモリが
下山への喜びを祝福するように輝き聳えていた。

今日はゴラクシュブから1000m以上下ったショマレへ。
いつものように行き交うハイカーたち。
きっと登りに期待をして進む人。私のように目的を達成して下る者。
あるいはポーター、そしてゾッキョ、ヤクを連れ日々の暮らしをする人たち。
挨拶の「ナマステ」も下りだと気楽に声が出せた。



登りに1泊したロブチェでは、
下りだから紅茶でなくてもいいだろうということで、
お茶にコーラを頼み、ガイド、ポーターさんと飲んだ。
久しぶりの紅茶以外の飲物に感動した。

エベレストで亡くなったシュルパの墓を過ぎ、
登りに使ったディンボチェからの道とは違う、谷間の道を下った。

その谷間にある村ペリチェは
今日の宿泊場所だったがお昼に着き、昼食をとった。

ゴラクシェブを出るときの朝食が、
トーストと卵を焼いただけのオムレツ
見ただけでのどを通らない、食欲が出てこなかった。
腹が空いているのに入っていかないのだった。
そんな時、ガイドのダンさんが、
お汁たっぷりの熱々のヌードルを食べるではないか!
前日に朝食を頼んで寝るのが習慣になっていたので
何気なく、トーストとオムレツでということであまり考えずに朝を迎えたのだが、
自分の頼んだものは全く手が出ない、食が進まないのだった。
それに反しヌードルは無性に食べたい、うまそうに感じ
この時ばかりはダンさんを恨んだのだった。
そこでペリチェの昼食はもちろん熱々のヌードル!
やっと食べられた。
昨夜あたりから食欲が落ちていたが、美味しく完食することができた。
人間、食べるもので元気が出ます。
当たり前ですが何が苦しいときに美味しくいただけるか?
ちょっと考えておくことも大切だと思いました。
本来はペリチェであったが、少しでも先に進めることは嬉しいものがあった。
アマダブラム麓のバンボチェまで行けそうであったが、
なぜかショマレで泊まることになった。
登りに紹介した11回エベレストに登ったシェルパの
奥さんが一人で切り盛りしているロッジだ。

ショマレは電気がなく、暗闇の中で過ごすこととになった。
そのため夜の明かりは星!
電気のない村の夜空の美しさに感激してしまった。
ドゥー・コシ(ミルクの川の意)と同じようにミルキーウェイも流れていた。
明日はアマダブラムのベースキャンプを目指す。
ふるちゃん
カラパタールへ ゴラクシュブ~ショマレ 下山開始
「朝プモリ 凍った窓辺に 光さす」
昨晩のこと
疲労と寒さに食欲もなく
夕食は野菜スープとパスタにした。
味の薄い野菜スープにインスタントみそ汁を入れ飲む、
これは正解で美味しくいただくことができた。
パスタの方はどうしても食が進まず残すことになってしまった。
横にほとんど動かずうずくまったままの人。
何と気づかずにいたのだが日本人だった。
「頭が痛いし、高山病で。食欲ないです。」
という。
話を聞くとジリから歩いてきたということで
それはすごいが、一気にゴラクシュブまで登り、
カラパタールの途中まで行ったところであまりにも気分が悪くなり戻って来たという。
職を辞め、ネパールそしてインドへとバックパックをしているとのこと
山にはほとんど登ったことはないとのことだった。
話を聞いていたガイドがロッジの支配人のような人物に気分の悪い人がいる
と伝えてくるとすぐに酸素濃度を調べるもので測ると60%しかないとのことで、
頭痛薬か高山病の薬があれば飲めと勧めた。
すると全く薬は持ってないとのこと
その支配人はロッジにある薬があるからとりあえずアレルギー体質でなければ
飲みなさいということで薬2錠飲むよう勧めた。
しばらく雑談をしているうちに話し声に力が出て、
少し良くなってきたみたいと言うのだ。
スープを飲んだ方がいいと勧められゆっくりだが飲み干したのだ。
気分だいぶ良くなりましたと目の前にずっと置かれていたチャーハンも
なんと完食してしまったのだ。
支配人曰く、夜中に気分が悪くなったら食堂に来るようにと話をしていた。
それにしても薬のすごさ。
若さゆえの回復力もあったのかもしれないが恐るべし薬だった。
日本では手に入らないものだろうがあまりの薬のすごさにびっくりだった。
元気を取り戻し明日は早めに下りて行きますと話していた。
自力で下山していったのだろうと思う。
この夜は
意外と寒さを感じない部屋でしっかりと休むことができた。
安心感、達成感が大きい。
でもルクラまでの道は長い、まだ何泊かしないと
と思うと何か重いものが頭と心をよぎるのだった。
そんな一夜が明け
凍った窓ガラスの外にはプモリが
下山への喜びを祝福するように輝き聳えていた。
今日はゴラクシュブから1000m以上下ったショマレへ。
いつものように行き交うハイカーたち。
きっと登りに期待をして進む人。私のように目的を達成して下る者。
あるいはポーター、そしてゾッキョ、ヤクを連れ日々の暮らしをする人たち。
挨拶の「ナマステ」も下りだと気楽に声が出せた。
登りに1泊したロブチェでは、
下りだから紅茶でなくてもいいだろうということで、
お茶にコーラを頼み、ガイド、ポーターさんと飲んだ。
久しぶりの紅茶以外の飲物に感動した。
エベレストで亡くなったシュルパの墓を過ぎ、
登りに使ったディンボチェからの道とは違う、谷間の道を下った。
その谷間にある村ペリチェは
今日の宿泊場所だったがお昼に着き、昼食をとった。
ゴラクシェブを出るときの朝食が、
トーストと卵を焼いただけのオムレツ
見ただけでのどを通らない、食欲が出てこなかった。
腹が空いているのに入っていかないのだった。
そんな時、ガイドのダンさんが、
お汁たっぷりの熱々のヌードルを食べるではないか!
前日に朝食を頼んで寝るのが習慣になっていたので
何気なく、トーストとオムレツでということであまり考えずに朝を迎えたのだが、
自分の頼んだものは全く手が出ない、食が進まないのだった。
それに反しヌードルは無性に食べたい、うまそうに感じ
この時ばかりはダンさんを恨んだのだった。
そこでペリチェの昼食はもちろん熱々のヌードル!
やっと食べられた。
昨夜あたりから食欲が落ちていたが、美味しく完食することができた。
人間、食べるもので元気が出ます。
当たり前ですが何が苦しいときに美味しくいただけるか?
ちょっと考えておくことも大切だと思いました。
本来はペリチェであったが、少しでも先に進めることは嬉しいものがあった。
アマダブラム麓のバンボチェまで行けそうであったが、
なぜかショマレで泊まることになった。
登りに紹介した11回エベレストに登ったシェルパの
奥さんが一人で切り盛りしているロッジだ。
ショマレは電気がなく、暗闇の中で過ごすこととになった。
そのため夜の明かりは星!
電気のない村の夜空の美しさに感激してしまった。
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明日はアマダブラムのベースキャンプを目指す。
ふるちゃん
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Posted by ふるちゃん at 21:00│Comments(0)
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