2024年09月06日

焼岳 槍の先が雲間から

2024年(令和6年)9月4日(水)

焼岳 槍の先が雲間から




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7195211.html

焼岳北峰 


久しぶりに天候が安定しているとの予報もあり焼岳へ
とは言うものの重そうな雲かかる安曇野を出発する。
上高地方面へ向かう途中一瞬車窓に雨粒が。

中ノ湯の登山口駐車場は平日にもかかわらずほぼ満車状態。
ぎりぎり登山口付近に止めることができ登り始める。
同時に短パン、身軽な装備でジムニーのお姉さん方も出発していった。

焼岳火山登山情報が出ているので、ヘルメットはザックに入れてはきた。
登っている方のほとんどはノーヘル状態。
中には裸で登ってきたオーストラリアの方もいた。(珍しい)

賑わう山頂


もちろんヘルメット着のベテランそうな登山者の方もおられた。
こちらが正当だろうとは思う。
私もザックには忍ばせいざというときには着用しようとは思っていた。
噴煙は前よりもおとなしいくらいで、少し不気味ではあるが事なく下山した。

本来は10月に入り紅葉の時期をと思うが、早めになった。
少し色づくナナカマドも見られたが、岳樺の黄色とナナカマドの赤が見頃は10月になる。
その代わりに多くの花が見られてはいた。

リンドウ平 少し色づくナナカマド


リンドウ平付近には濃い紫色のリンドウが咲いていた。
アカモノの赤い実が、シラタマノキの淡いピンク色の実。
アキノキリンソウ、アズマギクなども足下に見られた。
一番咲くのはイタドリのクリーム色の花が登山道脇にうるさいほど咲いていた。

雲湧く山頂方面を望みながら急登する。
下掘沢出合からは前穂・吊り尾根が眺められたが、雲はどんどんと湧き動きがあるのが分かる。
急登を登り切り火口縁からはエメラルドグリーンの火口湖が望めた。
雲と噴煙が流れ山頂付近の岩場が見え隠れする。

山頂から 雲間から槍ヶ岳


山頂に着くと人の多さ賑わっていることにまず驚く。
残念なのは北アルプス、笠ヶ岳など雲に覆われていることだ。
ところが動く雲、時々槍ヶ岳の姿、穂高岳の一部が眺められた。
湿った大地から湧き上がる雲に隠れる北アルプスは今年の特徴か。

しばらく雲間からの眺めを待つがなかなかくっきりと見られない。
雲の動きが激しいので、絶景が現われた時間もあったのだろうが残念ながら我にはその恵みが待てど訪れなかったようだ。
長く山頂に留まるのも現火山情報からも避ける方が良いと下山した。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 06:19Comments(0)三百名山

2024年08月25日

美ヶ原 茶臼山 石切場から扉峠へ 自転車パンク!

2024年(令和6年)8月23日(金)

美ヶ原 茶臼山 石切場から扉峠へ 自転車パンク!




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7167051.html

マルバダケブキに蝶が舞う


不安定な天気、明日からは雨模様の日が続き台風までやってくるとのこと。
北アルプスの日帰り山も考えていたが安全な美ヶ原へと変更。
久しぶりに石切場から美ヶ原・茶臼山そして扉峠へと歩いた。

石切場からの快適な登山道


石切場から二人の小径への分岐までの登山道の快適なこと。
カラマツ林の下、脇にシダの繁る登山道には夏の木漏れ日が差す。
心地よい風も吹き気持よく登ることができた。
小径手前レンゲツツジ群の道からは槍・穂高が顔を出す。

雲に覆われる北アルプスだが。
里山と標高2000mほどから眺める北アルプスは少し違う。
最近、長峰山・光城山など標高の低い里山から北アルプスは雲に隠れ見えていない。
雲の上に顔出す槍・穂高は2000mある美ヶ原からは眺められたのだろう。

王ヶ鼻 槍・穂高が雲上に マツムシソウにヒョウモン


ヒョウモン柄の蝶が舞う
王ヶ鼻の岩場に咲く薄紫のマツムシソウにヒョウ柄の蝶が止まる。
王ヶ頭に向かう登山道脇、マルバダケブキのお花畑に舞うヒョウモンの蝶群。
茶臼山からの下山でもヒョウモン蝶が仲良く舞う姿が。

静かな茶臼山。
百曲り下降地点から茶臼山までの道で会ったのは一グループのみ。
山頂は独占し、ゆっくり休憩することができた。
霧ヶ峰から三峰の美しい山並み、そして諏訪湖が眺められた。

扉峠方面へ下る。
相変わらず八ヶ岳は雲の中だったが、蓼科山が現われてくれた。
振り返ると美ヶ原と茶臼山がススキの先に眺められた。

扉峠へ0.4km地点より美ヶ原と茶臼山


無事歩き通し扉峠へ
ところが扉峠の茶屋駐車場に置いた自転車の前輪がパンクしているではないか。
ショック!歩いて戻るのは難しい。
パンクしていても自転車に乗って戻るしかないと強行。

パンク自転車がんばる!石切場に無事到着


ガタガタ揺れ、スピードも出せない、そして上り道では押して歩くしかない。
歩くよりハードな帰り道、冷や汗も垂らしてパンク自転車ががんばる
石切場に着いたときにはほっとしたのは言うまでも無い。
パンクの原因は分からない。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 05:47Comments(0)三百名山

2024年08月10日

美ヶ原 茶臼山 満開のお花畑

2024年(令和6年)8月8日(木)

美ヶ原 茶臼山 満開のお花畑




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7110700.html

マルバダケブキ・王ヶ頭は霞む


不安定な天候が続く。
北アルプス方面は午後から雨・雷雨の予報もありためらう。
天気予報では午後から雨と予報が出ていても晴れることも。
今日の美ヶ原は、一日中安定した晴れの予報が出されていた。

三城から見上げる王ヶ頭、烏帽子岩方面は青空の下きれいに見える。
展望を期待してダテ河原コースから登り始めた。
早朝ということで気持よい登りとなる。

二人の小径より


登るにつれて雲行きが怪しい感じがしてくる。
二人の小径で出会った方は王ヶ鼻でしばらく待つが全く景色は見られなかったと話す。
確かに二人の小径から見上げる山頂方面は靄がかかり霞んでいる。

朝方の青空はどこかに行ってしまい王ヶ鼻の周辺は白の世界。
美ヶ原全体に雲がかかってしまったようで王ヶ頭も見られなかった。
ただ岩場に咲くマツムシソウの薄紫色が目立つのみだった。

マツムシソウ


王ヶ頭に向かう途中のマルバダケブキが今日の目的でもあった。
目の前の王ヶ頭の塔群も霞むが、マルバダケブキは鮮やかに満開。
濃い黄色の花が辺り一面を埋め華やぐ。

ハクサンフウロウの絨毯


そして王ヶ頭付近は花に埋め尽くされていた
満開のお花畑。
ハクサンフウロウの薄い紫色の絨毯は柔らかそう。
マツムシソウの絨毯は豪華!
白、黄色、赤など様々花が競演する日に巡り会えたようだ。

烏帽子岩、百曲り園地への道木脇にも花が迎えてくれた。
展望はないが足下の花々に目が行くのだった。

花道


百曲り園地では懐かしい友と出会う。
南信にいたときには霜月祭りなど一緒に見に行くなどした。
元気そうで時々美ヶ原など山へも登っているとのことだった。
松本近辺の山では時に知り合いに会うことがあり驚く。

茶臼山への道から振り返ると美ヶ原台上が雲間から眺められた。
茶臼山も緑の笹原の先にもっこりと姿を現す。
相変わらず遠方は真っ白だが。

茶臼山山頂に小さなケルン


茶臼山山頂には東南アジア系の4名の方が石積みなどして楽しんでいた。
途中韓国の方ともすれ違うなど美ヶ原もインバウンドに人気が出てきているようだ。
真っ白な美ヶ原は外国の方には残念、自分たちで積み上げた小さなケルンをバックに記念撮影をして扉峠方面へと下っていった。
その茶臼山で一休み、広小場へと下り始める。

苔むす下山道、丸石に苔がびっしり、緑のボールがゴロゴロしている。
急下降して沢沿いを、そして水量は少ないが荒れた沢の中を下る。
誰ににも会わない静かな下山が続く。
三城牧場起点にぐるっと周回コースを無事歩き終えた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 13:50Comments(0)三百名山

2024年08月02日

雨飾山 花・女神・絶景!

2024年(令和6年)8月1日(木)

雨飾山 花・女神・絶景!




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7086112.html

雨飾山・夏空にマルバダケブキ


雨飾山は3回の急登を乗り越え山頂にたどり着くと心得ている。
まずは登り始めのからブナ平へ。
次は一端荒菅沢へ下ってから笹平への長い長い強烈な急登。
最後は山頂へのもう一歩の登りだ。

ブナ平までは木の根を階段にするなど、巨木なブナにエネルギーをもらいながら登る。
荒菅沢からの激登りに比べると、登り始めというのがハードに感じるのか。
下山時にこの2回の急坂の違いがはっきりと分かる。

荒菅沢 ここから笹平へ激登り


ほぼ直線的に岩、木の根を掴み這い上がり、上部は危険は無いが日に照らされる岩場を注意して笹平へ。
笹平に出るとホットする。
そして目の前に広がる笹原の先に雨飾山の山頂が浮かび上がる光景は、急登から別世界に入ったようだ。

笹原そしてお花畑を気持よく歩き山頂への最後の登りとなる。
目の前に山頂は見えて近いのだがなかなか着かない。
時々振り返ると歩いてきた笹平の登山道が女神の横顔に変身。
高度を上げるにしたがい女神の横顔が微笑み出すようだ。

笹平に女神の横顔・焼山


笹平から山頂へは笹原だが、その中に花が咲き競っていた。
一番多く見られたのは薄紫色のオオバギボウシ。
荒菅沢から上部を見上げたときに岩肌が見られるが、その上部の斜面は正にお花畑、色とりどりの花々が見られた。

クガイソウの紫、シモツケソウの赤やピンク、キンコウカ・マルバダケブキなど黄色の花々。
緑の笹原の中、夏の太陽を浴びて色鮮やかな花々が迎えてくれた。
また青空にも雨飾と花がくっきりと浮かび上がる様は最高だった。

雨飾山1963m 槍・穂高から白馬三山など


山頂は下山する人、まだ登ってくる方と入れ替わりつつ大いに賑わっていた。
お弁当を食べたり、中にはビールを美味しそうに飲む人(N氏)、上半身裸になり日を浴びている方(私は絶対にしたくないが)。
様々な過ごし方で雨飾の山頂を楽しんでいた。

中でも360度の大展望が良い。
遠く槍・穂高が眺められ、爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳から白馬三山まで。
雪倉、朝日岳、そして栂海新道の稜線。
焼山、火打の一部、金山、天狗原が目の前に聳える。
さらに高妻山、戸隠山の険しい稜線も見られた。
眼下には糸魚川の海岸線、舟が行き交うのだろう白い筋も見られた。

賑わう山頂から糸魚川方面


気持よい風に人心地は付けたが、きつい登りそして下りでもあった。
ただ雨飾の女神が微笑み、絶景を楽しみ、そして色とりどりの花々に魅了された山行となった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:00Comments(0)三百名山

2024年07月14日

霧ヶ峰 八島より ニッコウキスゲ見頃

2024年(令和6年)7月13日(土)

霧ヶ峰 八島より ニッコウキスゲ見頃




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7019996.html

車山肩 ニッコウキスゲの絨毯


ここ数年7月10日前後にニッコウキスゲを見るために霧ヶ峰へ。
梅雨空、天候に恵まれない今週だったが梅雨の晴れ間となり、早速行ってみた。
土曜日でもあり8時半に八島湿原駐車場はすでに路上にも車が並び満車状態に驚く。

八島湿原では花を見る会だろうかいくつものグループが集う。
イブキトラノオ、カラマツソウ、そしてヤナギランなど多くの花々が咲いていた。
じっくり花々を見て、名前を確認するなどゆっくりもしたいが、今日の目的はニッコウキスゲの絨毯だったので先へと進んだ。

ニッコウキスゲ見頃


沢渡から泥濘みや大石ある道を急登する。
登りきると、ニッコウキスゲの咲き誇る車山肩へと飛び出る。
黄色に広がるニッコウキスゲの大群落が目の前に広がる。
正にニッコウキスゲ、黄色い花の絨毯だ。

鹿などからの食害から守るために電気柵が設けられているのは仕方ないが気にはなる。
柵内のニッコウキスゲは身を寄せ合うように見事に咲き競っている。
日が差すとさらに黄色い色が鮮やかさを増し見られた。

ニッコウキスゲの花にノビタキの写真を見せてもらう


大きな望遠レンズをニッコウキスゲに向けている女性に出会えた。
県外から来ている方で話を聞くと「花に止まるノビタキ」を狙っているという。
カメラを覗かせてくれるというので見ると何と鳥の姿がくっきりと見えた。
今は岩にいるので撮らないが、朝の内にニッコウキスゲの花に止まったノビタキの写真があるというので見させていただいた。
黄色い花に黒い羽のノビタキが止まる姿が捉えられていた。
素晴らしい「瞬間」だ!
一気に我々の歓声に、他の観光も見に集まり歓声を上げていた。

ニッコウキスゲの絨毯も素晴らしいが、初めて知ったノビタキと花のツーショットに感動しつつ車山へ足を進めた。
登山道からもビーナスラインとニッコウキスゲが広がる霧ヶ峰を楽しんだ。

車山への登りから


車山山頂はいつも以上に賑わっていた。
南アルプス、八ヶ岳などは雲の中で見られなかったが、蓼科山は白樺湖の先にくっきりと姿を現していた。
空には渦巻き雲が蓼科山を指すように天に伸びてもいた。

蝶々深山へ


スヌーピー岩方面へ下り蝶々深山、物見岩を経由して八島湿原へ。
広々した霧ヶ峰を実感しながら歩く
ただレンゲツツジの枯れた姿を多く目にすることが気になった。
ニッコウキスゲの絨毯は守られ美しい、レンゲツツジも咲き続けるには・・・。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 13:57Comments(0)三百名山

2024年07月06日

美ヶ原 石切場より周回 レンゲツツジ終盤

2024年(令和6年)7月4日(木)

美ヶ原 石切場より周回 レンゲツツジ終盤




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6989113.html

鮮やかなレンゲツツジがまだ咲いていた 


久しぶりの「Go to 美ヶ原」へ参加
梅雨、長期予報では傘マークが出るのだが前日になると好天に変わる。
こんな予報が続いているので美ヶ原へ。

桜清水・石切場から登り始める。
昨夜は雨が降っていたようでじめっとした空気が漂う。
唐松の緑は鮮やかに、時々日も差し樹間が美しい。

高度が上がるとそよ風が心地よい。
下界では30度を超える蒸し暑さの日、心地よい風が王ヶ鼻まで登ると涼しく感じるほどだった。

笹原にレンゲツツジ 写真では残念( 。-_-。)


二人の小径の分岐手前のレンゲツツジ群生地の花はほとんど見られなかったが、それでも遅れた花がいくつかけなげに咲いていた。
そのレンゲツツジ、王ヶ鼻から王ヶ頭へ向かう途中まだ鮮やかな花がいくつか見られた。
青い空、白い雲、緑の笹原その中にオレンジ色がきらびやかな花も。

梅雨時としては展望にも恵まれた。
北・南・中央アルプスは残念ながら雲の中。
それでも霧ヶ峰・車山から先にはうっすら富士山の稜線が眺められた。
浅間山、菅平・四阿山のなだらかな稜線が迫るようにも見られた。

台上 八ヶ岳は雲の中


王ヶ頭ホテル近くベンチから広々した台上を眺め一息入れる。
涼しく、台上に放牧された牛の姿も小さく見られる。
毎日のように近辺の小学校の遠足登山が行われているとのことで、今日も子供達が元気に歩く姿があった。

なおヤマレコでは山頂、分岐などを音声案内してるのだが、同行者に受けた言葉が。
「王ヶ頭ホテル」を「おうけあたまほてるです」
大笑い!!


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 07:00Comments(0)三百名山

2024年06月20日

燕岳 雷鳥&花&残雪

2024年(令和6年)6月13日(木)

燕岳 雷鳥&花&残雪




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雷鳥に出会う


古希を迎え、燕岳へ36回目の登頂。
花・マイヅルソウ、雷鳥、スイカ、そして残雪と印象に残る燕となった。

マイヅルソウ


花・マイヅルソウについては、中房に向かう途中のNHKのFM放送から流れてきた。
「本日誕生日の方おめでとう。今日の誕生花はマイヅルソウです。花言葉は、清純な少女の面影です。」とのこと。
正に本日古希を迎え、「清純な少女の面影」は「老齢の面影」だろうと思い、登り始めた。
すると何と登山口から少し登ったところにマイヅルソウが迎えてくれたではないか。
奇遇ですね!嬉しくなりいつもならば写真に納めることもないマイヅルソウをしっかり撮りまくってしまった。

雌の雷鳥


雷鳥についてはストーリーが書けてしまった。
まず稜線に出て、燕山荘から階段を下ると目の前の岩に雷鳥を発見。
茶褐色から雌の雷鳥だと思った。
すでに羽色を変え、ちょうど衣替えをしたところの感じだ。
正面に裏銀座の三俣蓮華、鷲羽岳、そして水晶岳など残雪の山々がうっすら雲の中に見られた。
雪の白さを見ているのだろうか、白の衣装を名残惜しいのかななどと想像してしまった。

縄張り争いをする二羽の雄


そして北燕付近での出来事。
目の前に黒褐色、赤い肉冠の雷鳥、雄がうずくまっていた。
砂上で羽をばたつかせたり、くちばしを土中に突っ込む仕草を繰り返す。
そのうち立ち上がり岩の上へと向かうが、何か不安そうな様相もあった。
そこにもう一羽の雄がやってきたのだ。
徐々に二羽が近づき始め大きな声で鳴き始めた。
バトルとしか言い様がない様子で、まさに縄張り争いをしているかのようだった。
しばらくたち、一羽が逃げるように駆け出し飛ぶともう一羽が追い払うがごとく追いかけ飛んでいった。
雷鳥の世界も厳しいな!(繁殖期雷鳥の縄張り争いは激しいとのこと)

二羽の雷鳥が飛ぶ 一羽が追い払う


次にスイカ。
合戦小屋の波田スイカは有名ですが、すでに600円で販売されていました!?。
食されている方もいたのですが、波田のスイカはまだ出ていないはずで、小屋の方に聞くと新潟産を今は販売しているとのことで納得した。
ただ本来は波田産スイカが合戦小屋の売りであるはずなので驚いてしまった。
スイカがあれば誰しも食べたくなるので仕方ないのかも知れない。
波田産スイカの登場は来週からとのことでした。
値段ももうすこし高くなるのは必然でしょう。

残雪が残る、北アルプスは雲間から見えるだけでも美しかった。
ことに裏銀座の山並みのうっすら残る雪の姿は格別です。
燕岳にも残雪はあり、まだ最後の登りは冬道でした。
槍見ベンチから上部の登山道には一部雪道も残り、注意して歩く必要な箇所もあった。

ミヤマキンバイと北燕岳


ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、イワカガミなどの花々も咲き、これから見頃となるコマクサも砂地に薄緑の葉をたくさん広げていた。
次は何時登ることができるのか?
何度登っても素晴らしい姿、感動を与えてくれる燕岳でした。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 20:51Comments(0)三百名山

2024年06月19日

美ヶ原 三城から小径・鼻・頭 百曲下降 富士展望

2024年(令和6年)6月11日(火)

美ヶ原 三城から小径・鼻・頭 百曲下降 富士展望




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6913593.html

レンゲツツジと王ヶ頭


三城からの王ヶ頭、烏帽子岩は青空の下くっきりと仰ぎ見ることができた。
木舟コースで登り始める。
今日の松本の気温は30度にはなるのではないかとの予報が出されていた。

昨夜少し雨が降ったのだろうか湿った地面、新緑の唐松の下気持ちよく歩けた。
朝も8時前ということで爽やかさ、静けさの中を歩ける幸せを感じた。

王ヶ鼻から美ヶ原台上


木舟コースから小径への分岐からは鉢伏山がくっきりと眺められた。
そして茶臼山方面を見ると、その肩付近に富士山が見られるではないか。
遠くうっすらではあったが富士が見られたことで、さらに気分は盛り上がった。

王ヶ鼻への小径は意外と長い。
時々ガレ場があり、そこからは展望も良く徐々に高度を上げ八ヶ岳の姿も見られるようになった。
合流地点から眺められるはずの北アルプスは雲がかかり槍・穂高の山頂部は確認できなかった。
小径と石切場からの合流付近のレンゲツツジは一部開花したものもあったがまだ蕾。

合流地点からしばらくガレ場など急登すると王ヶ鼻へ。
八ヶ岳、その横にうっすらと富士が見られるが、南アルプスは完全に雲の中、中央アルプスも、そして北アルプスは残雪の山容は見られるが雲で稜線がはっきりしていなかった。
美ヶ原・王ヶ頭と台上は王ヶ鼻の鉄平石とカラマツ林の先に日を浴びて美しく見られた。

王ヶ頭から八ヶ岳


王ヶ頭、そしてアルプスパノラマ道を烏帽子岩へと進む。
時々レンゲツツジの開花したもの見られ王ヶ頭など背景に撮影できた。
それでも来週から先に見頃になるだろう蕾のものが多かった。

美ヶ原 緑が映える


平坦な道を百曲り下降地点へと気持ちよく歩く。
茶臼山の先、蓼科山そして八ヶ岳を眺めながら一休みして下山。
百曲りのジグザグの下り道には鉄平石が敷き詰められている所が多い。
そこに木漏れ日が差し美しい、そして下界の暑さに比べ涼しく気持ちよい下山となった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 18:21Comments(0)三百名山

2024年06月14日

霧ヶ峰 絶景!鷲・男女・耳・車・蝶周回

2024年(令和6年)5月30日(木)

霧ヶ峰 絶景!鷲・男女・耳・車・蝶周回




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鷲ヶ峰から八ヶ岳・富士山・南アルプス


松本山辺からよもぎこば林道でビーナスラインへ。
朝方は快晴で三峰付近からは八ヶ岳、南アルプスがくっきりとみられた。
絶景を期待して八島湿原から歩き始めた。

歩き始めから素晴らしい景色が目に飛込み写真撮影で足が何度も止まる。
結局同じような写真が何枚にもなってしまうのだが、一歩進んでまた一枚というほどの景色の素晴らしさに感動。

八島湿原・八ヶ岳の絶景


鷲ヶ峰山頂からは360度の大展望、絶景が広がった。
眼下に八島湿原を眺めその先に八ヶ岳、南アルプスに挟まれる富士山
諏訪湖と中央アルプスが良く似合う。
北アルプスの槍ヶ岳・穂高岳などうっすら雪残る山並みが良い。
青空も広がり時間の経つのを忘れるほどの眺めだった。

八島湿原に戻り、正面にこれから登る男女倉、北・南の耳、蝶々深山そして車山を眺め木道を進む。
蝶々深山との分岐を笹原の中を進み、あっという間に男女倉に着く。
男女倉(ゼブラ山)からの眺めも素晴らしい。
登って来たばかりの鷲ヶ峰が目の前に、そして三峰山、美ヶ原も。

八島湿原・鎌ヶ池から車山


北の耳へ、まだつぼみの堅いレンゲツツジの中進む。
男女倉から北の耳への道脇は笹原も美しいがレンゲツツジが咲くとさらに鮮やかな朱が入り楽しい歩きになる。

北の耳そして南の耳と目の前に車山を眺め進む。
蓼科山と八ヶ岳も迫力を増して見られ飽きることのない。
ところが歩く人はほとんどいないので霧ヶ峰を独占したような気持ちになる。

車山が近づくとはしゃぐ声が響いてきた。
この時期学校行事での遠足、登山が行われていることが多く今日も二校の小学生、中学生と一緒になった。
静かだった南の耳までの山域とは全く違い、子供たちもいるが一般の登山者も一気に目に付くようになる。
車山山頂に着く頃にはまだ富士山も見えたのだが、徐々に雲が出てきて南アルプスは雲に覆われ始めていた。

蝶々深山へ


車山からの下山は元来た道を戻り、霧ヶ峰のど真ん中を行く登山道で蝶々深山を目指した。
笹原に囲まれた気持ちよい道を真っ直ぐに進む。
小高い丘のような蝶々深山からの眺めも最高だ。
登ってきた男女倉、耳そして車山など見返すことができる。

最後は物見岩を経由して八島湿原へと戻る。
時々あわてんぼうのレンゲツツジが咲いていて八島湿原とのツーショットが撮れた。
目の前に八島湿原を眺めながらの下山も気持ちいいものだ。

物見岩付近から鷲ヶ峰


鎌ヶ池から木道を最後駐車場へと向かう。
絶景が広がる霧ヶ峰高原の素晴らしさに、感謝する気持ちとなる。
どこを歩いていても絶景に出会える霧ヶ峰だった。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 16:23Comments(0)三百名山

2024年05月12日

乗鞍岳 北アルプス背景に大斜面滑走

2024年(令和6年)5月11日(土)

乗鞍岳 北アルプス背景に大斜面滑走




https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6788168.html

北アルプス背景に


本来恒例の立山への予定だったが、天候が悪く日延べして乗鞍岳へ。
今シーズンはノルディカの靴を新調、白馬乗鞍を中心に滑ってきた。
最後の山滑りを乗鞍岳と決め、山仲間の計画に参加した。

雪の状態は、一言「少ない」。
位ヶ原からの登りも雪あれば問題ない樹林帯、急斜面も最初から苦戦。
除雪の行われていたスカイライン付近で、林道を横切るに雪被る木を乗り越えるが、今にも雪を飛ばし跳ね返りそうでヒヤリ。

スカイライン除雪中


この時期、肩の小屋辺りまで登り尾根伝いに歩くのだが、土・ハイマツが現われ急登を進むしかない。
雨によって削られたのだろう縦に走る溝が深い、そして大きな横への割れ目も何本か見られ気温が上がれば崩れそうでちょっと恐怖を感じながら急ぎ登った。

蚕玉山(こだまやま)への急登では。
すいすいと登るH氏、ゆっくりだが確実なY氏、山スキー初めてで板を担ぎ登るF氏。私も初めての針ノ木岳で担いだのを思い出す。
私は苦戦し2回横滑りで転倒。
奈落の底へ滑り落ちそうになるが、何とか踏みとどまりながら蚕玉山へとたどり着いた。

蚕玉山から笠・槍・穂高岳等の山々


蚕玉山へスキーをデポして剣ヶ峰山頂へ
山頂は賑わっているかと思いきや、ほぼ独占し360度の大展望を楽しんだ。
槍ヶ岳、穂高岳そして笠ヶ岳など北アルプスの山々がうっすら雪をかぶる。
南アルプス、中央アルプス、そして八ヶ岳もくっきりと展望。
白山も美しい、そしてなんと言っても御嶽山がどんと目の前に見られる。
眼下には権現池のブルーアイがうっすらと目を見開いていた。

権現池のブルーアイ 遠く白山


存分に山頂を味わい、蚕玉山へ戻る。
一息入れ、滑走を開始する。
ルートをどうするか迷うが、上から見てV字型に広がるハイマツの先まで一気に滑ろうとスタート。
ザラメの重い雪だが板は滑り快適そのもの。
できるだけスピードを殺さないようにと決めるが大斜面の滑走は身が締まる。
滑っていると滑走レフト側に真っ新な光る雪面が見られ滑り込む。
かなりの急斜面だったがぐんぐんと下に落ちるように滑る快感が良い。
あっという間の大斜面だったが大満足に浸ることができた。
そして嬉しいことに、北アルプス背景に大斜面滑走を撮影してもらった。

かなりの急斜面 一気に滑る


同行者には感謝しかない。
計画を立ててくれ頼れるY氏。先頭で正しくリードしてくれるH氏。初めての山スキーだが諦めず同調性あるF氏。
今シーズン最後の山スキーを気持ちよく締めることができた。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 09:09Comments(0)三百名山