2015年10月27日
大出山へ 信州ふるさと120山
2015(平成27年)10月26日(月)
大出山へ

「信州ふるさと120山」旧和田村・新長和町
たくさん山を登っていると様々な山の雑誌、山の本などからまだ登っていない山を見つけて登るようになっている。
今回も○○新聞社から出版され長野県○○協会が監修した
雑誌「信州ふるさと120山」
の中から、この大出山を登ろうと決めた。
「ふるさと」という言葉からは、その山が難しく危険であっても
誰もが気軽に登れるイメージがある。
少なくとも地元の方からは「よく来たね」の一言があっても良いような山だと思う。
私の個人的見地からすると、
「ふるさと」とはあまりにも隔たりのある山だった。
まず、赤倉オートキャンプ場の方の話

車を駐車するために、キャンプ場の受付へ行き話を聞くことになった。
・赤倉オートキャンプ場は大出山への登山口ではない。
・雑誌にキャンプ場と共に大出山が出てしまい非常に困惑している。
・キャンプ場に駐車して登ることを当たり前として、横暴な登山者が後を絶たない。
・キャンプ場とは関係なく、大出山は個人の方がキノコ山(松茸)としてお金を出して所有しているトメ山だ。
・そのために登山者には入ってもらいたくない。
・マナーの悪い者によって山が荒らされている。
・警察も入り大きな騒ぎになったことも何度かある。
ということで、トメ山は他の地域にもたくさんあって注意してよく登ることはあるのだが、ここ大出山は殊にその点が厳しいようだ。そして数々のトラブルが今迄にあり、できれば登山者等を入れさせたくない旨のお話を聞かせていただいた。
我々は、この話をよく聞き納得して、今回どうしても登らせてほしい旨を話した。
その結果、気持ちが通じたのか
快く駐車場に車を止めさせていただき登り始めることができた。
本当にありがたいことだった。
次に、やはり「ふるさと」とは遠い大出山を感じたというのは、
全くハイキングに関する標識がないこと。
登山口の標識から始まり、山頂の標識もなかった。これでは、地域の方も気軽に楽しんで登ることができる山ではない。登ってほしくない山、とあらわに示しているように感じた。
「ふるさと」の山として地元に親しまれることはないだろうと強く思った。
この2点から、「ふるさと」とは程遠い大出山と感じた。
実際に登山口がどこか1時間30分ほど同じようなところを登ったり下ったり繰り返した。最終的には、稜線をめざし沢を少し登り、そこから尾根を目指し道なき急登を登った。
尾根に登ると、

トメ山でもあり、そのテープが張り巡らされているとともに、山頂に向けて印もつけられていた。国土地理院の境界線の杭もあり難なく山頂にたどり着くことができた。
山頂には立派な東屋があった。

ここだけが「ふるさと」の山らしいのだが、下山してからキャンプ場の方に東屋のことを尋ねると
「中部電力が送電線の鉄塔を立てた際に、作ってくれたものだ。
地域も町(長和町)もまったく山に関わっていないよ。」
とのことだった。
稜線はクヌギ、ナラの木々が多く既に葉を落とし、山道はそれらの葉が一面に広がり
ふわふわの絨毯のようになっていた。

下りではその積もった葉を滑るように下った。
稜線からは木々の間から蓼科山の独特の丸い山頂が見られた。

逆方向には美ヶ原から扉峠、三峰山への稜線が美しく見られた。

また、扉峠の間からは、遠く穂高のごつごつした山容が見られた。
様々な山に登ってきたが、こんな山もあるんだな!
と雑誌に出ているからと気軽に登ることのできない山、一度世に出てしまうと次から次へと登山者が訪れ困惑している山、今回知ることができた。
実は長野県には、登ることはできるが登ってほしくない山もたくさんあるのだだろうと思うのだ。
良い勉強になりました。
それにしても、最初は追い返されれるのではないかと思ったキャンプ場の方に大変お世話になり、思い出深い山となりました。
ふるちゃん
大出山へ
「信州ふるさと120山」旧和田村・新長和町
たくさん山を登っていると様々な山の雑誌、山の本などからまだ登っていない山を見つけて登るようになっている。
今回も○○新聞社から出版され長野県○○協会が監修した
雑誌「信州ふるさと120山」
の中から、この大出山を登ろうと決めた。
「ふるさと」という言葉からは、その山が難しく危険であっても
誰もが気軽に登れるイメージがある。
少なくとも地元の方からは「よく来たね」の一言があっても良いような山だと思う。
私の個人的見地からすると、
「ふるさと」とはあまりにも隔たりのある山だった。
まず、赤倉オートキャンプ場の方の話
車を駐車するために、キャンプ場の受付へ行き話を聞くことになった。
・赤倉オートキャンプ場は大出山への登山口ではない。
・雑誌にキャンプ場と共に大出山が出てしまい非常に困惑している。
・キャンプ場に駐車して登ることを当たり前として、横暴な登山者が後を絶たない。
・キャンプ場とは関係なく、大出山は個人の方がキノコ山(松茸)としてお金を出して所有しているトメ山だ。
・そのために登山者には入ってもらいたくない。
・マナーの悪い者によって山が荒らされている。
・警察も入り大きな騒ぎになったことも何度かある。
ということで、トメ山は他の地域にもたくさんあって注意してよく登ることはあるのだが、ここ大出山は殊にその点が厳しいようだ。そして数々のトラブルが今迄にあり、できれば登山者等を入れさせたくない旨のお話を聞かせていただいた。
我々は、この話をよく聞き納得して、今回どうしても登らせてほしい旨を話した。
その結果、気持ちが通じたのか
快く駐車場に車を止めさせていただき登り始めることができた。
本当にありがたいことだった。
次に、やはり「ふるさと」とは遠い大出山を感じたというのは、
全くハイキングに関する標識がないこと。
登山口の標識から始まり、山頂の標識もなかった。これでは、地域の方も気軽に楽しんで登ることができる山ではない。登ってほしくない山、とあらわに示しているように感じた。
「ふるさと」の山として地元に親しまれることはないだろうと強く思った。
この2点から、「ふるさと」とは程遠い大出山と感じた。
実際に登山口がどこか1時間30分ほど同じようなところを登ったり下ったり繰り返した。最終的には、稜線をめざし沢を少し登り、そこから尾根を目指し道なき急登を登った。
尾根に登ると、
トメ山でもあり、そのテープが張り巡らされているとともに、山頂に向けて印もつけられていた。国土地理院の境界線の杭もあり難なく山頂にたどり着くことができた。
山頂には立派な東屋があった。
ここだけが「ふるさと」の山らしいのだが、下山してからキャンプ場の方に東屋のことを尋ねると
「中部電力が送電線の鉄塔を立てた際に、作ってくれたものだ。
地域も町(長和町)もまったく山に関わっていないよ。」
とのことだった。
稜線はクヌギ、ナラの木々が多く既に葉を落とし、山道はそれらの葉が一面に広がり
ふわふわの絨毯のようになっていた。
下りではその積もった葉を滑るように下った。
稜線からは木々の間から蓼科山の独特の丸い山頂が見られた。
逆方向には美ヶ原から扉峠、三峰山への稜線が美しく見られた。
また、扉峠の間からは、遠く穂高のごつごつした山容が見られた。
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と雑誌に出ているからと気軽に登ることのできない山、一度世に出てしまうと次から次へと登山者が訪れ困惑している山、今回知ることができた。
実は長野県には、登ることはできるが登ってほしくない山もたくさんあるのだだろうと思うのだ。
良い勉強になりました。
それにしても、最初は追い返されれるのではないかと思ったキャンプ場の方に大変お世話になり、思い出深い山となりました。
ふるちゃん
光城山 麓満開 山頂固い蕾
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Posted by ふるちゃん at 22:51│Comments(0)
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