2017年09月11日
大無間山へ 崩壊地!頼るはロープ2本!
2017年(平成29年)9月10日(日)
大無間山へ
「崩壊地 ロープに身任せ 大無間」
静岡県大井川上流 井川より大無間山を目指した。
(大無間山2329mと弐七農園のつがる)

まずは崩壊地が印象的。
鋸歯から下ると目の前に白い岩肌が美しかった。
しかしその美しさには迫力と威圧感があった。

それは見るだけではなく
これから目指す大無間山への関所に当たる。
ここを通過しなければ先に進めない。
実際に足を踏み込まなければならない崩壊地ということで見方が違ってきた。

まずは助走、左手に大きなガレ、その右側の尾根を進む。
ここは歩く場所が草木も生え問題なく通過できた。
目の前に両側の切れた戸隠山で言う蟻の戸渡。
そして急登のガレ場が現われる。
良く見れば両側が切れているとはいえ
戸隠山のようにスパンと切れ落ちているわけでもなく
小石と砂が混じったちょっと狭い通路と思えば問題ない。

その先、直登のガレ場が嫌な感じがした。
そこでポールを片付け、ガレ場の急登に備えた。
数メートル程の両脇が削れた細尾根は
恐怖はあるものの難なく渡り切ることができた。
これ以上に削れてくると渡ることも困難になるだろうが、
今のところ通過に問題ないと感じた。
さてここから急登のガレ場だ。
ロープが2本垂れ下がってきている。
私の技能ではガレ場を手足だけでは登れそうにないのは分かる。
2本のロープを信用し登るしかないと判断した。
ここは1本だけでなく2本あるのが非常にうれしく安心感が向上した。
2本を同時につかみ、ガレ場に足を踏ん張りながらよじ登る。

砂、石がガラガラと滑り落ちていく。
ロープに力を入れ握り、上へ上へと手繰り寄せて高度を上げる。
数秒のことだが集中する、緊張する、
大げさだが恐怖と戦うとはこのことかと思いつつ
登り切って足元の安定した場所に立ち一息ついた。
この後もしばらく木の根、岩をつかみながらの急登には悪戦苦闘した。
崩壊地を通過して登り切った先に小無間の山頂。
その先の長い稜線を進むと大無間山が待っていた。
崩壊地を登り切ったご褒美か美しいシラビソの樹林帯。
樹林帯の下にはイワカガミの葉、シダ、苔が緑の絨毯となり広がっていた。

大無間山から小無限に戻り
下りへの緊張感が出てきた。
必死で登ってきたが、下りのことを考えるとやはり不安になる。
時間的にもすでに13時を過ぎ下山を急がなくてはならない。
といって慌てることが事故にもつながるので
一番の難関、崩壊地を安全に切り抜けようと考えた。
下りの方がより急に見えるのは常である。
そこに霞がかかって来たので、吸い込まれるような感覚になる。
慎重に木の根、岩をつかみ這いずるように下った先に
2本のロープの待つガレ場に出る。

登りと違い気を付けるのは降りる方向を見ないといけないことだ。
ロープが長いのでガレ場の方に降りていっくのは大変危険だ。
下も見ながら安全な方向に下る。
最後に大きな岩を越えるか、ガレ場の方向に下り尾根に出るか迷う。
登りではガレ場の方から、岩の横を登ったが
上から見るとガレ場方向はそのまま下まで続いていて恐怖感があり、
岩に足をかけて下るようにした。
岩を乗り越えたところでひとまず着地ということで安心した。
最後は細尾根を慎重に渡り、最大の関門を切り抜けた。
ロープを頼り、しっかり握っていたのでかなりの握力を使った。
はめていた手袋を見ると真黒になり、
本当にこの下りでは活躍してくれたのだと思った。

一安心ではあったがまだまだ先は長く
水を一気に飲みながら下りでの転倒だけは気を付けようと下山した。
緊張した崩壊地、身体が熱を持ったようで一気に汗が噴き出した。
大無間山、
今シーズン目標にしていた山に登ることができた満足感は大きい。
笊ヶ岳、毛勝山、そして大無間山。
あと鍬崎山、赤牛岳になる。
ふるちゃん
大無間山へ
「崩壊地 ロープに身任せ 大無間」
静岡県大井川上流 井川より大無間山を目指した。
(大無間山2329mと弐七農園のつがる)
まずは崩壊地が印象的。
鋸歯から下ると目の前に白い岩肌が美しかった。
しかしその美しさには迫力と威圧感があった。
それは見るだけではなく
これから目指す大無間山への関所に当たる。
ここを通過しなければ先に進めない。
実際に足を踏み込まなければならない崩壊地ということで見方が違ってきた。
まずは助走、左手に大きなガレ、その右側の尾根を進む。
ここは歩く場所が草木も生え問題なく通過できた。
目の前に両側の切れた戸隠山で言う蟻の戸渡。
そして急登のガレ場が現われる。
良く見れば両側が切れているとはいえ
戸隠山のようにスパンと切れ落ちているわけでもなく
小石と砂が混じったちょっと狭い通路と思えば問題ない。
その先、直登のガレ場が嫌な感じがした。
そこでポールを片付け、ガレ場の急登に備えた。
数メートル程の両脇が削れた細尾根は
恐怖はあるものの難なく渡り切ることができた。
これ以上に削れてくると渡ることも困難になるだろうが、
今のところ通過に問題ないと感じた。
さてここから急登のガレ場だ。
ロープが2本垂れ下がってきている。
私の技能ではガレ場を手足だけでは登れそうにないのは分かる。
2本のロープを信用し登るしかないと判断した。
ここは1本だけでなく2本あるのが非常にうれしく安心感が向上した。
2本を同時につかみ、ガレ場に足を踏ん張りながらよじ登る。
砂、石がガラガラと滑り落ちていく。
ロープに力を入れ握り、上へ上へと手繰り寄せて高度を上げる。
数秒のことだが集中する、緊張する、
大げさだが恐怖と戦うとはこのことかと思いつつ
登り切って足元の安定した場所に立ち一息ついた。
この後もしばらく木の根、岩をつかみながらの急登には悪戦苦闘した。
崩壊地を通過して登り切った先に小無間の山頂。
その先の長い稜線を進むと大無間山が待っていた。
崩壊地を登り切ったご褒美か美しいシラビソの樹林帯。
樹林帯の下にはイワカガミの葉、シダ、苔が緑の絨毯となり広がっていた。
大無間山から小無限に戻り
下りへの緊張感が出てきた。
必死で登ってきたが、下りのことを考えるとやはり不安になる。
時間的にもすでに13時を過ぎ下山を急がなくてはならない。
といって慌てることが事故にもつながるので
一番の難関、崩壊地を安全に切り抜けようと考えた。
下りの方がより急に見えるのは常である。
そこに霞がかかって来たので、吸い込まれるような感覚になる。
慎重に木の根、岩をつかみ這いずるように下った先に
2本のロープの待つガレ場に出る。
登りと違い気を付けるのは降りる方向を見ないといけないことだ。
ロープが長いのでガレ場の方に降りていっくのは大変危険だ。
下も見ながら安全な方向に下る。
最後に大きな岩を越えるか、ガレ場の方向に下り尾根に出るか迷う。
登りではガレ場の方から、岩の横を登ったが
上から見るとガレ場方向はそのまま下まで続いていて恐怖感があり、
岩に足をかけて下るようにした。
岩を乗り越えたところでひとまず着地ということで安心した。
最後は細尾根を慎重に渡り、最大の関門を切り抜けた。
ロープを頼り、しっかり握っていたのでかなりの握力を使った。
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本当にこの下りでは活躍してくれたのだと思った。
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ふるちゃん
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Posted by ふるちゃん at 20:32│Comments(0)
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