2024年12月25日

大峯山 岩の山頂 453座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月7日(土)

大峯山 岩の山頂 453座目/日本の山1000




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大峰山1040m山頂


広島県佐伯、大峰ランド駐車場から歩き始める。
駐車場近くには何とサウナと書かれた小屋があり、正にこれぞランドなのかなと思い通り過ぎる。
別荘地帯の車道を歩き、コンクリート施設から登山道になる。

美しい杉林を黙々と登ることになる。
尾根に出ると広葉樹林帯が続き、登山道には落ち葉が敷き詰められる。
すべらないように徐々に高度を上げる。

樹林帯を抜けるといきなり岩の塊が出現。
ここが最後の登りとなり不安定なアルミの梯子で岩に、2台めの梯子を登ると岩の山頂に立つ。
360度の大展望が広がった。
標高は1000mを越えていたが、すでに昨日の雪はほぼ消えていて安全に登れたことに感謝。

ちょうど居合わせた地元の方から山を紹介していただくことができた。
昨日登った三倉岳を確認できた。
さらに宮島・弥山も瀬戸内海と共に教えていただき嬉しくありがたかった。

運が良い
明日は中国地方にも寒波が襲来して雪になるとの予報が出ていたが標高の高い山を登り切ることができた。
安曇野を出てから大峰山で9座目になるが、天候にも恵まれて計画通り登り続けることができている。

ふるちゃん  


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2024年12月24日

三倉岳 岩場は避けて 452座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月6日(金)

三倉岳 岩場は避けて 452座目/日本の山1000



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三倉岳 登山口より


雪舞う羅漢山を登って、標高は低いから雪はないだろうと三倉岳へ。
ただ時間的に余裕もなく、険しい岩場はリスクが高いと、本来三倉というだけあって三つの岩山を登っての三倉岳だろうが、危険がないだろうAコースで三倉岳三角点を目指した。

休憩所には車が10台ほど止まっていて賑わっているのだろうと登り始める。
表示がいくつか出てくる登山口付近道に少々戸惑い歩き進む。
Bコースは岩場方面へのルートらしく、Aコースが一般ルートとわかり登ってゆくが意外と厳しい急登が続く。

羅漢山で冷たい藪漕ぎをしてきたばかりなので急登でも気持ちよく歩けた。
周りの木々の紅葉は終盤だが場所によっては赤や黄が美しいところも。
落ち葉は足に優しくざっくざっくと登ることができた。

五合目の見晴らし岩、登るときにはこんな岩に登れるわけないだろうと通り過ぎた。
下山時岩の横に細い道を発見、何なく岩横に出て見晴らし岩に登り三倉岳の山容を眺めることができた。
間近で見ると迫力ある岩陵が紅葉とマッチして見応えのある山だと感じた。
ふと登らなかったのは二度と来ることはないだろうから残念と思いつつ。

急登を登り切り稜線へと出る。
夕陽岳方面との分岐でもあり、三角点方面へと進んだ。
振り返ると厳つい夕陽岳の山容が目に入る。
一瞬夕陽岳でも行ってみようかと思ったが、自分に「無理は禁物、無理は禁物」と言い聞かせた。

三倉岳702m山頂


稜線を少し登り山頂へと到着。
展望はなく残念だが今日2座目の三倉岳。
三角点に弐七農園のシナノホッペを置いて記念撮影し、元来た道を慎重に下った。

P.S.
ここで思ったことは、「日本の山1000」の内800座を目指している意味。
古希を迎え、登れない山も当然出てくる。
安全第一で日本全国を観光もかねて歩き回るには無理は禁物。
今回の三倉岳はルートによっては危険が高まるので、それは避けた方が良いとの判断をした。
今回、烏帽子岩山も同様の判断で危険回避のルートを選択し登った。
たぶんだが、「日本の山1000」の内200座ほどは登るに何らかの困難さ、危険がはらんでいるに違いない、事前に情報を得て安全第一に山を楽しもうと思っている。
三倉岳で「日本の山1000」452座目登頂となった。残る山々「無理は禁物、安全第一」と全国楽しく巡り登りたい。

ふるちゃん  


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2024年12月23日

羅漢山 山口・広島境 雪舞う 451座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月6日(金)

羅漢山 山口・広島境 雪舞う 451座目/日本の山1000



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羅漢山1189m山頂


中国地方にも寒気が襲来。
山沿いでは雪も降ったとの情報があり登山口までの道が一番心配になった。
外気温を気にしながら広島市から羅漢高原へと車を走らせた。
一番外気温が下がっても4℃だったので、ほっとしながら登山口へ到着。

羅漢高原の外気は冷たく怪しい空模様のためしっかり着込み、ハイカットの靴にスパッツを装着、万端準備。
道の様子がよく分からないまま反時計回りで登ろうと歩き始める。

登りに使ったルート、これが思っていた以上に冷たく大変だった。
多くの方が歩いているルートだったが、笹が覆って藪状態の所も出現。
そこに最初は朝露、さらに登ってゆくと雪が笹に付いていて、我が全身を濡らしに来た。
ことに下半身、スパッツは正解だったが太ももがビタビタになり登る。

下山するルートと合流すると広い登山道になり安心して山頂へと向かう。
登山道にうっすらと積もる雪、笹、樹木に付く雪が美しい。
その光景は山頂へと迎え入れてくれるように思われ藪漕ぎを忘れ歩き続けた。

山頂に雪舞う中到着した。
まず目に入ったのは「羅漢山の磁石岩」。
かんらん岩があり、強い磁力で方位磁針を狂わしてしまうとのことだ。
「らかんにかんらん、かんらんがらかんに」などと自身も狂った。

手前磁石岩 広島・宮島方面


雪舞う標高1000mを越える山頂、うっすらと積もる雪、今シーズン初の雪を踏みしめる山になった。
展望は山並みの先に、淡いオレンジ色に見える瀬戸内海が眺められた。

登りに使ったルートは藪漕ぎ濡れて大変だったが、下山道は歩きやすく、途中に長い滑り台のスタート台(使用禁止)、アスレチックの遊具らしき物もみられ、賑わうときもあったのだろうと思いつつ無事下山した。

ふるちゃん  


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2024年12月22日

周防大島 嘉納山 文珠山 450座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月5日(木)

周防大島 嘉納山 文珠山 450座目/日本の山1000




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嘉納山685mより 瀬戸内


銭壺山を発ち周防大島へと渡った。
島の山、文珠山・嘉納山・源明山・嵩山の稜線は「瀬戸内アルプス」と呼ばれているそうだ。
そのうち文珠山と「日本の山1000」嘉納山を目指す。

登山口は文珠山九合目にある文珠堂からだ。
周防大島文珠堂は文珠菩薩を祀り智慧を授かりたくお参りする方もおられるとのこと。
銀杏の真っ黄色の葉が一面に広がり迎えてくれた。



長い石段を登るといったん林道に出て登山道へ。
「瀬戸内アルプス」の表示が時々見られ、どんなアルプスか期待しながら30分ほどで文珠山へ到着する。
絶景が待っていた。
山頂からは、眼下に周防大島の町並みを、瀬戸内海その対岸に昨日登り車中泊した銭壺山などの峰々を望むことができた。
四国方面まで展望できるとのことだがそれは分からなかった。

文殊山から 周防大島をつなぐ大島大橋も見られる


目指す嘉納山は文珠山からかなり遠く見え時間がかかりそうと歩み始める。
ところが比較的歩きやすい道でどんどん距離を稼ぐことができた。
途中には防備のための土塁が見られたが、この地域何から防御使用としたのか。
稜線上にもっこりと長く積まれた土塁に興味を引かれた。

嘉納山へは文珠山から見て遠く感じたほどは時間がかからずに登頂できた。
旧日本軍の砲台跡が山頂にコンクリートで円を描くようにある。
展望は良く、登り口になる屋代の町並み、瀬戸内海を挟み多くの島々が眺められた。
島に連なる山並みも美しく瀬戸内アルプスと称し親しまれているのが分かった。

ふるちゃん  


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2024年12月21日

銭壺山 絶景 下瀬美術館 449座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月4日(水)

銭壺山 絶景 下瀬美術館 449座目/日本の山1000




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銭壺山公園から 瀬戸内・周防大島方面


下瀬美術館に触れたいところだが、まずは銭壺山です。
車で銭壺山公園まで上る。
まさか100mで山頂とは思わなかったが、まさにあっという間の登頂となった。

絶景が待っていた銭壺山
瀬戸内海の静かな海面、波一つ見えない海に浮かぶ島々、心に何かを感じさせるような景色が広がっていた。

周防大島方面、島に渡る橋も確認できた。
海側の反対には山々が波のように連なり、オレンジ色の太陽が徐々に沈む光景に出会えた。
夕焼けが美しいとの評判がある公園からは、徐々に暮れゆく瀬戸内海の移り変わる様子を眺められた。

その銭壺山公園で一晩を過ごした。
寒い夜でなかなか寝付けないので空を眺めるとオリオン座が輝き、島の海岸沿いには明かりがともる様子が眺められた。
朝方は雲が出ていたのでうっすらだが朝焼けも見られた瀬戸内海だった。

P.S.下瀬美術館について
宮島・弥山から銭壺山へ来る途中、大竹市の下瀬美術館に寄ってきた。
前日の報道により世界的な建築賞「ベルサイユ賞」で、「世界で最も美しい美術館」に選ばれたと知った。
これは近くに来たので良いチャンスと訪れた。

自然と美術館が一体となる不思議な感覚に


「アートの中でアートを観る」坂 茂氏が手がけた美術館。
美術館そのものが芸術作品ということで、エミール・ガレなどの作品も素晴らしいが建物自体に触れてみたい。
瀬戸内の静かな海、そして島をイメージさせる移動式展示室。
カラフルに色彩を施されたコンテナ様式の展示室が水面に浮く。

移動式展示室と宮島・弥山


通路を歩いていると自分もその水面を歩く感覚が面白い。
全面鏡の建物が映る景色を取り込み自然豊かな不思議な空間を醸し出す。
エミール・ガレの庭、自然の海、山そして工場地帯を借景して、正に作品としての美術館として鑑賞することができた。

ふるちゃん  


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2024年12月20日

弥山 宮島・厳島神社 448座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月4日(水)

弥山 宮島・厳島神社 448座目/日本の山1000




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弥山528m山頂 幻想的な瀬戸内


まだ暗い中、朝一番のフェリーで宮島に渡る
これが良かった。
社殿では回廊を一人歩くなど静寂な厳島神社を参拝することができた。

干潮で大鳥居までいけるのも朝一番ならではのメリット。
大鳥居の迫力、鳥居の大きさが真下から見ると分かる。
また大鳥居から眺める厳島神社、それに弥山方面も背後に見られるという体験ができた。
朝一番の厳島神社、印象に深く残るひとときを過ごすことができた。

干潮時 大鳥居から弥山方面


厳島神社で安全祈願をし、大聖院コースで弥山へ登り始める
大聖院の紅葉は素晴らしかったが、階段地獄といってもいい石段がこれでもかと続く登り。
一服するしかない、里見茶屋跡からは宮島口方面、大鳥居、それにフェリーが行き交う光景を眺め、足をしっかりと休ませた。

鹿が現れびっくりした仁王門、さらに登り大日堂を通り大岩に圧倒され山頂へと出た。
瀬戸内海が飛び込んできたのが一番だった。
島が浮かぶ鏡のような海面に雲間から差す光、光が反射して幻想的な光景を見せてくれた。
この光景を眺められ、長い階段の苦しみから一気に解き放たれた。

大勢の方がいるかと思っていたところ山頂は独占状態。
大きな岩が点在し独特な山頂の様子。
展望台からの眺めも良く大岩と瀬戸内の風景に見とれ静かな山頂を満喫できた。

下りはもみじ谷公園への道を選んだ。
弥山本堂でお参り、そして消えることのない灯、平和記念公園「平和の灯」の種火でもあるという内部が真っ黒な霊火堂を参拝し下山開始。

階段は少なく歩きやすい谷間の山道を下る。
すれ違う人が多くなった。
そして紅葉が見られるようになったもみじ谷付近には観光客の方で賑わう。
厳島神社に近づくに従い、人の多さが際立ち、人の波が押し寄せてきた。
朝の静かさから一変して、人人人の賑わいに驚くしかなく宮島を後にした。

海中の大鳥居


神の島、弥山は神の山といわれ信仰対象で人気の山。
その中静かな厳島神社を参拝し、山頂でも一人絶景を楽しみ、神秘的な島を堪能することができた。

P.S. 
弥山を登り銭壺山への途中、大竹市にある建築家 坂 茂氏が手がけた建築も楽しめる下瀬美術館を訪れた。詳しくは銭壺山で触れたいと思うのだが、登ってきたばかりの宮島・弥山がアートコンテナの先に見られた
☆ユネスコ「世界で最も美しい美術館」最優秀賞のベルサイユ賞を受賞



ふるちゃん  


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2024年12月19日

烏帽子岩山 瀬戸内海・呉展望 447座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月3日(火)

烏帽子岩山 瀬戸内海・呉展望 447座目/日本の山1000




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瀬戸内海・呉市方面


午前中に膳棚山、そして烏帽子岩山へと本日2座目。
無理は禁物、岩場コースは敬遠して上山ルートを往復と決める。
烏帽子岩山へ登ることさえできれば良く、リスクを背負う必要はないと。

ところが上山へは思っていた以上の急登に苦しむ。
それでも途中の展望地からは瀬戸内海が、そして眼下に呉の町並みが眺められほっと一息つけた。
急登をあえぎ登り切り上山到着。
山頂にはコンクリート壁の穴が見られたが、さて何の跡なのだろうか。

上山からはせっかく急登してきたのに、急下降するのには辟易。
上山からいったん下ると、あとは歩きやすい稜線を行くだけ。
烏帽子岩山で初めって出会った方がこの稜線の展望の良さそうな岩場で休まれていた。
下山時に寄ることにして山頂へ。

その岩場の展望地から山頂は近かった。
山頂からの展望はないが、少し下ると開けた展望地があり、素晴らしい瀬戸内海の眺めを得られた。

岩場の展望地へ戻り休憩することとした。
木々に覆われた烏帽子岩山も眺められ、下から眺める厳つい岩場の山容の面影は全くなかった。
海こそ見えない展望地だったが、目の前に膳棚山から烏帽子岩山へ向かうときに通ってきた焼山地区の住宅街が見られた。
すさまじい混み方の住宅街で、モザイク模様に家々が密集する景観が見事だった。

上山へ急登をし、登山口まで急下降。
本日2座目の「日本の山1000」となった。
危険回避の烏帽子岩山だったが展望は良く、心地よい疲れで無事下山することができた。

ふるちゃん  


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2024年12月18日

膳棚山 NTT塔 446座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月3日(火)

膳棚山 NTT塔 446座目/日本の山1000



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膳棚山839m山頂 ネットの向こうはNTT敷地内


膳棚山へと向かうが野呂山方面の案内板しか出てこない。
よく分からないまま十文字ロータリーの広い駐車場から古びた膳棚山方面の案内板に従い林道を歩き始めた。
車でまだ登れたんだと思いながら、舗装された林道を進んだ。

NTTの施設方面へは進入禁止のようだがかなり上部まで車で上がれる。
膳棚山の案内板は全くなく登山口も分からないままNTT施設前の行き止まり地点で、はてな?
林道途中に登山口があったようで、しばらく下り登山口らしき地点を見つけた。

よく見るとテープを発見。
ここと思い登り始めるが登山道とはいえない落ち葉などが敷き詰められた登りを歩く。
しばらく登ってゆくとNTT施設フェンスにぶつかり、さらにフェンス沿いに行くと山頂名がぶら下がる金網を発見。
ここが山頂か。

もちろんNTT塔敷地内に山頂はあるのだがここを山頂とするしかない。
このような山頂は自衛隊施設内、神社境内それに通信施設など各地にあり、別に山頂としての目標物、展望台などが置かれていたが、膳棚山は全く雑木林、雑草に覆われた山頂、ひとときを過ごすこともできないままに下山することとなった。

膳棚山は野呂山の839m最高地点に過ぎないようで、弘法山からの縦走など楽しめるようだ。
瀬戸内海を眺められる展望台や弘法寺・大重岩といった名勝地もあると分かった。
残念だが今日は、この後烏帽子岩山へもと計画を立てていたので、気がかりではあったが野呂山(膳棚山)を後にした。

ふるちゃん  


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2024年12月17日

熊山 神社・遺跡・城山 445座目/日本の山1000

2024年(令和6年)12月2日(月)

熊山 神社・遺跡・城山 445座目/日本の山1000




写真はこちらからも
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熊山遺跡 この山で一番インパクトがあった


12月になってしまったが、岡山・広島・山口県の瀬戸内側の山ならば真冬の心配なく登れると出発。
メインは宮島弥山だ。
観光も兼ねての「日本の山1000」へ旅の始まりは岡山県の熊山にした。

早朝に安曇野を出れば、お昼には岡山県に到着した。
早速熊山の登山口瀬戸内市の香登から登り始める。
駐車場の周囲には紅葉も見られ、大きな貯水池が見られた。

登山道は比較的急登で高度を上げてゆく。
だいぶ登り振り返ると貯水池が見られ、周囲には紅葉と緑の木々のグラデーションが美しい。
時々白い大岩、岩場も出て来る道を登り、最後は階段状の道を熊山遺跡のある広場へと出た。

山頂付近にここまで大きな遺跡が見られるのは珍しい。
石積みの四段からなるピラミッド状の遺構は、容器、壺などの出土品から
奈良時代の仏塔ではないかとのことだ。

熊山展望台


遺跡の近くには展望台がありました。
紅葉も美しい展望台からは吉井川の流れ、岡山市の町並みだろうか眺められた。
遠くうっすらオレンジ色に輝く瀬戸内の海面、島が浮かぶ様も見られた。

そこから山頂へは林道を歩き、熊山神社への石段を登る。
本殿は切妻平入り神明作り、祭神は大国主命、社殿が山頂となっている。
三角点は別にあるようだが分からずじまいの登頂となった。

熊山神社 熊山509m山頂


下山は同道を進み、送電線の鉄塔分岐から城山方面へ。
眼下の赤磐市香登の町並みが見え、新幹線が通過する音が鳴り響く。
城山は広い山頂からの展望も良い、ひととき過ごすに敵地と思った。

城山からのしばらくの下りは強烈でゆっくり安全に。
ゴーゴー響く新幹線の音を気にしながら、無事香登の登山口へ下山する。
岡山・広島の瀬戸内側の山への第一歩となった。

ふるちゃん  


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2024年12月10日

岩湧山 ススキの山頂 444座目/日本の山1000

2024年(令和6年)11月13日(水)

岩湧山 ススキの山頂 444座目/日本の山1000




写真はこちらから
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ススキの山頂へ


岩湧山で今回の三重・和歌山を中心とした「日本の山1000」の山旅を終了とした。
道の駅紀ノ川から一般道を利用、371号で大阪府河内長野市へと移動。
岩湧寺への狭い林道、途中にはいくつかの駐車場があったが、最上部境内近くの登山者用だろう駐車場へ止めた。

一度四季彩館ヘ寄り、そこから登山口へ。
登山口では二手に分かれ一般道と険しい道ということで分かれていた。
登りは険しい道で登り、下山は一般道にしようと考え登り始める。
確かに急登で階段が足にきつく感じるが、さほど危険はなく登ることができた。

一般道との合流尾根に出た。岩湧山東峰でもあったようだ。
檜だったか、整備された林がきれいで快適に歩くことができた。
わずかばかり下るとトイレのある東峰と山頂との鞍部に。

そこから山頂へと最後の登りとなり、明るいススキの通りとなった。
山頂の周りはススキ、一面覆われている。
さらに山頂の先、西側に行くと休憩にも良い広い西峰になる。
西峰山頂からは大阪方面の展望が良く、六甲まで眺められるようだ。
東側は東峰の横に立派な峰、金剛山だろう山容が見られた。

下山は東峰から紀見峠方面、そして四季彩館方面の一般道へ。
途中には水場のある展望台があり何人かの方が休まれていた。
大阪方面がきれいに見渡せ、目を引くのがPLの塔だと教えてくださった。
確かに一番目に入るもので、大阪方面ということが分かるそうだ。

一般道は距離的には長く、ススキ目当ての方も多いようで何人かの方とすれ違う。
急坂は少なく歩きやすく、道のりはあるが一般道といって良いか。
無事下山とともに、立派な多宝塔のある岩湧寺へ山行無事のお礼をした。

今日をもって三重・和歌山を中心とした「日本の山1000」の山旅を終了することとした。
全部で14座、トータル444座を登ったこととなった。

しかし最初に計画した笠捨山、大塔山・法師山を林道通行止めなどでやむなく断念した。
再び訪れる機会はいつになるのか?まだの登りたい、行ってみたいところが山積みされているだけに心残りがある。

ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 06:00Comments(0)日本の山1000