2021年09月24日

大望峠・内山峠 いろは堂の美味しいおやき

2021年(令和3年)9月23日(木・秋分の日)

大望峠・内山峠 いろは堂の美味しいおやき

正面P1 P1右肩に西岳、本院岳



本来ならば「山へ」なのだが。
左腰の違和感、左足膝下から脛にかけての痛み。
薬がなかなか効いてくれない。
脊柱管狭窄症による座骨神経痛が長引いている。
山歩きも良いとの医者の話があったものの不安があり峠巡り。

目指すは大望峠
西岳の展望を思い出し間近からと出かけた。
西岳は下見、撤退、そして必死で登り着いた忘れられない山だけにゆっくり眺めたいのもあった。

雲行きが少し怪しかったが、峠に着くとしっかりと西岳は姿を現した。
ギザギザの岩の稜線が迫力ある。
よくぞ登ったと、目の前にする西岳の岩峰に見入ってしまった。

P1に登り、西岳・本院岳そして八方にらみへと歩いた。
山名標示でP1を確かめることができた。
天狗原から一気に登り上げたのだが、目視ではどのルートを登ったのかは分からない。
P1からは起伏の大きい稜線を行ったのは覚えているが、無我夢中だった。

P3・P2・P1


山名盤に西岳・本院岳が記されていないので不確かだが、
西岳はP1の背後になり、本院岳が峠から一番右手に見えていたのではないか。
P2,P3そして一夜山、遠くには北アルプス、唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳などが眺められた。

内山峠より

白馬から鬼無里に抜けるトンネルの白馬側。
鹿島槍ヶ岳から五竜岳・唐松岳・白馬鑓ヶ岳までが見渡せる峠だ。
八方尾根スキー場、五竜スキー場のゲレンデ、リフトなども見られコースがよく分かる。

鬼無里
鬼のいない里!良い名前だ。
ここの いろは堂 のおやきをいただき、お土産にした。
皮がもちもちで食べやすいおやきだ。
今は栗あんが季節ものとしてある。
今回、粒あん、カボチャそして葱味噌を食した。
粒あんはしっかりと潰され、包んだ皮が少し油で揚げてあるかのようだった。



帰りに鬼無里の湯へ
人里離れているためか、貸し切りで浸かってきた。
510円で30分ほど独り占めのお湯は贅沢そのものだった。
露天風呂はないが大きなガラス窓の外は自然たっぷり。

追加 ヤマレコfuruhiroに「西岳」があったので載せて思い出してみた。


2008年(平成20年)9月27日(土)

西岳へ 気力腕力満足




下見を入れ、3回目にして難関西岳を登ることができた。
2回目は最初の鎖場まで入ったが雨模様となり1本鎖を登り撤退した。

目の前の険しい西岳の峰々を眺めながら草原地帯を進むと
第一の鎖が出てくる。
ここから一気に壁を登るように高度を上げていく。

私にとっては、この最初の鎖はかなり試されているような気がした。
垂直に掛かってはいるが、最初の3歩までがぶら下がるような形になり
3歩目がなかなか決められず、よじ登るのに必死になった。

最初の鎖場から1時間弱登ったところが「熊の遊び場」という
とんでもない名前の場所が出てきた。
熊は遊んでいなかったが、鎖の連続となり腕力勝負だった。

さらに1時間弱、鎖と悪戦苦闘し「無念の峰」は下りの鎖に
恐怖でなかなか取り付くことができなかった。
さらに鎖場のない崖では登るのに笹を頼りによじ登った。

険しい


細い尾根が出てきた。
長い鎖が続き、指、腕が痛くなるが恐怖は薄れていた。
周りを見る余裕も出て、飯縄山、目の前に高妻山が見え始めた。
紅葉も見頃で険しい岩場に赤や黄の彩りが似合っていた。

P1・第一峰に着くと、紅葉の上に雪、そして樹氷なども見られ
周りの景色がさらに美しく見られた。
まさかの雪に驚いたが登山道、鎖には影響なかったのが幸いだった。

登り始めて4時間、歩くというよりは腕力で登ってきた。
とうとう2053mの西岳山頂へとたどり着いた。
紅葉した樹木に覆われた狭い山頂だ。
一時はどうなるかと思いつつの鎖場との真剣勝負だっただけに満足感は大きかった。
高妻山がうっすらと雪をかぶり大きく聳えているのが印象的だ。

さて下りになる。
P1でただ一人すれ違った方がいて奥社から来たということで、
ピストンする予定を変更して本院岳経由、戸隠山方面へと向かった。
山頂からすぐほぼ垂直の鎖が数十m続いた。

さらに笹をこぎ、笹につかまり下り、登るを繰り返し本院岳へ。
ここからが八方にらみまで長かった。
一歩一歩進むこと2時間以上「八方にらみ」戸隠山への登山道に出た。
ここまで来て、人心地着くことができた。

最後、蟻の戸渡りを下る。
登りよりも下りは緊張する。
安全第一、這いずりながら、またぐように渡りきった。
ずっと緊張してきただけに、まだまだ続く鎖場に気力を高め下った。
奥社が見えたときには気力体力ともにぐちゃぐちゃに緩んだ。

随神門に着く頃には暗くなり始め、自然園を通り鏡池へ。
夕暮れにシルエットの戸隠、西岳はすでに雲の中。
熊よけに大声を出しながらライトを付け楠川のスタート地点へと戻った。

無事下山ほっと気は緩み。腕は痛みでパンパン。
信州百名山の中でも最難関の西岳を登れた満足感。
正に、気力腕力満足の西岳だった。


座骨神経痛
今日24日(金)病院へ
2度目のブロック注射を打つことになるだろう。
すこし、ほんの少し痛みが遠のいているような気もするが、
まだまだ痛みが膝下から脛にかけて出る。
そして左腰の違和感。
「山へ」と思うが慎重になっている。「峠へ」になったのも正に気弱さか。
座骨神経痛に打ち勝ち「山へ」とおもうのだが。


ふるちゃん  


Posted by ふるちゃん at 10:36Comments(0)